公開中
文房具物語。赤ペンのその後__。 ちょいグロいよ。
「う…」
あまりのまぶしさに気を失っていたようだ。
目を覚ますと、見知らぬ部屋にいた。
「なにこの光…まぶしい…」
私、赤ペンは目瞬きを数回繰り返しながら、私の目はだんだんとまぶしさに慣れていく。
「これが、筆箱…。ここから私は…」
筆箱を見ていると、やはり、自分の体の大きさに気づく。
「…人間に、なってる…。」
筆箱にいたころからうわさは聞いていたから、そんなに驚かなかった。
けれど、ここには自分の姿を確認できるようなものはない。完全な人間の見た目になっているのか、文房具味が残っているのかだけでも知りたいと思い、部屋を見渡す。
すると、壁が急に開いたと思うと、人間が出てきた。
「に、人間…?」
驚いたように聞くと、人間はこう言ってきた。
「え…誰?」
---
この際、下手に嘘をついてもすでに犯罪者なので、赤ペン正直に話すことにした。
「あなたは、赤ペン…なの…?」
「そう…筆箱を出たら、まぶしい光に包まれて、気づいたらここにいたの。」
そういうと、人間は筆箱と赤ペンを何回も見比べる。
「い、意味がわからない…こんなファンタジーなことあるの?」
「わたしでも信じられない。ごめんね、急にお邪魔して…。」
そう言って、赤ペンは立って、この部屋を出ようとする。
が、扉のあけ方がわからなかった。
少女はくすっと笑うと、こういった。
「この世界のこと、何も知らないんでしょ?私が教えてあげる‼」
少女は無垢に笑うと、扉を指差し、
「あれはドアって言うんだ!あけ方は最後に教えるね!」
赤ペンは黙ってうなずくと、急に魔法のような言葉が耳に入ってきた。
「あれは窓で、これは服!赤ペンちゃんの服は布じゃなくて、なんか不思議な質感だなぁ…。」
まじまじと赤ペンの服を見ると、説明をまた再開した。
「あれは扉って言って、別の部屋を行き来するためのものだよ。これは壁で、人間のプライベートを守るためにあるものなんだ!」
赤ペンは理解ができないまま、右から左へと知識を聞き流す。
「ちょっと、聞いてないでしょ!ちゃんと聞いてよ~」
そう言って少女と笑いあった時間は、赤ペンにとって幸福な瞬間だったに違いないだろう。
---
「それじゃあ、扉のあけ方を教えるね!」
そう言って、扉のあけかたを教えてもらうと、赤ペンは少女と一緒に鮮やかな外の世界へと飛び出す。
___はずだった。
そこには、少女の家族と思われる人間の死体が転がっていた。
「え…?」
少女は絶句した。そして、死体からあふれている血を、赤ペンが吸収している。
「な、なにこれ…?」
少女はそれを見て裏切られたような気持ちになったのは間違いないだろう。
「赤ペンちゃん…?」
「ち、違う!私じゃない!」
すると、奇妙な笑い声が聞こえた。赤ペンが上を見ると、オレンジペンとみられる人間が宙を舞っていた。
「オレンジ…ペン…?」
「知らないの?赤ペンは、人間界ではインク=血。血を吸っていかないと、赤ペンの人間は生きていけないんだよ?感謝してよね!赤ペンちゃんを、今、生きながらえさせてあげてるんだから。」
「そんなこと、私は望んでない…‼」
「孤独になりたくない…そうだよね?死んだら一生孤独になっちゃうんだよ?」
「っ…でも、こんな…ほかの人を…」
「あれぇ~?知らないの?赤ペンの教訓。『この世界はバツ、全部バツ。あってるいようになるように私が全部正しい答えを|書きなおして《上から塗りつぶして》。答えの本は私の中に。さぁ、一ページ目を開きなさい。』」
「なにそれ…知らな…」
「血を吸収してるってことは、生きたいって思ってた証拠だよね?おっと、これ以上は、僕のいい子の印象にかかわるから…」
そういい、オレンジペンは手をかざ