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不壊の壁は刃を持たない 第四話
SAKUTARO777
今回はSnakeさんに教わった太文字を使ってみようと思います!Snakeさんの作品めっちゃ面白いのでぜひ読んでみてください!
拝啓 読者の皆さんへ。皆さんはどうお過ごしでしょうか? ぼくは今…化け物の群れに襲われています!!!
「逃げる!? 逃げる!? 逃げる!? 死んじゃうって!!!! せめて隠れましょうよ!!!」
「くそっ! デバフ(能力値を下げる)してもダメだ!! こいつら元々耳がいい上にこの音がよく響く洞窟…その上能力持ちだ!! 逃げるにも隠れるにも見つかっちまう!!!」
「何!? じゃあ俺らの場所はすぐ察知されちまうのか!? だが、真正面から戦うにしても数が多すぎる!! どうする!?」
「シヌウウウウウウウ!!!」
なんでこんなことになったんだ…!!!
「さて! 新しいメンバーも増えたことだし、さっそくクエストに取り掛かろうか!!」
クエスト…。一体どんなのがあるんだろう…? やっぱりモンスタの討伐とかそう言う系かな…?
「よし! じゃあこれにしよう!!」
【レゾネイト山に棲まうモンスター ソノラトルの討伐 報酬 80万ペール A+ランク向け(群れで出た場合は120万ペール Sランク向け)】
「…え?」
「ん? 何かあるのか?」
「いや、このクエスト、A+ランク向けですよね? だから、本当に大丈夫なのかなって…。」
「安心しろ!! このパーティーには俺と言う名のアタッカーがいるし、いい魔法使いもいるし、優秀なヒーラーもいるし、『2特』のサポーターだっているし、それに、何よりお前みたいな最強のタンクがいる!!! 俺たちはお互いの弱点を補い合って戦うんだ!!! 俺たちなら大丈夫だ!!!」
「でも、もし群れで出たら…。」
「それについても安心しろ!!! 俺の勘が『群れでは出ない』って言ってる!!!」
「ちなみにその勘が当たったことは?」
「もちろんあるぞ!!! 100分の1の確率だがな!!!」
「あなたの勘を信じてここまで来たのに!! 群れで出てきたじゃないですか!!! おまけに囲まれて逃げられないって!!!! どうしてくれるんですかあああああああああああああああああああああ!!!!」
「しょうがねぇだろ!! 俺の勘は100分の1の確率でしか当たらないって言っておいたじゃないか!!!」
「トイレイキタイ。」
「そんな場合じゃねぇだろボケナスがああああ!!!」
【ソノラトル レゾネイト山にある洞窟に棲むコウモリのような姿をしたモンスター。非常に耳がよく、攻撃される時の風の音などを聞き取り、攻撃をかわすことがたやすい。また、攻撃する時もその耳の良さで簡単に隙をつくことができる。稀に能力持ちがおり、「聴覚を強化する」能力を持ったソノラトルは、洞窟内にいる敵の場所をすぐに察知できるため、討伐するのは困難である。】
一体一体が普通に強い!!! くそっ、ぼくがもっと強ければ…!!!
「おい、お前!!!」
「はい!?」
「名前!! なんて言うんだ!?」
名前!? そういえば聞かれたなかったしこっちからも言ってなかったな…。
「シ、シンゴです!!!!」
「シンゴ!! 今こそお前の出番だ!!!」
「……っはい!!!!」
そうだ。ぼくはこのパーティーにとっての『盾』!!! 盾が守られてどうする!!! ぼくが、みんなを守るんだ!!!! ソノラトルの群れがガルフパーティーに襲いかかる。
「もう防ぎきれない!!!」
「ここまでか…。」
「ギャアアアアアアアアア!!!!」
**ガキイン!!!!**
「さすがだ、シンゴ…!!!」
気づけばぼくは、パーティーに襲いかかるソノラトルの群れを全身で食い止めていた。怪我もしてない。さすがは体力Sなぼくだね!!!
「ぐゔっ…。」
「いいぞ、シンゴ!!!」
「ありがとうございます!!」
「よし、みんな!! シンゴがソノラトルを食い止めてくれてるうちに畳み掛けるぞ!!!」
「はい!!」
さっそくガルフさんが斬ろうとしたが、自慢の耳で察知され、かわされてしまった。
「くそっ…!!」
「そうだ!!!」
「何かわかったんですか!? マルチさん!!」
「耳がいいなら…。」
「耳がいいなら!?」
「大きな音を出して混乱させればいいんだ!!!」
「よし、それで行こう!!!」
さっそくガルフさんが地面を叩いて音を出そうとしたが、それを察知したのか、ソノラトルに止められてしまった。タートルやマルチも魔法を出そうとするが、ソノラトルの物量に押し切られてうまくいかない。そろそろ押し切られる。
「くっ…。大きな音はダメか……なら、逆に小さな音をたくさん出すってのはどうでしょう!?」
「それもダメだ!! 音を出すって作戦自体はいいんだろうけど…奴ら耳だけじゃなく頭もいい!!!」
「じゃあそれ以外の……何かあるのか!?」
「わかんない。」
「ワカンネー。」
いや、絶対に何かあるはずだ…!! 何か……!!! この状況を切り抜けられる攻略法が…!!!! ………どうにかして『耳がいい』ことを裏手に取らせられないかな…。『耳がいい』……。『耳がいい』……。くそっ!! もう押し切られる…!!!『耳がいい』……!!!! はっ!!!!
「そうだ!!!!」
「何かわかったか、シンゴ!?」
「はい!!! 見つけましたよ、ソノラトルの攻略法!!!!」
ちょっと遠回しにはなりましたが、リクエストでいただいた「敵が来たら察知できる能力」をソノラトルでやってみました!残りの2つもいつか出そうと思います!コメント&アドバイスなどいただけると励みになります!ちなみに「あさまる」と「とやまる」の兄です!弟たちの作品もぜひ!読んでみてください!