伝説の妖精 『妖奈ゆら』
そのゆらを探そうと霊夢と魔理沙がワチャワチャしてから始まった
お別れって何だろう 会えなくなるお別れって?
それが分かる 作品
『伝説の妖精 妖奈ゆら編』
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目次
1
こんにちはなのです!
夢主は霊夢と魔理沙の恋愛はまた今度のシリーズ作品と言っていました!
今回は1話に少しぐらいですが・・・
みてください!
スタートなのでーす
「ねぇ魔理沙 知ってる?人間の世界に妖精がいるらしいよ」
博麗神社の縁側
なんとなくそう語った
「伝説の妖精?」
魔理沙が首をかしげる
「そう 普段は人間のふりをして学校に行ってるらしいよ」
「妖精が学校!?面白いな」
「しかもね 優秀らしいわよ」
「妖精なのに?妖精とか妖怪ってチルノみたいな奴しかいないと思ってたぜ」
「みんなチルノみたいなわけないじゃない(笑)」
「まぁそうだけどな」
「で、名前は?」
魔理沙の目はワクワクしてるように少し輝いていた
「妖奈ゆら らしいわ 違うかもしれないけれど」
「妖奈ゆらかぁ」
「普通の学校に行ってる」
「じゃあなんで伝説の妖精なんだ?」
「それは知らないわ」
霊夢は肩をくすめた
「でも、一度会ってみたいな だって伝説だろ!?それに人間の世界に居るんだぞ!!」
「私は別に?」
「で?霊夢は妖精に興味ないのか?」
「ないわよ」
「ホント?」
「ほんとよ」
「絶対?」
「しつこいわね・・・」
霊夢が魔理沙を睨んだ
「まぁ ちょっとくらいなら」
「やっぱ興味あるじゃん!」
「うるさい」
魔理沙は楽しそうに笑いながらこう言った
「じゃあ一緒に探そうぜ!」
「なんであんたと私が」
「いいじゃないか」「いやよ」
「即答かよ」
「だってお給料ないんでしょ」
「じゃあ一人で行く」
「・・・・・・」
霊夢は黙った
魔理沙が立ち上がる
「じゃあな霊夢」
「・・・・・・・・待って」
「ん?」
「・・・・私も行く」
「いいのか!?」「別に暇だったから構ってあげただけよ」
「そうかそうか!」
魔理沙はニヤニヤしてる
「何よ ニヤニヤして」
「いや~ 霊夢って意外と私と一緒に居たいんだなぁって」
「・・・・・・そ、そんなわけないでしょ」
「はいはーい」「本当に違うんだからね!」「分かったって~」
「__ま、私は霊夢と一緒に行けて嬉しいけどな__」
「? 魔理沙何か言った?」
「いや~?」
「怪しい・・」
「怪しくなんかないぜ」
二人はそんなことを掛け合い、笑いながら人間の世界に歩いて行った
2
実は東方初心者☆
ホントはこういう風にしないと行けないんだよ・・・とかあっても
まぁ気にしないで見てください
「やば・・・・」
私 妖奈ゆらは二人が話してることを聞いてしまい、物陰からこっそり見ていた
(まさかこんな人に出会っちゃうなんて・・・やばいやばいです)
霊夢さんと魔理沙さん
どう考えても私のことを探しています
とりあえずゆらはそっと物陰から出た
「・・・・・・・・あ」
霊夢と目が合ってしまう
「!」
「えっと・・・」
本名を言ったらだめ
そしたら私はーーー
どうしよう・・・
「わ、私 妖坂・・・ゆなですっ!!」
「妖坂ゆな?」
魔理沙が聞く
「はいっ!!」
ゆら・・・いや ゆなは言った
「ふ、普通の人間です~」
「・・・・・・・・」
霊夢がじっと見る
「何?」
「いや・・・・・」
霊夢はゆなを全身見つめる
「何となく怪しい」
「そ、そうですかぁ?」
ゆなの笑顔が一瞬だけ引きずった
「ぜ、全然怪しくなんてないですよ~?」
「そうか?」
魔理沙も全身を見る
「なんか、妙に妖精っぽいな」
「えっ」
「人間の学校に通ってる」
「は、はい・・」
「ボブ・・・能力はないのか?」
「の、能力・・・ですか」
ゆらは目を泳がせた
「えっと・・・」
にっこりとして言った
「空を飛ぶぐらいですよ~」
「そ、そんなに強くもありませんし」
「ふーん・・・」「あは・・あはは・・」
「ま、まぁいいわ」
霊夢が言う
「ただし」
「何か隠してるなら後で言いなさいよ」
ゆらの笑顔が固まる
「は、はい~」
私は霊夢たちの背中を追いながら
ほっとしたような息とワクワクの気持ち があった
3
「はぁ・・またよ」
霊夢が言う
「何が?」
魔理沙が聞く
「最近 良く分からない陰の怪物が居るのよ」
「それだったら出来るぜ 排除☆」
「わ、私も行きます!」
「・・・分かった 無理をしないでよね」
「はい!」
ギュア~~~!
「ホントに暴れてますね・・・」
「じゃあ行くわね」
「行くぜ」
お札みたいなのを持ったり、ほうきで戦っててすごいけど
私は破滅の呪いとかいうやつがあるからなぁ・・・
その時
「あぁっ」
霊夢が振り落とされ、倒れてしまう
「霊夢!」
ギュア
「くっ・・・」
「霊夢さん魔理沙さん・・」
これはもうピンチ
破滅の呪い使うのです
直径は4m入りますね・・・
ゆなの表情が変わった おっとりとした顔が消える
「・・・・」
霊夢がかすかな声で心配してた
「だ・・いじょうぶ?」
「大丈夫です」
「いや・・何がだよ! あ、やばい・・」
魔理沙が突っ込んだ
ゆなは一歩前に出てこう言った
「私も 役に立ちます」
「無理するな!」
ゆなは両手を伸ばした
「・・・・・・」
周囲の空気が変わった
風が止まる 木がざわめき 地面に緑色の光が走る
霊夢は目を細めながら
「何・・?」
と言う
本気になる
集中する
ピンチ これなら・・・・
**「破滅の 呪いっ!!!!」**
ドンッ
ゆなを中心に衝撃音があった
直径9メートル
地面、木、草、建物・・・そしてあの黒い影 全てが消えた
「なっ・・・・!?」
魔理沙はびっくりしすぎた
「え」
霊夢も目を丸くしている
静かになった辺り
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
ゆなは「ふぅ」と息を繰り返してた
魔理沙がゆなをみる
「なぁ」
「はい」
「空を飛ぶぐらいですよって言ってなかった?」
「・・・・・・・・・・・」
ゆなの笑顔が固まる
「そ、そうでしたっけ~?」
霊夢はじっと見つめてる
「・・・・・・・・・ゆな」
「は、はいい!」
「あなたーーーー」
ゆなの背中に変な汗が流れる
「本当に普通の人間?」
「普通・・ですよぉ~」
なるべく自然に笑った
「その笑顔は裏がある その笑顔普通じゃないでしょ」
「で、ですよね~」
4
「本当に普通の人間?」
霊夢の鋭い目線に観念して 噓・・・だけど言った
「えっと・・すこーし強い・・妖怪です・・・」
「妖怪!?」
魔理沙が驚きの声を上げる
「おいおいさっきは人間と言ってただろう!」
「いや・・なんというか ちょっとした事情があってね」
「事情・・・ねぇ 直径9メートルの範囲をぶち壊して『少し強い妖怪』?」
「・・・・・・はい!」
「全然すこーしじゃないだろ!」
魔理沙につっこまれる
「いや・・でも私 争いは嫌いなので」
「じゃあなんであんな技使ったんだよ」
「そ、それはお二人が危なかったからです!」
「「・・・・・」」
霊夢も黙る
魔理沙も黙る
「まぁ・・・・・」
霊夢がつぶやく
「助かったのは事実だし」
「ですよね~」
ゆなが笑って言う
ーーーその裏で
(まぁ妖精なんですけどね)
(最強クラスの伝説級なんですけどね)
でもそれは秘密です
だってそうしないと満月に溶けなきゃいけないから
「さあ帰りましょう!」
私が何とか締め切って
二人は何やら少し不満そうだったが
「「うん帰ろう」」
と言ってくれた
5
「あぁぁぁぁ もうやだ」
博麗神社の早朝
博麗霊夢の声で 勝手にお泊りした霧雨魔理沙と お泊りさせてもらってる 妖奈ゆら(妖坂ゆな)
が起きた
「実は、またあの影が出来たらしい」
「は?まだ懲りないのかよ~~」
「そ、そうなんですね」
「とりあえず行くわ」
「オッケー」
「分かりました!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ぐあぁぁぁぁ!!
「結構でかいわね」
「前より大きいぜ」
「速くしなきゃね」
「オッケー とりあえず ゆなは待ってなさい」
「はいなのです」
二人は なんかの札とか、ほうきとか杖で攻撃してる
「マスター・スパイク」?みたいな音もした
だけど
「ふぅ・・」
「なかなか強いぜ」
全然倒せない
「もう一回よ」
「頑張るぜ」
ぐあぁぁぁぁ!がぁぁぁぁぁっ!がるる!
影の様子が悪化して
「ーーーー!」
魔理沙が大きく吹き飛ばされた
「魔理沙!」
霊夢の声が響く
「大丈夫だ」
魔理沙は空中で体勢を立て直そうとする
ところが
がががあ ぐあぁぁぁぁ!ぐあぁぁぁぁ!
また崩しそうになる
「魔理沙、下がって」
「嫌だ 霊夢だけに任せられるか」
「いいから!」
「霊夢こそ下がれよ」
「私は大丈夫!」
「強がるな!」
二人が言い合っているうちに
ぐあぁぁぁぁ!ぐあぁぁぁぁ!
「ーーー来る」
「来た」
霊夢はたくさんんおお札を投げて
魔理沙も魔法を放つ
だが
ドンッ
「キャッ」「わっ」
二人の攻撃が跳ね返された
二人は地面にたたきつけられた
霊夢が立ちはかろうとする でも、足に力が入らない
「霊夢!」
魔理沙が駆け寄る
「私はいいから、あんたは逃げなさい!」
「馬鹿言うな!」
「でも・・・!」
「霊夢を置いて逃げられるわけないだろ」
「・・・・・・!」
霊夢が魔理沙を見る
ぐあぁぁぁぁ!ぐあぁぁぁぁ!
また攻撃をしてきた
「ーーっ!」
「霊夢!!」
魔理沙が霊夢をかばうように前へ出る
その様子を遠くで眺めていた
「・・・・・・・・・・・・」
いつもの笑顔はない
「二人とも」
ゆなの手が握られる
(ピンチ)
(集中)
(そして・・・本気になる)
緑色の光がゆなの周りに集まり始めました
「・・・・・・もう」
ゆなが一歩前に出る
「見ていられません」
霊夢が振り返る
「ゆな・・・・?」
魔理沙も驚く
「お、おい・・何する気だ」
ゆなは二人の前に立つ そして
「今度も助けます」
ゆなの目の光が 一瞬 緑のように見えた
「妖精の力で・・・」
「妖精・・・?」
霊夢が不思議そうに言って
ゆなはハッとする
「今、妖精って言ったわね?」
「・・・・・・・」
「ゆな」
「あなたは一体ーーーー」
「今は」
彼女の目には笑って穏やかなハイライトがありません
「二人を助けるのが優先です!」
そう話してるうちにまた攻撃をしてこようとしました
「「ーーっっ」」
次があったらもう避ける体力がない
「前に力を使いましたよね それより強いんですよね だったら」
エメラルドグリーンの光が全身に包み込んだ
その光はすごく輝いていました
前よりも・・ずっと
大地が揺れ、空気が歪む 影さえも動きを止める
魔理沙が息をのむ
「なんだこの力は・・・」
ゆなはゆっくりと顔を上げる
ハイライトなんてありません
「妖精の力を使って」
無数のエメラルドグリーンの光が渦を巻く
「伝説を作る」
そして両手を大きく広げた
「破滅の呪い」
光がどんどん眩しくなっていく
**「残酷の妖精渦!!!」**
ドォォォォォォン!!
巨大な緑の渦が広がった
巨大な影を丸ごと飲み込んで その周辺の草や大地も削れていく
「う、うわっ」
魔理沙が帽子を掴む
「きゃっ」
霊夢も思わず目を閉じる
渦の中の影も抵抗をしている
「無駄ですよ その能力は私にしか使えませんから」
ズドォォォォォォォォン
音がして渦が影を飲み込んだ
「・・・・・・・」
「・・・・・・・」
霊夢と魔理沙は呆然と空を眺めていた
ゆなはゆっくりと振り返り
「大丈夫ですか?」
と聞く
魔理沙が口を開く
「なぁ ゆな・・」
「はい?」
「それ」
魔理沙は苦笑いをしながら言った
「すこーし強い妖怪 じゃないだろ」
「・・・・・・・・」
また冷や汗を感じる
「えへへ」
霊夢がジッとゆなを見つめる
「妖精の力とか言ってたわよね」
「・・・・・・・・」
「今度説明して頂戴ね」
「・・・・・・はーい」
その瞳には諦めはなかった
6
「妖精の力って言ったよね?」
霊夢がゆなを見る
「今度こそ説明してもらいましょうか」
「・・・・・・・・・」
ゆなは少し考えた
そしてにっこり
「強い妖怪です!」
「また妖怪って言ったな!」
魔理沙が突っ込む
「じゃあ名前は」
霊夢が問う
少し目を泳がせた
「名前はーーー」
少し間をおいて
「霧妖野花です!」(きりようのか)
「霧妖野花・・・?」
魔理沙が首をかしげる
「まぁ なんかそれっぽい名前だな」
「えへへ そうでしょ~」
「私はとっても強い妖怪なのです!」
霊夢は疑わしく野花を見てた
「本当に?」
「はい!」
「じゃあ妖精の力っていうのは」
「妖怪にも妖精の力が使えるんです~」
「・・・・・そうなの?」
「そうです~」
「なるほどな」
「じゃ、霧妖野花 これからよろしくな!」
「はい~!」
笑顔で答えた裏は
(まぁ・・・長くは居ないでしょうけど バレそうですからね)
(それに本名違うんで 噓もつきたくないですね)
「ま、見方が増えてよかったな!霊夢」
「まぁ・・敵ではなさそうだしね」
7
ある日
「野花」
霊夢が振り返る
「ん?」
「あんたこの子知らない?」
霊夢が取り出した紙には一人の女の子が描かれていた
エメラルドグリーンのボブヘア 青緑を中心とした服 水色の瞳
そしてその下には
『妖奈ゆら 妖精 伝説の妖精』
魔理沙が紙を覗き込んだ
「私達この子を探してるんだぜ」
「へぇ・・・・」
野花は紙を覗く
もちろん私なんですけどね
本人は一番知ってる
だけどバレたらダメ だって 満月の日に 月に・・・
「知りませんね~」
「本当に?」
霊夢がじっと見る
「はい~」
野花がにこにこ答える
「というか、それを知ってどうするんですか?」
霊夢は少し考えてから
こう答えた
「話を聞きたいのよ」
「話?」
「人間界ではどうしてるのか、とか簡単な・・・ことを」
魔理沙も続ける
「それに、伝説級って面白そうだろ!」
「なるほど~」
(そんな理由だったんですね)
「でも・・・・」
「伝説級ってずいぶん大袈裟ですよね」
「何か知ってるのか」
「いいえ~」
「怪しい」
霊夢!即答!
「そんなことありませんよ~」
「・・・・・・」
「なんか、野花ってそのゆらに似てる」
「え」
「いや~でもさ」
魔理沙が入ってくる
「髪の毛の色 水色とミルク茶色だし、瞳もベージュ 茶色系だぜ」
「それもそうね」
(危な・・・変えといてよかったです~)
本来のエメラルドグリーンの髪 ではなく 水色とミルク茶色
本来の瞳の色も水色からベージュに変えたし、
服はイメチェンで茶色系を使ってる
「確かに じゃあ野花とゆらは別人ね」
「でもな 雰囲気が似てる気がするんだよな」
「それはそうなんだよ」
心臓が飛び出しそうです・・・・
「ま、でも 別人だしな!」
「それもそうかもね」
(ふぅ)
夜
敬語を外す練習をしましたが、
「こんにちは・・・です」
「おは・・よう」
敬語の方が簡単だよぉぉぉぉ(泣)
8
「もうやだ・・・・」
霊夢の声がして 二人は駆け寄ってきた
「またか・・」「またあの大きい奴ですね」
影 3度目の影が出てきたのだ
「ま・・ほっとくわけには行かないしね 行くわよ 魔理沙」
「おぉ!行くぜ」
「私もです!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「・・・・これデカいですね」
「邪悪な気配・・・野花 下がってなさい」
「は、はい!」
(また二人がピンチになったら!あ、でも出来るだけバレないように・・・)
「魔理沙、行くわよ」「あぁ!霊夢行くぜ」
戦いの真っ最中
「っーーーー」
霊夢の体が吹き飛んだ
「霊M ぐあっ」
魔理沙の下へ倒れ込んでしまう
「・・・・っ」
「・・・・ぅ・・」
起き上がろうとしたが、力が全くと言っていいほどはいらない
「魔理沙・・・・」
「霊夢?」
「・・・・まずいわね」
「ああ」
魔理沙が苦笑いする
「今回はヤバいかもな」
「何言ってるのよ まだ終わってないわ」
「無理するなよ霊夢」
「そっちこそ」
その間に ぐあぁぁぁぁ! また攻撃をしようとしてくる
「ーーーーっ」
もう無理だ
そう思ってた
「もう見てられないです 3回目ですよ 同じこと繰り返さないでくださいよね」
「野花!今回はさすがに」
「やばいわよ やめなさい野花」
野花は振り払わないで 強く 立って 前を向いた
「・・・・妖精の渦よ」
野花の周辺に淡い緑の光が集まり始めてきた
「われの中へ集まれ」
風が渦を巻く そして一気に舞い上がった
**フェアリーの渦!!!!**
無数の色の物が吸い込まれていく
「前よりも強いわ」
「なんだよ これ・・・」
そしてーーーー
「よし」
「これで 二人には触らせません」
「やっぱり ただの者じゃないんだな 野花」
野花は固まった
けど笑顔で
「えへへ~」
と笑った
「それじゃだめなのよ」
「怪しいんだぜ」
(二人とも無事でよかった)
(でもこれだとバレちゃうかも)
9
(もう 誤魔化すのは無理ですね)
さっきの力 さっきの渦
ここまで能力を見せてしまうと・・・
もう バレちゃいそうです・・というか バレかけている
「帰りましょうか」
人間界へ
「野花帰るの?早いわね」「早いぜ~送ろうか?」
「一人で帰れますから」
二人と別れた瞬間 私は走った
走って 走って
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・はっ ぁ」
(逃げなきゃ!)
人間界へ行く道を全力で走る
「は・・ぁっ あ・・はぁ・・・」
後ろには? 良かった 誰も付いてきてない
とりあえず 変身をとく前に 学校に戻らないと
ーーーその頃
「なぁ やっぱり 野花って」
「うん」
「秘密 あるよな」
「うん 私もそう思う」
「明日もう一度だけあってみましょう」
「オッケー」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「はぁ・・!はあっ・・・」
野花はひたすら走っていました
10
人間界へ戻った野花は、人気のない路地裏に入った
「ふぅ・・・はぁ・・はぁ・・・」
辺りには・・・誰もいない
「ここなら大丈夫そうです・・・!」
野花は目を閉じ、妖精の力に集中させる
すると髪の色 瞳の色 服まで 『野花』ではなく『妖奈ゆら』に戻ってく感じがする
「も、戻りました~」
妖奈ゆら
いつもの姿に久しぶりに戻ると嬉しい
「やっぱりこの色、子の感じが落ち着くんですよね~」
「妖奈ゆら・・・人間界ではこの姿で入れば大丈夫です~」
しかし
「霊夢さんと魔理沙さんには会わないほうがよさそうです」
少し寂しそうにつぶやいた
「野花の正体」
「バレちゃいそうでしたから・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夜の博麗神社
「はぁ・・・・・」
小さくため息をつく
「野花・・・誰だったんだろう」
「さあな でも、普通のやつじゃないってことは確かだったな」
妖精の渦 圧倒的な力
「・・・・・・・変な子だったわ」
「でも助けてくれたな」
「そうね・・・」
「でも なんていうか・・・」
「ん?」
「どこかで会ったような気がするんだよね」
「気のせいじゃないか?」
「・・・・そうかも」
11
その夜
霊夢は不思議な夢を見た
「ここは・・・?」
ミントグリーン・・・エメラルドグリーンかなに囲まれていた
「誰かいるの?」
すると離れた場所に一人の少女が居た
水色にミルク茶色の髪、ベージュの瞳 野花だ
「野花?」
野花はしばらく見つめていた
そして
「ごめんなさい」
「え」
「あなたとはもう 会いません」
「・・・どうして」
野花は答えない ただ寂しそうに微笑んだ
「それだけです」
「ちょっと待って!」
「さよなら 霊夢さん」
「野花!!」
満月に吸い込まれて溶けていった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「・・・・・!」
夢・・・か
辺りはいつもの博麗神社
夜明け前だった
「何で・・・嫌よ・・・」
翌朝
魔理沙がやって来た
「霊夢」
「何よ」
「霊夢も見たのか?夢」
ふわっ
いきなり二人の前に野花が現れた
「ごめんなさい」
「野花・・待って・・!」
「会わないでほしいんです」
「・・・・!」
霊夢の表情が曇る
「私にだって事情があるんです」
「事情って・・何よ」
「それ・・は」
「言えません」
「野花」
「探さないでほしいんです」
「待ってよ!」
「探さないんでほしいんです」
「お前を傷つけようとしてないんだ!」
「分かってます」
「だからこそ・・・お願いします」
「探さないでほしいんです・・・もう」
「なんでよ・・諦めるわけないじゃない」
「霊夢さん・・・」
「ありがとうございました さようなら」
「「野花!」」
そして光とともに消えていった
12
野花が消えた後
ゆらは部屋にいた 「これでいいんですよ・・これで これが正論なんですよね」
バレたらダメだから
もうバレてると思うけど 後何日かな 満月は
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「野花・・・」
博麗神社の居間
「なんであんな顔したのよ」
「霊夢・・・」
「嫌よ 助けてくれたのに」
「・・・・・・そうだな もう会えないなんて・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
**1か月後**
博麗神社
「・・・・・・・・・・・」
「もう一ヶ月か」「そうね」
「野花 結局どこで何してるのかしら」
「さあな」
「探してないからな あいつが探すなって言ったから」
「そうね ・・・・・だから探してない」
「ほんとか?」
「・・・・・・・・・・・・・・」
そして人間界
「妖奈さん今日のプリント 配るのお願いします」
「はい!もちろんです~」
何も変わらない毎日
休み時間は毎回 外を眺めている
「もう・・・一ヶ月か 元気にしてるかなぁ」
「魔理沙さん 霊夢さん そして 妖夢さん フランさん」
「妖奈さーん!」
「? はーい!今行きまーす」
13
1か月ぶり
「久しぶりだな 幻想郷も」
「あ・・・・」
少し前に見たことある景色があった
博麗神社だ
霊夢と魔理沙もいる
「霊夢さん・・魔理沙さん・・」
私は髪に手を触れる
「あ・・・」
エメラルドグリーンの髪
そうだ私は今『野花』じゃない
(だったら・・・)
(挨拶してテレポートをして逃げる)
二人がこちらに気づく
「うん?」
魔理沙が振り向いた
「霊夢 あそこ誰か人がいるぞ」
「あなた」
「・・・・こんにちは~」
「こんにちは?」
霊夢が不思議そうに見る
「お久しぶりでーす」
「お、お久しぶり?」
霊夢と魔理沙は混乱していた
「わ、私達会ったことあたっけ」
胸の奥がチクットするが我慢我慢
「いえ 気のせいだと思います」
「何だろう あなた見たことあるわ」
霊夢が言う
「そうですか・・では私はここで いつかお会い出来たら」
「それじゃあ さようなら」
テレポートで逃げた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「やっぱり・・・あの子どこかで見たことあるのよね・・・」
「私もな気がするぜ」
「「あ」」
二人は顔を見つめ合わせた
「・・・・あの伝説の妖精 野花だったのか?」
「ううん 野花よ」
「そうだな」
「野花
「あ、そうだ霊夢 これ見て見ろよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
伝説の妖精は2人以上に存在を知られたらならぬ
そのため人間界で身を隠してる人が多い
正体がバレた人のほとんどは満月の日に満月の一部となって消える
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「満月の・・一部?・・?」
「じゃあ」
「野花がああ言ったのはバレるのを恐れていたんだろう」
「・・・・・・・・・・知らなかったわよ そんなこと」
14
夕方 人間界に帰る途中
ゆらは丘の方へ行った
丘は思い出があるから
『ゆら あなたの名前はゆらよ 妖精の妖奈ゆら』
お母さんがそう言った
お母さんはどこにいるかは分からないけど生まれたーーー思い出の場所としては確かだった
「ここだ」
高い丘
見渡すと幻想郷全体が見えた
博麗神社も白玉楼も あ、あそこには紅魔館もある
「・・・・・そろそろお別れ・・かぁ」
私の存在が2人以上ばれてしまうと 満月の夜 飛んで・・・満月の一部となる
それが代々の伝説妖精の決まり・・だった
「長いようで短かったなぁ・・・」
明日が満月
私は明日消える
そんなことを思ってたら
「ゆら!」
「ゆらさん・・・?」
そこに居たのは
秘密を知ってる2人・・・ フランドールスカーレットと魂魄妖夢が居た
「フランちゃん・・妖夢ちゃん」
「帰っていたんですね」「久しぶりだね!」
「・・・・そうですね」
二人以上・・・そう その秘密を知ってる二人がこの二人だ
「ねぇ聞いて~最近、霊夢が『野花』とか言ってるんだよね~なんでだろ」
フランの言葉を聞いてゆらの表情が曇る
「そう・・・なんですね~」
「・・・大丈夫ですか?何か嫌なことがありましたか・・?」
妖夢が心配してくれてる
「ちょっとだけ・・・」
フランも笑顔から心配そうな表情になって尋ねた
「ゆっくりでいいから話してる?ゆらの助けになりたいんだ」
「フランちゃん 妖夢ちゃん・・・・・」
少し間を開けて 喋った
「実は霊夢さんと魔理沙さんに正体がバレそうになって・・・」
「え」
「私『野花』という偽名と強い妖怪という設定で居たんですけど」
「うん」
「二人がピンチになる時・・3回かな 妖精の伝説級の能力を使ってしまって・・」
「なんか、優しいゆらさんらしいですね」
「ふふ ありがとう・・・ それでバレそうになって2回は回避したけど」
「そうなんだ」
「3回目はさすがに無理だと感じて、人間界に逃げたんです」
「そして1ヶ月帰ってきていまこの状況です」
「そうなんですね」「大変だったね」
二人は心配してくれてる ホントに優しい・・・大親友
別れちゃうなんて悲しい
「ホントにありがとうございました」
「お別れみたいに言わないでよ~」
「そ、そうですよ!これからも大親友ですから」
「ありがとう・・・ございますっ」
涙が出た
あれ?生まれてから初めての涙じゃない?
「わわっ!?これ、私のせいですか!?」「フランのせいなの!?泣かせちゃった・・」
「違うよ二人とも 嬉しいんだ」
「そうですか 良かったです」「良かった~」
二人は微笑んだ
それからしばらくして
私は こう言った
「あの 伝言を届けてほしいんです」
わがままでごめんなさい
でも、最後の時 妖夢ちゃんとフランちゃんはもちろん
霊夢さんと魔理沙さんにも・・・伝えたかった
会うのもいいけど 全部バレるのやだし もういいや
「いいですよ!もちろん私たちが届けます!」
「フランもお手伝いする~!」
「あ、ありがとうございます!」
優しくしてくれて嬉しい
ありがとう・・・二人
「ゆらさんが言いたいこと伝えたかった事・・言ってください」
「全部フランと妖夢が伝言しちゃうんだから!」
「はい!」
「では また会いましょうね 一緒にお茶会でもしましょう」
「また会えたら 一緒にいっぱーーい遊ぼうね」
「・・・・・・・うん!」
初めて敬語が抜けた気がする
二人には・・・みんなに申し訳ないけど私は消えなきゃダメだから
「バイバイ!!さよな・・・またね!!」
ちゃんと言えた
「ゆらが敬語無しだぁ!うん!またね~」
「はい!またねです!」
そう言って二人は去った
二人の背中を見送った後
夜空を見上げた 明日が 満月です
15
「霊夢さん 魔理沙さん 伝言です」
「でんごーん!」
「あら フラン、妖夢 どうしたの?」
「なんだなんだ~?」
「聞いてね」
「何か・・真剣ね」
「そうだな」
「・・・・・ゆらさんからお二人に伝言があります」
「「・・・・・っ!」」
霊夢と魔理沙の表情が変わる
「落ち着いてくださいね」
「霊夢さん 魔理沙さん 野花は妖奈ゆらです」
「やっぱりな」「まぁ分かってた・・何となく」
フランが少し悲しい顔になる
「次が 今まで噓をついてごめんなさい そして 二人から離れたかったわけじゃありません」
魔理沙の手が止まる
「私のわがままだけど 2人が私の存在を知ると、満月の一部になってしまうんです」
「「・・・・・・・・・・・」」
「あの」
最初に口を開いたのは霊夢
「伝言 私達も嫌ってません 明日でもいいから伝えてくれるかしら」
「はい!喜んで」「フランも頑張るね!」
「よろしくな」
「ふふ~ゆらの大親友 妖夢とフランに任せなさい!!」
そう言って微笑んだ4人の瞳は どこか静かだった
16
次の日
「あら 妖夢、フラン 伝言は出来た?」
どこか不安そうに霊夢が聞く
「「あ・・・」」
二人はじっと固まる
「伝言忘れてました」「今すぐ行くよ!」
「いやいやもう10時だぜ ほら満月がきれいだぜ」
「そうですね すみません 明日行かせてもらいます」
「分かったわ」
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そのごろ
あの丘の上
一人の少女が柵より前に出ていた
妖奈ゆら
「・・・伝えれたのでしょうか?」
「あ、4人とフランと妖夢宛、霊夢と魔理沙宛、の手紙置いときましょう」
そう一人でつぶやいて 思いを載せて手紙を書いてて、野原へ置いた
10時近く 満月は奇麗に輝いていた
「覚悟は決めました」
これで足を落とせば満月へ飛べる
「ありがとうございました 霊夢さん、魔理沙さん、妖夢ちゃん、フランちゃん」
「そして・・・またね」
彼女は丘の崖から足を離しました
幻想郷を照らす 月当たりの下で
ゆらは静かに空へと舞い上がりました
エメラルドグリーンの髪がなびきながら そして満月の近くでふと立ち止まって
振り向いて下を向きました
そこには 霊夢、魔理沙、妖夢、フランが楽しそうにおしゃべりしてました
「・・・・・・・」
ゆらは何も言わずに無言で彼女たちを見る
「みんな元気そうです~」
「・・・霊夢さん魔理沙さん」
「・・・・大親友のフランちゃん 妖夢ちゃん」
大切な人たち
でも 姿が2人以上ばれてしまったら
「私は伝説の妖精 代々こういう風にしてましたから いいんですよ」
そう目を伏せた
その時 霊夢と魔理沙と妖夢とフランと目が合った
(きっと・・見えてるんだよね)
私は涙がこぼれそうなのをこらえて ゆっくりと微笑んだ
「ありがとう みんな きっとまた会えるよ」
「またね」
そう言って 満月の方へ向けて 上へ上へ飛んでいきました
エメラルドグリーンの髪はゆっくりと羽ばたいてた
そして
最後の時 もう一回振り向いて 目に焼き付けるように4人を見つめました
とうとう涙が落ちました
それでも飛ぶのはやめませんでした
ゆらは月の一部になっても きっと 4人のことを忘れません
17
翌朝
「・・・・大変です!」「やばいよぉ・・・」
博麗神社 二人が慌てて来た
「どうしたのよ」「何かあったのか?」
「お、落ち着いて聞いてください ゆらさんがどこを探しても居ません」
「「・・・・え」」
二人・・霊夢と魔理沙だけじゃない 妖夢もフランも 昨日の10時ぐらいの
満月を見上げたことを思い出す
よく見えなかったけど 最後 ゆっくり微笑んで 満月へ向かった
なぞの少女
「あの満月の近くでほほ笑んでた子 まさか」
「あのエメラルドグリーンのラメっぽいのが見えた気がする奴まさか」
「あの最後もう一回振り向いた子は・・」
「フランたちの方 じっと見つめてた子は」
「・・・・・ゆらさん・・ですよね」
「そうね」「そうだな」「フランもそう思う」
「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」
「探すわ」
「え、霊夢さんでも・・・」
「私も協力するぜ」
「フランも」
「・・・そうですね 私も協力します」
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「じゃあ探すわ」
「おう」
「「待って(ください)!!」
「「?」」
二人が首を傾げる
「これ、あの丘の芝生で拾ったんです 3つ」
「・・・誰宛」
「えっと・・霊夢さん魔理沙さんへってやつと」
「「・・・・・っ」」
「フランちゃん 妖夢ちゃんへと」
「ゆらさん・・・」
「みんなへ」
「「「「・・・・・・・・・・」」」」
「読みましょう」
妖夢が真剣に言う
「「「うん」」」
『みんなへ』
短い時間だったけど一緒に入れて嬉しかったです
二人以上バレた伝説の妖精さんはずっとこうしてたんです
私は満月の一部になります
でも後悔はありません
なる前に遊んで、時には難しかったこと 全部 全部
かけがえのない宝物です
ホントにありがとうございました
きっとまた会えるのを私 信じてます
だから さよならは言いません
霊夢さん、魔理沙さん、妖夢ちゃん、フランちゃん
またね
『ゆら(野花)より』
「「「「・・・・・・・・・・・」」」」
誰もすぐには声が出せなかった
「ゆら・・・・」「ゆらさん・・・・・」
大親友の二人はすごくショックでした
「また遊ぼうって約束したのに・・」
「フランさん でも また会えるって言ってましたよ ゆらさん だから」
「きっと会えるの?」
「はい!今はまたね だけどさよならではありません」
「・・・・・そうだね!フランまた会えるの楽しみにしてる!」
「・・・・・・・・何よ かけがえのないって お別れみたいに」
「大丈夫だぜ きっと会えるんだ 私も信じてる」
「・・・・・私もよ」
「ゆらさん 聞こえてるなら 聞いてください 私達はゆらさんのことを」
「一生忘れません」
彼女は心の中で生き続ける
朝日は 一瞬エメラルドグリーンに光って
『私もみんなのこと忘れないよ』
と言ってるように聞こえた