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不壊の壁は刃を持たない 第八話
SAKUTARO777
更新するのがめっっっちゃ遅くなっちゃってごめんなさい!!
「終わんねぇえええええええ!!!!」
夜2時。一向にクエストが終わりません。
「はぁ…はぁ…。疲れた…。休憩したい……。」
「はぁ…ちょ…立て! スライムが…来てる…から!」
「へー。体力SSSSSSSS…ってすげー。全然疲れなーい!」
「ズルすぎ………。」
「シヌ……。」
ぼくたちがなぜ一話みたいな状況になってしまったのかを説明するには、時を13時間ほど戻す必要がある…。
「……え゛?」
「ん? どーした? このクエストにする! って言っただけだろ?」
「…いや、でも……そのクエストって……。」
【その辺にいるモンスター スライムの討伐 報酬 200ペール Cランク向け】
「Cランクのクエストですよ!? しかも報酬が200ペールなんて!!! 1人あたり40ペールしかもらえないじゃないですか!!! もっと難しいの…A+……いや、せめてBランクくらいのやつにしましょう!!」
「いや、『今回のクエストは簡単だ』と俺の勘が言っていないんだよ。」
「それってただスライムの数が多いだけとかじゃなくてですか?」
「知らん!!!」
スライムを倒しても倒してもキリがない。
「ガルフさんのせいですよ? また当たらない勘に頼ってこんなことに…。」
「う…うるせぇ…。」
「終わんない…キリがない……どうしよ………。」
「スライムその辺にいすぎでしょ。早く帰りたいなあああ。こんな森さっさとおさらばしたいなああああ。」
「そんなこと言ってないで…シンゴも…手伝え……!」
「攻撃力Cでもいいですか?」
「ちくしょー……。」
眠さと疲れで今にも倒れそうなパーティー(シンゴ除く)に、マルチがある提案をした。
「ちょっと…休憩しよ…? あの木の下でさ…とりあえずシンゴが守ってくれてたらいいから…回復したら一瞬だから…さ……。」
「あれ? それならアルバトロスに回復してもらえばいいじゃないですか。」
「お前…今何時だと思ってる…? もう13時間も…ぶっ通しでスライム倒し続けてるんだぞ…? 13時間もアルバトロスが|回復魔法《ヒーリング》を使い続けられると思うか…?」
「確かに…じゃ、マルチさんの提案に賛成の人は……。」
パーティー全員が手を挙げた。
「よし! じゃあみなさんあの木の下に……。」
「よっしゃああああ!!!!」
凄まじいスピードで木の下に避難する4人。
「速すぎません?」
「そんなことよりお前……早く…守れよ……。」
気づくとスライムが結構近くまで迫ってきていた。
「わ! いつの間に…。」
スライムからパーティーを守りつつ、スライムをしばいて遠くへ飛ばすシンゴ。
「あああああああああ。疲れたあああああああああ。」
「後でちゃんと倒してくださいよ?」
「わかってるって……。」
〜約40分後〜
「よし! 全回復だぜ!!」
「やっとですか!? やばいですよ!! スライムが多すぎますって!!!」
「だいじょーぶだいじょーぶ。」
とは言いつつも、木の周りはスライムまみれだった。
「食らえ!!! |石銃弾《ロックバレット》!!!!」
**バチュン!!!!**
さっそくスライムが5匹ほど倒された。
「よし! このままクエストクリアしちゃおう!」
「はい!!」
その時だった。
「え!?」
急にスライムたちが1箇所に向かって集まり出したのだ。
「なんで!? え!?」
1箇所に集まったスライムたちが合体して大きくなっていく。
「えええええええ!?」
**「キングスライムだああああ!!!!」**
「え!? まじで!? 身長何mある!? いち、にい、さん、しい…。5mはあるって!!!!」
「あ゛!! やばい!! 逃げろ!!! |巨身撃《ドロップタックル》が来るぞ!!!」
「なんすか!? それ!!!」
「ただの体当たりだ!」
「な〜んだ。それくらいなら…。」
「身長5m。そこから計算するとあいつの体重は26tだ。」
「え゛?」
**「逃げろおおおおおおお!!!!」**
**ドスゥゥゥゥン!!!!**
あたりに砂煙が広がる。
「ゲホッゲホ…大丈夫か、シンゴ!!」
「なんとかよけられました!」
「くっ…なんだよあの物量……!!!」
「と、とりあえず攻撃!! 攻撃しましょ!?」
「ああ!!! うおおおおおお!!!」
**バイーン!!!!**
「何…!?」
なんと、ガルフの攻撃が跳ね返されてしまったのだ。
「えええええええええええ!?」
「相当硬いスライムだな!!!」
「攻撃力が一番高いガルフで斬れなかったなら、他の誰も倒せない!!! どうすれば……!!!!」
「シンゴ!!!」
「はい!?」
「なんか作戦を立てられないか!? この前みたいにさぁ!!!」
「ええ!? そんなこと急に言われても困りますってば!!!」
「でも、このままだとジリ貧で負けるぞ!!!」
「う〜ん……。」
「あ゛!!! ちょ、シンゴ!!! よけろ!!! |巨身撃《ドロップタックル》だ!!!!」
「え?」
**ドスゥゥゥゥゥン!!!!**
またしてもすごい砂煙が舞い上がる。
「死゛ぬ゛か゛と゛お゛も゛った゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」
「さすが!」
「シンゴ、作戦は!?」
「まだですよ!!!!」
「キレられてんじゃん。」
考えろ…考えるんだ……。スライムなんだから体の大部分は水分なはず…それをうまく利用できないか……?
「あ!!!!」
「さっそく見つけたな!? シンゴ!!!」
「はい! 見つけましたよ、キングスライムの攻略法!!!!」
太文字多めでしたね。