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文房具物語。(授業中暇なときに文房具で遊んでて作ったやつ。)
無事合格してよかった…
えーと、次は…。
見やすく、書きやすく消しやすい、そして安いのは誰だ!?勝負か。
・詳細:値段が安い、文字が見やすい、消しゴムで消しやすい、書きやすそう、その内容で勝負します。なにかあれば、審判のハサミまで。
・参加条件:シャープペンシルであること。
・時間:◯:□△〜
・合格条件:安い、書きやすい、消しやすい、見やすい。
・持ち物:シャー芯。
・ルール
①シャー芯は2B限定です。
②消しゴムはすべて同じ消しゴムが審査をします。別の消しゴムに消してもらうことはできません。
③やる順番は先着です。
④審査が終わってから1時間後に結果発表されます。結果発表までは待合室でお待ち下さい。
⑤不合格でも、文句を言ったりしないでください。迷惑になります。
⑥暴力はおやめください。
⑦ドーピングなどの不正が発覚した場合、その時点で失格となります。
…なるほど…。よし、頑張るぞ!
「みなさんこんにちは。審判のハサミと申します。ルール違反の行動を発見した場合、しかるべき対応をとらせていただきます。」
確か、あのハサミさん…昔は『無開のケース』によって封印されてたんだっけ…自分で脱出したのか、誰かに外されたのかは知らないけど…。
ってか、なんで審判がハサミなんだろう?
「工程は2つです。まず、自分の値段を書いてもらいます。そして、その紙を提出してもらいます。失格条件は、ルール違反をした時です。書いている途中に芯が折れたりしても、失格にはなりません。」
あ、芯折れてもいいんだ…。
「それぞれの満点はこちらを御覧ください。」
書きやすさ:7点
見やすいか:7点
消しやすさ:8点
値段の安さ:8点
その合計点:30点
と書かれていた。
「その合計点の、上位10名が生き残りとなります。」
今ここにいるのは50人…。5分の4が落ちる、ってことか…。
審判がハサミってことにも、なにか裏がありそうだし…。
私の値段は、330円。
…微妙…。
「言い忘れていましたが、書いた字が読みにくかったら、その場で失格となります。」
た、多分、読める、はず。
そして、試験がスタートした。
一斉に皆が並ぶ。私も急いで並んだ。前から14番目だ。
ん?これ…前の人が全部合格基準にのってたら、私、不合格になる…?いや、それはない、それはない!
1回目の人は、560円という、少し高い値段だが、書きやすそうだった。消しゴムでは少し消えにくかったようだ。
っていうか、書く紙って、そんな何枚もあるのかな…?
ビーッ
!?え、なにあれ、修正テープ!?
「ほい、修正☆それじゃ、二回目の人どうぞ!」
…これ、後になるにつれて、修正テープが重なって、書きにくくなるってこと!?
節約…ってこと?
それなら私めっちゃ苦戦するじゃん!
ほら、やっぱり書きにくそう!
…三回目、四回目、と、数を重ねるたびに、修正テープが山みたいに盛られていく。
あんなんじゃ、書きやすさだけじゃなくて、見やすさも減点されちゃうよ…!
ついに、私の番がやってきた。
慎重に、慎重に…。
ガリッ
芯が、削れた…でも、芯は削れても問題ない…。
で、できた!
「あぅっ」
安堵感とでこぼこのノートの上による作業で、こけてしまった。
自分の書いた数字を見てみると、339円、となってしまっている。
嘘でしょ…。でこぼこのノートの上だから、感覚が狂ったんだ…!
現実を認めれない。
でも、私は、このノートの上をどかなければいけない。修正もできないし、次の人も待ってるから。
私はふらふらと、前へ進んだ。
後ろで、ビーッ、と。私の書いた字が、修正される音がした。