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最後の内定
あぁ、もう疲れたんだ。疲れたんだ。
歩くことさえままならない。今すぐにこの道でぶっ倒れたい衝動に駆られる。
卒倒して地面に頭をぶつけて血を流して病院に運ばれて「これはもう長くないですね」と言われてそのまま入院するが結局容体は良くならずそのままポックリと逝きたい。
悲しむ家族の顔がチラリと見える。
…いや、だめだ。ここで諦めたら漢が廃る。
僕は二度目の最終面接に挑んだ。
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…選考結果のご案内。
帰りの電車内。
何度この文字列を見て、その後落胆しただろう。
トラウマがフラッシュバックする。震える指でURLをクリックした。
厳正な選考の結果_
_田中様を採用として内定させていただくことになりました。
…内定?
内定。
………は?内定?
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次に目覚めたのは知らない真っ白な部屋だった。
「ここは…どこだ。」
僕は辺りを見回してみる。周りには点滴やベッドなどが等間隔に配置されており、清潔な匂いが鼻にツンと来た。
どうやら嬉しさのあまり倒れて病院まで運ばれたらしい。そういった話を看護師の方から聞くことができた。
痛む頭で先ほどの文字列を思い出す。
まさか、夢、だったのか。
慌ててスマホを取り出してメール画面を開く。
…夢じゃ、ない。
僕は病室で声を押し殺して咽び泣いた。
やっと、やっと解放される。
しらねぇジジイに人格否定されたり、将来の不安に押し潰されそうになったり、自分で自分の首を絞める必要もなくなる。
涙を拭いながら一つため息。
「夢じゃないんだ。」
やっと心の底から笑えた気がする。そしてこの戦争が終わったことに対して、少し寂しいと思っている自分がいることにも驚いた。…バカだなw
これで田中タイシの就活戦争は閉幕を迎えます。しかし物語はまだ始まったばかり。
またいつか彼の阿鼻叫喚が炸裂する物語が繰り広げられるかもしれませんしされないかもしれない。
しかしそれはまた別のお話_