その名の通り一話で完結する小説シリーズです!
気軽に読めたり、読む時間もかからないのでぜひ読んでみてください!
色々なジャンルで作っていく予定です!
続きを読む
読み方
1話ずつ表示します。
閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
心の中で、ずっと生きてる。
自分でも訳の分からない涙が急に出てくることってあるよね。
ん?あれ、もしかして私だけ…?
突然だが、私の家庭についてお話したい。
まず、私の自己紹介。私は|河島 愛花《かわしま あいか》。
中学2年生だ。
そして、私の両親。
2人は私が覚えている記憶の中ではほぼ喧嘩していると
言ってもいいくらい仲の悪い両親。
私はずっと喧嘩ばかりしている親が嫌い。
内心そろそろ離婚したらいいのにと思うくらい。
それくらい血の繋がった親子でも執着しないくらい、私にとってのクズ両親。
私には友達がほとんどいないから学校に居場所がない。
そして察しているとは思うけれど家にも居場所はなく、ずっと自室に引きこもり。
だから、生きているけれど死んでいるような感覚で毎日を過ごしている。
---
梅雨のある日、私が学校から家に帰ると両親は帰って来ていた。
いつもは各々の仕事をしてて家になんていないのに。
そして、2人ともいるのに喧嘩していない。
何の話をしているんだろう。
私は親にバレないように耳をすませて会話を聞いてみた。
父「俺は書き終わったから後はあんたが書け。」
母「待って。離婚した後、愛花はどっちが引き取るのよ。」
え、ついに離婚?私の引取先の話?
父「あんたが引き取れば?」
母「お金がかかるからできるならそっちに引き取って欲しいんだけど。
教育費とかのお金をそっちが半分くらい負担してくれるなら話は変わるかもね。」
父「はぁ?何でだよ。めんどくさい…」
話を聞いていると、私の存在は邪魔だったらしい。
まあ引き取られるなんてこっちから願い下げだけど。
でも、流石に酷い。
自分たちは喧嘩して私のことなんてお金がかかる邪魔者とか言って?
私がそれを聞いててどれだけ迷惑か考えたことあった?
お小遣いをほぼコンビニ弁当を買いに…食費に使ってたの気づいてた?
ああ、もう。両親のことを生理的に受け付けられない。辛い。
家出しようかな。でも家出しても行く場所がないな。
まあいいや、私のお小遣い全財産を持ってどこかに行ってしまおう。
---
親に気づかれないように静かに家を出て、とりあえず目的地も何も考えずに
歩いて、歩いて、歩いて、歩いて、歩いて…
疲れて座ったのはある神社だった。
空はギリギリ赤とオレンジの混ざった夕焼け空が見えるくらいで、
ほとんど夜の色だった。
石の階段の上に男性が座っている。
でも気味が悪いわけでもなく、男性は神社と空に溶け込んだような
不思議な雰囲気をまとっている。
自分の顔がどうなっているか分からなくて怖くて見られたくなかったから
男性の前を静かに通り過ぎようとした、が。
「愛花。」
名前を呼ばれた。呼んだのは男性だった。
「っ!なんで名前を…!?」
しまった。話さないようにと思っていたのに反射で返してしまった。
「帰りたくない、かぁ…分からなくもないよ。」
え、名前を知ってる理由聞いたのにガン無視?そして何言ってるの。
なんで私が帰りたくないって思ってるか分かるの。
気味が悪いわけでもないって思ったの、やっぱ嘘だ、取り消し。
「無視しないでよ。僕には愛花が何を思ってるか分かってるから。
ほら、今僕のこと気味悪いなって思ってるでしょ。」
ここに来たの、間違ったな、絶対。今日は運がついてない…
「愛花には兄がいたってこと、知ってるかな。」
私には兄なんて…え?“いた“?なんで過去形?
「兄が“いた“って…?」
「ああ、やっぱり知らなかったんだ。
母親のお腹の中で心臓が止まって死んでしまったんだよ。」
「嘘、嘘だそんなの。だってそんな話聞いたことない。嘘でしょ?」
「いいや、簡単だよ。それは、親が言わなかっただけ。」
地味に会話が成り立たない。なんだこれ。
「辛いと思っていること、全部教えて。僕が全部聞いてあげるから。」
怪しい人だとは分かっているのに、なぜか私の足は男性の方に進んでいた。
気づけば私は心の中でモヤモヤしていることを全て男性…いや、
|蓮斗《れんと》さんという人に話していた。
クズ両親が離婚届を書いていて、どちらも私を引き取ろうとしないこと。
それに対し私は引き取られるなんて願い下げだと思ったこと。
学校に友達が居なくて居場所がないこと。
そして、生きた心地がしないこと…
私のこんな沈んだ話を、蓮斗さんは相槌をしながらずっと聞いてくれた。
空が少しずつ夜の藍色に近づいていく。
「勝手に喋り続けちゃってすみません。私、そろそろ帰らないと…」
「帰りたくないならさ、帰らなくていいじゃん。」
「え?」
「今まで我慢してきたならさ、それくらい反抗していいじゃん。」
「でも、ご飯とか…」
「愛花が持ってるそのかばんさ、お金入ってるでしょ?
コンビニかスーパーにでも行ってお弁当買っちゃえば?」
「確かに…?あ、でも寝る場所ないし…」
「寝床ならここにあるよ、ここは神社だ。」
「えぇ、でも神社って神聖な場所だし私みたいな汚れが入ったら…」
「愛花はどこも汚れて何回ないじゃん。
神社に入るのをお断りするのは愛花の両親みたいな…クズだよ。」
うぅ、言い返せないな。
でも帰るための言い訳がもう思いつかないな。
いや、もう考えようとしていないだけだ。
ふと、思った。蓮斗さんはどこに住んでいるのだろう。
「蓮斗さんは帰らないんですか?」
「えー?愛花が帰るまで帰らないかな。」
「何それ、w」
「あ、僕に会ってから今初めて笑ったね。」
「ふふ、ふ…」
何故か分からないが、頬が緩んだからか急に涙が出てきた。
「おぉ、今度は泣いちゃった。僕が泣かせたみたいだからやめてよ、w」
「蓮斗さんが、泣かせたんですよ、私の頰を緩ませたせいで…w」
「ごめんごめん。あ、そうだ、高台に行こう。高台から夜景を見下ろしてやろうよ。
愛花の言うクズ両親も、友達になってくれないクラスメイト全員も。」
そう言って蓮斗さんは私の手を握り、高台まで連れて行ってくれた。
もう、会ったばかりとは違って、蓮斗さんは全く怖くないや。
高台に着くと空には梅雨の時期なのに綺麗な星空と、
見下ろせば私が住んでいる街はどこか分からないけれど建物の光が見えた。
「綺麗、」
私がそう呟くと蓮斗さんは、
「綺麗でしょ?僕も疲れたときはよくここにくるんだ。」
と言った。
家は帰りたくないけど、なんだか少し眠くなってきた。
「おーい、愛花?起きてる?ちょ、ここで寝ないd…」
知らないうちに私は眠りに落ちていた。
---
起きると、見慣れた天井が視界に入った。
「あれ、ここ、家…?」
昨日は確か神社の高台で知らない間に寝てしまったはずなのに。
なぜか分からないけど部屋の窓が開いている。
「寒っ…」
今日は雨、降ってないや。
って、そんなことはさておき。
「いつ、私は家に帰って来たんだろう…?」
今日は休日だし、昨日行った神社までもう一回行ってみよう。
自分の部屋から出ると、両親に話しかけられた。
父「昨日の夜、ご飯出来ても食べてなかったじゃねぇか。体調悪かったのか?」
母「ご飯、ちゃんと食べなさい。」
「大丈夫。ちょっと、外行って来る。」
父「おい、まだ話は終わってな…」
親に話をされる前に家を出ていく。
きっと離婚の話が決まったんだろう。話が長そうだ。
とにかく、あの神社に行こう。
「…あった…」
神社は、家から2、3駅分くらいくらい先にあった。
私、昨日無心でここまで来てたんだ…!
鳥居をくぐって、敷地内に入る、と。
「あ、」
昨日私と蓮斗さんが話していた場所に、石で抑えられた紙がある。
紙を手に取ると、それは手紙だった。
蓮斗さんが書いたものだった。
読んでみよう。
『 愛花へ
昨日は、初めて会った僕に色々話してくれてありがとう。
でも、高台で寝ちゃったのは許さないよ。
あれから愛花の家まで運ぶの、大変だったんだからさ(笑)
あの夕方は、僕にとっていい思い出になったよ。
言っていなかったけれど、僕のフルネームは|河島 蓮斗《かわしま れんと》っていうんだ。
愛花の、兄になるはずだった存在しないもの。
もう愛花に会えることはないけれど、僕は兄としてずっと愛花を見守ってる。
僕も知っているけれど、あの両親はクズだと思う。
あんな奴らのことなんて蹴散らしちゃえ!
愛花は1人で生きていける強さを持ってる。
自分らしくあることを続ける強さを持ってる。
だから、自分を信じて“生きて“ね。愛花なら大丈夫。
会えなくても、僕はずっと愛花の心の中で生きてるから。
また、いつか会える日を願っています。
河島 蓮斗 』
読み終わったとき、自然と涙が出ていた。
蓮斗さんは、私のお兄ちゃんだったんだね。
蓮斗さんは、私を助けにきてくれたんだね。
「蓮斗さんとは、もう、会えないんだね…」
心がギュッと締め付けられたように苦しい。
私は、私が幸せに、そして周りを傷つけずに生きるために何ができるだろう。
蓮斗さん、いや、お兄ちゃん。どうすればいい?
「自分を信じて、何ができる?どうしたら生きれる?
ねぇ、お兄ちゃん…教えてよ…」
会ったのはたったの1日…昨日だけなのに、今の私の中で一番大切な存在が
お兄ちゃんな気がするのは何で?
もう一度手紙に視線を落とす。
「“会えなくても、僕はずっと愛花の心の中で生きてる”…!」
その言葉で、私の心はすっと軽くなった。
不思議な力か何かは分からないけれど、今ならいろんなことがうまくいく気がする。
「…話すか、親と。」
家に向かって私は歩き出した。
---
手紙を読んだ日から3ヶ月が経った。
帰った後、私の予想通り両親には離婚の話をされた。
意外だったのは、引取先について私に意見を求めてきたこと。
話し合って意見がまとまらなかったのか、私の意見を聞きたかったのか…
どっちだったのかは分からないけれど、それが驚きだった。
そして、私はこう答えた。
「私は…私には、兄がいたって知ってる。」
両親は、2人揃って驚いていた。
母「なんで、それを…?お酒で酔っても言ってなかったはずなのに…」
お母さんが聞いてきた。
「会ったんだよ、お兄ちゃんに。」
父「会ったって…そんな、馬鹿なこと言うな。」
お父さんに否定されるが、それでも私は続ける。
「ねぇ、2人が仲悪いのって、そのことも原因にあるんじゃないの?」
両親は黙り込んだ。
「私が、家でどんな思いをして過ごしてたか知ってる?
喧嘩の声のせいで眠れないことだって何度もあるし、
熱も咳も出ないのに私が体調不良になってたこと、知ってる?
仲直りするなら、仲直りして。
離婚するなら、私はどっちの親とも一緒に暮らしたくない。」
言い切った。心の中で思ってたこと。
1分くらいの沈黙。体感では果てしなく長い時間が過ぎているように感じる。
母「仲直り、する?」
父「あぁ…するか。周りが見えてないって痛感した。
自分の娘にこんなこと言われるなんてな。」
母「そう…ね。悪かったわ、愛花。兄がいたこと、隠しててごめんなさい。」
そうして両親は仲直りし、今も仲がいいとは言えないが喧嘩はしなくなった。
学校でのことは、どうにもならなかった。
でも、なぜか辛くなかった。
結局は私の考え方の問題で、1人でいることに楽しみを見つけてしまえば、
マイナスな感情なんて、もう感じなかった。
居場所が狭くたって私には心の支えになってくれる人がいる。
お兄ちゃん…いや、今だけ、蓮斗さん。
蓮斗さんと会えたから今、私は私でいることができる。
私は、生きて、生きて、生きるよ。
そして|息《生き》絶えたら、また会えることを楽しみにしてるね。
うぇいうぇいうぇい(?)
4000文字余裕で超えたぜうぇい(?)
まえがきとあとがきを別日に書いたせいでテンションの温度差が激しめ
風邪ひくわ
ファンタジーの裏話
日替わりお題の3つの単語「ファンタジー」「裏話」「岩塩」を使って
小説を作ってみようの会
岩塩の使い道が難しい(´・ω・`)
ファンタジーの定番といえば、勇者が仲間たちと魔王を討伐する話。
そんな定番ストーリーに、僕は飽きてしまった。
僕は勇者パーティーに所属するヒーラー。
そして、魔王のしもべでもなくただ妨害をする裏切り者だ。
話を面白くするために、勇者パーティーの邪魔をするストーリーの裏方をしている。
召喚魔獣を勇者たちの前で|喚《よ》んだり、
地図に示されている場所とは違うところに宝箱を移動させたり。
料理に使う調味料の岩塩だけ捨てたり。
(岩塩は防御力UPに役立つ普通の塩とは違う特別な塩!)
ダンジョンで妨害したときは命の危機を感じて大変だったけど…w
僕がストーリーの裏方をしていることは、誰にもバレてはいけない。
なぜって?そんなの簡単だよ。
勇者さんに魔王のしもべと間違われて一瞬で消されちゃうから。
国王に言われてやっている裏切りでもないし、そりゃあバレたらそうなる。
僕は定番ストーリーに飽きたと言った。
でも、ストーリーの変化を求めているのは画面の向こうの君たちでしょ?
だって、そうでもしないとゲームなんて買ってくれないもの。
これは、楽じゃないファンタジーの世界の裏話。
今回は500字を超えない短編を書いてみた!
エレベーター
きりが実際に体験した話をもとにしたお話です
ホラー注意報!👻
(警報じゃないから別に誰でも読めるとは思うんですけどね…)
これは、塾の帰りに起きた、不思議なお話。
私は塾に行っている。
その日は夜10時まで塾があり、お父さんが「危ないから」と車で迎えに来てくれた。
私たちの住むマンションに帰ってきて、車を駐車場にとめる。
駐車場はマンションの地下にあるから、自分の家に帰るには
エレベーターか階段を使って上まで登る必要がある。
ちなみに私の家はマンションの5階だから、ほとんどの場合はエレベーターを使う。
ボタンを押してエレベーターに乗り、『5階』のボタンを押す。
そして、『閉じる』を押す。
何秒か経っても、エレベーターは動かなかった。
つまり、閉じ込められたということだ。
私が焦って『開く』ボタンを押すと、ドアは普通に開いた。
「仕方ないから、階段を登ろう」
お父さんにそう言われて、渋々階段を使って家に帰った。
(体育のせいで筋肉痛なのにな…)
次の日、私が学校に行くために「下りは楽だから」と階段を降りていると、
エレベーターが他の階に着く『ピンポーン』という音が鳴っているのが聞こえた。
「あれ、エレベーター、動いてる。」
どうやら壊れてはいなかったらしい。
それじゃあ、昨日エレベーターが全く動かなかったのは、何が原因だったのだろう。
作者、ホラー小説とか映画とかは全然いけるけど、
実際に不思議な現象に遭うと急に怖がり出すタイプらしいw
まだ消えない痛みと匂いが。
こういう系統あんま書かないなー
実はR18表示ついた小説公開するの初めてでございます
⚠️一応忠告
グロテスク表現入ってます
石鹸を使って手を洗って、汚れは落ちたのに匂いがいつまで経っても消えない。
そんなの私がその匂いを忘れたくないから当たり前か。
洗面所からリビングに戻ると、そこには私が世界一見たくなかった死体が
血まみれで転がっていた。
何故、世界一見たくなかった死体を見ても私の目からは涙が出てこないのだろう。
何故、世界一見たくなかった死体を見ても私の口からは声が出てこないのだろう。
…知っている。私は壊れてしまった。
---
私は昔から彼女のことが好きでたまらなかった。
家が近く、親同士もそれなりに仲が良かった。
保育園、小学校、中学校、高校までずっと一緒だった。
…大学は、それぞれの将来を考えた結果、別々のところへ通う事になった。
そのことは何も後悔していない。
私は将来貴女がデザインする服を、ずっと楽しみにしていたよ。
しかし、彼女が大学で彼氏を作ったことで私の気持ちは濁っていった。
大学で知り合ったばかりの男に、自分の幼馴染を取られたくなかった。
いや、幼馴染なんて一言で済ませられる思いではなかった。
貴女が隣にいてくれないと、私は生きていけない。
なのに…それなのに、彼女の隣はあっさりとあの男が奪って行った。
私が男に生まれていれば、絶対に渡さなかった。
彼氏として、奪われないようにずっと守っていたかった。
でも、恋愛がしたかったわけではない。
ただ隣という特等席で、彼女の行く末を見守りたかった。
可愛がりたかった。
自分の愛が重すぎるって自覚はある。
でも自覚があってもこの気持ちはもう、どうすることもできない。
私の宝物は、毎年貴女が誕生日にくれるプレゼントと、貴女。
でももう、貴女は私“だけ”の宝物じゃなくなってしまった。
悔しかった。
大学卒業後、ある知らせが届いた。
それは、彼女と大学から付き合っている彼氏が結婚するということだった。
「…は、?」
彼女が幸せなら私はそれでいい。
結婚することに対して、『おめでとう』と言ってあげたい。
でも、言えない。
素直に言えたら、彼女の笑顔が見られて私は幸せだと思えるだろう。
でも、私の気持ちは?
結婚相手の“恋“が報われて、私の“愛“が報われなかったら?
そう考えるだけで、辛い。
ねえ、私から離れないでよ。1人にしないでよ。
…そして、今日。結婚式の前日だ。
彼女が今私の家にいて、テーブルに向かい合って座っている。
結婚したら彼女は結婚相手と同居になり、少し遠くへ行ってしまう。
だからゆっくり会って話したい、と彼女の方から誘ってくれた。
彼女は私に言った。
「実は私、君のことを幼馴染以上に思っていたんだ。
私にとって君は隣にいてくれないと生きていけないような相棒…愛棒なんだ。」
その言葉で、私の気持ちが全て報われたような気がした。
「実は私も、ずっとそう思ってた。」
「…本当に…!?」
よかった。私たちは、相思相愛だった。
席を立ち、苦しいくらいに抱きしめ合った。
そして、私は貴女の背中にナイフを突き刺した。
---
しゃがみ込んで、彼女の遺体の顔を見た。
目を閉じて穏やかな表情をしていた。
愛し合っていたのが分かったのに、どうして刺し殺してしまったのか?
それは…私の勝手な行動だ。
やっぱり、結婚した事に対して『おめでとう』とは言えなかった。
そのことだけは、許せなかった。
結婚だけは、させたくなかった。
私だけの貴女でいて欲しかった。完全なる独占欲だ。
「さて、これからどうしようか。」
私がこの殺人を警察に自白したら、私は慰謝料を払わなければならない。
私が悪いのは知っているから、金はいくらでも払う。
彼女の命の重みは、誰よりも知っているつもりでいたい。
でも、結婚相手にその金の一部が渡って、
その金でそいつが生きていけるとなったらそれは許せない。
「いいことを思いついた。」
申し訳ないとは思いつつ、
私は彼女の遺体を大きなリュックに入れて自転車を走らせた。
人をおんぶして自転車を漕ぐのは難しく、
目的地には自転車を捨てて、歩いて到着した。
着いたのは、絶対と言っていいほど人が来ないような山の中の廃屋。
廃屋とは言ったが、昔は優しい老夫婦が住んでいた。
小学生の頃に2人で休みの日にお邪魔していた。
でも老夫婦が亡くなると、そこには誰も来ることなく家も残されたままだった。
私は彼女の遺体が入ったリュックを開けて、椅子に座らせた。
リュックの中が血まみれだが、もうそれもどうでもいい。
「ここなら、誰にも見つからない。」
そう、2人の思い出の場所で死んでしまえばいい。
私は貴女の手の甲と頬にキスをした。
「痛かったよね、ごめんね。今、私も行くから。置いていかないで。」
私は彼女の前に|跪《ひざまず》き、躊躇いなく心臓にナイフを突き刺した。
貴女に刺した、血のついたナイフで。
私の中で、2人の血が混ざった。
執筆楽しかったー!
(サイコパスじゃないです)
アイドル兼オタクなので!
少し前に推しの誕生日で、その時アイデアが出てきたから書く!
会場は熱気に包まれている。
歌い手であり配信者でもある私『|漆乃《うるしの》』は今、
キャパ4000人の会場でライブをしている。
「今日は来てくれてありがとう!次がラストの曲だよ!
それでは聞いてください、『明日も君といたいから』!」
ライブが終わって、ファンのみんなが帰って行った。
「漆乃ちゃん、ワンマンライブお疲れ様でした!」
マネージャーの|蔦谷《つたや》さんが声をかけてきた。
「蔦谷さん、お疲れ様でした!
…今回のライブも準備から色々迷惑かけちゃってごめんなさい!」
「今はそんなこと気にしないでいいのよ。
ほら、音響さんや振付師さんたちにも挨拶してきなさい。」
「うん、行ってきます!」
---
家に帰ってきた。
「まさか夜の11時にやっと帰って来れるなんて…」
私は荷物を置いて手を洗い、すぐにスマホとヘッドホンを持ってベッドに座った。
動画サイトを開き、『|Mirei《みれい》』と調べる。
Mireiくんは私の推し。登録者数が100万人もいるゲーム配信者さんだ。
私がウキウキしながら調べていると、
さっきちょうど今日の配信が終わってしまっっていたらしい。
「なんでなのっ!」
しまった、11時なのに少し大きめの声が出てしまった。
…頑張った時こそ推しに癒されて1日を終わりたかったのに!
もういいや。
明日は私のライブイベントの1つである握手会あるし早く寝ちゃおう。
私はテンションが下がったまま、シャワーに保湿もしっかりして眠りについた。
---
私の前には今、30代後半?くらいのファンがいる。
ファン「昨日のライブ素敵でした!これ、お菓子です!ど、どっどうぞっ…!」
またお菓子だ。何か変なもの入ってないかな。
内心ではそう思ってるけど、私は笑顔でそれに返す。
「ありがとう!昨日のライブも来てくれたんだね!どうだった?」
ファン「漆乃ちゃんのライブは最高に決まってる!特にラストの『明日君』!」
「それはよかった〜!」
それから数十秒、そのファンと会話をした。
スタッフ「お時間です。」
「じゃあ、これからも応援してね!今日はありがとう〜!最後に握手!」
このファンのために私の手を汚さないといけないの?
…まあ、いいや、次のファン来る前に消毒したらいっか。
「あーくーしゅ!」
握手をした後、そのファンは嬉しそうな顔をして頭を下げて部屋を去った。
次のファンは女性、その次は高校生くらいの女子だった。
私のファンって年齢とか性別とかバラバラなんだよね。
それくらい、刺さる人には刺さるってことだよね!
もっと、自分を磨き上げて人気になって稼がないと!
…全ては、推しのために。
あ、そういうことか。
私もさっきの男性ファンの人と同じなんだ。
なんなら私はファンの域を超えて、オタク…
応援する気持ちに不純なものなんてないよね。
握手会に来てくれた人たちの幸せそうな顔を思い出した。
…私も多分Mireiくんに会えた時…いや、配信の時もそんな顔してるだろうな。
「…ごめんなさい。」
次のファンが来た。
メガネを掛けた20代くらいの男性。
メガネを外したらかっこよくなるんじゃないかな…?ちょっと残念。
「こんうるし!今日は会いに来てくれてありがとう!」
ファン「こちらこそっ!これ、よければ使ってください…!」
メガネの彼が渡してきたのは、少し有名な香水。値段がお高い気が…
確かこれ、Mireiくんが好きなブランドの奴だ。センスいいじゃん!
「え、ありがとう!やったー!大事に使わせていただきます!
じゃあ、私と話したいこととかしたいことを教えて!」
ファン「あの、『僕をドキッとさせるような一言』お願いしてもいいですか!」
「えー!恥ずかしいね、なんかwちょっと待ってねー?」
そんなことお願いされること滅多にないから頭をフル回転させて考える。
「うーん…よし、思いついた!じゃあ、カウントお願いね!」
ファン「はい!3、2、1。どうぞ!」
「『会いたかったよ!君は私だけのもの。』
…あー、恥ずかしい!滅多にこんなお願いされることないから!」
ファン「漆乃ちゃん最っ高です!ありがとうございます!惚れました!」
「本当に!?頑張ってよかった〜!」
スタッフ「お時間です。」
「もうそんな時間!じゃあ、改めて今日はありがとう!握手しよう!」
メガネの彼の手は色白で、綺麗だった。
なんでこの人はメガネをしたり、地味な服装でオタクぶってるんだろう…?
そう思いながら、握手をして、私はファンに笑顔を向けた。
---
昨日の教訓を生かして、今日は夜8時に家に帰って来れた。
「…今日こそは配信見れますよーにっ!」
スマホを開いてみると、ちょうど配信がはじまって10分くらいだった。
今日は雑談配信みたい。
部屋の片付けとかちょっと作業しながら聴いとこうっと。
トークを聴いていると、近況の話が出てきた。
Mirei「僕にも推しっていうか?好きな配信者さんがいるんだけど、
最近その人のライブとか握手会があって、行ってきたんだよ。」
え、Mireiくんにも推しとかいるんだ!
共通点があって親近感でちょっと嬉しくなっちゃう。
M「握手会でその推しさんと会った時に、無茶振りで『僕をドキッとさせる言葉』を
お願いしてみたんだよ、そしたら、想像以上で神って感じだった!」
待って、え?
『僕をどきっとさせる言葉』って…なんか聞き覚えが…?
必死に記憶をたぐり寄せて…あっ、あの20代?のメガネの男性だ!
え、もしかしてあれがMireiくんだったの?
知ってたら私も何かしてたというか…させて欲しかったのに!
やばい、Mireiくんの握手会とか色々行ってるのに全然気づけなかった…!
コメント欄では、“Mireiくんを喜ばせた人って誰だろう?”とか、
“Mirei様はファン第一じゃないの…?”とか、少し荒れていた。
M「僕の推しが誰かそんなに気になる?えー、でもそれは流石に言わないよ。
だって、画面の向こうのファンの君たちが僕の推しの1人なんだから!」
っくぅ…なんで私の推しはこんなにファンに優しいイケメンなんだろうか…!
…話を戻そう!え、次のMireiくんのイベントで、私の正体を明かしてみる?
いやいや、まだ確定じゃないから、違ったらただの勘違い女じゃん!
…しかも、それが分かったところで何も進展しないし…
私はオタクとして、お互いが多分推しあっている?ことを
ただ知ってるオタクでいた方がいい、いや、そうするベき。
物足りないけど、それくらいが十分だよ、きっと。
これからも応援させてください、私の最高の推し様。
“もしかしたら“続編あるかもしれない!
またあなたと友達に戻れるように。
一応注意!
恋愛系だけど『失恋』メインです!
波の音と、私の掠れた声だけが耳に聞こえる。
水みたいな少し強い風がこの腕を湿らす。
砂が、私の足を覆って汚す。
「やっぱり、私なんかっ…!」
はっきり言うと、失恋してしまった。
好き…今は違う。好きだった男友達に告白して、
「俺にとって|瑞稀《みずき》は友達以上じゃないから。」って言われてしまった。
そんな気はした。
他に女子と仲良いとか、誰かが恋愛的な意味で好きそうとか、
そういうことじゃなくて、ただ|理人《りひと》が恋愛に疎いような感じ。
だったら、何で私はあのタイミングで告白してしまったの。
文化祭が終わった後の、片付けをしてる夕方の中で。
私は、友達以上親友未満くらいの関係で満足してたんじゃなかった?
これから私はどうやって過ごせばいい?
気まずくなって、もう友達としても居られなくなりそうで怖い。
…私のせいだけど。
学校から、家から、逃げ込むように海にやってきた。
海は昔からずっと私の居場所で、友達だ。
美しいこの自然を友達と呼ぶなんて、おかしいかもしれない。
だけど海は、私の全てを受け入れてくれる。
だったら、私が海に入ることも許してくれるよね?
海の強い風に吹かれて、私の体は自然と前に進んでいた。
気づいた頃には、体の半分が海水に浸かっていた。
ああ、これじゃあ本当にショックが理由で死んでしまう。
それは違う。けど、まだ助かる?この制服のままで泳げる?
「あ、あはは…?」
もっとちゃんと考えればよかったのに。
そうしたら死ぬこともなかったんじゃない?
っていうか、失恋1つでこんなになってる私、おかしいでしょ?
笑うようにして心を落ち着かせようとした。
もうきっと助からないのに。
「怖いなぁ…」
もうすぐ日が沈む。
そうなったらもう本当に誰も助けに来てくれないまま死ぬよ?
私が諦めて目を閉じて体の力を抜いた、その時。
「みず、k…お前!バカかよっ!?」
知っている人の大声が耳に届いた。
ああ、これは幻聴?もう死ぬかな?
と、思ったら、どんどん誰かが私の方にやってくる。
「お前、生きてるか?何で、こんなとこにいんだよっ…!」
私の視界に映ったのは、本物の理人だった。
「何でここにいるの!?理人、あんたもここにいたら死んじゃう!」
「お前こそ!…死ぬのだけはやめとけ、早く!泳いで!」
「…怖い、泳げない…!」
「…もうっ!ほら、俺の手掴め!足に力入れろ!歩け!」
「う、うぅ…!」
何で助けに来てくれたのが理人なの。
私、今日理人に迷惑しかかけてないのに。
情けなさと死ななかったという安心感といろんな感情が混ざって涙が止まらない。
「とりあえず、今日はもう帰っとけ。詳しいことはまた今度な。」
「…ごめん。あと、助けてくれて本当にありがとう。」
「友達がピンチだったら助けるなんて、当たり前だろ。」
理人は私のことを友達って思ってた…
“友達を助けるなんて当たり前“とか…もう、最高の告白の振り台詞じゃん。
何だか、心がスッキリした。
今更だけどやっぱり、友達のままが一番楽しいや。
さよなら、海。
私は全てを受け入れてくれる海を友達だと思ってたけれど、
今の私は、そんなこと思っていたらよくないね。
だから、綺麗な気持ちで関われるまで、少し待っててね。
タイトルの意味が、2つあることに気づいたら天才!
夏の終わりにぴったりな海のエピソードをお届けしました!
My World
詩みたいなお話です!
お話っていうほど成立してるかも知らんけど
きっと、みんなは知らない。
黒板の隅の、役目を終えた小さなチョークたち。
ゴミ箱の中身が光で反射して生まれた、星の輝く夜空。
カラーペンでお化粧した、薄ピンク色のノート。
おひさまの光を包み込む、カーテンのぬくもり。
教室には、こんなにも小さな幸せが隠れているのに。
みんな、人のことばかり。
みんなは、いつになったらおしゃべりに飽きる?
みんなは、いつになったら騒ぎ声を鎮められる?
綺麗でも汚くもない、生活感のある、荷物入れのロッカー。
誰かが教室の隅に置いてった、灰色を被った消しゴム。
誰かの机に落書きされた、ネコのかわいいミニキャラクター。
みんなは、季節が変わると暑いとか寒いとか言う。
季節っていうのは、一言で表していいものじゃない。
でもきっと、みんなは知らない。
窓から見える桜の、頼もしい幹。
分厚い雲から覗く、窓を焦がす太陽の一本線。
窓のふちに挟まった、赤い葉っぱのかけら。
窓を白く濡らして染める、雪の通り跡。
その全てが美しい。
それでもきっと、みんなは知らない。
でも、みんなは、知らなくていい。
だってこの景色は、私だけの世界だから。
心が穏やかになれば幸いです(*´꒳`*)
綺麗な人間
一話完結の更新お久しぶりー!
応援したくなる人間とは、どういう人間なのか。
その答えを、見つけた気がした。
私のクラスの学級委員長:|綾方《あやかた》さんは、
今度の生徒会選挙で生徒会長に立候補するらしい。
それを知った私は、綾方さんを応援したいと思った。
綾方さんは人間らしい人間…つまり綺麗な人間だ。
---
クラス替えをしてまだ間もない時期、各委員会を決める時間が設けられていた。
学級委員長に立候補したのは綾方さんと、|宇都《うと》さん。
宇都さんはこの学年で一番頭が良くて、テストでは毎回学年一位を取るほどだ。
運動部らしく肌が焼けて、ギャル味も少しあるよく知らない綾方さんと、
小学校の頃から何かしら関わりのあった宇都さん。
そうなったら、知っている人を推薦する方が信頼できる。
そう思っていたけど、クラス投票の結果、委員長に決まったのは、綾方さんだった。
私は、少し不安になった。
---
合唱コンクールの時、私は初めて綾方さんとまともに関わった。
私と綾方さんで、クラス合奏の伴奏のオーディションをすることになったのだ。
私はもともと音楽が全般得意だし、負けるわけには行かなかった。
結果的には私が勝った。別にそれが嬉しかったわけじゃなかった。
綾方さんはオーディションで負けた悔しさで、泣いていた。
それなのに私に「おめでとう、上手だったよ。」と言ってくれたのだ。
現実を認め、私を応援してくれる。
そんな綾方さんが、ただの大人の女性のように見えた。
それからの練習で、綾方さんは歌のリーダーとしてクラスの心を一つにしてくれた。
改善点をうまく言葉にできない私の代わりに、いろんなことを言ってくれた。
私は、この人は本当にリーダーに向いている、と分かった。
そして合唱コンクールの時、私は宇都さんに「指揮者、してくれる?」と聞いた。
でも、宇都さんは「嫌だ」と笑顔でその提案を断った。
私は知っていた。宇都さんは賢いけれど、面倒ごとを嫌うことを。
…本当に嫌だっただけかもしれない。
でも、断った理由として、面倒だからという理由は0ではなさそうだな、と思った。
結局、クラスの合唱の指揮者は、吹奏楽部の男子がやってくれることになった。
誰が悪かったとかじゃないけれど、合唱コンクールの結果は…言えない。
---
私の学校は、給食当番に給食室から食缶を運ぶ係がある。
ある日、私が食べ終わった後の食器を運んでいると、宇都さんを見かけた。
宇都さんは、お盆を運んでいた。
私はそこで違和感を感じた。
お盆は、配膳に使うおたまなどが入ったケースも一緒に運ぶ担当のはずなのに、
宇都さんはなんでケースを持っていないんだろう、と。
こんなことを気にするなんて、私はちっぽけな人間なのかもしれない。
でも、ケースとお盆を別々で運んだら、本来当番じゃなくても、
優しい誰かがそれだけを給食室に運ぶために昼休みをすり減らす必要が出てくる。
どれだけ頭が良くても、実は利己的で表だけ優しそうにする…
それは良くないと思った。
---
体育祭の日。
私のクラスは運動神経が優れた集団ではなかったから、
普通に考えて優勝は無理だと分かっていた。
私も運動が得意じゃなかったから、
私の出場した徒競走も、ビリではなかったけど下の方の順位だった。
でも、私は走っていた時、不思議な感情だった。
自分のクラスはもちろん他の学年からも、選手に向けた声援が聞こえてきたこと。
それが私に向けられたものではなかったとしても、嬉しかった。
それと同時に、普段そんなに応援されるようなことをしていないから、
少し恥ずかしかった。
私が観覧席に戻った次の競技。
クラスのみんなが、自分の学年じゃない子たちのことも応援していた。
綾方さんをはじめ取り巻きの女子たちが、「喉潰れるまで叫ぼー!」的なことを
言っているのを見て、素敵だな、と思った。
目立とうと思わない…いや、目立ちたくない思考の私なら絶対に言えない。
それを見たいつもふざけてるような男子たちも、一緒に応援をしていた。
私も、なんとなく応援したいと思ったクラスを少し応援してみた。
声を出すというのは、気持ちが良かった。
恥ずかしくはなかった。
体育祭の結果も残念ながら良くはなかったけど、
今までの体育祭でで一番楽しかった気がした。
結果発表が終わった後、担任の先生がクラスに向けて、
「応援はうちのクラスが一番良かった。」と褒めてくれた。
私はその主要メンバーには入っていなかったけれど、誇らしかった。
---
そしてこれは最近のこと。担任の先生に、言われたのだ。
「選挙管理委員会をしないか」と。
選挙管理委員会とは、生徒会選挙の進行サポートや投票時のスタッフ役、
そして開票し集計する…そんな役割だ。
それを聞いて、少しびっくりした。
私よりもその役割に向いている人なんてクラスにたくさんいそうなのに、と。
それこそ、宇都さんとか。
でも先生によると、何回もお願いしたけど引き受けてくれなかったとのこと。
まあ、理由はもう想像がつくけれど…
私は、選挙管理委員会を引き受けることにした。
それは、滅多にこんな裏方をできる機会なんてなさそうだったからだ。
私は裏方の仕事がどちらかといえば好きだ。
仕事内容には司会進行もあるけれど、
それは他の人に頼んで自分は他の役割を選べばいい。
もう、宇都さんをはじめ他のしっかりした子にやってもらおうとは思わなかった。
綾方さんは?とも聞いた。
その時、先生が綾方さんが立候補することを教えてくれたのだ。
選挙管理委員会には選挙権がないから、応援できないのは残念だった。
---
それにしても、
私から見た綾方さんのイメージがこうも変わるとは予想していなかった。
つまり、それだけ綾方さんはいい人だってことだ。
自分の持っている能力を他の人のために使えて、リーダーシップがある。
自分の気持ちを押し殺しているわけでもなく、
悔しいと思ったら全力で悔しがることができる。
そして、人のことを応援できる。
正直綾方さんとはまだ友達と言える仲にもなっていないかもしれない。
でも私にとって綾方さんは、綺麗な人間だ。
事実ベースのお話でしたー
(ちょっとだけフィクションあるけど)