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グミ
今日のお話。
私は学校の帰り道にグミ屋を見つけた。
店にいる女の人が『一つ買って行って』と言ってきた。
私はお金を持っていないので断ろうとしたが、ポケットの中に1円玉が一枚入っているのを見つけた。
これは、前ジュースを買った時にお釣りとしてもらったものだ。
流石に一円では買えないだろうと思ったが、女の人は『1円でいいよ』と言ってきた。
私が選んだのは小さな緑色のグミ。
何味かは書かれていないので全くわからなかったが、なんとなくこれでいい気がした。
私は緑色のグミを口に入れた。
美味しくも不味くもない、なんの変哲もないただの甘いグミ。
そういえば、今日は用事があるんだった。
私は走って家に帰った。
だが夕食時。
今日は私の大好きなスパゲッティだったのに、何故か食欲も湧かず、食べる気になれなかった。
お母さんに心配されたが、私はどうしても食べることができずそのまま眠りについた。
翌朝。
今までにないくらい水が欲しい。
気がつけば食べ物より水ばかり飲むようになった。
そして今までは家の中で動画を見ていたりしていたのに、よく外で遊ぶようになった。
水をたくさん飲むのは最近の暑さの影響だろうかと思っていた。
だが次の日。
私の肌と目が緑色になっていた。
病院に連れて行かれたが、原因は判明しなかった。
私の頭に思い浮かんだのはあのグミ。
あれに何か入っていたのだろうか。
そう思いながら今日も外で遊んで、水を飲んだ。
そして翌日。
動けなくなっていた。
全身緑色になり、髪は葉になった。
そして、あの日食べたグミは緑色。
私は植物になってしまった。
そして体が動かないまま視線だけ動かして周りを見ると、部屋に飾っていた観葉植物が私になって、動いていた。