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第2話
イツキが男子校に来て二週間
その短い期間で、彼の周りには自然と人が集まるようになっていた
--- 〜昼休み〜 ---
教室の隅で、イツキは弁当を広げていた
今日のメニューは母親が作った卵焼きと唐揚げ
イツキはそれを嬉しそうに見つめている
☁️「イツキ、また卵焼き入ってんの?」
アマネが隣に座りながら覗き込む
🌱「うん!おいしいよ!!」
☁️「知ってるよ…毎日見てるからな」
アマネはため息をつきながらも、どこか嬉しそうだった
そこへ、爽やかな声が割り込む
🐾「イツキくん!今日の唐揚げ、ひとつもらっても?」
ユエが、にこっと笑いながら空き容器を差し出す
🌱「いいよ〜」
イツキは素直に唐揚げを渡す
アマネは眉をひそめた
☁️「お前、なんでイツキの弁当ばっか狙うんだよ…」
🐾「美味しそうだからですよ!あとイツキくんがくれると嬉しいので…」
☁️「……言い方がなんかムカつく」
ユエはアマネの反応を楽しんでいるようだった
イツキはそんな2人を見て、首をかしげる
🌱「アマネとユエって、やっぱり仲良しだよね」
☁️🐾「「仲良しじゃない/です」」
声がまた重なった
昼休みの後半
イツキは廊下の窓から外を眺めていた
風が気持ちよくて、ぼんやりしてしまう
☁️「イツキ、またぼーっとしてる…」
アマネが肩を軽く叩く
🌱「えへへ、風が気持ちよくて…」
☁️「お前はほんと平和だな……」
ユエが横からひょいと顔を出す
🐾「イツキくん!さっきの数学の小テスト、どうでした?」
🌱「え?あれって今日だったの?」
☁️「……イツキ」
アマネの声が低くなる
🐾「イツキくん、忘れてたんですか?」
🌱「うん、なんか鳥が飛んでて……」
🐾「理由になってないですよ」
ユエは笑いながらも、イツキの頭をぽんと軽く叩いた
🐾「イツキくん、天然すぎますw」
🌱「え?そうかな?」
アマネはため息をつきながらも、イツキの肩を軽く引き寄せる
☁️「ほら、次の授業の準備するぞ」
🌱「うい!」
その様子を見て、ユエは小さく笑った
🐾「……アマネ、イツキくんの扱い慣れてきましたね」
☁️「…まぁ幼馴染だからな…」
イツキはそんな2人のやり取りを見て、また笑った
その笑顔が、廊下の空気をふっと柔らかくする
--- 〜放課後〜 ---
イツキは教室でノートをまとめていた
アマネはその横で宿題をチェックしている
ユエは窓際でスマホをいじりながら、ちらちらと2人を見ていた
☁️「イツキ、これ昨日の宿題やってないだろ」
🌱「えっ……あ、忘れてた…」
☁️「忘れすぎだろ……」
アマネは自分のノートを差し出す
☁️「ほら、写せ…今日だけだぞ…」
🌱「ありがとうアマ〜!」
イツキは嬉しそうにノートを受け取る
その表情を見てアマネは少しだけ照れたように視線をそらした
ユエはその様子を見逃さない
🐾「アマネ、イツキくんに甘すぎません?」
☁️「甘くねぇよ!」
🐾「じゃあ僕にもノート貸してください」
☁️「絶対嫌だ!」
ユエは肩をすくめて笑う
🐾「イツキくんには優しいのに僕には厳しいんですねw」
☁️「お前はわざと困らせてくるからだろ!」
イツキはそんな2人を見て、また笑った
🌱「アマとユエくんってやっぱり仲良しだよね」
☁️🐾「「仲良しじゃない/です!!」」
その声が教室に響き、男子校の放課後は今日も騒がしく終わっていく
イツキはふと、窓の外の夕焼けを見た
🌱「今日も楽しかったね」
その言葉に、天音も優恵も、なぜか少しだけ笑った
こうして“後輩トリオ”の絆はゆっくりと形になり始めていた。