文豪ストレイドッグス!!の番外編になります!
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目次
文豪ストレイドッグス!BEAST「1」
私は桜月。
泉桜月。
両親を亡くし、貧民街で姉の鏡花と共に生き抜いてきた。
その姉が消えた、あの日までは。
私は食べ物を探し、姉の居る場所まで戻ってきた。
珍しく豪華な食べ物が見つかり、姉も笑顔で迎えてくれる___
そう思っていた。
「お姉ちゃん⁉」
そこには、
荒らされた我が家と、
血の跡があった。
そして、姉の姿は何処にも_____なかった。
「お姉ちゃん、⁉何処なのっ!お姉ちゃん!!」
致死量の血痕では無かったはず、、、
きっと此処に来た悪党に、逃げるか捕まったか、、、、
いや、お姉ちゃんに限って、捕まる事は無い。
逃げ出したんだ。
この日から、私は独りぼっちを覚悟し____
芥川「誰だ」
覚悟してた。
「っ⁉あ、貴方こそ、誰、、お姉ちゃんを傷つけたのは貴方なの⁉」
芥川「嫌、僕は今此処に来た。」
「、、お姉ちゃんを、見てませんか。」
覚悟、していた、のに、、
芥川「見ていない。貴様、一人か。」
「私は、一人、、、、」
芥川「なら、僕の下へ来い。面倒を見て遣る」
覚悟、、してた、、、、ちゃんと。
でも、
そう言って、
私を皆の所に導いてくれた。
「ありがとう。その、名前は、、」
芥川「芥川だ。」
「芥川、。私は泉桜月。」
芥川「桜月か。」
「芥川、私は姉を探さないといけない。」
芥川「そうか。手伝える事があったら言え。」
そこからは少しの間、無言が続いた。
でも、息苦しくない、寧ろ心地よい静けさだった。
銀「兄さん?その子は、、」
芥川「姉を探しているらしい。一人で困っているようだから、連れてきた。」
「桜月です。兄さん、、って事は妹さんですか?」
芥川「妹の銀だ。」
「銀さん、、此処に、居させてください。」
銀「、、、フフッ仲良くしようね。」
「はい、!有難う御座います。」
銀「桜月、呼び捨てにしてもいい?桜月も呼び捨てで善いから」
「え、で、でも年上だから、、銀ちゃん!」
銀「うん!そっちの方がいい!」
「、、そうだねっ!よろしくね、銀ちゃん!」
「だれだれ?」
「お友達?」
芥川「新しい仲間だ。」
「桜月です。よろしくね。」
此処に居る皆はそれぞれ、ゆうじ、しんや、りん、かつみ、さやかと言うらしい。
それから、私達は貧しいけれどそれなりに楽しく暮らしていた。
そして、半年ほど経って____
---
タカヒロ「今日の日給随分もらったな」
「そうだねっ!」
彼は同い年のタカヒロ。
りん「本当、先週はほとんどただ働きだったから」
「蒸かし芋でも買って分けようぜ」
なんて、他愛もない話をしていた、その時だった。
後ろに、ヌッ、と影が差した。
何だろう、と後ろを覗いた、その時。
「?、後ろっ!タカヒロ、危ないっ!!」
そう言った瞬間、後ろにいた男の人にタカヒロが殴られた。
かつみ「タカヒロっ!!」
「そんなっ、、」
誰「何よ何よ~餓鬼の癖に給料袋とはお大尽だねぇ~~」
「五月蠅いっ!タカヒロを返して!!」
ゆうじ「何だ手前らっ!」
誰「たった二千円?面白ぇ冗談
ほらここ貧民街だし助け合いじゃん?餓鬼は俺らを助けるために生きてんだよ」
違う。
違う違う違う。
分かってるのに、体が震えて動かない。
誰「判ったら持ち金全部出しな」
しんや「其れは俺たちの命を繋ぐ金だ!返せこの野郎!」
「駄目っ!しんや戻って!」
遅かった。
痛痛しい音が響く。
誰「いいねぇ。仲間同士の美しき結束か。なら明日も仲間の為に稼いでくれ」
「は?」
誰「~~~~~~」
彼奴が何か言っている。
私の大切な人たちを、傷つけている。
戯言を言っている。
「っざけんなよ。私達の仲間は、アンタの為に生きているんじゃない!」
誰「あぁ?」
さやか「さ、桜月、、」
「異能力:奇獣」
自分でも何が起こっているか分からなかった。
でも、
自分が化け物を呼び出して、
その化け物が彼奴をボコボコにしたのは見えた。
誰「っぐはぁっ、、何だよ、、手前、異能力者、か、、、」
そう言って、逃げていった。
タカヒロ「桜月、すげぇ!ありがとな、」
しんや「大丈夫か、?」
かつみ「桜月、異能力者だったの⁉」
りん「すごかったねぇっ!!」
「わ、私も吃驚したから、、」
私が、、、
異能力者?
芥川「桜月?」
「「芥川さんっ!」」
「吠えぬ狂犬、芥川龍之介」
恐ろしい異名がつけられた物だ。
確かに、ずっと無表情で何を考えているか分からない。
でも私達は知っている。
誰よりも仲間想いな、彼の一面を。
---
ゆうじ「俺も異能力欲しいな~~」
タカヒロ「ないものねだりはやめろっつの」
しんや「異能力の前に飯だぜ。これじゃ冬を越せねぇ」
「せめてまとまったお金があればなぁ~」
銀「そんなの何処にも無いし、、、何時もみたく過ごすしか無いよね、、、、」
ゆうじ「ふ、ふふふ、、、」
「ゆうじ、如何したの?」
ゆうじ「じゃーーん」
ゆうじがポケットから出したのは
|金剛石《だいや》
だった。
タカヒロ「えっ!?おいそれ」
「「ダイヤ!?」」
「「本物!?」」
「「何処でそれっ」」
ゆうじがそれを見つけたのは、比較的ぬかるんでいる土地で、
非合法な集団の取引最中だったらしい。
「芥川、、、此処、危ないんじゃ、、」
銀「兄さん、、」
芥川「ああ。皆、一分で荷を纏めよ。此処を引き払うぞ」
ゆうじ「な」
んで、という言葉の続きは語られなかった。
「ゆうじっ、!」
ぴた、とゆうじの顔に手を当てる。
額の真ん中を打たれている___
誰「悪いが一分もやれねぇな。取引の話を聞かれたなら尚更だ」
集団の大人が立っている。
銃を構えて。
当たりの空気が恐怖に満ちている。
武器も何も持っていない、子供たちの恐怖。
誰「宝石一個が高価くついたな」
ゆうじ「た、、ったたた、、、、たす、、けてっ、、、あく、、、た、、」
「ゆうじっっ!!」
そう叫んだ瞬間、
銃撃が始まった。
何も分からない。
何も感じない。
何も___
芥川、、、銀ちゃん、、
「逃げ、、て、っ、、、」
何処か、暗い所をさまよっていた。
皆は、、、
あ、向こうに居る、
皆の所に行こう、、
「そっちに行っちゃ駄目。」
声の主は、
「タカヒロっ!皆!何で、、」
向こうに居るのは、、?
「「あっちに行っちゃ駄目。明るい方へ行って。」」
「、、判った。」
走る、走る、こけても、躓いても、草で足が切れようとも。
気がついたら私は明るい所で横たわっていた。
銀「桜月っ、!」
「銀、ちゃん、、芥川、、皆は、、?」
銀「兄さんは、、、」
復讐をしに、走って行ったらしい。
一人で。
二人は逃げれたけれど、他の皆は駄目だった。
後から戻ると、皆の中で、私は一人唸っていたらしい。
銀「兄さん、、どうして。」
「芥川、、っ、、」
私は未だしも怪我している妹を置いて、
復讐に走るなんて。
酷い。
「銀ちゃん、私たち、生きよう。」
銀「ぇ、?」
「絶対に、私は達成しないといけない目標があるから。
一緒に、芥川を探して、私の姉も見つけて、それで、ッ」
---
銀said
桜月「一緒に、芥川を探して、私の姉も見つけて、それで、ッ」
なんて小さな背中なんだろう。
私より幼い、その背を見つめていた。
必死になって生きようと私に語り掛けるその姿は、とても綺麗だった。
今まで何度苦しい思いをしてきたのだろう。
姉を失ったり、親を失ったり。
きっと、やっと、堪え切れなくなったのかな
「やっと泣いてくれた」
私の前で、辛いって、苦しいって、
「大丈夫だよ。私達は、頑張れる。」
そう言って、頭を撫でた。
桜月「ッ、、うぁぁあ”ぁ”ぁぁっっ」
此の子を、絶対に守る。そう決めた。
---
桜月said
頭を撫でて、ふわっと抱きしめられた。
堪え切れなくなった何かが、堤防を破壊して押し出された。
「ッ、、うぁぁあ”ぁ”ぁぁっっ」
私より一回り大きい、その背中。
私は、絶対に銀ちゃんを、守る。
何があっても。
❔「素晴らしいね」
「っえ?」
思わず素っ頓狂な声が出た。
銀「、、誰」
銀ちゃんが私を庇うように前に出た。
太宰「私は太宰。ポートマフィアの首領だ。」
「ポート、マフィア、、」
銀「そんな人が、何しに来たの」
太宰「君たちを、勧誘しに来たんだ」
銀「、、っ⁉」
「ッ其処に行けば、銀ちゃんを守れるようになりますか。」
銀「其処に行けば、桜月を守れるようになれる?」
吃驚した。同時に同じことを云ってる。
太宰「勿論。お互いの兄姉にも会えるだろう。」
「なら、、」
銀「行こう。」
「「ポートマフィアに私達は行きます。」」
この判断が、私達の運命を狂わせた。
私達は誰かって?
私と芥川?
私と銀ちゃん?
私とお姉ちゃん?
私と、、、太宰さん?
其れは、その時が来ないと分からない。
ながっ
文豪ストレイドッグス!BEAST「2」
皆___
芥川たちと逸れて、早4年半。
私達、銀ちゃんと私の二人はポートマフィアに入った。
銀ちゃん改め、銀。
呼び捨てにしようという事になった。
銀は、首領、太宰さんの秘書。
私は_____
その太宰さんの
彼女となっています。
寂しそうなあの人の、孤独な誘いを断ることが出来なかった。
と言うよりも、あの状況から私達を救ってくれた時から、
私は惹かれていたのかもしれない。
そして、生き別れとなった姉と離れて、、、、
同じくして4年半。
今、何をしているのか___
鏡花said
熱々の湯豆腐に、
ホッとするお茶。
一度で善いから桜月と食べたい。
お腹が空いた。
一人で、何年も彼方此方を彷徨い続け、ある河原に来た。
あの日、自分たちの家に沢山の人が来た。
私は逃げる事しか出来なかった。
そして____
桜月と逸れてしまって、長い時が経った。
今頃何をしているのか。
見つけ出すまで、私は死ねない。
❔「大丈夫か」
誰、だろう。
「大丈夫。貴方は誰。」
❔「俺か?俺の名は」
❓「離せっ憐憫など不要だっ」
❔「織田。織田作之助だ。」
「織田、、作之助。」
織田と名乗る彼の肩には、既に一人の少年が居た。
❓「さっきから憐憫は不要だと」
ぐぅぅぅぅぅ、と彼の腹の音が鳴る。
織田「此奴は芥川。それと、紹介し忘れていたな。俺が所属するのは武装探偵社。
怪しい奴では無いから安心しろ。」
それが、私と芥川、織田作之助の出会いだった。
---
あの人と会って一夜明けた。
結局のところ寝る事は出来なかった。
けれど、之ほど立派な建物の中で、布団などと言うもので寝るのは初めてだった。
ピピピピピ
電話、?
「何処を押せば、、」
「))織田だ。」
「織田作之助。」
「))今から来て欲しい場所がある。」
そう言われてきた建物は___
武装探偵社だった。
階段を上り、建物の入り口に行くと既に芥川と、、
「誰」
国木田「国木田だ。お前がもう一人の言っていた奴だな。」
「泉鏡花」
国木田「泉か。今芥川にも言った処だが、手を貸してほしい。」
「何に」
芥川「探偵社に爆弾魔が立てこもったとの事だ」
「爆弾魔、、」
夜叉を自分で操れたらな、とふと思った。
桜月なら、自分でちゃんと操れて、使えるのに、と。
そして、その爆弾魔と対面した。
制服姿の女の子を人質に取っている。
「・・・」
爆弾魔「・・・?」
「・・・」
爆弾魔「・・💦お、おいッ」
「動いたら一秒で殺す」
爆弾魔「ビクッッッ」
皆「(怖っっっっ)」
無言で爆弾魔に近づく。
真坂芥川が同じ行動をとるとは思わなかったけれど。
爆弾魔「う、動くな!ち、近づいたら爆弾ごと建物を吹き飛ばすよッ」
「やってみたら」
芥川「やってみろ」
爆弾「ぅ、うあぁぁぁぁ~~~ッッッッ!!!」
カチッ、とボタンを押す。しかし、その頃には私が爆弾を___
護身用に持っていたナイフで切っていた。
「「爆弾、動かない。」」
真坂の、、、
芥川が異能で同じ事をしていたとは思わなかったけど。
動き方が同じ過ぎて嫌だ。
そして、彼奴が爆弾魔を殺そうとして、終わった。
驚いたことに、此れは入社試験だったらしい。
あの爆弾魔は探偵社員。
凄い演技力だな、なんて呑気に思ってた。
芥川と色々動きが似てるのは本当に気に食わないけど。
---
無事、試験も終わった。
翌日、私達は事務所の下のカフェに来た。
谷崎「すンませんでしたッ!」
この先輩が謝っている原因は、芥川___
主にだけど。
私も睨んでいる。
谷崎「すンませんでしたッ!!」
やっぱり視線を緩めない。
谷崎「そのゥ、、昨日は本当にすみません。試験とは云え命を脅かすような真似をして、、」
少し可哀そうだと思ったけど、何で怒られてるか分かって無い。
やっぱり視線を緩めない。
谷崎「ええと、、矢っ張り怒ってますよね?」
じろっ、ともう一睨みした。
序に芥川の方を見ると、同じ事をしていた。
谷崎「う”っ」
遂に動かなくなった。
白目を向いている。
何故睨まれているかを理解しない限りは許さない。
ナオミ「に、兄様っ、、気をしっかり!ナオミが付いていますわ!」
国木田「おい、、何とか言ったら如何だ、新人。」
やっぱりあの、、国木田なんとかも睨む。
妹が傍にいる幸せを有り難いと思って。先輩。
そして先輩二人は目で会話している。
「許せない。」
芥川「許せぬ。」
また被った、、(呆)
「其処の女の子が妹なら、もっと大事にしたら。」
芥川「僕の台詞を取るな」
谷崎「え、あ、、昨日僕が人質役のナオミを雑に扱ってたから怒ッてたの?」
「コク」
芥川も頷いている。
でも、二人はちゃんと仲良しらしかった。
女給さんが来た。
芥川は___
汁粉とほうじ茶を頼んでいた。
「湯豆腐」
国木田「ない」
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン、とショックを受けていると、織田作之助が来た。
その前に過去の話をしていたけれど。
国木田「遅いぞ織田!自分が推薦した後輩をどれだけ待たせる気だ!何をしていた!」
織田「世間話をしていた」
---
桜月said
嫌だ嫌だ、助けてくれ、来るな来るな、止めろッッ、と悲鳴が響き渡っている。
私は太宰さんの彼女。という立場だが、ポートマフィア内では幹部クラスの人間だ。
勿論任務もあるし、その量は一般より多い。
今回の内容は、襲撃に着た奴らの、一人だけ残して皆殺すことだ。
敦さん、私と同じころにマフィアに入った人との合同任務。
最初から表立って動くのは敦くん。
しかし、仕掛けられた爆弾を早くも解除してしまった私は暇で仕方が無かった。
結局の所前線に向かう私の耳には、最初に言った悲鳴が劈いてくる。
「はぁ、、ったく、敦くん派手にやってるなぁ」
真っ暗だから、私が少しずつ人を殺して行っても気付かれない。
そして、最後の一人。
誰「全員、、死んだのか、、、?」
「「ふふっ」」
敦「「えぇ、その通りです。」」
ランプに照らされた姿を見て、敵は驚く。
そりゃ、あの有名な「白い死神」が少年だからね。
ちなみに、私は「紅い天使」「紅い妖精」
この二つの通り名で有名だ。
敦「桜月ちゃん?何時も云っているよね、危ないので前線に出てきては駄目だって。」
「私は幹部!働かないとだめ。」
誰「真坂、、紅い天使かッ!?」
「御名答。ならば貴方は天界に送られてきた死人ですね。」
敦「駄目だよ。一人は生かしておけと言う命令だ。」
「えぇ~、、」
誰「お喋りも其処迄だ。我々が勝利しないことは確かに確実だ。
だが敗北を拒否することは可能。此処は我々の爆弾保管所だ。」
起爆装置に親指を載せ、カチ、とスイッチを”押した”。
離すとアウト。
莫迦だなぁ
「親指、貰いますね」
そう云って、起爆装置と親指を貰った
結局、解除してるから意味ないけど。
敦「有難う、桜月ちゃん。」
「解除既にしてるから離しても意味なかった」
誰「な、んだと、、ッ」
彼の敗北は目に見えている。
私達の勝利。
姉が来ても、私は此処から離れる気は無くなった。
一生、嫌死ぬまで此処に居るつもりだ。
うぃ!
文豪ストレイドッグス!BEAST「3」
特に報告は無い、、、と思います(?)
敦くん、強くなったなぁ~
っていうか
「今回の敵も弱かったね」
敦「だね。でも僕は死ぬのが怖い」
「大丈夫。敦くんが死にそうなときは、私が扶けたげる!」
敦「有難う、桜月ちゃん。」
その時、敦くんの首についている輪が刺さった。
棘が付いているため、虎に変身している時の自我を保つのに必要だという。
敦「・・・・・っ」
「大丈夫、、じゃ無さそうだけど、大丈夫?」
敦「大丈夫だよ。今回は随分長く変わってたからね。一寸応えたんだ。」
改めて首を見ると、やはり棘が敦くんの首を刺し締めあげていた。
「早く外した方が善いんじゃ、、」
その人の首に手を伸ばそうとした。
けれど、その手を掴まれた。
敦「良いんだ。この輪の拘束と痛みが無いと、虎を制御できないから。」
「だからってそんな、、」
敦「虎が暴走したら桜月ちゃんにも被害が及んでしまうから。」
「其れは___」
広津「我々がお送り致します、敦様、桜月様。」
「広津さん、立原くん。」
敦「周辺の見回り、ありがとう。」
広津「予定通り鉄器を殲滅したご様子、お見事です。」
「ほとんど敦くんがやったから」
広津「しかし相手100人に対して、此方は2人。矢張りお見事です。」
「そうかなぁ~、、」
広津「取り敢えず今は拠点にて治療を受けてください。」
敦「判った。」
「首領に報告は私がしておく__」
敦「僕も行くよ、少し待っててくれたら。」
「なら一緒に行こう。すぐ行くね、って治__太宰さんに連絡をお願い。」
部下の前ではちゃんとした呼び方をしなければ。
---
鏡花said
国木田先輩と織田先輩が揉めている。
と言うより国木田先輩が一方的に怒鳴っている状態。
幾つか分かったことがある。
織田先輩がカレー好きという事。
そして話の長い老人にやたら捕まる事。
無表情。
織田「このカレー、もう少し辛口にしてくれ」
「私もカレー食べる」
店員「はぁい!」
すると、いきなり芥川が織田先輩を攻撃し始めた。
何故だ、という問いに対しては、何時何処で仇敵に出会うのか、分からないから、、らしい。
芥川の負け。
喉元にスプーンを突き付けられていた。
「仇敵、。」
芥川「仇敵だ。」
国木田「仇敵だと?」
私にとっては家を荒らしに来た、黒ずくめの銃を持った奴ら。
彼奴らが仇敵。
織田「芥川は殺したい相手が2人、泉は集団だ。」
芥川「そのうちの一人は、顔も素性も分からぬ男だ。僕は黒衣の男と呼んでいる。
妹を拐かした男だ。」
妹。
「私にも妹がいる。」
織田「そうなのか。妹は今何処だ。」
「分からない。昔、家を荒らしに来た人等によって生き別れた。」
「「絶対に、探して見つけ出す。」」
谷崎「生き別れ?妹さんと?」
「うん。」
「コク」
谷崎「其れでさっき妹の話の時に怒ってたンだ。」
ナオミ「妹さんの居場所に心当たりは?」
芥川「皆目見当がつかぬ。生死すらも不明だ。だが必ず見つけ出す。」
「私は、絶対に生きて会う。」
それから話を聞いていると、ある人物の話が出てきた。
人探しに打って付けで、
桜月を、妹を見つけ出すのにぴったりな人物が探偵社に居るらしい。
ナオミ「紹介しますわ!世界一の名探偵を!」
国木田「待て。その前にやる事がある。」
確かに。
芥川と織田先輩の戦いで店がボロボロ。
---
桜月said
コツン、コツン、と足音が響く。
敦「首領、敦です。招集に応じ、参上致しました。」
「私、桜月です。」
太宰「桜月ちゃんに敦くんか。どうぞ。」
扉を開けると、其処には椅子に座る治とその横に中也。
中也、、、敦くんに厳しいと思う。(※桜月ちゃん個人の見解です)
「「失礼します。」」
中也「頭が高ェぞ遊撃隊長。首領の御前だ。控えろ。」
敦「申し訳ありません。」
「中也、敦くんに厳しい」
中也「はァ!?当たり前ェだろッ!頭を下げろなンて」
太宰「いいんだ中也。ご苦労だった敦君。帰還を歓迎しよう。
桜月ちゃん、会えて嬉しいよ。」
敦「ありがとうございます。」
「私も首領の御尊前に居れる事、誠に喜ばしく思います。」
太宰さんとの関係を知っているのは中也だけ。
敦くんにも言っていない。
太宰「中也、彼らと3人で話したい。」
中也「何言ってやがるッ!桜月は兎も角、丁稚が」
太宰「何で?敦君は信頼のおける部下だ。」
中也「信頼は関係ねぇ」
まぁ、こんな事例も過去に何度かあったし、その度に襲撃を受けてるからね、、
中也の言い分も分かるっちゃわかる。
あ、中也が「許可」って言った。
まーた治に弄られてる。
諦めて出ていくし。
中也「桜月、此奴の事、俺が殺すまで殺させンじゃねェぞ」
「はいはい」
バタン、と勢いよく扉が閉まる。
太宰「桜月ちゃん、15分後、また此処に来てくれるかい?」
「判りました。では。」
何時もタメ口だし、敬語って変な感じ。
で、まぁ私も部屋を出ていった。
バタン、と扉を閉めて。
既に明日の緊張が襲ってきてる、、、
部活の一大イベントだ、、、
文豪ストレイドッグス!BEAST「4」
今日の服!!
めっちゃ忘れてた
https://i.pinimg.com/originals/a7/b2/57/a7b25774cfce05199e25ef3332a4412a.jpg
15分後と言われたけれど、やっぱりやだ。
久しぶりに会えたから、待てない~~っっ!!
「治ーっ!!久しぶりっっっ!!」
部屋に飛び込んだら、敦くんがめっちゃ驚いた顔でこっちを見ていた。
太宰「桜月ちゃん、私は15分後って言ったよね?」
「え~だって、、、」
敦「え、ぁ、ぇ、な、っ」
「あ、」
太宰「敦君、君は何も見ていない。いいね?」
敦「も勿論です!」
「あ、銀っ!久しぶり~!」
銀「桜月、、何が、、、え?」
太宰さんの膝に乗せて貰って、頭をなでなでして貰ってた。
太宰「取り敢えず、敦君、君の次の標的は武装探偵社だ、」
敦「判りました、太宰さん。では失礼します。」
慌てた様子で部屋を出ていく敦くん。
銀「桜月、、どういう事なの⁉」
太宰「桜月ちゃんはね、私の彼女なんだ」
銀「・・・・・・・・・え」
「隠しててごめんっ」
太宰「驚いたかな、銀ちゃん。」
銀「いえ、少し吃驚しました。」
「フフッ、之からも宜しくね、銀。」
銀「う、うん、、」
「あ、そう言えば中也、ずっと外で待ってるね」
太宰「気が付いたかぁ、、まぁいいや。中也、入り給え」
中也「丁稚が出て来たのに何時まで待たせやがる太宰ッ!!」
「ほら落ち着いて」
中也「はァ、、、ッたく手前も気付くのおせーンだよ」
「はいはいごめんね」
太宰「取り敢えず、桜月ちゃんは次の任務に行こうか。銀ちゃん、地図を。」
銀「こちらに」
「やっぱり銀は大人だなぁ~ダレカサントハチガッテ」
中也「ンだと手前ェ!?」
太宰「ほらほら五月蠅いよチビ幹部君」
「アハハ、、、じゃあ、またね(´,,•ω•,,)ノ″」
太宰「ウッ、カワイイ((何でもないよ。頑張ってくれ給え」
中也「その話し方気持ちわりーンだよッッ!!」
ツッコミ屋さんの中也www
じゃ、行って来まーす
---
鏡花said
乱歩「人捜しぃ?やだ~面倒くさい」
この人は江戸川乱歩。
まさに『名探偵』らしい。
谷崎「乱歩さん、、そこを何とか___
新人のお二人には生き別れた妹さんが居るそうなンです・・・」
❓「谷崎は妹の不幸となると黙ってられないからねェ」
「与謝野さん」
この探偵者のお医者さん。
そして__
賢治「皆さん、何の集まりですか?」
「賢治さん」
お腹が空くと怪力になる。
谷崎「あぁっ、そう、それで、お二人の妹さんが、、」
「私の妹は生きてる。絶対に。」
何故か分からないけれど、分かる。
感覚が、
生きていると、
判る。
乱歩「ふぅん、、」
谷崎「芥川さんの妹さんは、『黒衣の男』と呼ばれる人物に誘拐されたそうなンですが」
乱歩「顔や名前は?」
芥川「不明だ」
「黒衣の男、、、」
それだと黒服と言う事しか判らない___
でも、芥川の方が情報は多い。
芥川「だが声を聴けば僕には必ず判る」
乱歩「はーーあ、、何でこう世の中には莫迦と無知と見当違いしかいないもんかな」
「?」
芥川「何?
僕はその内の孰れだ?」
芥川キレた
谷崎「まぁまぁ」
谷崎さん可哀そう
史上最高の名探偵は、気の乗らない事件の捜査はしないらしい。
問題は私の方にある、だそうだ。
芥川は自力で見つけるとか言っているけれど、私はそんな下手な事はしない。
一刻も早く桜月に会う。
それが一番の目的だから。
「私が如何したら、捜査を受けてくれるの。」
乱歩「・・・・・・」
無言でカードを二枚差し出した。
私と芥川に一枚ずつ。
芥川「これは」
乱歩「いいよカード」
「いいよ、カード、、?」
何それ、と思う。
芥川も同じような事を聞いていた。
名探偵曰く、探偵社員らの手伝いをして、全員分のハンコを押して貰えたらOK、らしい。
「判った。」
乱歩「健闘を祈るよ、新人探偵たち。でも君たちが本当に苦しむのは、
判子が揃った後だけどね。」
先ず誰に判子を貰おう、と思った時だった。
谷崎さんがそっ、と判子をカードに押した。
「如何して?」
谷崎「僕は鏡花ちゃんが妹さんを早く助けに行って欲しい。だから。」
「___有難う。」
谷崎「一つ忠告をするね。」
「コクン」
小さく頷いた。
谷崎「もし妹さんを見つけて、その前に君の仇敵が立ちはだかったとしたら、
容赦はするな。結果として彼奴等を殺しても、それは君の所為じゃ無い。」
驚いた。
人を殺すことは、駄目だと思っていた。
「___何故」
谷崎「この世には、妹より大事な正義や論理なンて存在しないから。」
「判った。忠告有難う。」
確かに、その通り。
真坂の判子一つゲット。
谷崎さん、善い人。
さて、次は誰に貰おう___
賢治「僕も今直ぐ押してもいいんですけど、」
という社員の賢治さん。
何を頼むのかと思った。
そして3人__芥川と賢治さんと私で向かったのは、
田んぼだった。
芥川の顔を見ると、
物凄く途方に暮れた顔をしていた。
賢治「さぁ早速始めましょう!」
食べ物は大事。だからやる。
そして私は田に足を踏み入れようとした。
芥川は既にスーツで田に入っていた。
賢治「あっ、その恰好では駄目です」
私は和服のままだった。
和服では農作業をしたら駄目なのか。
着替えると、
ダボっとしたズボンに長靴で、パーカーの様な物を上に羽織った。
そして、麦わら帽子も。
賢治「わーっ!思った通り似合ってますよ!」
やり方を教えて貰った。
何故か、夜叉が操れるという出来事が起きた。
探偵社に入ったから?
何にしろ、夜叉に頼んで私の分は一日で終わった。
芥川はと言うと、腰を痛めて休んでいた。
私一人で判子を貰った。
でも、時々世話しに行こうかな、と少し思った。
その後、芥川も判子を貰っていた。
途中、アクシデントが色々起こって居たらしいけれど。
兎に角、これで6つ中2つ集まった。
残り、4つ。
うぃ~!
疲れて廃人になっています!
ののはなでぃ~っす((
文豪ストレイドッグス!BEAST「5」
今日の服!!
https://i.pinimg.com/originals/30/70/d8/3070d819d3e32cb65c1626edc56973f7.jpg
後出てくる服はこっち!
https://shop.r10s.jp/malymoon/cabinet/maid/side_banner/03552294/imgrc0072739525.jpg
変装後のイメ画は
file:///C:/Users/j80922012/Pictures/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88%202023-04-04%20112649.png
服は取り敢えずうん。上の着てる服のやつ見てくんちゃ(o*。_。)o
キャラメーカーのやつはあった奴で一番近いからあれにしただけだよ!
今週の合計睡眠時間:6,5時間(マジ)
鏡花said
私と芥川は賢治さんに判子を貰うことが出来た。
そして、次は____
国木田独歩。
国木田「では、俺の要求を発表しよう」
ゴクリ、と唾をのんだ。
滅茶苦茶な要求だったらどうしよう‥‥
国木田「芥川、泉、お前らを____」
「「風紀委員に任命する!!」」
「えっ」
---
早朝6時半
私は既に起きていて、
と言うよりも眠れない。
だから、何時も早く外に出て、走りに行っている。
そして、朝ご飯に少しの豆腐を食べる。
日によっては、鰹節をのせたり、麺つゆをかけてみたり、
色々試してい
「「おい新人!出社予定時間だぞ!起きて準備をしろっ!」」
静かな時間が破られた。
「「起床予定時間を二分半も過ぎているぞ!」」
「もう起きてる。」
芥川「こちらだ先輩」
芥川、既に起きてた。
私と同じ行動になり過ぎだと思う。
何故其処迄同じなのか。
国木田「あぁ・・・・お前朝食は?」
芥川「要らぬ」
「もう食べた。豆腐を1パック。」
国木田「何?駄目だ。泉は豆腐を食べているから未だしも芥川、」
「逃げてる。」
国木田「おい待て芥川!先輩の話は最後まで聞け!」
迅っ
二階部分で話していたのに既に一階のエントランスの場所に居た。
国木田、イライラ中。
国木田「独歩吟客 |鉄線銃《ワイヤーガン》」
そう云って、国木田は手帳の頁を銃に変えた。
鉄線銃は、芥川に向かって一直線に伸びた。
一瞬で芥川を捕らえ、追いついた。
私も2階から1階に飛び降りて、二人を追った。
国木田「善いか芥川。風紀委員たる者先ず自らが業務遂行の規範と~~~~」
その後もずっと何か云ってたけど、面倒くさかった。
「書類仕事は嫌い。」
芥川「書類も刻み捨てる」
国木田「やめろ(-_-;)」
みたいな事であったり、
国木田「いいか、今日は正しい業務遂行の手順を覚えて貰う」
「業務、遂行?」
国木田「あぁ。今回の依頼は児童誘拐を専門とする誘拐組織の摘発だ。」
子供を態々狙う、、性格が悪い。
被害に遭いそうになった子供が居る。
記憶も新しいから、質問の仕方は気を付けろ、との事だった。
「兎、、好き。雷、嫌い。」
先ず仲良くなる。
その次に少しずつ聞く。
子供「あっ、は、はい、、」
「好きな物は、何?」
子供「えっ、えっと、トランプです」
「面白い?」
子供「は、はいっ」
トランプ・・・カードゲェム。私はやった事が無い。
「今度やってみる。」
子供「はいっ!ニコ」
少し緊張が解けた。
そろそろ聞いても・・・
そう言えば芥川は?
芥川「おい小僧、目撃した犯人の外見を云え。思い出さねば4階から投げ落とす」
子供「えっあっえぇ」
子供取られた
「芥川、その子返して」
国木田「脅すな阿保!」
「おいで」
と言ったら、その子は素直についてきた。
可愛い。
芥川「・・・」
無言で此方を睨んでくる芥川
「国木田、トランプ」
国木田「と、トランプ?此処にあるが‥」
「トランプ、する?」
子供「は、はいっ」
楽しかった。
遊んでる間に色々聞けた。
その間、芥川は逃亡。
であったり、
業務報告書に
『全て刻み捨てた』
と書いたり、
因みにその書類のサインは、凡て芥川が押していた。そのため__
社長:芥川
管理者:芥川
担当:芥川
と言う、自分の管理者兼社長と言う事になっていた。
そして、早一週間。
私はしっかり出来ていたが、芥川が問題行動ばかり起こしている。
『風紀委員としての芥川を監視する風紀委員』が開設されようとしていた。
そしてその私は、只今机の陰に隠れている。
与謝野先生の条件は、私には到底耐えられなかった。
治癒を受ける、と言うのがあれ程___
人間に為らざる物になるとは知らなかった。
そして、隠れている間に、誘拐犯を芥川と締め上げに行った。
隣室に押し込めておいた。
まぁそれには国木田も満足そうだった。
そして無事、国木田の判子も貰えた。
「いいねカード」判子6つ中残り3つ。
---
桜月said
私はとあるカフェに向かっている!
銀の写真を、探偵社に渡すために。
何故そんな事をするのか分からなかった。
芥川に、お姉ちゃんに、会いたいな。
敦「桜月ちゃん?大丈夫?」
「うん、大丈夫。少し、、気になる事があって。」
敦「この写真?」
「そう。如何して態々探偵社にこの写真を渡すんだろう、って。」
太宰さん曰くこの中には、銀の写真、そして手紙が入っているらしい。
そして___
敦「桜月ちゃん、此処は敵対組織の下だ。首領の側近が易々と来て善い場所じゃない。」
「え、じゃあ如何しろと、、」
敦「少しあっちのお店に行って、変装できる道具か何か持っていた方が善い。」
「わ、分かった。」
黒髪を、シャワーですぐ落ちる染料で白髪にした。
真っ白の髪。
昏い青色の目は、カラコンでエメラルドに近い、明るい青色にした。
そして、制服風の服を着て、ばっちり!(だといいけど)
髪も括ったし、大丈夫だろう。
「敦くん、如何かな、、」
敦「き、君は誰??」
「え、桜月だよ」
敦「嘘でしょ!?」
「まじまじ」
敦「其れだと絶対バレない」
「やった~!」
敦「じゃ、行こっか。」
「うん!レッツゴー!」
チリンチリン
そのカフェは、探偵社の一階部分に在り、とても居心地の良い場所だった。
そして、先客_____
「如何して、貴方が、貴方達が、此処に・・・っ⁉」
私のそう呟いた声は、誰にも届くことなく消えた。
はいテンパり状態のののはなちゃんです☆((キmmmmmm
えっと、はい!何もないです(?)
じゃあさよ~奈良~
奈良~
鹿~~
大仏~
修学旅行~
自然学校~
楽しかった~((何の話だよ
文豪ストレイドッグス!BEAST「6」
今日の服!!
https://cdn.shopify.com/s/files/1/0514/9812/3430/products/53b6742b473d56824c5fff80d134d882_cae4f839-e257-4985-9d2f-8ec0902116cd.jpg?v=1624859052
今、桜月ちゃんが制服を着ているって事で此方も制服風にしてみました!
「如何して、貴方が、貴方達が、此処に・・・っ⁉」
私のそう呟いた声は、誰にも届くことなく消えた。
何故此処に、
お姉ちゃんが。
そして、
芥川が?
如何して一緒に居るの?
何で?
真坂、探偵社員_____
取り敢えず、冷静を装って敦くんの横の席に着いた。
敦「珈琲を」
「私はカフェラテで」
取り敢えず注文する。
空気に染込んでいる珈琲の匂い。
敦「すみません、さっき、電話の声が聞こえてしまったんですが、」
「探偵社と仰いましたか?」
声色を変えないと、勘付かれるかも知れない。
鏡花「・・・私達は武装探偵社、社員。」
やっぱり、お姉ちゃんだ。
声も、顔も、話し方も、全部あの時のままだ。
「そうなんですね。探偵社の社長さんにお手紙を届けようと来たのですが・・・」
鏡花「此処で合ってる。」
芥川「この建物の4階が探偵社だ。」
敦「そうですか。善かった。」
お待たせしました、とカフェラテが置かれる。
私は貧民街の時の名残で、角砂糖をたくさん入れてしまう。
そして、敦くんも同じく。
「ふんふ~ん♪」
鼻歌を歌いながら、角砂糖を6個入れる。
お姉ちゃんの視線が痛い。
敦くんも、芥川さんにガン見されてる。
「「これですか?」」
敦くんと奇跡的にハモる。
「多いですよね…でも、昔、砂糖が凄く貴重な所で育ったので・・・」
敦「僕も同じようなものです。気が付いたら、癖でやってしまって…」
芥川「孤児院に、貧民街か。」
「何故そう思うのですか?」
鏡花「独特な気配に他人の挙動に対する過剰な集中力、疎外されていることが、
前提の距離の取り方だから。私も、育ったのは同じような環境。」
「成程…素晴らしい洞察力ですね、」
お姉ちゃんも芥川も、きっとあの頃の名残は消えていない。
実際、芥川が飲んでいるほうじ茶には、4つの角砂糖が入っているらしい。
敦「じゃああれは分かりますか?鉛筆とノートの争奪戦」
芥川「無論だ。常人には理解されぬが、
鉛筆とノートは肉や砂糖よりも競争率が高かった。」
「そういえば、お名前をお聞きしていませんでした。私は__」
苗字を名乗ると怪しまれてしまう。
故に____
偽名を使う!
「私は、綾瀬 桜月。お二人は?」
芥川「僕は___芥川だ。」
知ってる~
知らないはずがないでしょ
鏡花「泉鏡花。」
お姉ちゃんだねぇ~
敦「僕は中島敦。」
「お手紙はこのお二人に預けた方が良さそうですね。」
敦「では、鏡花さん、芥川さん、この手紙を社長にお渡し下さい。」
速報:手紙を受け取った芥川、お姉ちゃん、物凄く怪しむ。
芥川「差出人の名は?」
「中を読めばわかる、と言伝を受けています。」
鏡花「危険物の気配はない___けど、一応開けて確かめても善い?」
敦「勿論です。封はしていませんから。」
銀の写真、そして手紙。
それがこの封筒の中身だと聞いている。
芥川が封筒の中から取り出したのは、2枚の紙と、聞いていた通りの手紙だった。
紙、写真が2枚?
銀の写真一枚、の筈......
その紙を二人がそれぞれ見ると、表情が変わった。
お姉ちゃんも、芥川も、怒りが滲み出てる。
真坂、それは、銀の写真。そして、《《私の写真》》?
暫く誰も口を開かなかった。
私が声をあげようとしたとき、芥川の静かな、怒ってる声が聞こえた。
芥川「・・・貴様、此れは何の冗談だ?」
敦「…どうかしましたか?」
「怪しい物は入れていない、と聞いていましたが。」
鏡花「.........何故、、この写真は、?」
芥川「其れは桜月、、ッ」
「銀さん、そして桜月さんが、如何かなされましたか?」
別人のふり。
バレたら終わる。
敦「でも何故首領はそんなものを?」
「敦くん、中身聞いて無かったの?」
敦「うん、、」
そう、何故。
こんな事をする理由___
は、私は分かる。
鏡花「桜月は、何処。」
芥川「銀は今、何処に居る?」
恐ろしいどす黒い何かが、二人からは感じられた。
下手したら殺されそうな、気配。
「彼女らを、知っているのですね。」
鏡花「桜月は私の妹!分かってるでしょう、桜月!」
「な、っ何で、、」
芥川「お前の雰囲気を忘れる訳が無いだろう」
鏡花「桜月、私の所に戻ってきて、」
「ごめん。私、桜月じゃ無いから。貴方達の知る、泉桜月じゃ、無いから。」
敦「僕達の組織には、掟がある。
それは、彼女ら銀さん、桜月ちゃんの事を探す人間は、”殺せ”と云う物です。」
「首領の側近を狙われたら困りますからね。」
そして、少し戦った。
お姉ちゃんと、芥川と。
久しぶりに会えたのに、再開がこんなのって、、
哀れじゃない?
妹に、顔馴染みに、ボコボコにされるの。
流石に探偵社の真下で真面にやり合う莫迦はしなかった。
直ぐ撤退。
怪我は、何故か一つもしていなかった。
どうして怪我をしていなかったのでしょうか?
単純に強いだけではない気がしますが_____?
文豪ストレイドッグス!BEAST「7」
今日の服!!
https://img21.shop-pro.jp/PA01430/137/product/147551135.jpg?cmsp_timestamp=20191223153702
鏡花said
あの人は、絶対に桜月。
この店に来た、敦、そして桜月と名乗る人物に、私達は太刀打ちできなかった。
大怪我を負った。_____筈だった。
「あ、れ、?怪我が____」
ない。
それどころか傷跡もない。
与謝野「お目覚めかい?」
「与謝野、先生!」
与謝野「アンタ達二人とも、随分酷い怪我をしてるもンだから、
妾はアンタが気絶してる間に楽しんじまったよ」
そう云って、スタンプの埋まった『いいよカード』を渡された。
与謝野「ついてきな。芥川は目覚めている。アンタらに見せたい物がある。」
其の儘与謝野先生に着いて行くと、皆が椅子に座っていた。
勿論、芥川も。
促されるがままに私も椅子に座った。
芥川「其れで、何事だ。」
国木田「二人共、この映像を見ろ。」
その映像には__
国木田「此れは4年前に起きたある事件で、
二つの組織の長が開いた秘密会合の映像だ。」
片方は異能特務課長官、種田と言う男。
もう片方はポートマフィアの首領、太宰治。
桜月が入っている組織の、長。
「この映像が、何故此処に・・・?」
国木田「政府の極秘資料として保管されていた物を、乱歩さんが探り出した。」
そして、この資料を手に入れたのは織田作之助。
3日も掛けて、この資料を手に入れてくれた。
危険で、難しい任務を、私達の為にしてくれた。
胸が熱くなった。
国木田「この映像、此処を見ろ。何か判るか」
そう言って指したのは、何の変哲も無い様に見える洋酒の杯だった。
国木田「此れは運命の杯だ。お前たちにとってのな。」
芥川「何だと」
確かにこんな杯が運命のものだとは思い難いけど、
其処に一回ずつ引っかかる芥川って….........┐(´д`)┌
「其れで、如何いう事。」
指向性光束波盗聴、と云う物で、杯に光束波を当てることで、
この会合の音声を記録することに成功した。
だから、この杯が無ければならなかった。
と言う事だ。国木田さん、説明が上手。
国木田「映像を再生するぞ。」
そうして流れたものは、驚くべき内容だった。
現首領、太宰治は前首領、森鷗外を暗殺してその座に就いた、らしい。
その時、机がガタンと揺れた。
芥川「奴だ。忘れる筈があるものか。あの日聞いた奴の声。黒衣の男の声だ。」
「なら、桜月が居る組織の、長___」
芥川「この男は何処に居る」
「言って。桜月の居場所の、手掛かりだから。」
この男が、芥川の妹、そして桜月の、居る場所に存在する。
国木田「その前に聞け___」
芥川「答えよ!」
「云ってッ!」
私は此処に来て、初めて感傷的になった。
其れ位、焦っていた。
若しかしたら、桜月を殺し、私が来るのを回避するんじゃないかって。
そんな取り返しの付かない事をされたら、其れこそ一環の終りだから。
国木田「聞け!奴が居るのはポートマフィア本部ビル最上階。
侵入することは不可能だ。行けば死ぬぞ!」
「下のカフェでマフィアの人物と出会った。二人。其の内一人は、妹だった。」
芥川「僕の知り合いでもある。然し、もう一方は全く知らぬ者。
奴は銀、そして桜月の写真を所持し、二人を探す者は殺すと言った。」
国木田「店長から話は聞いた。」
「もし今日の話が首領に伝わったら桜月が危ない。
今行かないと取り返しがつかなくなる。」
そういうと同時に、私は走り出した。
勿論、芥川も。
こういう時まで同じ行動。
谷崎「二人とも待つンだ!幾ら君達でも不可能だ!唯行っても殺されるだけ__」
そう云って、私達の手を掴もうとした。
「邪魔しないで!」
夜叉白雪で、その人を壁に突き飛ばした。
ガタン、と勢いよく扉を閉め、私達は本部のビルへ向かった。
「芥川、協力。」
芥川「嗚呼、判った。死ぬな。」
「貴方も。」
短い言葉を交わし、私達はビルへ突入した。
---
ビーッ、ビーッと、警報を報せるサイレンが鳴っている。
来たんだ。お姉ちゃん、芥川。
来ないでって、云ったのに。
あれ?言ったっけ?
ま、いっか。
「如何する、銀?」
銀「帰ってもらう。」
「フッ、其れもそうだけど。じゃ、私は前線に行ってくる。」
銀「えっ、桜月は援護の筈じゃ、」
「大丈夫。きっと、|あの人《太宰さん》にはお見通しだから。」
銀「.........気を付けてね。」
「銀も、死なないで。」
走って、敦くんの所へ向かった。
途中で、治と擦れ違った。
太宰「.........絶対に、《《あの事》》は忘れないでね。」
「判ってる。ちゃんと、《《その時》》には戻ってくるから。」
そして着いた、其処には予想通り。
でも、敦くんが居ない。
初めは私一人で戦うしか、無いか。
放って置く訳にも行かないし。
「奇獣、四季。」
芥川「桜月か。」
鏡花「桜月、!」
「私の名は太宰。太宰、桜月。貴女の妹では無い。マフィアの戦闘員!」
芥川「退け。お前と戦う気は無い。泉がお前を連れ戻そうと此処に来た。」
「ごめん。私は、貴女の元へ戻る気は無い。
貴方達が進めば、|あの人《太宰》を傷つける。だから此処で、殺す。
奇獣:四神、龍。四季:|終《つい》。」
最後の戦い始まったぁぁぁぁぁぁぁぁ
文豪ストレイドッグス!BEAST「8」
今日の服!
https://i.pinimg.com/originals/f9/fe/b8/f9feb8deeb0f48db2e9288eb5393b896.jpg
「ごめん。私は、貴女の元へ戻る気は無い。
貴方達が進めば、|あの人《太宰》を傷つける。だから此処で、殺す。
奇獣:四神、龍。四季:|終《つい》。」
四季、『終』は、一年を通しての季節の、恐ろしい物、つまり災害が呼び出される。
そしてそれ等は、全て私の意のまま。
私の居る場所は、全て私が操る空気となる。
でも一つ問題。私はずっと携帯を使って奇獣を呼び出してた。
自分で、自分に電話をかけてた。戦闘中は、そんな暇はない。
最初に呼んだ以外の奇獣を使う事は出来ない。
そう考えて良い。
「四神、龍、私の敵を、斃して!」
叫んだ瞬間、獣たちの咆哮が聞こえた。
戦いが、いよいよ始まるんだ。
芥川「チッおい、鏡花。この状態で連れ戻すことは不可能だぞ!如何する心算だ!」
鏡花「桜月を連れて帰る。それ以外の選択肢はない。」
のうのうと、この状況でよく喋るな。
「ならば選択肢を増やしてあげる。此処で死ぬか、帰って生き延びるか。」
芥川「僕は銀を助けるために来た!其れを邪魔するというのなら___
桜月でも手加減はせぬ!」
「なら良かった!早く死んでね!アンタが銀を《《助ける》》?笑わせないでくれる?」
奇獣が攻撃しているところに、自らも攻撃を仕掛ける。
小刀。そして太ももの所には小型銃。
今は小刀で、奇獣の援護程度の攻撃をしながら話してる。
芥川「黙れ。貴様、余程僕に殺されたいのか」
羅生門によって殆どが弾かれながら、私も着実に掠り傷を負わされている。
「殺されるのは貴方達でしょう?ねぇ、芥川龍之介さん、泉鏡花さん。」
そう云って、広範囲に攻撃した。
私の半径5m以内の人間は、一般人なら胴体がバラバラになる。
鏡花「殺される前に、桜月を連れて此処を出る!」
「だから、私は貴方にのこのこ着いて行く気は無いって言っているでしょう!」
芥川「貴様に、、貴様に、銀を助ける邪魔をされて溜る物かぁっっ!!」
「っ!」
不味い。避け切れない。此れを諸に食らったら、殴られた部分は打撲。
最悪骨折だ。
でも、避けれない、っっ
ギュッと目を閉じた。
のに、衝撃が何時まで経っても来ない。
「ぇ、?」
敦「お前に、彼女は傷つけさせない。」
「敦くん、!ありがとう、、」
芥川「貴、様、、」
鏡花「っ、芥川、どうして、桜月を、傷つけるの、、」
芥川「僕の邪魔をするものは、如何なる理由があっても殺す!邪魔をするな!」
敦「あれを受けて立ち上がるか…背骨を砕く心算で打ったのに」
「衝撃の瞬間に、異能の布を使って威力を殺したんだ、、っ
本当に御免なさい。私が此処でしくじれば、敦くんにも治にも迷惑が掛るのに…」
ぎゅ、と手が温かくなった。
人の、体温で。
「敦く、」
敦「大丈夫だよ、桜月ちゃん。誰も君の事を迷惑だなんて思ってない。」
「で、も、、」
敦「僕は、絶対に君の隣に居るから。」
「…私は、貴方と、治と、銀が居たら。それ以上望むものは無い!」
握られた手に、お互い、余計力が入った気がした。
芥川「闇の組織で身を寄せ合う、心優しき殺人鬼たちか。泣かせる話だ。だが」
「白い死神に、紅い天使、紅い妖精、でしょう。
後者二つは私。前者は敦くん。」
鏡花「貴女がどんな呼び名だろうと、妹には変わりない。」
「私は貴女の妹では無い。血塗られた私に、家族など居ない!
居るのは家族以外の大事な人だけ!仲間、彼氏、部下。家族なんてこの世には居ない!」
芥川「ならば幾ら手を繋ごうと、互いの体温を伝え合う事は二度と出来ぬ。」
鏡花「貴女が血塗られているのは、マフィアに誘拐されたから。貴女は悪くない。」
芥川「だが、」
敦「伝え合えない。本当にそうかもしれない。だとしたら、
お前と銀さんも体温を伝え合う事は二度と出来ないな。」
芥川「、、貴様、、」
「芥川、貴方は銀がどんな思いをしてきたか分かって居ないんでしょう。
怪我したのを、放って行かれた思いなんてね、、!」
芥川「黙れ、、僕は只仇を裡に行っただけだ、!
死ね」
わぁぉ
凄い羅生門でてきた。
でも、
「芥川、それに、鏡花。貴女たちが勝つ事は無い。
そのお互いの、孤独感が故にね.........」
動きが止まっている今なら、奇獣を使える!
敦「桜月ちゃん!」
「えぇ。奇獣、私の大切な人を守って。」
辺りがシーンとする。
鏡花「桜月、貴女こそ勝てない。負ける事も無い。」
「そんな事、っ奇獣!ねぇ、如何したの?返事してよっ!、電源が、入らない、、」
❔「誰が孤独だッて?」
敦「桜月ちゃん!離れて、」
「ッ携帯が消えた、、幻像の異能力者!」
谷崎「芥川さん、鏡花ちゃん!床を落すンだ!逃げるよ!」
敦「させないっ!」
その時、頭を強い衝撃が走った。
黒い布のようなもので、私は一瞬にして縛られた。
そして、直ぐに、意し、き、が、、
---
鏡花said
谷崎さんの幻像で、何とか部屋に隠れた。
谷崎「二人共、大丈夫?」
「…私は大丈夫」
芥川「軽傷だ。僕も、この暗殺者もな。」
そして指差した方を見ると、羅生門に縛られた桜月が居た。
「な、どうして桜月が、!」
何で、縛られてるの。気を失っているの。怪我してるの。守るって、決めたのに。
私の味方によって、桜月が傷つけられた、なんて。
物凄く辛い。苦しい。この怒りは、何処へ遣ればいいの。
う~ん?何言ってるの??
文豪ストレイドッグス!BEAST「9」
今日の服!
https://base-ec2if.akamaized.net/w=640,a=0,q=90,u=1/images/item/origin/cb62a3e4bbd169161419947d8dea5ce7.jpg
鏡花said
「__どうして桜月を」
谷崎「どうして彼女を?」
谷崎さんとハモった。
芥川は、逆に谷崎さんに問うた。何故来たのか、と。
「「《《探偵社員だから。》》」」
その言葉に、大きく心を突き動かされた気分だった。
谷崎「探偵社員は___死にゆく妹を命がけで救おうとする人間を、
放ッて置いたりしない!」
「死にゆく…」
芥川「妹だと?」
どういう事?
桜月が死ぬ?
なわけない。
「どういう事。」
谷崎「この手紙。この中に銀さん、そして桜月さんの処刑日時が記されていたンだ。」
処刑、?
何で?何も悪い事をしてないのに。
桜月が、処刑される?
「何、を、、」
芥川「何だと!?」
谷崎「時刻は今日の日没。もう一時間もない。」
その一言を聞いて、頭が真っ白になった。
二人が何か話していたけれど、何も頭に入ってこなかった。
全部、脳が受け付けなかった。
心が、受け入れようとしなかった。
一人で唯立ち尽くしていた、その時だった。
ドガァァァァァァンッッッ
隠れていた部屋の戸が破壊された。
壊したのは、_____ポートマフィアの中島敦、だった。
敦「追われてる自覚が足りないんじゃないか」
谷崎「な___そん、な、何故、此処が」
敦「探偵社員さん、貴方の異能は姿は消せても匂いまでは消せないみたいだ。」
「貴方は白虎の異能力者。匂いを追うことなど造作もない、。」
でも、芥川はこうなる事を見越していたようだった。
芥川「狩られる獲物が狩場で待っていたとは決して思い至らぬだろう。」
敦「待っていた?」
どういう事だろ___
真坂、⁉
「芥川、辞めてっ!!」
芥川「奇獣、一時間の後、主である桜月の命を刈り取れ。」
敦「なっ!?」
「そん、な、、、桜月、が、、一時間後、死ぬ____」
そして、一時間は芥川以外の声に応じない、。
「辞めてっ!殺害を今直ぐ中止して、芥川!」
芥川「黒衣の男に。其れからだ。」
「っ、ギリッ・・・」
芥川「さて、虎。僕を最上階まで案内してもらおうか。」
「桜月を、殺されたくなければ____。」
桜月が人質。
脅しているのは探偵社。
つまり、私も。
もうこんなことやって居られない。
遂に私は芥川を攻撃した。
しかし、
「っ、かは、、」
呆気なく負けてしまった。
敦「全員銃を降ろせっ!桜月ちゃんの命が掛かっている!」
黒服「し、しかし、、」
敦「獣を降ろせ、今直ぐ!!判らないのか?彼女の奇獣は携帯電話の声にしか応じないんだ!」
二人の激しい在り取りの横で、動くことが出来ない私。
芥川に負けて、私は負傷してしまった。
この傷じゃ、これ以上余計な戦いをするのは得策じゃない。
一人で悶々と考えていた。
横の二人のやり取りに、全く耳を傾けずに___
「「ぃ…い!おい!鏡花!行くぞ。」」
「.........何処へ」
芥川「黒衣の男の元へ」
「私、その人に因縁は無い。桜月を、貴方に殺されること以外。」
敦「桜月ちゃんは、君に守ってもらうほど軟じゃない。勘違いするな。」
「していない。ただ、姉として妹の面倒を見る。それだけの事。」
芥川「だから僕の妹を犠牲にすると?自分の家族が助かればそれで善いと?」
「そんな事、云って無い。」
その後、無言が続いた。
ポートマフィアの廊下を進んでいく。
時々銃を向けてくる人が居ても、
先頭に居る|彼《中島敦》に気圧されて恐れをなす。
そして、一つの階段に着いた。
谷崎「ボクはこの階段で1階まで下りるよ」
「桜月を殺さないで」
谷崎「彼女はもうこちら側に居るンだ。芥川さんの妹も助けたら、きっと終るよ。」
「.........そう。」
敦「.........ジッ」
あの人は、桜月の事をじっと見ていた。
心配するように、案ずるように、憂いで居るように、悲しそうに。
谷崎「二人とも、気を付けて。」
「コク」
芥川「あぁ。僕からの連絡があれば桜月を開放せよ。
其れまでには誰にも見つからぬよう姿を隠せ。」
あれ、?
桜月が此処に居るのなら、処刑されないんじゃ、?
でも一時間後、殺される。
結局処刑と変わらない。
一つ、谷崎さんがとても大事に言っていた。
「「君たちも探偵社員なンだ。戦いでもし選択を迫られたなら、それを思い出して。」」
「判った。ありがとう。」
芥川「何故今そんな話を?」
谷崎「正義の味方は妹をちゃんと助け出して二人で生きて戻る。そう決まってるからさ。」
谷崎さんも、その言葉で随分救われたらしいい。
自分を、仲間を信じる。
唯其れでいい。
きっと、|チャンス《幸運》はやってくる。
桜月ちゃんずって寝てて草((
この話終らせ方決まってるのに途中の案が抜けてるって謎☆
と言う訳で、お久しぶりで御座いました!
文豪ストレイドッグス!BEAST「10」
今日の服!
https://i.pinimg.com/originals/7b/b3/00/7bb3004005e36c7d6a8ddd81189c6baf.jpg
左右どちらでも、
桜月ちゃんに似合いそうだと思ったのを今日の服と思ってください!
鏡花said
私は芥川と、敦さんに着いて行く。
そして、桜月が居る組織の首領である、太宰治に会う。
もしかすると、桜月が組織を抜けるのを案じて処刑しようとしてるの__
なら、私達が此処に来るって、気が付かれなければ危険は無かった。
私達の、所為で、両妹が・・・
いや、今はそんなこと考えてる暇はない。
とにかく命を守る。
何を賭けても。
私は探偵社員。
故に、夜叉を操れるようにもなった。
それが無ければ、今頃私は死んでいた。
そのことを、絶対に忘れないで戦う。
また、一人で悶々と考えながら歩いていた。
桜月said
ここは、何処だろう。
誰かの背中に揺られている気がする。
だけど、体が動かせない。
痛い。
治、敦くん、中也、銀、皆・・・助けて、っ
怖くて目を開けられない。
敵の背に揺られているのなら、死は免れない___
❔「気が付いたンだ」
「___え?」
❔「安心して、ボクは君を殺す心算はない。一時間後、を除いたらだけど。」
聞こえてきたのは、穏やかな、優しい声だった。
敵なのは確実、なのに。
気遣うような感情も見えた。
「一時間後、って?」
❔「奇獣だよ。一時間後、君の命を奪えという命令が下されている。」
「・・・・・・そうなんだ。私が、一時間後に。」
❔「でも、銀さんを助けたらそれも無くなる。
きっと、いや絶対、君は殺されない。鏡花ちゃんが居るからね。」
「残念。処で、今は何時?」
❔「え?い、今は__時だけど」
「ならバイバイだね。谷崎潤一郎さん。」
谷崎「な、なンで僕の名前を」
「意識が飛ぶ前、貴方の声と顔が見えたの。んじゃ、ばいば~い!」
谷崎「行かせる訳が無いで」
「はいはい四季、五月の風!これは眠りを誘うから、絶対に抗えない。」
谷崎「き、みは死な、無い、よ。なのに、なン、で」
「私はあの人の元に帰る心算はない。《《全て》》話してくれるまでね。」
谷崎「っ___」
眠ったか。
なら、私はあの人、治の所に行こう。
約束だから。
あ、でも命令は改変できない。即ち、一時間後に私は死ぬ。
最後まで、足搔いてやる、!!
直ぐに、私はその場を離れた。
奇獣は使えない。
足で、自分で走る。
治の所に行くには、道は一つしかない。
だけど、其処には___
「やっぱり居た。」
芥川「な、貴様、何故此処に」
鏡花「桜月、⁉なら谷崎さんは」
「眠らせた。何故ここに来たか、って?
敦くんを助ける為。そして治の所へ行く為。理由はその二つ。」
銀「桜月、来てたのね。」
「勿論。銀は何故此処に?」
答えを聞く前に分かった。
芥川の、お腹にナイフが一つ、刺さって居た。
あれは、銀がやったんだ。
兄妹で話させてあげよう。混み云った話だし。
あの二人も、
「私達も。だよね?」
鏡花「そんな、私は何も」
「あの日、貴女は置いて行った。私の事を。」
鏡花「其れは襲撃で」
「なら、何であの後家に戻って居なかったの。
何があっても、家に必ず居る、って約束してくれたのに。」
鏡花「そ、れは・・・」
「あの後、私は家で暫く待った。芥川が来て、仲間にしてくれた。
その後も家に何度か行った。永く待った。だけど、貴女は現れなかった。」
鏡花「っ・・・・・・」
「貴女が悪いんじゃない。分かってる。
でも、酷く傷ついた私には、理解できなかった。」
「「さよなら、兄さん」」
「「さよなら、《《お姉ちゃん》》。」」
これで会うのは最後だと思う。
最後くらいちゃんと、お姉ちゃんって呼ばないと、きっと後悔する。
私の本能がそう言っていた。
そして私はその場を離れた。
少し敦くんと目が合った。
小さくお互い頷いて、敦くんは銀を追う芥川に追いつこうとしていた。
鏡花は、私を追おうなんて馬鹿な真似をしなかった。
何故か分からないけど、悲しかった。
「治、ごめんね。迷惑かけた?」
治「いいや、大丈夫だ。《《桜月》》が無事で何よりだよ。」
「嬉しい!計画は如何?」
治「順調だよ。全て予想通り。」
「なら、もう少しだね。」
治「あぁそうだ。奇獣の命令は、改変しておいたよ。」
「本当に⁉ありがとっ、治!」
治「ニコニコ」
「奇獣に殺されたら、私は___」
治「大丈夫だよ。私はずっと君の傍に居る。」
「約束、ね!」
治「うん、約束だ。」
そうして、私達は小指を繋いだ。
絶対に誰にも破られない、”約束”を。
文豪ストレイドッグス!BEAST「11」
今日の服!
https://i.pinimg.com/564x/7b/b6/d3/7bb6d3cfdc76b08eedda5a5225b825b6.jpg
桜月ちゃんって和服派洋服派どっちだろう、、
多分どっちでも似合うけど()
皆さんはどちらのイメージが強いですか⁉
私は今、治と一緒にとあるバーへと向かっている。
其処は、私達が知って居てはならない場所だった。
いや、知る理由が無かった。
あの出来事が無ければ。
私は、治と《《ずっと》》一緒に居る。そう約束した。
「ねぇ治、来てくれるかなぁ・・・__さん。」
太宰「大丈夫。きっと来るよ。」
「善かった。会いたかったから。あの人に。」
私の、本来の恩人に。
そして椅子に座ってあの人を待っていた。
太宰「桜月、何飲む?私は勿論何時ものだけれど。」
「未成年飲酒は犯罪です」
太宰「別に良いじゃないか、既に犯罪は犯しているだろう?」
「其れはそうだけど、、ま、いっか。
なら私はベルモット カシス。それとチェリーブロッサム。」
太宰「それは素敵だね。誰に向けての言葉だい?」
「治に向けて、に決まっているでしょう?」
太宰「其れもそうだ。」
🍸「どうぞ、お待たせ致しました。」
太宰「ありがとう。」
「乾杯、しましょ?」
太宰「そうだね。乾杯。」
カラン、と綺麗に音が響いた。
それは、コップがぶつかり合った音なのか、将又氷の揺れた音なのか。
それは誰にも分からない。
❔「おい、?」
来た。
遂に、あの人が、あの人が、、
やっと会える。
「お久しぶりです。」
太宰「久しぶり、」
「「織田さん。/織田作。」」
そう。
そこに立っていたのは、
私達が呼び出したのは、他でも無い。
織田さんだった。
---
鏡花said
私は、何とか芥川に追いついた。
一人で、妹を追って奔って行った、芥川に。
私は、桜月の事を追えなかった。
何故か、其れは分かる。
自分で理解しているから。
桜月に言われたことを、自覚して、解っているからだ。
罪悪感を感じているからだ。
だから、桜月を、追えなかった、。
声を掛けられなかった。
ちゃんと謝れなかった。
余計傷付けるだけだ、ってわかってるから。
「芥川、」
芥川「銀、何故だ、何故だ!僕は只お前を取戻したくて、、」
「芥川!」
芥川「此処迄、やっと来たのに、何も取り戻せないのか、、?」
「違う。」
私は、芥川の手を掴んだ。
そして優しく、握った。
「芥川、其れは違う。私達は取り戻す。妹を。」
芥川「だがっ」
「谷崎さんの、皆の努力を無駄にする訳には行かない。」
芥川「.........そうだな。僕等は必ず、凡てを取り戻す。」
「約束。」
小指を繋いだ。
絶対に、破らない、4人で生きて帰る。約束。
芥川「.........?…伏せろっ!!」
「っえ?」
いきなりの只ならぬ様子の芥川に、私は驚きを隠せなかった。
でも、数秒後、理解した。
私達が居る場所に、これまた只ならぬ様子の敦さんが攻撃してきたから。
正気を失ってる。
そして、理解した。
「貴方の、」
芥川「貴様の其れは、」
「《《罪悪感だ。/。》》」
途中出て来たカクテルの意味、一応載せておきます!
【ベルモット カシス】
画像
https://th.bing.com/th/id/OIP.dSSUJ3PJlg9pbGYiPB0TjgHaLH?pid=ImgDet&rs=1
『あなたのためなら危険も怖くない』
【チェリーブロッサム】
画像
https://homemadehooplah.com/wp-content/uploads/2016/04/cherry-blossom-cocktail-1e.jpg
『印象的な出会い』
未成年飲酒は法律で禁止されています((
文豪ストレイドッグス!BEAST「12」
今日の服!!
https://static.mercdn.net/item/detail/orig/photos/m73373645715_1.jpg?1591952212
遂に最終巻の内容に入ってしまっ.........やばぁぁぁぁぁ
此れ完結したらシーズン4入っちゃうってねぇも~!やだよッッッッッッ!!
いやだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
「「罪悪感だ。」」
私は、そう告げた。
目の前に立つ、この_____中島敦という人に。
この人には、過去も現在も、きっと辛い成り行きがある。
でも、だからって桜月に害が及ぶ様な事をして、殺人も犯して、
そんな人を、見過ごす訳には行かない。
予想通り、彼はまたいきなり襲い掛かって来た。
「「うあぁぁあぁぁああぁああぁあぁああぁああぁあぁぁぁ!!!」」
「辞め、っ」
「「違う。違う違う違う違う違う違う違う違う!!
僕は知らなかっただけだ!他に方法なんて!!」」
そう言う間も、攻撃は辞めない。
今は標的が芥川に絞られて居るけれど。
芥川「弱者にありがちな自己弁護だな」
「「あ?」」
芥川「弩」
「夜叉白雪」
私達の事を、守って。
「「が、っ.........何、故、あれだけの攻撃を受けて、」」
私は此れ位の怪我、何度も耐えてる。
そして、芥川は空間断絶を使った。
空間を喰らい、攻撃が自らに届かぬように。
やっと捕らえた。
桜月を、唆す奴等の一人を…
芥川「恐怖と贖罪を燃料とする異能者よ。貴様の恐怖、判らぬでも無い。」
「この世で一番怖いのは、後悔。
後から、あの時ああして居れば何て思ってしまう事。
「「其れを、背負いながら生きるのは地獄かも知れない。」」
芥川「だが、僕は貴様という妹への道を隔てる壁を、斃す。
其の事に、後悔はしない。必ず。」
「だから、貴方を刻み捨て、桜月に、妹に会いに行く..!」
芥川「その為に、貴様を刻み捨て、先に進ませて貰う。」
✲「「辞めて兄さん」」
この声は、?
芥川「銀っ⁉何処だ!銀っ!!!」
芥川の、妹…
✲「「……其の侭帰って。」」
「何を、言って…」
芥川「どういう事だ!!何処に居る!答えてくれっ!!」
✲「「私達の事は諦めて、帰って。」」
「そんな事、出来る訳が…」
✲「「判らないの?桜月も私も、貴方達に逢おうと思えば逢えた。
4年前、私達は自ら進んで首領の、孤独なあの人の誘いに乗ったのよ。」」
✻「「間に合った、かな。」」
この声は..
「桜月っ!!何処に居るのっ!何故私達の所に来てくれなかったの…」
✻「貴女達が大切な人間を持ってはならない人だから。」
芥川「何…如何いう意味だ」
✻「あのね、マフィアの殺しには、破壊には、意味があるの。合理性があるの。
でもね、」
✲「貴方は、貴方達は、周りの人を巻き込んで全てを破壊する。自分さえも。」
だって、兄さんは、
お姉ちゃんは、
悪の側に生まれた人だから。
✻「私達の言ってる意味が解らないと思う。でもね、もう手遅れなんだよ、、」
桜月を取り戻す為なら、何でもしようと思ってた。
犯罪でも殺人でも、桜月の為なら喜んでしよう、そうとさえ思ってる。
でも、貴女はまた私から遠ざかって、離れて、消えて行こうとしてる、
「どうしたら貴方を取り戻せるの、桜月…」
芥川「どうやったらお前を取り戻せる、銀!」
✻「もう、辞めてよ。帰って。じゃ無いと、自分自身まで、二人共壊しちゃうよ、。」
✲「私の命の代わりに、兄さん達の助命を嘆願する。」
✻「これ以上殺したら、駄目。戻れなくなってしまう。だから、これで善いの…」
✲「喩え、貴方達がどんな人間であろうと、」
桜月「お姉ちゃんが生きてくれて居たら、」
「「其れで十分だから、っ!」」
その声は、今まで聞いた桜月の声の中で、
一番悲痛で、
一番悲しそうで、
でも、何処か、
嬉々とした感じがした。
そして、その声は、マイク越しでも分かった。
今、桜月が、泣いている。と。
「待っ!」
て、を云う前に直感が言った。
お前は、私は、今から死ぬ。
中島敦、即ち白虎が、芥川を咥え、爪に私を掴んで、窓から飛び出した。
ここは何階か数えられるほどの低さじゃない。
尋常じゃない位の高さ。
死ぬ。
---
桜月said
「お久しぶりです。」
太宰「久しぶり、」
「「織田さん。/織田作。」」
やっと会えた。
織田さんが、生きてる。
織田「久しぶり、と云ったな?」
「俺と逢った事が有るのか?」
この質問は想定済みだった。
でも、実際言われると結構きついなぁ…
「いえ、すみません。何かの勘違いです。」
そして、普通の友同士が酒を飲むように、雑談に花を咲かせた。
不発弾を処理した事、堅豆腐を作った事。
太宰さんはどれも目を輝かせて、でも真剣に話していた。
そして、私はとあるピアスを愛用している事、そして、
織田さんが小説の新人賞に通ったことも、話した。
とても無表情なのは相変わらず。
でも、不安を感じていた。
「大丈夫です。織田さんはきっとやって行けます。
私が、私達が保証します。ね?」
治「勿論。織田作の小説を書く才能は尋常じゃないからね。」
そして、初対面の人に保証されても説得力が無い、とも言われた。
織田作之助。
探偵社員であり、
芥川龍之介、泉鏡花の上司。
夜になると一人で小説を書く。
持ち前の万年筆を使って。
織田「俺の部下が危機にある。何のために、芥川と泉をマフィアのビルに呼んだんだ。」
「「太宰、そして泉の妹、桜月。」」
「気が付いたんですね。…」
相変わらずの観察力で、直ぐに見抜いていた。
半分は賭けに出ていたけれど。
「大丈夫。死なないで生きて出られます。お二人とも、ね。.........っ⁉」
話してる途中で彼が出したのは一丁の拳銃だった。
治「!___それは何だい?」
織田「交渉の決裂を伝える添え物だ。大砲を向けていても不安な相手達だが、
生憎、手持ちがこれしかなかった。」
「…銃を、降ろしてください。」
織田「悪いが、出来ない相談だ。
この街の夜の化身、ポートマフィアのボス。そして首領補佐が相手だからな。」
治「なりたくて首領になったんじゃない。本当だ!」
「貴方を嵌めよう何て誰が思い付けましょうか…」
私達が、先ほどの織田さんの問いに答えるなら…
何故、お姉ちゃんたちを呼び寄せたか。
それはこの世界を守るため。
「「本来の世界で、君と私は友人同士だった。」」
「そして私にとっての命の恩人。」
このバーで見た顔。
あれっきり最後だった。
養っていた子供たちの、復讐に走った。
本来の世界では。
この世界では、彼に名前で呼ぶのも拒否されるような存在。
そんな私達。
もう一つ言うと、、治と私も知り合いだった、
知って居ると思うけれど。
若し、織田さん、と呼ぶことが許されるのなら。
私は何度も何度も、返事が帰って来なくなるぐらいうんざりする位名前を呼ぶ。
でも、残念ながらそれは叶わない。
このバーでだけは撃たない。織田さんと、その約束をした。
そして、お別れ。
「さよ、なら。」
「さよなら、織田作。」
「あぁ。さようなら。」
ねみぃなおい
文豪ストレイドッグス!BEAST 完結編
今日の服!!
https://th.bing.com/th/id/OIP.-D8tzGW5Y7ojvM2cKYGE_wHaJO?pid=ImgDet&rs=1
やばいよやばいよ((
BEAST終わるなぁあぁぁぁぁぁぁ
鏡花said
あの傷が、無い。
身体再生している。
「「夜叉白雪!!」」
「「羅生門!!」」
落ちる。
堕ちる。
墜ちる。
おちる。
落ちて行く。
止まらない。
「夜叉、白雪、、」
命令を云う前に、芥川が嚙み切られそうになった。
羅生門を巻きつけて、何とか無事....
何でこんなに冷静で居られるのか、自分でも不思議。
死ぬ。其れ以外の結末を見い出せないのに。
でも。
「止まって、、止まれ、!止まれっ!」
私は死なない。
桜月を助ける。
あれ?
私の元に戻れない、って。
こういうことだったんだ。
もう、全部諦めたい。
その時だった。
ヒュン、と風を切る音がした。
「「芥川さーーん!!泉さーーん!此れに!捕まって!下さーーーーーーーーい!!」」
この声は、!
「宮沢..賢治…!」
芥川「真坂、あの距離から鉄骨を!?」
そう。
私達の間には、数10メートルほど空いている。
絶対あれに捕まる…
「夜叉白雪!!」
夜叉が鉄骨に捕まって、私は夜叉に支えられている。
何とか落ちずに済んだ。
鉄骨のお陰で。
「芥川、彼奴は!?」
「何っ⁉」
真坂の、芥川の足にしがみ付いていた。
「「逃がさない。逃がさない2人とも!!」」
「もう……いい加減にして、!私は桜月を扶けたいだけ!」
私は夜叉白雪に、此奴を____
「殺して」
そう命じた。
でもハッとした。
桜月が言う、悪がこれなのだと、
中島敦という桜月の仲間を、傷つける行為が悪なのだとしたら、
私は如何したら善いんだろう。
私は、
足掻く。
足掻いて足掻いて、
こんな場所が桜月の居場所じゃない。
桜月、私は貴方の傍に居たい。
そう伝えられるように、生き抜くために、
私はこうしなきゃ駄目だ。
「________っ」
「「「ああぁぁあああぁぁああぁぁああぁぁぁぁぁっっっ!!!」」」
そして、其々の己自身の言葉が聴けた時、又傷つけあった。
「夜叉白雪」
「羅生門」
「月下獣」
「「私の敵を、桜月の敵を切り刻んで、桜月を護って!!」」
「銀狼咬」
「霧雨」
「|棘《イバラ》」
|あの人《中島敦》の声は聞かなかった。
聞きたくなかった。
そんな事したくなかった。
だから、只管攻撃し続けた。
気が付くと、|あの人《中島敦》は斃れていて、私達もフラフラな状態だった。
何が起きていたのか、私達にも少し理解できていなかった。
でも、体力も本当に無くて、本当に頭が追い付いて居なかった。
「ケホ芥、川、、ゴホッだいじょう、ぶ、?」
芥川「あ、ぁ、ゲホゲホッ貴様、こそ、、ゴホゲホッ」
「でも、斃せた、。」
芥川「いや、未だ此奴は生きている。」
敦「ッ、ころ、せ。もう此れじゃ、院長との約束を守れない。」
彼は、院長に謝っていた。
褒められるような、皆のヒーローみたいな、善い子になれなくてごめんなさい、と。
泣きながら、涙を流しながら、
透明な色の涙を流しながら、繰り返し謝っていた。
私はそれを複雑な表情で見ていた。
善い子、その基準って、何だろう、と。
判断する人間が居なければ、如何したら善いのか、と。
あの人自身が、価値基準である人物を殺したから。
桜月。
私は、貴女にとっての善い人で在りたかった。
だから、戦ってる。
勝った。だから、。
帰ってきて。
戻ってきて。
此処迄来た。
絶対に行く。
そうやって、
私は心に誓った。
そして此処に来た。
私は、私の横で話して居る芥川たちの会話会話に一切耳を傾けなかった。
でも、其の足音だけは聞こえた。
其の人たちの発する、この場に似遣わない拍手の音と共に。
この足音は、絶対に桜月だ。
パチパチパチ
❔「「敦くん、っ!生きてて良かった、ッッ」」
❓「「おめでとう」」
太宰「おめでとう。本当におめでとう、三人共。」
桜月「皆、酷い怪我だねぇ...」
「桜月、、っ!!ゲホッ」
敦「太宰、さん。それに、桜月ちゃんも、、」
芥川「黒衣の男!、桜月、!」
---
「《《船上の戦い》》とはどっちが名勝負?」
私は治に問うた。
治「いやぁ~...勝るとも劣らぬ、と言った処かな。」
「それにしても、全く予想外だったなぁ。敦くんが負けちゃうなんて。」
でも、
お姉ちゃんが勝ってくれた事が、
本当に、
本当に、
ほんの少しだけ嬉しかったりもしない事は無い。と思う。
治「桜月ちゃん、其の通りだ。全く、立つ瀬が無いよ。」
「「敦君、君は首だ。」」
「お姉ちゃんと、光の当たる世界で生きてね。敦くん。」
敦「え……!?」
「私達はね、三人共を殺し合わせようとした訳じゃ無いの。」
鏡花「桜月、私は___」
「判ってる。全部、私の為だったって、判ってるよ、ニコ」
この時、私は気が付いていなかった。
お姉ちゃんの前で、初めて心からの笑顔を見せられたことを。
偽りじゃない、本物の笑顔を、ね。
治「《《本》》を知ってるかい?」
ごめん、治。
此処からは、私の作戦を実行するよ。
「治、その話は今はしちゃ駄目。」
治「何故だい?先刻話した時は__」
「良いから。」
治「判った。それで?」
「4人共、今までありがとう。」
私は、屋上の端へ行った。
敦「桜月ちゃん⁉そっちは危ないよ、戻って___」
芥川「おい桜月、何をする積りだ___」
鏡花「桜月、私と手を繋いで。拒否権は無い。」
「えっいや一寸」
鏡花「全部初めから判ってたから。」
治「何__⁉」
「判ってた、なら何で此処に来たの。」
その答えはこうだった。
助けられないのなら、せめて自分も罪を償う。
そして、見破られていた私達の、私と治との計画の最終段階。
それは、最後、私達は死ぬという事。
治「桜月、駄目だよ。計画は止めさせない。」
死ぬのは、私一人だけで、善いの。
治、貴方は生きて欲しいの。
大好きな、この世で一番大好きだから。
「辞めてよ、治。私は貴方も扶けたいの。」
治「何時も君は一人で背負いすぎだよ。少しは私にも荷物を分けてくれるかい?」
「治はポートマフィアの首領として、織田さんの___」
芥川「何?織田さん?」
鏡花「あの人がどう関係しているの?」
治「一冊の本だよ。その本には、多くの世界が存在しているんだ。
此処も、その中の一つだ。そして、其の本に書き込んだことは全て現実になる。」
駄目、話しちゃ、駄目だよっ、、
敦「なら、この世界は、、」
「___そうなんだ。此処は本来の世界じゃないの。本来の世界では、」
|あの人《織田さん》の日常は消えてしまって、無くなってしまってる。
どれだけ夢に見たかもわからない。
あの人の最後。
だから、ならばせめて、
この世界でだけでも小説を書いて居て欲しい。
芥川「____そんな事が何故解る。」
治「私の異能力無効化は知っているだろう?」
「その異能を使った、特異点を発生させているの。説明が難しいけど...。
その特異点を使って、治は本来の世界の自分の記憶を読み取った。」
治「まぁ、話を進めると、近々その本を狙って、
多くの敵がこの横浜に押し寄せることになるだろうね。」
「其の人たちが何か書き込めば、この世界が上書きされて消されちゃう。
それを防ぐのに、」
鏡花「芥川と中島敦の力が必要だった。」
「よく分かったね。」
というか何で敦くんの事フルネーム呼び?
まぁいっか。
「貴方たちは、身をもって今話した事を体感した。
だから、言いたいことは分かるでしょ?」
何時の間にか離れていた、お姉ちゃんと繋がって居た右手を見た。
反対の手を見ると、治と指を絡ませていた。
____ポートマフィアビルの、屋上の淵で。
敦「太宰さんも!!其方は危険です!!戻って下さ」
治「ひとつ忠告しよう。今話した内容は、誰にも話してはいけないよ?」
「三人以上の人が知ると、世界が不安定化してしまうの。
この世界が消えてしまうかも知れない。」
芥川「桜月……済まなかった。」
敦「そんな……」
治「「任せたよ」」
「「この世界を、守ってね。」」
お姉ちゃんの、一瞬だけ繋がって居た手を振り返った。
本当は、何時までも繋いで居たかった手を。
此処迄してこの世界を守りたい理由。
それはさっきも言った。
大事な、
大切な人が、
この世界だけでは小説を書いて、
そんな日を過ごしているから。
心残り。
最後に遺した織田さんの言葉と似たことを、太宰さんはバーで云って居た。
そして、治の手を握り続けた。
私が、覚えている、判るところまでは。
ほんの、ほんの少しだけ震えるその手で、治の手を握り続けた。
グチャッ
---
敦「そんなっ、、そんな、そんなっ!!!」
僕の事を助けてくれた人が。
僕の居場所を作ってくれた人が。
僕の、初恋の人が。
芥川「そう云えば、泉、、鏡花は何処だ?」
▰。▰。▰。▰。▰。▰。▰。▰
|文豪ストレイドッグス|
| BEAST |
▰。▰。▰。▰。▰。▰。▰。▰
この抗争は、
重要人物の死亡2名
行方不明者2名
と云った結果になって終了した。
死者については、ポートマフィア首領、太宰治。
そして、ポートマフィア首領補佐、泉桜月。
戦争の理由となった人物の一人である可能性があるとみて、調査している。
この二名の死因については自殺と断定されたが、謎は深まる一方だ。
自殺の動機などについては、未だ調査中である。
行方不明者二名。
芥川銀。
抗争の中心人物の一人である、芥川龍之介の妹。
今回の戦争の原因の一つでもあるという見解が多数在る。
泉鏡花。
抗争の中心人物の一人。
芥川龍之介、中島敦と死闘した末に、行方知れずとなった。
行方不明の原因は、妹の死か、戦いによって起きたショックか。
また、中島敦についても未だ調査中だが、
生存確認は取れている。
この戦争については不可解な点が多いため、
調査を進めて行くにつれて大きな事実が発覚することも多々あるだろう。
以上が、現在判って居る事を纏めた物である。
報告書担当者
異能特務課特別司令部 泉 桜月
「ふふっ」
---
此処は何処だ。
僕は___
中島敦。
太宰さんが、桜月ちゃんが消えて、
芥川と戦った後...
僕は彼方此方を彷徨った。。
あ、れ?
大事な人を、忘れてる気がする。
大事なのに、行方知れずでもう会えないんだって、悲しくて、
桜月ちゃん、じゃない。
これは、誰だろう...
赤い着物で、黒髪の少女。
❓「あら、目が覚めた?」
「わっ!、え、ぁ、」
❓「全く、死ぬんならもっと思い切りよくやらなきゃ。」
そうだ、僕は餓死寸前でこの建物の前で倒れて、、、
❓「あなたは死にたいんじゃなくて、生きたくないだけなの。
その二つは全然違う__」
❔「まぁまぁ、そのくらいにしてあげなさい、エリスちゃん。」
エリス「なによリンタロウ。」
❔「君の云ったことは彼もよく分かって居るよ。」
僕は、、、
...
❔「少年、此処が何所だか分かるかい?」
そう云われて辺りを少し見まわした。
よく見ると、見覚えのあるものばかりだった。
此処は、
幼かった僕の、牢獄だ。
僕を、守るための部屋だった。
❔「私は此処の新院長だよ。」
話を聞いて居ると、太宰さんに何やら頼まれたようだった。
太宰さんに、頭が上がらない人物。
それでいて、太宰さん、又は首領と呼ばずに「太宰《《君》》」と呼ぶ。
この人は、一体___
「君に、会わせたい人が居るんだ。でも、其の前に...」
「「此れを、壊すんだ。」」
そう言って渡されたのは、
院長からの最後の贈り物である、腕時計だった。
僕は褒められる生徒になんてなる必要は無かった。
でも、
無理だ。
こんな事。
「出来る訳ない」
涙を拭って云った。
その人は云った。
この時計を壊さない限り、僕は前に進めないと。
でも、
「僕は、前に進みたくなんかない。出来る事なら、あの日に戻りたい。」
院長を殺してしまったあの日に戻って、
贈り物を、プレゼントをちゃんと受け取りたい。
その時だった。
ベッドに座っていた僕に、強い風が吹いた。
その拍子に窓際のカーテンが揺れて、《《新院長》》の顔がはっきりと見えた。
間違いない。
この人は、
「「マフィア先代首領の、森鴎外さん___」」
カーテンが開いた窓からは、
明るい光と、春の香りと、子供たちの笑顔が飛び込んできた。
僕が居た頃の、この場所とは打って変わったような、
明るい陽射しが差し込むこの場所。
森「よく聞くんだ少年、」
この人は言った。
恐怖による支配は恐ろしいと。
暴力による支配は恐ろしいと。
あの院長のやり方が間違っていたとも。
でも、僕は只管に疑問だった。
「何故其処までして、僕を変えようとするんです?」
森「それはね、、」
目の前に死にたがりの少年が居る。
救いたいと思っても救えない。
そんな経験を、もう二度としたくないからだよ。
その言葉を聞いて僕は決めた。
「壊しません。」
「この時計は、僕が僕である証明です。あの人がそう云った。」
「でも、」
「僕は……生きます。そして、何時か、彼奴を____」
芥川を____
森「今はそれでいい。此処に居て、
君が君である別の証明を見つけ、出て行くと善い。」
それまで君は、
私の息子だ。
森「さて、会わせたい人が居ると言ったね。実は、二人いるんだ。一人目は、」
「「入っておいで......」」
?「...誰、」
「僕は、中島敦__」
?「私は、泉鏡花。兎が好き。」
もう一度その名が聴けるとは、僕も思っていなかった。
彼女の、本人の口から。
森「彼女には、ちゃんと母が居るんだ。今は、ね。」
「そう、ですか。」
桜月ちゃんは、居ないのかな。
「「居るよ!」」
「、え...?」
「「久しぶり、敦くん!」」
「嘘、だ、よ...。」
桜月「嘘じゃないよ。私は、お姉ちゃン”ンッ娘の鏡花と共に暮らしてる。
内務省異能特務課特別司令部長官、泉桜月としてね。」
じゃあ、僕よりも年上、?
いやその前に身投げしてて……
「え、でも、如何やって、、」
鏡花「判らない。」
桜月「私もそれは判らない。神のみぞ知る、だよ。」
そう言って笑った彼女たちの笑顔は、その時何よりも輝いて見えた。
僕の記憶から、一生消えない物になったと思う。
文豪ストレイドッグス BEAST 《完》
ないむしょういのうとくむかとくべつしれいぶちょうかん
なっが((
と言う訳でね。
完結しちゃいました。
かなちいピエン泣いちゃうぞ?((キモい
というか最後の方は私の語彙力が低下して行ってね、
最終的に雨に溶けたのよ。
まぁそこは観念してもろて()
と言う訳で、此処迄読んでくださってありがとうございました!!
たぶんまだシーズン4入らないで頑張ると思う!!((いや其処頑張らないで??
これからもよろしくお願いします!