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Chapter6
数日後。
『私は、なんでここにいるんだ……?』
幽助くんに連れられて来たはいいものの、一体ここはどこなのか。
というか、桑原くんもいたんだね。
「急に連れてきて悪いな……」
そう言うと、幽助くんは事情を説明してくれた。
どうやら人間界では、魔界虫という名前の虫が大量に発生しているらしい。
人間が寄生されると、とても大変なことが起きるとか……。
それで、四聖獣という妖怪たちを倒さなければならないらしい。
そんなの、ものすごく……
『……面倒くさい……』
面倒くさい。
ものすごく。
めっちゃ。
『何もできない私を、なんで呼んだの……!?
ダメだよ!本当に何もできないんだから!!』
「だって……コエンマが連れてけって……」
コエンマって誰。
なんの話だ……。
「ともかく! 行くぞ!」
こうして、私たちは三人で塔へ向かった。
ところが、塔に着く前に敵に囲まれてしまった。
三人ではどうにもできないほどの数だった。
その時――。
まばゆい光とともに、妖怪たちが一斉に吹き飛んだ。
そして。
「二人じゃ大変だろう。手を貸そうか?」
「こんな奴らに手こずっているようじゃ、いつまでたっても迷宮城にたどり着けないぞ」
「あ!蔵馬に飛影!お前らなんで!?」
また知らない人が出てきた……。
誰?
どっちがどっち……?
というか、かっこいいなぁ。
名前的に、飛影っていうのが黒いほうかな……。
「お前らだけでは不安だと、コエンマに差し向けられたのさ」
「君たちに協力することで、免罪も可能ということになってる」
「そっか。コエンマにしては粋なはからいすんじゃねーか。桑原、蘭!飛影に蔵馬だ」
「よろしく」
「おう、よろしくな!」
『……よろしく』
「勘違いするな!俺が興味あるのは四聖獣の宝や妖具だ。
お前たちとなれ合うつもりはないからな!」
やっぱり、黒いほうが飛影くんらしい。
なんだか、飛影くんを見ていると変な気持ちになる。
胸が、ぎゅうっと鷲掴みにされるような感覚。
一体、これはなんなんだろう。
私はまだ、その気持ちが何なのか分からなかった。
「なんだと、この!」
「まぁまぁ」
「飛影もよせ。もめごとは、この仕事を済ませてからだ」
『……ほんとに行くの?これ……』
私は、いまいち気が乗らなかった。