ミクテト物語

編集者:Alba
まずは「ミクテト」の説明から!「ミクテト」と言うのは、ボーカロイドで有名な初音ミクと、ウソから生まれた歌姫で有名な重音テトの二人のデュエット曲を指します(個人の解釈)。そんなミクテトを、「物語」にしたら面白いんじゃないかと思い、このシリーズを作りました。リクエスト箱を実地しているので、リクエストされたものからじゃんじゃん書いていこうと思います!
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目次

    メルト・アイスクリーム

    あなたは、連続殺人事件を知っているだろうか。同じ人物が、あるいは同じ組織が、次々と人を殺していく事件のことを連続殺人という。 今始まる物語は、ある連続殺人を物語っている。この事件は、100を超える人数の子供が、次々と殺され言った事件だ。刺されもしなければ、首を絞められてはいない。内側から殺されていったのだ。その子供たちの共通点は、「心が弱かった」ことだ。その名も、「メルト・アイスクリーム事件」。 (この物語はフィクションです 暴力表現が含まれています ご理解いただいたうえでご覧ください)(このお話は、一話ごとに登場人物が入れ替わります。(例:一話:みさき 二話:まこと 三話:みさき 四話:まこと…)気を付けてください。)
    このお話はいかがだっただろうか。みさきは残念だが、助からなかったうちの一人です。いまだ現在、匿名の人物は捕まっていません。メルトは、溶けるという意味。みさきは、とろけるアイスの誘惑に勝てなかった。匿名人物は、弱い心に溶け込んで、じわじわと溶かしていく。そういうやつらだ。本作に出て来る「覚醒剤」という危ないワード。裏のものが言った”アレ”。読者のみんなはそれが何か気になるだろう。例えば、「麻薬」の中に、「チョコ」という隠語があるそうだ。それと同じく、スタッフたちは、”アイス”という隠語を使用し、連続殺人を犯したのだ。僕には、それをやる意味が解らない。僕は、これからも、こうして悩み続けるのだろうか。 END(ナレーター:狼崎まこと) (追伸:ちなみに、このお話のナレーターは二人います!わかった方はコメントよろしくお願いします!)

    ハリボテ裁判

    オレンジ色の夕日が、旧校舎の廊下を長く引き伸ばしていた。 埃っぽくて、どこか甘ったるい放課後の空気。そんな中で、吉沢有芽は鼻息荒く、視聴覚室の扉を勢いよく開けた。 「見つけたわ!ここを今日の『作戦会議室』にするわよ!」 有芽の元気な声が、誰もいない部屋に反響する。彼女の趣味はアウトドア。と言っても、山に登るわけではなく、常に外を歩き回って「誰かが悪いことをしていないか」をパトロールすることだ。そして何か見つければ、すぐさま先生や親に報告する。その徹底ぶりから、ついたあだ名は「チク子」。本人はそれを「正義の代名詞」だと信じて疑わない。 「……ふわぁ。有芽ちゃん、元気だねぇ。私はここでお昼寝でもいいよ?」 後ろからトボトボとついてきたのは、白川音無。インドア派で、常に自分の世界の中にいるような女の子だ。有芽とは正反対の性格だが、なぜかいつも一緒にいる。音無は、たとえ自分が有芽に「昨日、宿題忘れてたよね」とチクられて怒られても、「あっちゃー、よく見てるねぇ」と笑って済ませてしまうような、底抜けにマイペースな性質だった。 「お昼寝なんてダメ!今日は特別なものがあるんだから」 有芽が指差した先。部屋の隅にある機材テーブルの上に、場違いなものが置かれていた。 T字の形をした、木製のような、でも少し安っぽい質感の小さなハンマー。 「あ、それ私の。さっきゴミ捨て場で拾った」 いつの間にか部屋の真ん中の椅子に座り、スマホをいじっていたのは氷川有無だ。彼女はアウトドアでもインドアでもない。「どっちでもいい派」を自称し、常にネットの海を漂っている。 有無はスマホから目を離さず、片手でそのハンマー……「ガベル」を手に取った。 「これ、裁判官が使うやつでしょ? テレビで見たことある。悪い子を指差して、カンカンって叩くやつ」 「裁判……?」 有芽の目がキラキラと輝き出した。彼女にとって、それはまさに理想のシステムに思えた。悪いことをした人を、公の場で、堂々と、合法的にチクることができる場所。 「それよ、それ!私たちで『裁判』をやりましょう!私が悪い子を見つけて、有無がそれをカンカンって裁くの!」 「いいよ。面白そう。これ、叩くといい音しそうだし」 有無は興味なさげに言いながら、机を軽く叩いた。コン。 軽いプラスチックのような音が響く。 「じゃあ、私はなにすればいいの?」 音無が首を傾げると、有芽が不敵な笑みを浮かべて彼女を指差した。 「音無は、裁かれる人!……えーっと、ヒコクニン、よ!」 「ひこくにん? よくわかんないけど、座ってればいいなら楽そうでいいね」 音無は「まぁいっか」と、用意されたパイプ椅子にちょこんと腰掛けた。 法も、秩序も、倫理も知らない三人の。 ただ「言葉」と「リズム」だけをなぞる、ハリボテの裁判が幕を開けようとしていた。
    数分後、チャイムが鳴り響き、3人は教室を後にした。 有無は割れたガベルをゴミ箱へ放り込み、有芽はチクりノートを鞄にしまった。 校門を出ると、街の巨大モニターに本物の裁判のニュースが流れていた。 難しい顔をした大人たちが、難しい言葉で「正義」を語っている。 「ねえ、本物の裁判って、あんなに楽しそうじゃないね」 音無が不思議そうに呟く。 「どうせ、あっちもハリボテよ。私たちがいないんだもの」 有芽が胸を張って言い放つ。 有無はスマホをいじりながら、歩き出した。 「……明日は、何ごっこする? 警察官? それとも……普通に、どっか遊びに行く?」 「どっちでもいいよ!」 「まぁ、そういう時もあるよねぇ」 3人の足音が、軽やかなリズムとなって夜の街に消えていく。 彼女たちの世界では、今日も「正義」はカラフルで、デタラメで、そして最高にハッピーなハリボテのまま。 (完)

    メズマライザー

    (このお話は、前作の「メルト・アイスクリーム」同様、交互にキャラクターが出てきます。今回の場合、ミラとテルが交互になります。) ◇目が覚めた。ここはどこだ? そこは、緑でいっぱいの草原だった。あたりにはだれもいない。私はさっきまで…いや、考えるのはやめよう。頭が痛い。私は起き上がり、前に向かって歩きだした。
    最後まで読んでくれてありがとう!みんな、気づいたかなー。最終話の◇まで行ったら、前書きの◇まで行くんです。そしたらあら不思議。ループします!ぜひそこも見てください!