閲覧設定

基本設定

※本文色のカスタマイズはこちら
※フォントのカスタマイズはこちら

詳細設定

※横組みはタブレットサイズ以上のみ反映

オプション設定

名前変換設定

この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります

公開中

ダイダイダイダイダイキライ

純白凍土さん!来週って言ったけれど、来週を過ぎてしまい、すみませんでした! 一応書けたので、みてください! --- キーンコーンカーンコーン……。 放課後を告げるチャイムが、夕暮れの校舎に物憂げに響き渡る。 生徒たちが次々と帰路につき、賑やかだった教室からは一人、また一人と人の気配が消えていく。 窓から差し込む西日は、机や椅子を長く不気味な影として床に引き延ばし、まるで教室そのものが世界の端っこに取り残されたかのような、奇妙な静寂が空間を支配し始めていた。 それは、ポップで眩しい日常の裏側に隠された、トゲだらけの本音が目を覚ます時間。 誰にも見せられない真っ黒なエゴと、剥き出しのヘイトが激突する、2人だけの特別なステージの幕が上がろうとしていた。
倒れた机を起こし、床に散らばった教科書を拾い集める。 2人でめちゃくちゃになった放課後の教室を片付け始めるその背中は、どこか少しだけ、すっきりとした軽やかさを含んでいる。 お互いの一番汚い部分を知っているからこそ、もう何も飾る必要はない。 世界で一番強固で、世界で一番ねじくれた「仲良し」の形。 明日になれば、またユキは「可哀想な女の子」の仮面を被り、レイはそれを「冷めた目」で睨みつける日常に戻るのだろう。 だけど、この静かな夜の教室の温度を、2人はきっと忘れない。 ダイダイダイダイダイキライ END