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いつまでも 君の隣に ー前編IIー
※今回は時の流れが早めです。
時系列が原作と違かったらすみません。
※原作に入り始めるのは7000文字超え辺り
いつまでも 君の隣に 『世界で一番尊いもの』編
あれから、約一年の時が過ぎた。
僕は…いつものように、老人の作業部屋で本を読んでいる。
ヴィス「ペラ‥」
--- ペラ… ---
虚しく響く、
--- ペラ…… ---
紙を捲る音
--- __パタン ---
ヴィス「チラ ……」
スタ…コツコツ__
僕は、老人の座っていた椅子へと視線を向ける。
少し考えた後に、自身が座っていた椅子から立ち上がり本を置き、老人の座っているはずの椅子へと、足を運んでいく。
ヴィス「…」
スウ‥
埃を被り、少し触れるだけで埃が舞い上がる。
…もう、一年は誰も座っていないのだから、当然だ。
ヴィス「アレからもう、一年は経ったのか‥…」
あの心優しい老人は__ある日突然、`亡くなった`。
死因などは分からない。僕たちドールでは、人間に尋ねることもできないからだ。
老人は最期の別れの言葉も言えず、いってしまった。連れていかれてしまった。
そして、僕はあの日から、人間が‥いや、哺乳類が嫌いになった
親しくなれても、すぐに死んでしまうから。仲良くなったって、壊れない限り死なない僕たちより早くいってしまうから‥…あの、老人のように
ヴィス「__未だに信じられない僕は…現実を見れていないな‥ボソリ」
工場は、僕たちビスクドールの人気が落ちたのもあってか、廃れていった。
きっと、外から見たら完璧に廃工場だろう。
新たなドールが作られることも、魂を宿すこともない……後はもう、減っていくだけ。
ヴィス「また夜がやってきた__
…今日の夜は別の場所で過ごすつもりなんだ‥そろそろ行くよ」
少しばかりの名残惜しさを押し殺し、僕は部屋を出た__
---
あれから数年後のある日……
?「こんにちは!」
ヴィス「ビク」
いつものように、老人の作業部屋で本を読んでいたら、いきなり背後に現れた。何者だ…?
?「|私《わたくし》は…|X《エックス》と申します。この工場をまた動かす者です!」
ヴィス「…この工場を?」
X「はい」
ニッコリと笑顔を見せたその人物は、Xと名乗った。そして、この工場をまた動かす者、とも言った。
ヴィス「…この工場は既に廃れた。製造ラインや人形製造機も、埃をかぶって壊れたり壊れかけているものが大半」
X「製造ライン類は新しいものに変えたり直せば動かすことができます」
ヴィス「…ドールを作っても魂が宿ることはない‥例え製造ラインを再び動かすことができても、それはただの《《人形》》だ」
X「それはどうでしょうか…《《その目で》》、見てみてはいかがです?」
ヴィス「…」
顔が胡散臭い
何より、大嫌いな哺乳類を信用するほど、僕に心の余裕はない……
Xと名乗る人物をギロリと睨みつけ、老人の作業部屋から追い出した。
X「、わ、わ。
あ、明日の✖️時に周回を開きます。《《必ず》》来て下さい!」
ヴィス「…ペラ」
そんな胡散臭い人間の胡散臭い集会、行くわけがない
---
---
---
X「___それでは開始いたします!ミュージックスタート!!」
〜〜♪
ヴィス「__ベートーヴェン作曲、交響曲第7番 イ長調、か…」
というか、結局来てしまったな…なんとなく、嫌な予感がしたから来てみたが‥。特におかしなことはしていないようだ。安__
ヴィス「……嘘‥だろう‥?」
復旧作業がいつされたかは知らないが、動くようになった製造ラインを通って来たのであろう…音楽が始まると同時に、奥の暗闇から人形製造機が現れた。
そして、その人形製造機から次々に新たなドールたちが作り出されていた。それも__
--- 踊りながら ---
続々とドールが生産されていく…作られたドールたちは、流れるクラシック曲に合わせながら踊る。マリオネットのような、操られているような不自然さは一切ない。自身の意思で踊るような自然さ、あるものは激しく、あるものは儚く、あるものは大きく、あるものは美しく__個性豊かな、ドールたち。
なんと美しいのだろう…
ヴィス「…嗚呼‥この感覚は‥」
あの時と同じ…作業部屋で、ドールが作られる工程を見ている時と同じ…懐かしい感覚。
中身を作っている様子などを見ることは出来ないが、作られてすぐのその真新しい姿は、匂いはあの時の感覚そのままだ。
X「__君たちは命を持っています…
もう、ただの人形ではないのです!」
わあぁああっ…!!!
…意外と良いことを言うな、胡散臭い顔のくせして。
僕は、上手い具合にXからは見えない位置で、一方的に集会の様子が見れる場所でその様子を見ていた。他のドールもあまり来ない場所だからから、埃の溜まり具合が酷い……マフラーは、床につかないよう、万が一を考えギリギリまで巻いている。そのせいで少しばかり苦しいが……埃で汚れてしまうことよりずっとマシだろう。
人形「ねえ、外に行きましょう!」
人形「街に行きたい!」
人形「行こうぜ!俺らもう自由なんだよ!!」
ザワザワザワ‥
ヴィス「、‥」
工場を捨てるつもりか?彼らは…
X「待って下さい!!!」
人形達「?」
X「_ごめんなさい‥
この工場を出ることができるのは、“選ばれしドールだけ”なんです」
人形「え‥?」
人形「嘘だろ?せっかく自由になれると思ったのに‥」
人形「そんなあ!!!」
X「この中で最も優秀なドールだけが、この工場を出られる…それを確認する方法は、この工場から出ることだけですしかし‥!!」
ヴィス「‥__碌でもないことになりそうだな__‥ボソ」
X「…工場を出れば‥、一歩でも外に踏み出してしまえば、貴方達は壊れてしまう…死んでしまうんです‥」
ザワザワ‥!
人形「壊れる‥?」
人形「どうして工場を出たら壊れるの?!」
人形「外に行きたいよ…っ」
X「ごめんなさい。それは、言えません」
ザワ…
集会場はさらに騒音が大きくなる。優秀なドールか確かめるためには外に出なければならないのに、出たら死ぬ?…めちゃくちゃだ。
大勢が一度に喋るせいで、とんでもなくうるさい。
ヴィス「…外、か」
クルリ
哺乳類だらけの
《《癒しのない》》の世界になんて
僕は
--- `興味ないな` ---
コツコツ__コツ コツ__
--- この中で最も優秀なドールだけが ---
--- 工場から出ることができる__ ---
こうして、工場に現れた謎の人物Xの手により、工場は再び稼働し始めた。
そして___それと同時に、仲の良かったドールたちの間には…大きく深い亀裂が走った
---
---
---
あれから何年、いや何十年の時が過ぎただろう…
Xと名乗る人物は、一年に一度の頻度で工場に来ては曲を流し、新たなドールたちを作り出していった。作り出されたドールたちは自我を持ち、感情を持ち、動いた。
“アレ”さえなければ、ドールたちは古参新人関係なく仲良くしていたのだろうが……今の状態では、無理だろう。かく言う僕も、一部のドールを除き関わりを以前より避けている。
“アレ”というのは、ドールたちの間に空いた大きな亀裂のことだ。
彼らは、自分こそが優秀なドールなのだと証明するべく、他のドールたちを襲い壊している。あの日、ある者たちはXの言葉を信じず工場を出ようとしたが………無理だったようだ。ソレを見たドールたちは過激なドールとなりドールたちを壊しまわっている。
……意味がないと言うのに。
ヴィス「ペラ……」
ざわざわ…てくてく……
ヴィス「………うるさいな…」
今日は何かあっただろうか……
??「あなた、今日は《《あの日》》なの忘れたの?」
ヴィス「…レイアか」
レイア「わたしで悪かったかしら…イラ」
彼女はレイア、かなり古参のドールだ。
外にいた時代、持ち主にかなり乱暴に扱われたらしく…ここに来た頃には既にボロボロだった。ドールたちを癒すことのできる力の持ち主であり、人間と外の世界が大嫌いなドールである。普段はドールたちの材料や加工道具が用意されていた倉庫で、怪我をしたドールを治療や寝泊まりをしている。ドールに対しては心優しく、人間に対しては容赦ない。普段はおとなしい方なのだが。
ちなみに、人間嫌いなので…
ヴィス「いや‥そんなことはない。
にしても…本当に騒がしいな。Xが来るだけだと言うのに…」
レイア「|人間《X》が来るのだから大事でしょう!」
もちろんXも嫌っている。
ヴィス「……そうだな‥」
レイア「何よその子供をあやすような言い方…!!!」
ヴィス「分かったからやめてくれ、耳鳴りがする」
レイア「なんですって…?!!」
??「よくないですよ、レイアさん、、、」
レイア「!」
ヴィス「トラウム」
トラウム「嗚呼、、ヴィスさんもここにいたんですね、、、」
彼はトラウム、この工場がオープンしてすぐ作られたドールだ。そして、僕の昔馴染みでもある…数十年前、初めて会った時から時折話すようになった。その頃から既に元気はなさげだったが…Xが来てからはさらに元気がなくなり、初めて会った時よりも酷く疲れた様子がよく見られる。
ヴィス「トラウム…ちゃんと休んだのか?顔色が悪いぞ」
トラウム「あれ、そんなに酷いですかね、、ちゃんと休んだんですけど、、、」
ヴィス「君の“休んだ”は信用できないんだが‥」
トラウム「酷いなぁ、、」
レイア「ちょっと、わたしを置いて話をしないでくれる?!」
ヴィス「、悪い」
トラウム「すみません、、」
レイア「ふん。
ともかく、人間がこの場所に来るなんて大事なの!!集会に来ないと大変なことになるし…!」
トラウム「まあ、、、確かにアレは、酷いですよね、、」
レイア「アレさえなければ、わたしは人間の開く集会になんて行かないのに…最悪だわ!」
二人のいう“アレ”というのは、この工場に新しくできたルールのことだ。もちろん、Xが作った。
ルールその1 勝手に外へ出てはいけない
ルールその2 優秀なドールは外へ出てもいい
ルールその3 能力を乱用してはならない
ルールその4 年に一度ある集会に必ず出ること
…二人が“アレ”と言ったものはルールその4。ルールを破り集会へ出ないと、焼き殺されるのだ。このルールがあるせいで、どんなに嫌でも集会に出なければいけない。それはもちろん、人形嫌いのレイアにも適応されるため、渋々集会に出ている。トラウムは焼き殺すということを嫌がっている。もちろん他のドールも異常だと思い怖がったりしているだろう。僕も、殺すまでしなくてもいいんじゃないかと思っている。
その3は…後で説明しよう。
ヴィス「落ち着けレイア。そうは言ったってどうにかする方法はないんだ」
レイア「あなたは好んで行ってるんだからいいじゃないの!もうっ」
ヴィス「ピク‥好んで行ってるわけじゃないと何度言ったら分かるんだ君は…」
レイア「好んで行ってるじゃない!」
ヴィス「‥なんだ、僕に喧嘩を売るつもりか…ギロリ」
レイア「…キッ」
トラウム「、、、、__|En forme d'éternité《アンフォームド・エターナイト》__」
トラウムが小さくソレを口にした瞬間、トラウムの視界内にいた全てが止まった。これはトラウムの“能力”である。この工場にいるものは、全員特別な能力を持ちそれを使用することができるのだ。
トラウムの場合は『|En forme d'éternité《アンフォームド・エターナイト》』という能力名で、能力を発動している間はトラウムが顔、または物の全体を認識したものは10分間動けなくなるというもの。詳しくは本人でないので分からないが…大体30個程度のものなら同時に止めることができるのだろう。トラウムは、主に喧嘩の仲裁やバトルで有利に立つことなどに使っている。現に今、トラウムは僕とレイアの喧嘩を仲裁するために能力を使用した。
ちなみに、ルールその3にあるように能力の乱用はルールに反する。使いすぎると体が崩れてしまうのだ。
ヴィス「、トラウム‥!」
レイア「ちょっとトラウム!これはヴィスとわたしとの」
トラウム「良くないですよ、やめましょう、、、それに、、、、」
ザワザワザワ‥
トラウム「そろそろ集会場へ行かないと、間に合わなくなります、、、」
ヴィス「…」
レイア「わたしたち喧嘩なんてしようとしてないわよ!」
トラウム「ならさっきのあれは何だったんですか、、
ほら、行きましょう、、」
ヴィス「いや…君の能力を使われたら10分間動けなくなるんだろう‥?」
トラウム「あ……」
レイア「…」
--- ・・・・ ---
レイア「ちょっとどうしてくれるのよッ?!!」
ヴィス「焼き殺されるのはごめんなんだが…」
トラウム「ごめん、、どうにかして運ぶよ、、、💦」
ヴィス「通常の三倍の力が必要なんだろう?大丈夫なのか?」
トラウム「原因は自分ですし、どうにかします、、、」
……集会に間に合えば良いのだが…
---
トラウム「ふう、、、」
レイア「ま、間に合ったわ‥」
ヴィス「−、‥」
ざわざわ…
カチッ
ヴィス「時間だ‥」
レイア「!」
ザワ…………
僕たちが最後だったようだ。丸いステージ周辺に僕たちが集まると、赤い幕が開き始め真ん中にスポットライトが当てられる。それと同時に、ざわついていたドールたちは静まり返った。
?「レディースアーンドジェントルメーン!ようこそお集まりいただきありがとう!」
ヴィス「…」
あまり好きではない男の声が、スピーカーから流れ出す。音量設定を誤ったのか、キーンとハウリングを起こした。
そんなのお構いなしに、静まり返っていた集会場は、ざわつき始める…
隣にいるレイアは、少しばかり険しい顔しているが、いつものことなので気にしない。
コツコツ‥
靴の音が鳴り響き、ステージの奥の暗闇から一人の人間の男が現れる。
男は、微笑みながら人形たちに向かい一人拍手する。
X「初めて会うドールも、1年ぶりに会うドールも素晴らしい美しさです!」
ザワザワザワ‼︎
X「まあまあ、落ち着いてください…知っているものも多いと思いますが、|私《わたくし》は一年ごとにこの工場にやってきて、新しいドールを作っています。
去年作ったドールを思い出すと…たくさんのドールを作りましたね。そして、今日!また新しいドールの誕生をお祝いしましょう!」
--- わぁああぁああっ ---
騒音かと思うほど、ドールたちの歓声によりうるさくなる集会場。僕はいつも通り耳を塞ぎ、ため息をついた。
毎年コレだ。いい加減冷めて欲しい。
去年と同じ定文をペラペラと喋り、仮面をつけているかのようにニッコリと笑うX……僕は気味が悪く感じて仕方がない。そして冷めた。
何度もやっていると飽きるし冷める。周りのドールは洗脳か何かされているんだろうか…。
X「それでは開始いたします!ミュージックスタート!!」
__〜♪
Xの合図と同時に、どこからか流れ出すクラシック曲。今年は…
ヴィス「_ヴィヴァルディ作曲、四季より『春』か」
レイア「頼んでもいないのに説明ありがとう」
ヴィス「ありがとう、が感じられないんだが」
レイア「……」
ヴィス「無視か‥」
きっと、レイアは今日一日機嫌が悪いままだろう。|人間《X》が来るといつもそうだ。
…明日には通常運転のため、僕は気にしない。
去年と同じように、奥の暗闇から人形製造機が現れる。音楽に合わせ、次々と生み出され踊るドールたち__
ヴィス「…」
……なんて、美しいのだろう
隣にいるレイアも、先ほどまでの険しい顔を少し緩めていた。レイアは、工場にいるトールが大好きななのだ…それは、新しく生まれてきたドールもまた然り。
僕も、Xの定文も笑顔や周りのドールたちの歓声は全て好きではないが…この時だけは、この瞬間だけは___好きだ
トラウム「、、ヴィスくんは、この時だけいつも表情を和らげますね、、、、」
ヴィス「ハッ ………いや、別に‥」
トラウム「フフ、、、、、」
ヴィス「トラウム‥!!」
トラウム「、すみません、、、」
ヴィス「………」
僕は、すぐに視線を作られている人形たちへと移す。
ヴィス「…!!?」
その瞬間__
--- `胸に電流が走った` ---
??「…」
銀色の長い巻き毛を下ろした、ピンク色の瞳を持つドール…
ヴィス「……………」
トラウム「、、ヴィスくん?、、、」
レイア「ヴィス、どうしたのよ‥そんな、世界で一番尊いものを見つけたみたいな顔をして‥」
ヴィス「………………世界で一番、尊い者を見つけた‥‥」
二人「_え???/えっ?、、、」
この日この瞬間、僕は___
--- 世界で一番 ---
--- 守るべき ---
--- `愛`すべき ---
--- 最`愛`の女性を見つけた___ ---
---
---
---
|あれ《彼女に出会って》からはや一週間………
新たなドールたちとはまだ、一切の会話をしていない。…もちろん、《《彼女》》とも。
ヴィス「はあ…」
せめて壊れるまでに、一言言葉を交わしたいが……出来そうにないな‥
そうだ‥この工場に、人との付き合い方についての本はあっただろうか。あるならそれでも読んで、少し学ぼう。
庭を通っていけば近い…庭を通ろう。
テクテク‥
_______
ドンっ
ヴィス「わっ!」
?「わあっ!」
曲がり角で誰かとぶつかってしまった。その拍子に、持っていた本が宙を舞い、近くの床に落ちる。
ヴィス「っ……
、__すまな__ぃ‥」
ぶつかってしまった相手を視界内に入れる。
?「ごめんなさい…前を見ていなかったから…」
嗚呼、彼女だ……愛しの我が君、女神に愛されしドール、僕の__
--- 最愛の女性 ---
僕は神が与えてくれたチャンスに感謝していると、スッ、と彼女が顔を上げる。
ヴィス「ヒュッ」
銀色の美しい髪、きらりと光る可愛らしいピンクの瞳、その瞳を際立たせる綺麗な白い肌……そんな美しい顔に見合うほど可愛らしいレースのあしらわれた白いロングドレス、頭にはピンク色をしたレースカチューシャを着けていた。まるで、彼女のために作られた世界で一つだけの代物のようだ……
イヤ、実際そうなのだろう。別の人物が来ていたらその人物を壊し 説得している。
?「あの…ぶつかってごめんなさい、これ…」
スッ
彼女は僕が聞こえてないと判断したのか、もう一度謝り、僕の落とした本を拾い渡してくれた。
ヴィス「|僕はヴィス メイ人形…ヴィスとでも読んでくれ…君は…君の名前は…?《ありがとう。こちらこそ、ぶつかってしまいすまない》」
ア
まずい引かれる心の声と実際に出た言葉が逆だこれが俗にゆう“オワッタ”というやつか
?「あたしは《《リーヴァ》》。よろしくね」
!!!終わってない!!!それも名前を教えてくれた…!!?
ヴィス「リーヴァというのか…素敵な名前だね」
多分、僕は今人に見せられないほど表情筋を緩めているだろう……そんなことはどうでもいいが。
リーヴァ「!//」
心なしかリーヴァの顔が赤い……人間の病気にある風邪、というやつか?しかし彼女はドール‥いや、現代はドールでも病気になる時代なのかもしれない。横になった方が__
「にゃー」
ヴィス「…」
リーヴァ「……」
ダダダダダッ
ヴィス「__哺乳類‥!!!__」
突如現れた灰色の毛並みの|哺乳類《猫》は、他のものに目もくれず僕の愛しい人であるリーヴァに一目散。流石はリーヴァ、どんな生物にも好かれる…だが、僕が哺乳類なんかにリーヴァを渡すわけがない。
リーヴァ「や、やめてー!!」
ヴィス「!?」
今日の文字数
8355文字
本当はここで終わりにするつもりが、リーヴァに会うまでの前置きが死ぬほど長くなった…!!