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僕の「特別」にも愛の言葉を
つかれた!!!
死ネタです
ある朝。
学校に向かおうとしていた時だった。
俺は捨て猫を見つけた。
「__にゃーん…っ__」
目の前の段ボールには
『拾ってください』の文字
その中には小さな猫が居た。
💙「え、?」
誰かに捨てられたのだろう。
俺はそんな猫を見過ごせなかった。
💙「…だい、じょうぶ、?」
「…にゃぁ」
💙「…笑」
💙「よしよーしっ」
「にゃ…」
撫でると「ありがとう」って言ってくれてるみたいだった。
💙「可愛いっ、」
💙「保護施設にでも連れて行くか…」
「にゃーっ?」
さすがに俺がこの猫を飼うと
猫が可哀想。
だから、心苦しいけど飼うことはできない。
「にゃぁっ」
💙「…ごめんね」
「にゃ、?」
💙「じゃ…行こっか。」
💙「え、でも待って、?」
💙「このまま連れて行ったら学校遅刻する…」
💙「うーん…」
💙「ま、いっか遅刻しても」
💙「よし、じゃあ行こ、」
「にゃっ」
--- 保護施設 ---
💙「あ、すいません」
飼育員「はーい。」
飼育員「どうしましたー?」
💙「あの…道で猫を、拾って、、」
飼育員「あー…はい。」
施設の中にはもうたくさんの猫がいた。
飼育員「…少々お待ちください。」
💙「あ、はい」
偶然にも、店員さんが話してる会話が聞こえてしまった。
__飼育員「どうしますか、?」__
__飼育員「このままだと1週間後には`殺処分`ですかね…」__
__飼育員「まぁ…しょうがないですね、」__
このままだとあの猫は殺処分されてしまう。
…せっかく俺が拾ったんだから。
俺が、?
💙「…すいません」
飼育員「あ、はいっ」
💙「…その猫っ、俺が飼います、!」
飼育員「あ、わかりました…」
---
ってことで、この猫は俺が引き取った。
でも、今から学校だし、
親にバレたら絶対怒られる。
💙「うーん…どーしよ、」
「にゃーっ」
それにしても可愛い。
この子の親は誰なんだろ。
💙「てか早く学校行かなきゃ、」
今から走っても絶対遅刻。
まぁ、今日はしょうがない。
猫を救えたんだから。
💙「…」
「にゃ?」
💙「俺のカバンの中…入れる?」
「にゃーんっ」
💙「…すっげーいい子、笑」
💙「絶対出てこないでね、?」
「にゃ」
--- 学校 ---
結局学校に着いたのはお昼。
着いた瞬間先生にきっぱり怒られた。
💛「ん、?」
💛「あ!やっと来たぁ」
💛「滉斗遅いよ!!笑」
💙「おはよ、りょうちゃん」
💛「もうおはようじゃないし!!」
目の前にいるのは藤澤涼架。
俺の親友。
💙「いや…ちょっと用事あって、さ!」
💛「えぇ?なんの用事?笑」
💙「…捨て猫拾ったんだよね」
💛「え、そうなの!?笑」
💛「なんか最近ニュースでやってるよね」
💛「普段は普通の猫なのに、人間に化けれる猫みたいなさ!!」
💙「あぁ…よく見るね」
まさかね。このカバンに入ってる猫が人間に化けれるわけ…ない。
💙「ま、まぁ…なわけないから!」
💛「まぁまぁ笑」
〜♪
💛「あ、予鈴なったよ!」
💛「滉斗、教室行こー」
💙「はーい」
授業が始まった。
カバンのなかには猫がいる。
お願いだからバレませんように、
先生「授業はじめまーす」
---
先生「授業終わりまーす」
授業は何事もなく終わり、
帰る時間になった。
💛「滉斗ー!!」
💙「うわぁ…!?りょうちゃん!?」
💛「あははっ笑。めっちゃびっくりしてる笑」
💙「誰でもそうなるって…!!」
💛「え、てかさ、その拾った猫今どこに居るの?」
💙「え、あぁ…俺のカバンの中、だけど」
💛「え?えぇ、!?」
💙「あ、じゃあさ、名前考えてくんない?」
💛「いやいやそれは滉斗が決めることでしょ笑」
💙「迷ってるんだよね」
💛「何と何で?笑」
💙「もっくんって名前か、」
💙「若井って名前か笑」
💛「え、笑」
💛「猫の名前自分の名前にする人初めてみた…」
💙「いや、それしか思いつかなくて…笑」
💛「もっくんでいいじゃん!」
💙「んー…」
💙「ま、いっか!」
そうしてあの猫を「もっくん」と命名した。
--- 帰宅後 ---
💙「ただいまー、」
まだ親は帰ってきてない。
今のうちに自分の部屋に行く。
💙「ふぅ…」
俺はゆっくりカバンのファスナーを開けた
💙「…いるよね、?」
「…にゃ、?」
💙「いた!!」
「にやぁっ」
やっぱり可愛い
引き取って良かった。
💙「えーっと!まずお前の名前は」
💙「もっくん!」
「にゃ…?」
💙「え、あんま気に入ってない、?」
💙「まぁいいか、」
💙「…お腹空いてる、?」
「…」
💙「空いてそう…」
💙「何か持ってくるね。」
俺が部屋からいなくなった直後だった。
ドンッという音がした
💙「…え?」
俺は恐る恐る部屋に入った。
??「〜♪」
❤️「あ、バレた…?」
そこには獣耳と尻尾がある人間がいた。
💙「、え…?は、…?え、、」
💙「ど、どゆこと、?」
💙「って…もっくんは、!?」
❤️「あぁ、はいはい。」
❤️「一旦落ち着いてっ」
💙「…え?」
落ち着けるわけがない。
だってさっきまでいた、もっくんがいない
目の前には獣耳と尻尾がはえた男の子
どういう状況、?
❤️「んふふ〜っ」
💙「え、…?」
❤️「僕がもっくんだよ?」
💙「は、え…?」
❤️「まぁ、この姿の僕は『大森元貴』って名前なんだけど」
❤️「猫ではもっくんだよ!」
❤️「よろしくっ!」
💙「え、ええぇ…!?もっくん、なの…?」
❤️「だからそうだってっ」
どうやらこの人は|拾った猫《もっくん》だった
💙「え、ちょ…ほんとに信じられな…」
❤️「しーっ」
❤️「静かにして。誰か帰ってきた。」
多分親が帰ってきたのだろう。
親「滉斗ー?」
💙「えっ…!?」
階段を登る音が聞こえる
💙「ちょ、え…?ど、どうすれば、」
❤️「任せて」
親「滉斗ー?」
💙「あ、ちょ…ち、ちがうの!これは、!」
親「え?」
💙「え?あ、」
周りを見渡すともっくんはいなかった
ただ俺の私物だけが散らかっている部屋
💙「え、…あぁ、何にもない!!」
親「そう。勉強しときなさいね。」
💙「はーい、」
ガチャ
💙「はぁ…あぶなっ、」
💙「あ、あれ、?もっくんは、?」
その瞬間、俺のベットの下から鳴き声がした
「にゃ?」
💙「うわぁ!?びっくりした…、」
「にゃぁっ」
💙「て、てか、あの男の子は…?」
「にゃ、」
❤️「いるけどっ」
💙「え、!?」
💙「ど、どこから…」
❤️「だからぁ、僕人間に化けれるの!」
💙「え、?」
❤️「あ、」
確かあのニュースの内容
俺はすぐさま調べた。
【人間に化ける猫!?】
画像・動画――――。
捕まえると懸賞金… 続きを読む
💙「…!」
俺の家庭はどっちかって言うと貧しかった
今もしこの猫を捕まえれば、
…
❤️「やっぱりお前もか、」
💙「え?」
❤️「今その記事読んで、僕のこと捕まえようとしたよね」
💙「っ、!!」
❤️「いいよ別に。捕まえてみれば?」
💙「……」
俺が見つけて、
俺が拾って、引き取って。
…可愛くて。
そんなの捕まえられない。
💙「…捕まえない」
❤️「え?」
💙「…そんなの無理に決まってるじゃん」
💙「俺が拾ったのに…俺が引き取ったのに、!」
💙「大好きなのに…」
💙「捕まえられるわけないじゃん、!」
❤️「…」
❤️「へぇ?僕のこと好きなのっ?」
💙「え、?」
え、?
俺そんなこと言ったっけ、
とっ…とりあえず言い訳しなきゃ…、
💙「ち、ちがっ…好きじゃない、から!!」
❤️「んふふっ笑」
❤️「お前面白いっ」
❤️「名前は?」
💙「え、?若井滉斗…だけど」
❤️「じゃあ若井だねっ!」
💙「え、」
俺の呼び名は大体「滉斗」だった
苗字で呼ばれるのは初めて。
なぜか少しドキッとした
❤️「僕のことはー…」
❤️「この姿のときは元貴って呼んで!」
💙「んぇ…あ、分かった…元貴、」
❤️「んふ〜っ」
数時間一緒にいると仲良くなった。
数時間だけなのに……
「にゃぁっ!」
❤️「にゃっ」
めっちゃなついてるんだけど…
猫になったり人間になったりしてる
❤️「にゃーっ」
💙「寛いでる…笑」
❤️「えぇ〜いいじゃんっ」
俺が元貴から離れようとすると着いてきて
俺が元貴に着いて行こうとすると喜ぶ
…何か可愛い猫だな
❤️「若井ーっ」
❤️「若井!!」
❤️「ねーえっ」
普通猫だったらツンデレみたいなイメージがあったけど、
この猫は真逆に甘々だった。
❤️「聞いてるー?」
いきなりこっちに向かって転がってきた
💙「ちょいちょいちょい…!!」
❤️「んーっ?」
💙「近い近い、!」
❤️「んふふ〜っ」
❤️「僕のこと好きなんでしょっ」
💙「だから好きじゃない…ってば!!」
__親「滉斗ー!!ご飯ー!!」__
親の声がする。
💙「あ、俺ご飯だ」
❤️「ええっ…」
❤️「一緒に行っちゃだめ、?」
💙「だめに決まってるでしょ、!!」
💙「一瞬で戻るから…待ってて、」
❤️「はーい…、っ」
--- ・・・ ---
💙「ん!ごちそうさまでした!!」
俺はすぐさま階段を登った。
💙「元貴、!?い、いる、?」
目の前には人間になった元貴が倒れていた。
💙「え、ぇ、!?どしたの、!!」
❤️「…?」
❤️「__あ、若井っ、?おかえり__」
💙「え、あぁ…ただいま」
💙「って何があったの…!!」
❤️「え…?寝てただけだよ、?」
💙「え…そうなの、?」
❤️「なぁに、死んじゃったかと思った?」
💙「そんなの誰でも思うじゃん!!目の前で倒れてたら!!」
❤️「だから寝てただけだってっ」
--- さらに数時間後 ---
この猫は、いつ帰るんだろう…笑
引き取ったと言っても、ずっとではない。
いつかは親にバレてしまうだろう。
もうすぐ日を越す。
俺もそろそろ寝なきゃなのに、
💙「元貴、っ?」
名前を呼ぶと耳がちょっと動く。
その仕草がとてつもなく可愛い。
❤️「んー?どーしたのーっ」
💙「…いつ帰るの、?」
❤️「え?」
❤️「なぁにっ追い出したいの?」
💙「いや、そういうことじゃないけど、!」
❤️「ん〜ここ居心地いいしなぁっ」
💙「俺もう寝るんだけど…」
❤️「じゃあ俺も寝るっ」
❤️「もちろんベットで寝させてもらうけどっ」
💙「え…じゃあ俺はどこで、」
❤️「もちろん僕の横っ」
💙「え、は…!?」
え、狭いのに…
絶対起きたら床……
しかもこんな可愛い人隣に…
💙「む…無理!!」
❤️「えぇ、なんでよっ」
💙「…おやすみ!!」
❤️「…っ」
--- 翌朝 ---
💙「ん……?朝か、」
深い眠りから覚め、朝が来た。
流石に元貴は隣にいな…
❤️「💤」
まさかの隣にいた。
しかもぐっすり寝てるし、
💙「えっ!?…ちょ、元貴っ」
💙「…んもう、なんで隣で、、」
俺が起き上がろうとしたその時だった
❤️「…!」
元貴が俺の服の袖ぎゅっと掴んだ
💙「え、?」
💙「も、元貴…?」
❤️「行かないでーっ……」
💙「え、あ、…うん。」
しょうがなく、起き上がるのをやめ、二度寝しようとした。
❤️「若井〜っ若井〜っ…」
❤️「…💤」
💙「え、、?笑」
元貴が寝息をたてるたび、気にしてしまう
だって耳がぴくぴく動いてるから。
早く起きたい、
起きるのが遅かったら親が部屋に入ってきてしまう。
しかもりょうちゃんにも迷惑かけちゃう
❤️「💤」
💙「そろそろ起きてもいいかな…」
もう一度起き上がろうとした時だった
❤️「…」
また袖を掴まれた
❤️「だから行かないでってばぁっ…」
一緒には…居たいけど
もうそろそろ準備しないとまた学校に遅れてしまう。
💙「い、いや…もう準備しなきゃなんだけど、」
❤️「やーだっ…」
💙「……」
なんか言ってあげたらいいのかな、
元貴が喜びそうなこと…
💙「あ!」
💙「ねぇ元貴ーっ、」
❤️「んー…?」
💙「一緒に学校行かない?」
❤️「えっ!!」
❤️「え、ほんと!?良いの!?」
予想通り喜んでくれた。
眠気も吹っ飛んじゃったみたい
❤️「あ、でも、…」
💙「ん、?」
ここで予想外の言葉が出た。
❤️「人間…怖いっ、」
💙「え…?」
💙「こわ、いの、?」
❤️「…うん。」
❤️「前に…ね、別の人に拾われたの、」
💙「、え、」
❤️「その人はね、若井と違って」
❤️「めっちゃ怖い人だった、」
💙「……」
❤️「それで結局捨てられちゃったんだ、」
💙「…」
元貴にそんな辛い過去があったなんて。
知る由もなかった。
❤️「…だからね、人間怖い」
💙「え、じゃあなんで、?俺も人間だよ、?」
❤️「いや、若井は…いいの。」
❤️「僕の特別だからっ、」
💙「え、?」
❤️「ねぇ若井!僕学校行きたい!」
💙「え、でも怖いんじゃ…」
❤️「大丈夫!僕には特別が居るから!!」
💙「特別…って俺のこと、!?」
❤️「うんっ」
💙「…そ、そっか、」
💙「え、?でも待ってよ」
❤️「んー?」
💙「獣耳生えてるじゃん、?」
💙「しかもしっぽまで生えてるし、」
❤️「大丈夫!」
❤️「ちょっとの時間なら消せる」
💙「ちなみに何分くらい、?」
❤️「うーん…2時間くらい!」
💙「え、俺今日6校時なんだけど、笑」
❤️「まぁどうにかなる!!」
💙「大丈夫かなぁ…笑」
時刻は8時。もう家を出ないと確実に遅刻
💙「時間やっば…!?」
💙「今日朝ごはん抜きでいいや、」
💙「ほら、元貴!行くよ!」
❤️「はーいっ」
---
どうにか家を抜け出し、学校に向かった
💙「って、!本当に消えてる…」
獣耳も尻尾も跡形もなくなくなってしまっていた。
この姿で見れば、普通の人間。
❤️「すごいでしょっ」
💙「うん」
💙「てか!!こんなこと言ってる場合じゃない!!」
💙「走るよ!!」
❤️「はーいっ」
--- 学校 ---
なんとか間に合った。
まぁチャイムになる2分前だけど、!!
💙「はぁ…つっかれた、!!」
❤️「若井〜っ」
💙「ん?なに!?」
❤️「僕先生になんて言えばいい?」
💙「え、あ…」
そうだ。例え耳をなくしたとしても尻尾をなくしたとしても、
元貴自身は見えている。
しかも元貴はこの学校の生徒じゃない
💙「ど、どーしよ…」
💛「ん?あ!滉斗〜!!」
そこにりょうちゃんが来てしまった。
❤️「…!!」
💙「あ、ぁ!りょうちゃん、おはよ!」
💛「おはよーっ」
💛「横の人誰?」
💙「え、あぁえっと」
❤️「僕、大森元貴って言うの…っ」
💛「元貴くん!!」
💛「あ、俺は藤澤涼架!!」
💛「りょうちゃんでいいよ!」
💙「あはは〜…笑」
仲良く話していると、急に元貴が小さく言った。
❤️「__若井っどうすればいいの、?__」
❤️「__…人間怖いっ、__」
やっぱり怖いみたい。
早く安心させてあげないと、
💙「え、」
💛「ん?どした?」
💙「あ、あ!!そうだ俺まだ課題終わってないんだよね…!」
💙「ってことでりょうちゃんばいばーい!!」
💛「え?あぁ、頑張ってー!」
俺は急いで自習室に行った。
あと5分ぐらいで授業が始まってしまう。
💙「…元貴大丈夫?」
❤️「っ……」
💙「りょうちゃんは大丈夫。」
💙「あの人猫好きだからさ笑」
💙「もしバレても絶対大丈夫」
❤️「そーなの…?」
❤️「っで、でも、他の人…!」
💙「…俺が守るから、!!大丈夫。」
❤️「えっ、?」
💙「大丈夫。」
❤️「…じゃあ大丈夫、!」
💙「…笑。良かった、」
💙「じゃ、早く教室行こっか」
❤️「うん!」
〜♪
チャイムが鳴った。
もう授業が始まる。
とりあえず元貴とは、一緒に1つの椅子に座って授業を受けようとした。
💙「って……距離近すぎ、!!」
先生「はい授業はじめま…」
先生「って、若井さんの隣の人誰ですか!?」
💙「えっ…!!ああぁ、!とっ…友達です!」
すると、先生がこっちに向かってきた。
皆の視線が俺の席に集まる。
太陽の光が、まるでスポットライトみたいに
俺と元貴の顔を差した。
先生「貴方、うちの学校の生徒じゃないですよね、?」
❤️「?」
💙「ああ……」
先生「授業が終わったら職員室に来てください。」
💙「…はいっ、」
先生「じゃあ授業始めていきまーす」
先生「じゃあ前回の続きから――。」
💙「はぁ…」
絶対おこられる。
最悪だ、
❤️「ねぇ、若井っ」
💙「ん?」
❤️「教科書見せてっ」
💙「あぁ、うん。もちろん…」
先生「ほら、そこ、喋らないー!!」
💙「あ、はいっ…すみません」
---
先生「ありがとうございましたー」
あっという間に授業は終わってしまった。
そろそろ先生に呼ばれる、
先生「若井くーん、あ、あと隣の子も」
先生「ちょっと職員室に。」
💙「は、はいっ、…」
❤️「はーいっ」
--- 職員室 ---
ガラガラ
💙「し、失礼します、」
職員室に入った瞬間、他の先生の視線も俺の方に集まった。
その目は強い眼差しで、
俺はその恐怖に怯えながら先生の質問に答えようとした。
先生「で、まず…隣の人は誰ですか?」
💙「あ、えっと…」
❤️「僕、大森元貴って言います、」
先生「大森さん…?」
先生「貴方この学校の生徒じゃないですよね、」
❤️「__はいっ、…__」
先生「まぁ貴方はいいとして、」
先生「若井さん、どういうことですか」
💙「…ご、ごめんなさい、」
💙「、ど、どうしても学校連れて行ってあげたくて…」
先生「え?」
いい嘘を思いついた。
元貴は学校に行ったことがなくて、行ってみたかった。
よし、これを言い訳にしよう。
💙「元貴、学校行ったことなくて、!」
💙「そ、それで、少しでも俺と学校に来ることで、楽しみをあげたくて…」
❤️「…若井、」
先生「あぁ…そうなんですね、」
さすがに無理があるかと、諦めて謝ろうとしたその時。
先生「…わかりました。」
💙❤️「え、」
先生「とりあえず、大森さんは転校生ということにしておきます。」
❤️「え、僕が、!?」
💙「あ、ありがとうございます…、!」
そうして、職員室での件は終わった。
だけど!!
元貴が「転校生」になってしまった。
それは俺も嬉しいし、これからも学校でも一緒にいれるんだと思うと楽しみになったけど、
元貴は猫。
今は獣耳も尻尾もないけど、あの1時間ぐらいすると、もとに戻ってしまう。
どうしよう。
💙「元貴、転校生になっちゃったね…笑」
❤️「うんっ!」
💙「てか、!!もうちょっとで戻っちゃうんじゃないの!?」
❤️「あ、確かに、」
❤️「まぁ、どーにかする!」
💙「う、うん…笑」
次の授業の前に、元貴を「人間の転校生」として紹介するらしい。
元貴大丈夫かな、
〜♪
先生「授業はじめまーす」
先生「と、その前に」
❤️「…」
先生「転校生の、元貴くんです。」
❤️「…大森元貴って言います、」
❤️「よろしくお願いします、!」
良かった、ちゃんと自己紹介できてる、
すると席の後から声が響いた。
💛「あ!さっきの子だ!」
💙「!」
❤️「…!」
先生「とりあえず席は、若井さんの隣でお願い。」
❤️「あ、はいっ!」
💙「元貴ー、こっち」
❤️「やったぁ隣だっ」
💙「うん」
---
授業が終わり、休み時間。
元貴の周りにはクラスメイトがたくさんいた。
まぁ転校生だからね
クラスメイト「元貴ってゲームする!?」
クラスメイト「好きな人は…!?」
❤️「ええ…ああ、」
クラスメイト「どこから来たの?」
さっきから質問ばっかりされてるようで、元貴は困っている表情をしている。
あ、それとも人間が怖いのかな、
ぎゅっ
💙「え?」
その時急に、俺の制服の袖を掴んできた。
❤️「__…怖い__」
やっぱり怖かったんだ。
大丈夫かな
💙「…大丈夫大丈夫。」
そう言って俺は元貴の頭を軽く撫でた。
❤️「っ、」
💛「あ!元貴君!」
💙「りょうちゃん!」
❤️「あっ、」
元貴が「あ」と言った。
りょうちゃんと会って驚いてるのだろう。
❤️「わ、わかいぃっ…」
💙「ん?」
その途端、元貴の頭から獣耳が生えた。
それと同時に尻尾も生えてた。
そう。この姿が人間になった元貴のいつもの姿。
❤️「…戻っちゃった、」
💙「元貴、!」
💛「え、えぇ!?」
やばい。皆にバレちゃう
そしたら元貴が捕まえられちゃう。
しかもりょうちゃんはあのニュース記事を知ってた。
って心配してたのに。
💛「獣耳!?」
💛「こ、これどうやって……!?」
心配してたことが全部逆だった。
りょうちゃんは興味津々に元貴の方を見た。
❤️「えっ…ちょ、触らないでくださいよ…!」
💛「ああ、ごめん!」
💛「え、猫…?狐…?」
💛「すご…笑」
❤️「…狐じゃなくて猫ですっ!!!」
💙「は、!?元貴…!!」
やばい。今度こそバレる。
まだなんの動物かわかってなかったら大丈夫かもしれなかったのに…
💛「ね、猫…?」
💛「もしかしてあの記事の…!?」
やっぱりバレてしまった。
❤️「えっ」
💙「あ、やば」
❤️「わかっ…」
💙「元貴、逃げるよ。」
💛「ええ!?」
💛「ちょっと待ってー!!」
元貴は絶対捕まえさせない。
と思いながら学校中を思いっきり走り回った。
走るたび聞こえた。
「え?」という声が。
💙「はぁあああああぁ……」
結局着いたのは図書室
ここなら誰もいないからバレることはない…と思いたい。
💙「元貴、大丈夫??」
❤️「もう疲れたぁっ…」
💙「ごめんって…」
❤️「ねぇ、若井っ」
💙「ん??」
❤️「猫になってもいーぃ…?」
❤️「僕疲れちゃった、」
💙「うん。いいよ」
💙「ごめんね無理させて、」
❤️「うんっ…。」
そう言って元貴は猫の姿に戻り、寝てしまった。
とりあえず教室に戻って…
いや、今戻ったら絶対色々聞かれちゃう。
💙「うーん…」
「…💤」
思いついた方法は3つ。
1つは、先に元貴を家まで帰らせる。
2つ目は、こっそり学校を抜け出すわ
3つ目は、仮病を使って、早退する
のどっちか。
💙「どーしよ…」
1つ目の方法は、もし元貴をが家に帰ってる時に道に迷ったら取り返しのつかないことになってしまう。
そして、今俺はすっごく体調がいい。
今更熱を出すことなんてできない。
…じゃあ抜け出すしかない。
💙「荷物…は無理か、」
とりあえず、猫になった|元貴《もっくん》を抱いて、校門へ走った。
今日は地域の人が学校を見に来るらしく、1日中門が空いているらしい。
学校を抜け出すのにはとても都合が良かった。
誰もいないことを確認し、俺は校門から、学校を抜け出すことに成功した。
💙「はぁ……なんとか抜け出せた、」
💙「とりあえず家帰るか…」
💙「ただいまー…」
色んな困難を乗り越え、家に帰ってこれた。
抜け出したけどね。
「…にゃぁ?」
💙「あ、起きた?」
❤️「にゃっ!」
💙「うわぁ!?戻った…」
❤️「んふふ笑」
❤️「って若井学校は?」
💙「あぁ、抜け出してきたの」
❤️「え?笑。なんで?」
💙「え、元貴を守るため…だけど?」
❤️「僕っ?」
💙「うん」
❤️「ふーんっ」
❤️「やっぱ僕のこと好きなんじゃんっ笑」
💙「っ…!!好きじゃないから…!!」
「好きじゃない」って言ったけど
ほんとは好きなのかもしれない。
いやいやそんなことない…
だって相手男だし…
❤️「あの人怖かったっ…」
💙「え?誰?」
❤️「あの、りょうちゃん…?って人、」
💙「りょうちゃん!?」
❤️「…あの人、若井の、親友なんでしょっ?」
💙「あぁ、うん。」
❤️「__若井にとっての特別は僕だけでいいのに…__」
💙「え、なんか言った?」
❤️「ううん!何もないよっ」
💙「あぁ、そっか、」
さっき元貴が小声で言っていたことを俺は聞き取れてしまった
「若井にとっての特別は僕だけでいいのに」
この猫は甘々なところもあり、
“人を惚れさせる能力“があるのかもしれない。
絶対ないけど!!
だけど俺は、さっきの元貴の発言で
惚れようとしているのかもしれない。
💙「……」
❤️「若井顔赤いよっ…!?大丈夫、?」
💙「え…」
まさか照れてたなんて…そんなことないよね
💙「大丈夫、俺体温高い方だから…!」
これが下手な俺の咄嗟に出た嘘
❤️「そうなの、?」
❤️「じゃあ大丈夫かぁ〜っ」
💙「うん、」
❤️「ねぇ若井〜」
💙「ん?」
❤️「僕今ねっ」
❤️「甘えたい気分なんだけどっ、」
❤️「いーぃ?」
💙「ん、??何が、?」
❤️「だからぁ、甘えてもいいかって聞いてるのっ!!」
💙「え…」
「出会ってまだ2日」という単語が頭をよぎる。
まだ2日だよ…?
まぁ甘えてくれるのぐらい可愛いからいいんだけど、ね。
💙「…いいけど、」
❤️「え、いいの!!」
元貴は喜んだ表情で俺のほうに来た
なぜかこの時、俺の心臓は心拍数があがっていた
💙「…」
え、距離近くない…?
❤️「若井、?」
❤️「おーいっ若井ー!」
💙「……ん、!?」
💙「どしたの!?」
❤️「良かったぁ…」
❤️「何言っても反応してくれないから心配したっ」
💙「ああぁ、ごめん」
❤️「…わかいっ」
💙「ん?」
❤️「ぎゅーってしてっ」
💙「え」
え、今から元貴とハグするってこと、?
ハグくらいしたことあるのに…
なんでためらっちゃうんだろ、
💙「…っ」
❤️「もしかして照れてんのっ?」
❤️「…もうしょーがないなぁ」
ぎゅっ
💙「え、…ちょ、元貴…!」
待って待って待って…!!
距離近…というか近いどころかくっついてるじゃん、!
❤️「ん?なぁに〜?」
💙「……っ」
キラキラな瞳、動いてる獣耳、
もう元貴の全てが可愛くて距離近いなんて気にならなくなってしまった。
言葉ができないいくらい、元貴のことが―――。
……
ぎゅ
❤️「わかい、、?」
さっきまで“元貴からハグされてる“だったけど
今は“元貴がハグされてる“状態。
💙「…元貴のばか、」
💙「なんで俺のこと惚れさせんの…」
❤️「え、?」
❤️「わかい、ちょっと待って!!」
❤️「…一回離れてっ」
💙「分かった、」
❤️「で、さっきの話どういうことっ」
💙「さっきの話…?」
❤️「…僕のことやっぱ好きなんでしょっ」
元貴のそのひと言でさっきのことを思い出してしまった。
その瞬間顔が赤くなる
💙「いや、あれは!!その…」
❤️「そっかぁ…、僕若井のこと惚れさせたのかぁっ…」
💙「だから違うって…!!!」
❤️「じゃあ嫌い…?」
💙「違う!!」
❤️「じゃあ好きじゃんっ」
💙「だから好きじゃない!!」
ガチャ
突然部屋の扉が開いた。
親「滉斗?」
扉を開けたのは母さんだった。
バレた。絶対、
💙「ああああああ!!母さん!」
❤️「あっ……人間」
親「え…?」
親「滉斗、この人誰?友達?」
💙「あぁ、えっと……と、友達!!」
親「そう。」
親「というか滉斗、今日学校抜け出したらしいわね」
💙「え、」
あ、やっばい…
俺どうなるんだろ、
親「明日、先生から話があるそうよ」
💙「…うんっ、」
ガチャ
💙「え、やっば、俺どうなんの…?」
❤️「えっ…若井どうなっちゃうの、」
❤️「僕の特別……」
--- 夜 ---
💙「おやすみ、もと…」
「おやすみ」を言おうとした時にはもう
元貴は床で寝てしまっていた、
❤️「…💤」
💙「え、俺の隣じゃ…ないの…?」
❤️「んぇ…??」
💙「あ、ごめん、起こしちゃった?」
❤️「…隣で寝ると若井惚れさせちゃうから隣で寝ない、っ」
惚れさせちゃう、?
なぜかこの言葉にドキッとした。
じゃあ惚れたら隣で寝てくれるのかな
俺は、深夜ハイテンションなのか知らないけど
気づけば、元貴に言ってしまっていた。
💙「も、もう惚れてるから…!」
💙「隣…来てよ、」
❤️「え…!」
❤️「じゃあ隣行く〜っ」
💙「……」
そのまま眠気に襲われ、俺は気づかぬうちに寝てしまった。
--- 朝 ---
今日の予報は、夕方から雨が降るらしい。
💙「おはよぉ、」
❤️「…💤」
💙「え、!?な、なんで隣で寝てんの!?」
❤️「んぁ…っ」
❤️「おはよぉ、わかいっ」
💙「なんで隣にいんのっ…!」
❤️「え?わかいが言ったんじゃんっ…」
💙「え、」
やばい、昨日の記憶がない、
俺そんなこと言ったっけ…
💙「とりあえず学校の準備しなきゃ、」
💙「元貴!起きてっ!」
❤️「わかったぁっ」
💙「あ、獣耳…」
❤️「大丈夫っ。僕の可愛さでなんとかするからっ!」
💙「大丈夫かなぁ、笑」
---
あと教室まで3mくらい。
教室に入ったら色々言われるんだろうなぁ、
先生にも怒られる…
💙「っ…」
心臓がバクバク鳴りながら、教室に近づいた
そんな緊張感が一番勝つ場面で・・・
💛「ひーろとっ!!」
💙「うわぁ、!?な、なんだ…りょうちゃんか…」
💛「あははっ!滉斗ってほんとビビりだよね〜っ笑」
💙「うるせぇよ!笑」
❤️「…!」
元貴が俺の後ろに隠れた。
❤️「……」
💙「元貴、!?」
💛「あ!元貴くん!」
❤️「若井っ、」
❤️「僕…やっぱりこの人怖いっ、、」
💙「え、」
💛「えぇ〜!?なんでえぇ!!」
りょうちゃんは
なんかふわふわで、なんか可愛くて、天然な人なのに…
怖い…のか
❤️「……」
💙「ほ、ほらよく見て!可愛い人でしょ、!?」
💛「可愛い人だよぉ〜」
❤️「…若井のほうが可愛いもん」
💙「は、はぁ…!?そ、そんなことな、いっ…」
💛「あははっ!若井も照れてんじゃん!笑」
💛「まぁ若井も可愛いとこあるもんね!」
💙「りょうちゃんまでなんなのっ…!!」
❤️「若井のそーいうとこだよ…っ!!」
💛「それは僕も思ったっ」
💙「もう、!2人揃ってなんだよぉっ…!!」
そうわちゃわちゃと話していた時、先生に呼ばれた。
先生「若井さーん、ちょっと。」
💙「あ、」
💙「…2人また後で、!話してて!」
💛「はーいっ」
❤️「ちょ、ちょっと…若井、!!」
❤️「……」
💛「てかその耳…」
❤️「…!」
❤️「なんにもないから…!!」
〜♪
いいタイミングで予鈴がなった。
❤️「あっ……教室、どこ…、」
💛「あ、こっちだよ!」
❤️「…触らないで、っ」
💛「ああ、ごめん!」
❤️「僕に触れていいのは若井だけだからっ、」
💛「ふーん?」
💛「あははっ」
💛「滉斗好かれてんな〜っ笑」
その頃生徒指導室では...
先生「じゃあ、学校を抜け出したのは事実なんですね?」
俺は先生と一対一で説教された。
もちろん空気はものすごく怖くて
逆らったら今にも死んでしまいそうなほど、怖かった。
💙「…はいっ、ごめんなさい」
先生「はぁ…次したら親御さんに伝えますからね。」
💙「えっ…!」
先生「ですが、罰として居残りで掃除してもらいます。」
💙「…わかりました、」
💙「失礼しました。」
ガラガラ
そう言って俺は扉を閉めた。
学校を抜け出して居残り掃除だけで済んだだけで奇跡だろう。
てか元貴大丈夫かな。
教室までの距離を歩きながら考えた
そして、教室の目の前まで来た。
もう既に1時間目は終わっていて、今は休み時間だった。
💙「元貴、だいじょ…」
教室に入ると、元貴の机の周りには昨日よりもたくさんの人が集まっていた。
❤️「…っ」
そこには
泣いてる元貴と、騒いでいるクラスメイトがいた。
💙「え、は…!?」
俺はすぐに元貴の方に駆け寄った
❤️「…!」
❤️「わかっ……わかぁい…っ泣!」
ぎゅっ
駆け寄ると元貴もすぐに気づいてくれた。
💙「どうしたの…!!何があった!?」
クラスメイト「何してんの〜っ?」
クラスメイト「おい、滉斗邪魔」
💙「は?」
この空気でわかった。
元貴は皆に馬鹿にされてたんだ。
💛「ちょっと皆、やめようよ!!」
でもりょうちゃんは止めようとしてくれてたみたい。
❤️「わかいっ……僕こわかった、」
💙「…ごめんね、ひとりにさせて。」
--- 放課後 ---
一応この件は解決した…はず。
❤️「若井っ、帰ろっ」
元貴と帰りたい…けど、俺は居残り掃除。
💙「…ごめん、俺今日居残りで掃除なんだよね、」
❤️「え、っ…じゃあ僕どーすればっ…」
💙「うーん…帰り道、わかんないよね、わかんないよね」
💛「あ、滉斗!何してんのーっ」
あ、。りょうちゃんの家に連れて行ってもらえばいいんだ。
💙「あ!ねぇ、りょうちゃん。」
💙「お願いが……」
--- ... ---
💛「うん、いいよ!」
💙「まじで!?ありがと!!」
❤️「若井っ…」
💙「ごめん元貴。掃除終わったらすぐ迎え行く。」
❤️「…うんっ」
---
大森目線
学校の帰り道。
僕は若井の親友と帰ることになった。
怖くて仕方ない。
❤️「……」
💛「ねーねーっ!」
❤️「……!」
💛「元貴くんて滉斗といつから仲いいの?」
❤️「…」
💛「あの距離だったら1年以上前だよね」
💛「うーん…」
話していることが全く頭に入ってこない。
💛「とうちゃーく!!」
って思ってる間に若井の親友の家に着いた。
❤️「……おじゃまします、」
💛「どーぞどーぞっ!」
もう無理。怖い
このまま捕まえられちゃったらどうしよ、
とりあえず大人しく、床に座った。
❤️「…」
💛「座ってて〜!お茶持ってくる!」
この人がいないうちに逃げ出してしまおうか、
いや、そしたらむしろ怒られるかも、
…怖い
❤️「……」
💛「お待たせー!」
目の前に出されたのは紅茶
見たことない飲み物だった
この中に毒盛られてたりして…
そう思うと飲めるわけない
💛「滉斗あいつ何してんだろーねっ」
💛「勝手に学校抜け出しちゃってさ〜」
❤️「…若井、」
💛「え、若井呼び!?」
💛「初めてみた笑」
❤️「……」
💛「で、その獣耳と尻尾は…」
❤️「っ…こ、これは、!」
バレたら捕まる…バレたら捕まる…バレたら捕まるバレたら捕まる…
💛「大丈夫だよ笑」
💛「僕は捕まえなんてしないからさっ!」
❤️「…え?」
❤️「じゃ、じゃあ…僕のことをわかってくれるってこと、!?」
💛「もちろんっ!」
❤️「…!!」
この人間も、若井と同じで優しい人間だった。
怖がってた僕がばかみたい。
❤️「お前面白い!!」
❤️「名前はっ!!」
💛「僕はぁ、藤澤涼架!」
💛「りょうちゃんって呼んで!」
❤️「うんっ!」
❤️「ねぇ、りょうちゃん、」
❤️「あ、あのね…僕」
❤️「猫になれるのっ、」
💛「え、?どういうこと…」
ドン
「にゃぁっ」
💛「えええええぇ!?」
💛「え、も、元貴くん…!?」
❤️「そうだよ!」
💛「戻った!?」
💛「もしかして滉斗が拾った猫って…」
💛「元貴くんのこと、?」
❤️「あ、そうなの!!」
💛「ちなみに滉斗になんて名前つけられた、?」
❤️「あ、えっと…“もっくん“って!!」
💛「あ、確定だ、笑」
❤️「ちょ、ちょっ…!!撫でないで…っ」
💛「よしよしっ」
❤️「僕の頭を撫でていいのは若井だけだから…」
💛「えぇ〜」
💛「若井特別だねぇ〜笑」
❤️「あ、あの!!」
💛「ん?」
❤️「僕の特別とはどういう関係なんですかっ……!!」
💛「特別…?あぁ、滉斗のこと?」
💛「滉斗は親友だよっ」
❤️「じゃ、じゃあ若井に恋人はいないってこと、!?」
💛「うん、多分もう数年恋人いないと思う笑」
❤️「若井まだかなぁ…っ」
💛「なんか元貴くんって猫ってより犬みたいだね!」
💛「滉斗は猫っぽくない?」
💛「ほら、あいつツンデレなところあるじゃん?笑」
❤️「つん…でれ、?」
💛「あぁ、例えば、」
💛「ほんとは好きなのに好きじゃないって言ったりする人のことツンデレって言うんだよ〜」
❤️「じゃあ若井はツンデレだ!!」
--- 30分後 ---
りょうちゃんと話すにつれ、どんどん打ち解けて言った。
楽しく話していると、あっという間に時間が経ち、若井が来た。
ガチャ
💙「おじゃましまーす」
💙「ごめん、りょうちゃん。ありがと!」
💙「元貴は…」
💛「あははっ!笑」
💛「後ろにいるよ!笑」
💙「え?」
❤️「若井!!おかえりっ!!」
ぎゅっ
💙「えええぇ、何…!?」
❤️「待ってたぁっ」
💛「あははっ笑。2人仲いいね!」
💛「出会ったのいつ?」
💙「…3日、前」
💛「え、3日でこれ…?」
❤️「んふふ〜っ」
💙「そうなんだよね、」
💛「完全に恋人同士の距離だねぇ…笑」
💙「はっ…!?違うし、!!」
❤️「若井〜っ」
僕は若井がいないと駄目なんだな。
今日僕はそれを実感させられた。
若井目線
りょうちゃんの家からの帰り道。
もう夕日は沈みかけていた。
❤️「楽しかったぁっ!!」
💙「ね?りょうちゃん怖くなかったでしょ?」
❤️「うんっ!」
❤️「りょうちゃんやさしいっ!」
❤️「でも特別の座は譲れないなぁ〜っ」
💙「…そっか、」
「僕の特別」それはなにに対しての言葉なのか
俺と元貴の関係はなんなのか。未だに謎だ。
元貴と「おやすみ」の一言を交わしてから数時間後、俺は物音で目が覚めた。
💙「んん…何事…?」
目の前には、何か書いてる元貴がいた。
💙「元貴、こんな夜遅くに何してんの…!」
❤️「えっ、!?若井っ、いつの間に…!?」
💙「何書いてたの?」
❤️「ひみつ!!」
何か隠し事?
元貴が隠し事なんてめずらしいな。
💙「早く寝なね、俺も寝るからっ」
❤️「うん!寝る寝る!!」
そう言って俺の方を見た元貴の顔は少し青白くて、体調が悪そうに見えた。
気のせいだよね。
💙「元貴おやすみっ」
❤️「うんっおやすみぃ」
この夜は、何事もなかったかのように深く眠りについた。
--- 2年後 ---
元貴と過ごして、あっという間に2年が経った。
未だにあの時の帰り道に考えた謎は解かれないまま、時間だけが過ぎて行った。
💙「元貴おはよ」
❤️「……っ」
元貴の様子が少しおかしい。
どうしたんだろ、
💙「元貴、おはよ。大丈夫、?」
❤️「…!?」
❤️「若井〜!!おはよぉ!」
💙「元気だね笑」
さっきの元貴の様子は嘘だったかのように、
いつも通りの会話になった。
❤️「ねぇ、若井、今日予定あるっ?」
💙「え、別にないけど、」
❤️「ほんと!?」
❤️「じゃあ〜っ」
❤️「夕方くらいにお散歩行こ!」
💙「お散歩?うん。いいよっ」
--- 夕方 ---
今は冬。
外はとても寒くて冷たい。
❤️「若井〜っ」
俺は元貴と手を繋ぎながらゆっくり歩いた
元貴の手は暖かくて、
色んな意味で手を離したくないなと思った。
💙「…元貴、手あったかいね」
❤️「ん?そーおっ?」
寒いなかでも、この声を聞けば暖かくなれる。と
最近思い始めている。
❤️「若井〜、疲れたからあそこのベンチ座ろーっ?」
💙「ん?良いよっ」
❤️「景色いいねっ!」
ベンチから見る景色は、遠くに海がかがやいていて、夕日の光が眩しく、
耳を澄ませば、鳥のさえずりが聞こえる。
空を見ると、雲がゆらゆらと動いていた。
💙「綺麗だね〜」
❤️「…若井はさ、僕とこれからも一緒にいたいって思ってる、?」
元貴が意味深な質問をしてきた。
💙「え、うん。当たり前じゃん!笑」
❤️「そっか、」
❤️「……」
あれ、なんか元貴の様子がおかしい。
顔が白くて、体調が悪そうに見える。
💙「元貴、?大丈夫?」
❤️「若井っ、こっち見て、?」
💙「ん?」
❤️「…だいすき。」
💙「え、??」
❤️「、今まで一緒にいてくれてありがと、」
💙「ちょ、え?何言ってんの、??笑」
❤️「僕にとって若井は…ずっと特別だからっ、」
❤️「絶対忘れないでね…」
❤️「__…笑。僕は若井にとっての特別になれたかなぁ、笑__」
夕日に照らされながらどんどん人間だった姿が猫に戻っていく
💙「え、元貴…!?」
❤️「あ、引き出しに手紙入ってるからっ…見てね、」
だんだん声が小さくなる。
❤️「…若井、」
💙「元貴…!ねぇ、元気出してよ…!、ねぇ、!」
❤️「…ありがとう。」
❤️「あいしてるよ。」
そう言い残したあと、猫の姿になった元貴は
息を引き取ってしまった。
💙「…えっ、?」
💙「ね、ねぇ…元貴…?」
💙「生きてるよ…ね、、?笑」
💙「またいつもみたいな冗談なんでしょ…?笑」
💙「ねぇ、ねえってば……!!」
💙「っ…ね、ぇ、元貴…!!泣」
💙「起きてよ…ッ、、!!」
しばらく泣き崩れてしまった。
なんで元貴が死んじゃったのか、
何が原因なのか、
元貴の「だいすき」は何に対してなのか
何としての愛なのか。
また謎が増えてしまった。
しばらくベンチで泣いたあと、俺は冷たくなった元貴を抱えて急いで家に帰った。
💙「手紙…手紙……っ、」
💙「あ…!あった…」
引き出しには、古くなった紙の封筒。
封筒の表には『僕の特別へ。』と薄い筆圧で書かれていた。
少しためらったが、
俺はその封筒を恐る恐る空けた。
そこには元貴からのメッセージが書いてあった
【僕の特別へ。】
若井!!
急だけど!
僕はね、会った時から若井のことが好きだったの!
かっこよくて、優しくてさ。
僕のことを捕まえようとしなかったの若井くらいだよ。
僕さ、もうわかってたの。
人間の姿に化けるたびにね、寿命が縮まってくの。
だからいつ逝ってもおかしくなかったんだよね、
だから生きてるうちに、この手紙を書いて
もうほんとに限界な時に渡そうと思う。
ずっと生きてきたけど、
若井と居た毎日が一番楽しかった!
これからも楽しいといいなっ
本当に僕の特別になってくれてありがとう
今泣いてたりするのかな、
…泣かないで、?笑
泣くなんて若井らしくないよ…!
僕が若井の隣からいなくなっても、
前に進み続けるんだよ。
若井なら絶対できるよ!!
だって僕の特別なんだから!!!
最後に一言だけ言うね。
ほんとに僕は、若井のことが好きだった。
どうしようもないくらい、依存してたよ、
だから若井も…!!
僕のこと絶対忘れちゃだめだからねっ、
最期まで一緒にいてね、若井!
ありがとう。
元貴より。
💙「……、」
💙「…俺のせいじゃん、泣」
さっきまでずっと泣いてたのに、
再び泣き崩れてしまった。
涙がこぼれ落ちて、濡れてしまった手紙。
俺が自分で黙読してたはずなのに、元貴が読んでるみたいだった。
手紙を読み終えたあと、もう一度元貴の方をみた
「」
もうびくともしない。
目の前で泣いてても反応しないし、
話しかけても何も返ってこない
でも話しかけた。
💙「…ねぇ、元貴、?」
💙「元貴は、俺にとって…大切な特別だったよ…っ」
💙「俺も元貴が好きだった…」
💙「2年一緒にいてくれて、ありがとう、」
💙「絶対、忘れないから…、っ」
💙「ごめん。」
💙「あと、…ありがとう。」
元貴を抱えながら語りかけていた。
---
元貴がいなくなってから3年。
俺は今でも恋人を作っていない。
だって後悔しているから。
「告白しとけばよかった」って。
大好きだったのに、愛していたのに、
はっきりと伝えることができなかった。
だからいつも、思い出の写真に向かって言う。
俺の「特別」に、愛の言葉を。