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PPPP
「ほら見て見て、このオーラ。絶対に私、今日が一番輝いてる」
アイドルの研究生であるヒカリは、楽屋の全身鏡の前で、自分の衣装の裾をひるがえした。
彼女は自分の「可愛さ」に絶対の自信を持っていた。
ステージに立てば、客席のすべてを自分の色に染め上げられると信じている。
「みっちゃダメ、眩しすぎるからね」
そう言って笑うヒカリの隣で、もう一人の研究生、ルナがふんと鼻を鳴らした。
ルナはクールな美貌とは裏腹に、内に燃えるような対抗心を秘めている。
「自惚れないでよね。今日のステージでファンの視線を独占するのは私。ヒメムーブを展開して、あなたを完全に圧倒してあげるから」
二人は同じグループに所属する仲間でありながら、センターの座を争う最大のライバルだった。
ステージの袖からは、すでに満員の客席から地響きのような歓声が聞こえてきている。
二人は互いに視線をぶつけ合い、火花を散らした。
「限界突破、リミッター解除。いくよ」
ルナが呟くと同時に、開演のブザーが鳴り響いた。
ステージに飛び出した二人は、一瞬でそれぞれの「オーラ」を解放する。
ヒカリのパフォーマンスは、圧倒的にポップでキュートだった。
完璧に計算されたウインクと、指先までエネルギーの詰まったダンス。
まるで客席に向けて、目に見えない「オーラビーム」を放っているかのようだった。
客席からは
「ガチでラブリー!」
「エグいほど可愛い!」
という歓声が、怒涛の勢いで押し寄せる。
(びびった? 私の可愛さにやられたでしょ?)
ヒカリは歌いながら、隣のルナに挑発的な視線を送った。
しかし、ルナも負けてはいなかった。ルナのまとうオーラは、どこか神秘的で、それでいて強烈に観客を惹きつける。
「アイタイ、アイタイ、アイシテ」
歌詞に乗せたルナのまっすぐな視線が、客席の熱量をさらに一段階跳ね上げる。
それはヒカリのポップな光を侵食するほど、エモくて、スーパークーティーな輝きだった。
(なぜだコイツ、本当に信じられない……!)
曲が終盤に向かうにつれ、二人のパフォーマンスは加速していった。
お互いに一歩も引かない。相手が輝けば、自分はそれ以上の光を放つ。
それは、お互いのプライドを賭けた「可愛いバトル」そのものだった。
「ボクノボクノ、オーラビーム!」
ヒカリの歌声が響く。
「ウチノウチノ、オーラビーム!」
ルナがそれに声を重ねて応酬する。ステージの熱気は完全に飽和していた。
二人の個性が激しくぶつかり合い、混ざり合い、一つの巨大なエンターテインメントへと昇華していく。
仲間だからこそ、ライバルだからこそ、限界を超えた最高の自分が引き出されていく。
最後のポーズを決め、暗転した瞬間。
割れんばかりの拍手と歓声が、二人の体を包み込んだ。楽屋に戻った二人は、肩で息をしながら、しばらく言葉を交わさなかった。
メイクは汗で滲み、体はクタクタだった。
けれど、胸の中にはこれまでにない達成感が満ちていた。
「……やるじゃん。ちょっと眩しかったよ」
ヒカリが鏡越しにルナを見て、はにかむように笑った。
「あなたこそ。でも、次は私がセンターを奪うから」
ルナは冷たく突き放すような言葉を返したが、その口元は微かに緩んでいた。
余計なオマジナイなんていらない。
お互いを高め合える最強のライバルがいること、それこそが、彼女たちにとっての「確かな慰め」だった。
「私たちの未来は、きっとヒットだよ」
二人はもう一度、鏡の中の自分に向かって、最高に可愛い笑顔を作ってみせた。
ん-。
なんか、ん-。
ちょっと歌詞要素多いかな?
別にいいか。