薄暗い過去を持つ魔族の少女ルリア
ある日ルリアは師匠に言われ学園に入学することになる
友達ができ、親友ができ、ライバルができ、仲間ができ、様々な出会いが訪れる
しかしそこでは意外な再会や過去との向き合いが待っていた
種族や年齢、過去を偽った少女の物語
視点が変わるので見づらいかもしれません
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目次
プロローグ
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
Unidentified side
殺したんだ
全員殺した
私が
殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した
やっとだ
解放されるんだ
やっと
あれ?
あの子は? ▉▉は?▉▉、▉▉
助けなきゃ
どうやって?
あいつらからどうやって?
あいつより
強くならなきゃいけないんだ
運よく生き延びてしまった私が
▉▉が
死んでしまう前に
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
第一話 私
私の名前はルリア
《《魔族》》の少女だ
宿の窓に写った自分を見る。お世辞にも可愛いとは言えない顔立ちだが、物静かな印象を受ける茶髪の前髪が目にかかっていて目があまり見えないが隙間から、青目が覗いている。
そして茶髪青目の少女は学校の制服を着ている。
私は今日からマグナウィス王国のカーミラ魔術学院に入学する。
魔術学院に入学できるのは13歳からだ。13歳以上も入学することはできるが、基本的に13歳の子供が入学してくる。そのため、あまりにも身長が違うととても目立ってしまう。誤魔化しは簡単にできる。私は魔族で、魔族は基本的に身体年齢を操作できる。これは魔族の体が魔力でできているからできることだ。体の魔力を操作し13歳ほどの体にする。
また、魔族は基本的に人族に嫌われている。なぜなら確か1500年くらい前の人間と魔族の大戦の人魔大戦で人間も魔族もたくさん死んだ。だから魔族も人族を嫌っている。
だが人族は魔族を魔物と同じような感覚で恐れているのに対し、魔族は人間を憎むべきものと見ている。魔族の中でも長命のものは人魔大戦に参加したものは、今でも人族を憎んでいる。魔族は人間よりも最近のものとして覚えているため憎んでいる魔族が多い。
まぁ
私は気にしていないが
そして魔術学院は一応魔族の人も入学してもいいということにはなっているけれど基本的に魔族であることを隠していたり、そもそも入学しない。魔族は名前の通り、魔に適した生物だからだ。魔族は魔術をいちいちこちらで学ばなくとも自力で覚えることができるからだ。
だから一応私も魔族だから隠す事になっている。
そして今日は入学式だ。
魔術学院はほとんどが貴族だが平民の入学者も毎年数十人いる。
そしてその平民の入学者のうちの一人が私だ。
まぁそんなことはどうでも良くてなぜ私が魔術学院に入学することになったかというと⋯⋯
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
遡ること半年前
私の師匠はSSランク冒険者で急用ができて、
『これから私は数年間、何年になるかはまだわからないが出かけてくる』
といったからだ。
もちろん私は着いて行くといったが師匠は許してくれなかった。
理由を聞いても答えてはくれなかった。詮索はしない。どうせ教えてくれないから。
というかまぁ、SSランク冒険者っていうのは大陸に数人しかいない。詳しい数はわかっていないから数人という表現になるがとにかく少ない。何でもSSランク冒険者は本人が望めば秘匿されるし、情報があまり表に出ない。これは、強すぎるあまり暗殺者が送り込まれる場合が多いからだ。
SSランク冒険者は一つの国にとどまることは許されても国や地域に、もちろん戦争なんかには協力することは許されていない。
それでも、強大すぎるために暗殺者が送り込まれる。いくらSSランク冒険者といえども、不意打ちに弱いものもいるため、何度も送り込まれる。
もともとSSランク冒険者は強すぎるため他者から恐れられていた。そのため冒険者ギルドが英雄や人類の守り手として利用したためSSランク冒険者も普通に生活できている。
とにかくその|SSランク冒険者《師匠》の弟子をやってる私はなにげにすごい。
なぜ弟子をやっているかというと2年半くらい前に師匠に拾われて以来弟子をやっている。
そしてその師匠は
『何年になるかわからないが、とりあえず7年以内には戻る』
といっていた。
時間の感覚バグってんじゃないの?
と思わず言おうとしたが寸前でやめた。一応師匠は魔族で魔族は人間の20倍から30倍は生きる。そのため時間の感覚が人間とは違う。まぁそういう私も魔族なのだが。つまり私が時間の感覚バグっているということだろうか?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そして今に至る。
「ルリア」
と透き通るような水色の猫が話しかけてきた。
この子は私が契約している精霊だ。魔法を使用するには精霊との契約が必要で私もこの子、ウォレルと契約している。
「もう出発したほうがいいんじゃないの?」
ちなみに入学試験は2付き前に終わり無事合格している。確か学院の入場は|4の鐘《8時》が鳴るまでで入学式がその20分後だ。そして今は|3の鐘《6時》から大体1時間半ほどたっている。
「うん、そうだね。もう7時半だし、そろそろ行こうか。」
私は頷きながら荷物をまとめた。準備ができたことを確認すると、私は荷物を持ち、宿を出る。
第一話、完です
次回 カーミラ魔術学院へです
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投稿は不定期ですが毎日投稿したいと思っています
投稿時間はとりあえず0時です
第二話 カーミラ魔術学院へ
宿を出た私は歩いて魔術学院に向かう竜車乗り場へ向かう。ウォレルはそこが自分の定位置と言わんばかりに頭に乗っかている。まだあと30分ほどあり、竜車乗り場へは10分ほどでつく。昨日のうちに宿魔術学院行きの竜車乗り場に近い宿に泊まったからだ。
魔術学院には高度な結界が張ってあるため特定の条件を達成しなけれな入ることはできない。この場合は竜車でなければ入れない。学生になれば専用のカードが貰えるため出入りは自由になる。(といってもある程度許可は必要だが。)
途中の屋台で串焼肉を買いながら向かう。
「うまっ」
(この串焼肉味付けが絶妙だ。塩味と甘味のバランス、それに辛さの塩梅がちょうどいい)
「一口ちょうだい。」
ウォレルが羨ましそうに見てきた。一度道の脇道にそれしゃがむ。ウォレルが頭から降り、一口かじった。
「んっ」
美味しかったらしくまた一口、また一口と食べていった。
「ちょっと、食べ過ぎ。」
もうすで半分ほど食べていた。
「そんなに食べる必要ないでしょ。」
精霊は一応食べ物は食べることはできるが食事は必要ない。敷いて言えば魔力を吸収する必要があるが、空気中の魔素で十分足りる。
「美味しいものは食べたほうがいいんだよ。精霊だって楽しみは必要なんだよ。」
よほど気に入ったようだった。
まぁ本当に美味しかったのでまた来てみたい。立ち上がり道に戻ったそしてまた竜車乗り場へ向かう。
しばらく歩いていると竜車乗り場についたようだ。
乗り場では貴族用と平民用に竜車が分けられている。貴族用の竜車は箱型の竜車になっていて。平民用の竜車は幌馬車いや幌竜車の乗り合い型になっていてもうすでに少し平民の人達が来ているようだ。
竜車に乗るにはお金がかかるため代金を払う。また、学院域の竜車に乗るには前日に渡されていた、カードを渡す。これは、事前に魔力登録を行っているため、偽造ができなくなっている。
ちなみに一応お金はそこそこ持っているため貴族用の竜車にも乗れるがめんどくさいし、高いので平民用の竜車に乗る。
平民用の竜車は7時15分と7時半と7時45分の三回に分けて出発するそうだ。
最後の便に乗り込むともう中には3人いた。濃紅色の長髪の少女に深緑の短髪の少年、そしてひときわ目立つ明るい金髪の少女だ。私も濃い茶髪の色をしている。髪の色の濃さは魔力量に直結する。別に色は関係ないが色が暗いほうが魔力が少なく明るいほうが魔力が多い。つまり金髪の女の子は魔力がとても多いということだ。
(間違えて貴族がこの竜車に乗った?)
しかし、どこからどう見ても平民だ。仕草や座り方が平民でどこからどう見ても貴族ではなさそうだ。おそらく魔力が突発的に多い平民の子なのだろう。
濃紅髪の目付きが悪く、気の強そうな少女は静かに竜車の右隅で本を読んでいる。
深緑髪の少年は目を閉じて自分のバッグを枕にして小さくなり左の手前側で寝ている。
金髪の活発そうな少女は左前側から外をキョロキョロと眺め、行き交う人々を眺めている。
他の人はもう他の便で魔術学院に早めに行ったのだろう。あまり人数はいない。
そして空いていた右側に腰を下ろし出発を待つ。
あと1分程で出発するだろうというところで誰かが走って竜車に向かってきた。桃髪の少女だ。しかも明るい桃色。さらにどこからどう見ても貴族だ。走って入るが貴族らしい振る舞いをしている。御者のひとも気づいてらしくひどく動揺していた。
なぜ貴族が平民の竜車に来ているのかとても驚いているようだ。その女の子は竜車の前まで来ると、。
「この竜車の代金はおいくらですか?」
と聞いてきた。
御者は動揺しながらも答えていたが、どうしても気になったようで、
「お嬢さん、こちらの馬車は平民用ですが、お間違えないでしょうか?」
と聞いていた。
「えぇ、大丈夫ですよ」
と言いニコッと微笑み、お金払った。
そして桃髪の女の子はすっと竜車に乗り込み金髪の少女と深緑髪の少年の間にに座った。
時間になり、竜者は進みだした。
学院には10分ほどでつくそうだ。
また、学院は街の外の南側にあり、森を一度抜けつくそうだ。
その間も御者は後ろが気になるようでチラチラと覗き込んでいた。
私は竜者から周りを眺めていたがしばらくするとついたらしく竜車が止まった。
御者が前から声をかけてきた。
「ようこそ」
そして間を一拍あけ。
「カーミラ魔術学院へ。」
第二話、完です
次回 入学式です
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第三話 入学式
私は竜車からとび降り大きく伸びをする。そして私の後ろからぞろぞろと他の3人も降りてきたが、深緑髪の寝ている少年はまだ眠っていた。
すると金髪の少女はもう一度竜車の中に戻り深緑の少年をおこした。
「ねぇ、もう着いてるよ。」
と少年の体をぐらぐらと揺らしていた。
しかし少年は一向に起きる気配がない。
そのため少女は、もっと激しく揺らし始め、声が大きくなる。
「おーい」
うるさすぎて、もうほぼ叫び声のようになってしまっている。
するとそこでやっと目が冷めた。
「うーん⋯⋯どしたのー?」
「もう、着いてるよ。」
「もう?」
寝ぼけナマコをこすりながらやっと起きてきた。
そして御者もおりてきたらしく苦笑いしながら、
「その子は|3の鐘《6時》の30分後くらいに誰よりも早く来たのに俺の担当する最終便に乗り込み寝始めたんですよ⋯⋯」
とても驚いたようで皆、目を見開いた。
「えっ、1時間半も寝てたんですか!?」
大きく驚いていたように言った。
するとその直後に、
ゴォーン ゴォーン ゴォーン ゴォーン
と4の鐘がなった。
あと20分で入学式が始まる。
御者は、
「そろそろ移動を始めましょうか、」
と言い、竜車の停車場から移動を始めた。二人も降りてきて、慌ててついて行った。
入学式は本館の北西にあり、停車場は西にある。北へしばらく向かうと大きな建物見えてきた。
中に入ると席とステージがあった。
「事前に席は教えられてると思うので、その席に向かってください。」
席は竜車乗り場で使ったカードに書かれている。
席は横列は20人ほどで、縦は9列ほどあった。つまり大体180人ほどが入学するということだ。一応後ろの席は何席か空いているのでそれよりは少ないだろうがまあまあ多い。
私の座席は、前から7列目の右から3番目の席だった。他の子達も、バラバラに移動した。私はそこに座りあたりを見渡す。右側にはまだ来てないのか一人分席が空いている。その他はほとんどが貴族たちみたいだ。
(普通こうゆうのって平民ゾーンと貴族ゾーンに別れてるんじゃないのかな?)
もう一度カードを確認したが間違っていない。
確か|カーミラ魔術学院《ここ》が掲げるモットーは、
『貴族平民平等』
あたりを見渡すと、あることに気がついた。
|カーミラ魔術学院《ここ》が掲げるモットーのうちの一つは。
『実力主義』だ。先程ほど言ったとおり、平等で、実力主義それが学校がとても意識しているものなのだろう。
しばらくすると、右側に誰かが座ってきた。こちらを一瞥すると。
チッ
小さいがこちらにも聞こえる声で舌打ちしてきた。ここらへんの人はほぼいい顔をしていない。おそらく貴族が平民を見下しているのだろう。
走行していると入学式が始まった。
鐘がなり、前方の特設のステージの上に学院長がのぼっていく。
「これより入学式を開始いたします。」
大きな声で言い、しばらくありきたりな挨拶をするとおりていき、生徒たちは拍手を送った。
次に生徒会長の話。
挨拶と、新入生を盛り上げるような演説をし終わる。
そして、
「新入生代表の言葉。」
そして壇上に目を引く白銀の髪を持つ少年が壇上にのぼる。
「まぁ、とても綺麗だわ。」
すぐ近くで誰かが呟いた。顔を見ると、端正な顔立ちで、周囲の少女たちが頬を少し染め、うっとりとしている。
おそらく高位の貴族なのだろう所作の一つ一つがとてもきれいだ。
しばらく話をすると少年はおりていったが周りの少女たちはまだ、その少年を眺めていた。
それからしばらくすると入学式は終わった。列ごとに先生が学院内を案内するそうだ。私は7列目の担当の先生のところへ行く。
薄緑髪の体つきが細い女の先生だった。きれいな薄緑髪は腰のあたりまで垂れ下がっていた。目も薄緑色で髪と目が同じ色をしていた。その薄緑はまるでヒスイのような色をしていた。
そして全員の名前が呼ばれると、
「こんにちは。」
鈴の音のような声だった。
「私の名前はリーリアです。」
リーリアは穏やかそうなきれいな先生だった。
「それでは今から学院内の案内を始めますね。」
第三話、完
次回 学院案内
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第四話 学校案内1
リーリア先生はそう言い説明を始めた。
「まず、ここは講堂。ここで授業が行われることはあまりないけれど、今日のように式典などに使われます。」
私達が先程までいた席の方を指さしながら言う。
「先ほどあなた達が来た門は学院の西側にあり、この講堂は北東側にあります。訓練場は、全体から見て北側にあります。そしてその東に本館、本館を中央にして南西に研究室、南に温室、南東に量があります。」
学院内の各施設の大体の位置を言いながら移動を始める。
「ちなみに門は西側の正門と南門、東門の3つあります」
一つは、さっき使った正門だろう。
「まずは、本館を案内しますね。」
そういい、講堂を出ると本館に向かった。
本館には、講義室や室内訓練室、治療室、食堂などがあるそうだ。最初に講義室に向かう。講義室は、前側に黒板、後ろ側に机があり、半円形に横長の机があり、段々状になっていた。これは、後ろの席の人もちゃんと前側を見えるようにという配慮だそうだ。
次に室内訓練場へ向かう。
室内訓練場とは言うがとても大きい。訓練場には大小さまざまな的があったり、とても広い空間があったりする。中には、小部屋もあった。
「怪我をした場合はここで応急処置を行います。」
その中には魔力を回復するものや包帯や消毒液などの緊急用の治療用の器具が置かれていた。
「近くに治療室はありますが、先生がいない場合や緊急の場合はここで応急処置を行ってください。」
それ以外にも訓練で使うだろう器具大和の補充が置かれていた。物置のようなものだろう。
その隣にも部屋があり、そこの扉を開くと、武器や防具が置かれていた。
「ここは武器庫です。」
一部の生徒たちが驚く中、言い放った。
「魔術学院とは言っても、魔術の勉強、訓練以外にも様々な分野を行うことができますので、訓練場が用意されています。」
一部の人達は、それを知らず、魔術の訓練用の場所だと思っていたようだ。
武器庫には、大剣や短剣の武器がたくさんあった。
防具は鎧から軽装備などがあった。また、中には対魔術に特化した防具もあった。
「たくさん武器があるでしょう?これは訓練に使うものなんですよ。」
少し笑いながら言った。武器庫や物置は反対側に扉があり、その扉を開くと、屋外訓練場に続いていた屋外訓練場は、室内よりももっと広く、本館の北東側にあった。武器庫や治療室は室内訓練場と屋外訓練場の両方から入れるようになっていて2箇所ずつ作る必要がなくなっていた。
次に、治療室に向かう。治療室は訓練室の近くにあった。怪我をしたときにすぐ迎えるようにするためだろう。薬品や包帯などが入った棚とベッドが3台置かれていた。隣の部屋もあり、そこにはベッドが左右に5台づつ、合計10台置かれていた。ベッドとベッドの間にはカーテンがあり、お互い見えないようにされていた。
食堂に向かうと、殆どの生徒が集まっていた。食堂はクラスごとに分かれているが、今回は自由に選べる食堂へ向かう。食堂はクラスごとの食堂と、自由にクラス関係なく使える食堂がある。
食堂の窓から太陽の位置を確認するともうすでに高い位置にあった。
「食堂では食券を買い、注文するようになっています。」
筋肉がつき、いかつい男の先生が大きな声で言った。
「食券を買うには、そこで料理を注文し、食券をもらいます。食券には番号が書かれているのでその番号が呼ばれたら、料理を取りに行ってください。番号が呼ばれたら、カウンターの横の受け取り口で食券を渡し、料理を受け取ります。」
料理の受け取り口の横のカウンターの場所を見ながら言った。
食堂は5つほどあり、メニューが外に張り出されている。各メニューごとの舌に値段が書いてある。それぞれの食堂のカウンターは一度15人ほど対応できるようになっている。
席はたくさんあり、机型の席がズラッと並んでいる。10人ほど座れるものから4人や2人ほどのものもある。
「今日は無理ですが、個室もあります。ですが、使うには予約が必要です。実際に使うには、有料ですのでお気をつけください。」
食堂の端に扉が20つほどあった。おそらく、それが個室だと予測できる。
「今日は実際に使ってみましょう。」
並んでみるよういうと、生徒たちはぞろぞろと並び始める。
混んでいるため、とりあえず離れたところからメニューを見る。
多種多様な料理の数だった。正直どれを選べばよいかわからない。
考えた末無難に安い日替わり定食を注文することにした。並び始めると、結構時間がかかる。
しばらくすると私の番が来て、日替わり定食を注文した。もともと、財布を持ってくるよう言われていたため、すぐにお金を払う。
他の場所では貴族がお金を払い料理を注文するのに慣れていなかったりする為もたついたり、混乱していた。ひどいところでは、貴族がカウンターの人を怒鳴りつけつなどしていたが、予期していたようで、すぐに先生方が駆けつけていた。
カウンターから近い場所はすでに埋まっていたが、端の方は少し空いていたためそこに移動する。
しばらくすると、大きな声で番号が呼ばれたため、受け取り口へ向かう。食券を見せると交換で料理をもらう。
そこに料理が乗ったお盆を載せ、食べ始める。
日替わり定食は野菜炒め定食だった。
野菜炒め定食はシャキシャキとした食感と香ばしい味付けでとても美味しい。
味噌汁も暖かくてどこか懐かしい味わいでとても美味しかった。
食べ進めていると、
「あ、あの⋯⋯」
声をかけられてそちらを見ると竜車の中にいた、濃紅色髪の目付きの悪い少女がいた。
「ここに座ってもいいでしょうか?」
遠慮がちに聞いてきた少女は周りを見渡しながら言った。周りを見渡すと、席が埋まっていた。
「別にいいよ。」
私はにっこり笑って言う。
「あ、ありがとうございます。」
その言葉にホッとしたようにいう。
「えっと⋯⋯」
「あっ私はヴィシスって言います。」
「よろしくねヴィシス。私の名前はルリアだよ。」
ヴィシスは私の反対側の席に腰掛ける。
「それと敬語じゃなくてもいいよ。今更だけど私もタメ口でいいかな?」
「は、はい。タメ口はちょっと⋯⋯癖でこうなってしまって⋯⋯」
私は苦笑いした。
「ヴィシスも野菜炒め定食にしたんだ。」
「はい。なるべく安くて美味しそうなものを選びたかったので。ルリアさんも野菜炒め定食にしたんですね。」
「結構安かったからね。それと、さん付けはいいよ。」
「あ、はい。」
少しシュンとしたように言った。目つきは悪いが少し気弱そうな性格をしていた。すると視線に気づいたように、
「生まれつき目付きが悪くて、皆から少し遠巻きにされてて、こんなふうに喋れてよかったです」
コンプレックスだったようで慌ててあやまった
そんな風にはなしながら食べ進めていった。食べ終わると、食器を受け渡し口の横に置き、あたりを見渡すともうすでに席は殆どの人は食べ終わっていた。
席につきしばらく待っていると全員食べ終わったようで話し声が大きくなっていた。
そうしていると、
「皆さん食べ終わったようですね。それと伝え忘れていましたが、食堂の時間はいつでも開いているわけではありませんのでご注意ください。」
大きな声でいかつい男の先生が言った。
食堂が開いている時間は、
朝食が|3の鐘から30分後《 6時半 》から|4の鐘《 8時 》の1時間半。
昼食が|5の鐘の1時間後《 11時 》から|6の鐘の1時間後《 13時 》2時間。
夕食が|9の鐘《 18時 》から|10の鐘の1時間後《 21時 》の3時間。
の間だそうだ。
そして、学校案内は午後の部が始まった。
第四話、完です
次回 学園案内2です
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第五話 学院案内2
昼食を食べ終えたら午後の学院案内が始まった。
午後の最初は本館から南西にある研究塔に向かった。研究等は、本館から渡り廊下でつながっていて、中に入ると、ホールが有り、その奥に廊下があった。廊下を進むと、部屋が何部屋もあり、ここでは様々な研究が行われているそうだ。研究室は生徒でも申請を出せば使用の許可が降りるそうで、研究室は生徒が貸し切りにして使っているのが主だそうで、魔法や魔術具などの研究が行われているそうだ。
次に研究等の東側にある温室へ向かう。温室は、3つに分かれており、1つは授業で使うもの2つ目は生徒たちが個人で申請して使う場所、3つ目は危険な植物も育てられる場所だそうだ。温室の中はすでに植物が植わっていて、様々な草花が生えていた。鮮やかな色をした花や、背がとても高い草で先の方に小さな紫色の花がいくつもついているものなど様々あった。
最後に寮へ向かう。寮は本館の東にあり、とても広い場所だ。また、部屋の広さには違いがあり、入学時にお金を払うと広い部屋に変更できる。基本的に2人用の部屋で、追加料金を払うことで1人部屋やさらに広い1人部屋に変更できる。
ちなみに私は奮発して普通の1人部屋にした。
その後も、学院内の様々な場所を巡り、学院案内は終わった。
そして、講堂に戻り、元の席に戻り、今後の説明が行われた。
「寮に戻り、荷物などの整理を終えたら、自由時間とし、|9の鐘《 18時 》になったら食堂に集合です。それでは一度寮に戻り、自分の部屋を確認してください。」
そして、一人一人名前が呼ばれ、階数ごとの担当の先生についていくよう言われる。私も名前が呼ばれ、担当の先生のところへ向かう。わたしの部屋の階数は全7階の内の4階で4回の担当の先生につれられ、寮へ向かった。4階の部屋は、主に1人部屋用の階層で殆どが貴族たちで平民はほとんどいなかったが、おそらく数人は平民の人だった。
平民と貴族を見分けるのは意外と簡単で、所作や髪色、態度などでわかってしまう。また、髪質でも見分けることができる。
だが、前にそれを師匠に言ったところドン引かれてしまったが⋯⋯
とにかく、寮の4階に向かったら部屋の番号を伝えられた。寮部屋は、学院側がランダムに振り分けているのではなく、きちんと関係性などを見て振り分けている。例えば、争っている領地の貴族同士を遠ざけたり、貴族の側近たちの部屋を近づけたりするなど関係性を考慮し、部屋を決めている。
私の部屋は、端の方の部屋だった。貴族の中には平民を見下したり、逆に平民が貴族を敵視している事もあるため、貴族と平民は、ある程度固められていた。そのため、端ということは階段に近いため、移動が楽になるので良かった。
中に入ると荷物が置かれていた。荷物は大きめのバッグに入れて事前に学院に送ることになっていた。バッグを開き、中を確認する。
中は整っていたが、誰かが中を確認した形跡があった。一応危険物が入っていないかを確認するためだろう。貴族たちの暗殺などを防ぐためではない。あくまでこれは、学院に被害が及ばないようにするためのチェックだ。基本的に、学院内で起こった暗殺等は学院は関与しないことになっている。そのため、学院側は、暗殺者永遠協力してはいけない。それは学院側との信頼で成り立っている。
王侯貴族達は、自分で護衛を付け自分の身を守る。ただし、護衛と言っても騎士をつけるのではなく、あくまで側近や取り巻きといったふうにつけるようになっている。そのあたりは厳格に取り決められているそうだ。それを拒否する者たちは最初から入学することはできない。
荷物の中には着替えや筆記用具、あとは薬草などの素材やいろいろな道具が入っている。私は師匠と同じく冒険者をやっていたため、いろいろな魔獣や薬草などの素材を持っている。貴重な素材は高く売れるが、私はその素材を様々なことに使っている。
素材などは先に申請を出していないと学院内には持ち込めないため、すべての素材を申請するのはとても面倒だった。だが、それでも持ってきたかったのには理由がある。それは、私の趣味と言っていいほどに行っている研究のためだ。
だが、魔獣の素材は少々危険なため、研究等の部屋に置かれているそうだ。使うにも許可がいり、研究等からは許可がなければ持ち出すことはできない。
とりあえず荷物を取り出し、両室内のロッカーや棚に荷物を入れいてく。素材は、適当に分類してあるので、棚に並べていく。また、貴重な素材もあるため、そのようなものは鍵付きの棚に入れる。ついでにそこに予備のお金も入れる。ある程度のお金は手元に持っているが一応おいておく。
そうしていると夕食の時間がもうすぐ始まりそうだったので食度に向かう。一度案内されたので、迷わず向かうことができた。その途中で、ヴィシスに会った。
「ヴィシス、一緒に食堂までいかない?」
そう声をかけるとぱっと顔を輝かせて頷いた。
「はいっ、一緒に行きましょう!」
一緒に食堂へ向かうと、すでにたくさん集まっていて、食堂が開くまで少しの間扉の前で待っていた
次官になったようで開くと、すぐさま生徒たちがカウンターに並び始めた。
私達も急いで並ぼうとするが、どこに向かおうか悩んでしまう。
「ルリアさん⋯じゃなくてルリアは何を食べるか決めましたか?」
そう聞かれて、私は首を横に振った。
「まだ。でも昼食と同じものを食べるのは嫌だから違うのにする。ヴィシスは何にするの?」
それと一緒にさん付けは無理しなくていいよとそれとなく伝える。
悩んでるらしく首をひねりながらウンウンと考え始めた。私はその間もメニュー表を見て、考える。とりあえず安いメニューの多い定食屋さんのメニューを見る。
そこで一つの料理に目が留まる。
オムライス
確か、師匠と行ったレストランで食べたことがある。私はそのオムライスにした。ヴィシスはずっと悩んでいてオムライスにすると言ったところ少し高いが、それにするそうだ。
「ウィシス、私は食券を買ってくるから先に席を取っておいて。」
と言い、ウィシスに席を取らせる。前回も、席を取るのがギリギリだったので先に席を取っておく。列に並び、しばらく待ち、カウンターについたらオムライスを2つ注文し、近くで呼ばれるまで待つ。
しばらくしたら呼ばれたので、取りに行きそのまま席に向かう。
「だっ大丈夫!?」
両手にお盆を乗せた状態で来た私から、あわてて料理を受け取り、席に置く。私も席につき、オムライスをヴィシスと食べ始める。
オムライスはケチャップライスの酸味にトロッとした卵の甘みがマッチする絶品だった。
食べ終わると各自寮に戻る。ヴィシスは2人部屋なので、上の階にいるそうで、階段の途中で別れた。寮は上から2人部屋と4人部屋の階、1人部屋の階、広めの1人部屋階というふうに別れている。
部屋に戻ると、私は着替え、ベッドに潜り込み、目を閉じる。
明日はクラス分けが発表されるそうだ。
第五話、完です
次回 クラス分けです
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第六話 クラス分け
目が覚めると、私は制服に着替える。
部屋を出て、階段へ向かう。階段の直ぐ側でヴィシスと待ち合わせをしていて、朝食を一緒に食べる約束をしている。
しばらくすると、すぐにヴィシスはおりてきた。
「おはよう。」
「おはようございます!」
私の姿が見え、パッと顔を明るくして小走りで近寄ってきた。
「朝食の約束をしてくれてありがとうございます。」
「いいよ、いいよ、友達なんだから。」
その言葉にヴィシスは顔を少し赤らめて、照れるように笑った。
「私、友達がそんなにいなかったので⋯⋯、こんなふうに話せる友達に憧れてたんです。」
少しうつむきながら、しかしハニカムように笑いながら言った。
「それじゃあ食堂に向かおうか。」
「はい!」
そう言い、移動を始めた。
「そういえばヴィシスはどうしてここに来たの?」
「えっと私は、魔法適性の儀式をやった時に、2属性の適性があってそれで、魔術学院に入りたいってお願いして入学したんです。」
「複数属性持ちって⋯⋯百人に一人くらいだよね?すごいね」
普通1人一属性で、たまに複数属性持ちがいる。
二属性持ちは百人に1人、三属性持ちは一万人に一人程しかいない。
「はい、特に取り柄がなくてそれで魔法について学びたいと思ったんです。お父さんとお母さんも応援してくれて。」
「でも、入学資金って確か結構するよね?」
「あっそれは親が商人をやっててそれで、まあまあ稼いでるのでそれでなんとか。それでも高かったのでなんとかひねり出して入学したんです。」
「へぇ~」
「ルリアさんはどうしてここに?」
「私も、おんなじような理由だよ。」
一応師匠のことは言わないし、本当の理由は言えない。
「小さい頃から、魔法を学びたいと思ってたから入学したんだよ。」
(まあ⋯⋯嘘も方便って言うしね。)
「入学資金もなんとか稼いで入学したんだ。」
未成年で働くものがほとんどなため、私が稼いだと言っても対して違和感はない。
「そうなんですね。自分と同じ貴族じゃない人たちがそんなにいなくて、少し怖かったんです。仲間がいてくれて安心しました。」
にっこり笑っていう。
「そういえば、もうすぐ食堂ですね。朝食は何を頼むんですか?」
「確か、朝食用のメニューがあったから、そこから頼もうかな。」
「ああ、そういえばそんなのありましたね。」
「モーニングセットが美味しいって評判らしいよ。結構安いしおすすめだって。」
「私もそれにしようと思います!」
食堂に着くと、もうすでにたくさんの生徒たちがいて、座っていた。とりあえず、食堂に並ぶ。カウンターに並び、料理を注文する。番号が呼ばれると、料理を持っていく。ヴィシスも途中までは持っていくと粘ったが、私みたいに両手では持てないと諦めたようで、席を取りに行った。私も、料理を運び、ヴィシスのもとへ行く。
「こっちです!」
見ると、ヴィシスが手を上げて教えてくれた。すぐさまそこへ向かう。
「ありがとう、助かったよ。」
「いえ、私も席取りくらいできないと役立たずですから。」
その言葉に苦笑いしながら料理を起き、席につく。
「わぁ、美味しそうですね。」
モーニングセットはトーストとサラダに果物がついていた。
食べ始めると、ヴィシスはまっさきにトーストにかじりついていった。
「|ホのホーフト、ハキハヘンはハイッホウへふ!《このトースト焼き加減が最高です!》」
「口に入れたまま喋っちゃだめだよ。」
苦笑いしながら私もトーストを一口かじる。
「!!」
美味しい。サクッとしているのに中はふわっとしていて、さらに塗ってあるバターがじゅわっと口の中でとろけていく。小麦の味もしっかりしていて、料理人がこだわって作っていることが伝わってくる。
「本当だね!これすっごく美味しい!」
「この味なら評判にるのもよくわかります!」
「確か、貴族の人もこれを毎日注文する人がいるそうだよ。」
「その人の気持ち、すっごくわかります。私も毎日これにします!」
よほどお気に召したようですごい勢いで食べていく。
しかし、ふと思い出したように、
「そういえば、クラス分けってどうなるんでしたっけ?」
「たしかこのあとに発表があるそうだよ。クラス分けは、成績によって変わるらしいよ。実技試験の結果でクラスが変わって、クラスはSからFクラスで7つのクラスに分けられてるらしいよ。でもSクラスは一年に数人いれば多い方らしいから実質6クラスしかないね。」
「どのクラスでしょうか。今から緊張します。ルリアさんは筆記試験の手応えはどんな感じでしたか?」
「私?まあまあかな。」
「すごいですね。私なんかダメダメで去年も入学試験受けたんですけど落ちてしまったんです。」
「そういえばヴィシスって何歳なの?」
「わっ私ですか?えっと⋯⋯14歳で初めて受けたので今年で15歳です。」
「そうだったんだ私は13歳だよ。」
「すごいですね。私なんて14歳でも落ちちゃって⋯⋯」
項垂れながら言う。
「まぁ、私は親がまあまあ稼いでるからその分練習できたし、魔法を教えてくれた人がいたからね。」
「それでも十分すごいですよ!」
ガバッと頭を上げて叫ぶ
「ふふっ、ありがとう。」
その言葉に少しこそばゆくなった。
「私なんか、もう1年練習してなんとか受かったんです。」
「そういえばヴィシスは何属性?確か2属性持ちだって⋯⋯」
「えっと、土と風なんですけど、精霊とはまだ、風属性の精霊としか契約できてないんです。」
「在学中に風の精霊とも契約できると良いね。」
「そういうルリアさんは何属性なんですか?」
「水だよ。」
「水ですか、水属性は良いですよね、汎用性が高くて扱いやすいとか言われていますね。」
「風属性もいいよね。風属性のあこがれといえば飛ぶことだよね。」
「でも、飛ぶことができるのは極少数で、できる人は少ないそうですよ⋯⋯私には無理そうですけどね⋯⋯」
最後の方はとても小さかったが聞こえてしまった。話題を間違えてしまったようだ。
「土属性も良いよね。土属性は攻撃に特化してて、身を守る時には重要だよ。それに風は実を守るのに適してるから、攻撃と防御が一度にできてバランスが取れてる。」
慌てて話題を変える。
「はい、まだ土属性の精霊とは契約できてませんが、絶対に契約したいです」
気を取り直したように言う。
「あれ?そういえばもうすぐじゃない?」
「そうですね。もうすぐ時間なので行きましょうか。」
急いで食べ終わると、本館の広間に集まる。広間は本館の中央にある場所で、食度の近くにあった。
「ここだね。もう張り出されてるみたいだよ」
「本当ですね。きっ緊張します。」
クラス分けの紙の人だかりに向かう・
「どこでしょうか?」
「えっと」
二人で名前を探す
「あっあそこじゃない?ヴィシスの」
「えっどこですか?」
「ほらそこだよ。」
Cクラスの紙を指差す。
「本当ですね。ルリアさんは?」
「えっと私は⋯⋯」
私の名前も探す
「あっ、あった。Bクラスだ」
「!?すごいですね!ルリアさんすごいです!⋯⋯でもクラスは、違うんですね。ちょっとがっかりです⋯⋯」
本当にがっかりしたように言う。
「まあ、休み時間とかには会えるから⋯⋯それにCクラスも十分すごいと思うよ?」
「試験1回目で合格してBクラスの人はもっとすごいですね。」
ジトッとした目で見られる。それで少し気まずくなる。
「まあ、さすがルリアさんですね。」
ヴィシスは苦笑いしながら言い、重い空気を変える。
「もっ、もうクラスに行くみたいだから、そろそろ行こうか。」
そう言い、クラスに向かう。クラスは隣同士なので一緒に向かう。
クラスに着くと、
「それじゃあ、また会いましょう。」
「うん、またね。」
私はクラスに入っていく。
第六話、完です
次回 クラスメイトです
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第七話 クラスメイト
クラスの中に入ると、案内で見た講義室と同じような部屋だった。席は特に指定されていないので、一番うしろの窓側の席に座る。いわゆる角席だ。下手に前側や中央に行くと、ただでさえ少ない平民は貴族に喧嘩を売られることも多々ある。
角席なので誰かが、入ってくるとすぐわかる。すぐに何人も生徒が入って来るのがわかる。たしかクラスは、一クラス30人で成績順に上から振り分けられる。私は、クラスの中で、中くらいだった。
(手加減したはしたんだけどね。)
一応師匠からは魔術をある程度教えられているが、それでも手加減はした。新入生でいきなり強い魔術を使ったら目立つ。まあ師匠には座学は本気でやれと言われたが。
自分で言うのは何だが魔術は得意だった。そのためこのクラスだったのだろう。
しばらくすると席は埋まっていった。一応クラスには、8時までに集合だ。クラス内の時計を見るとあと数分で8時だった。しばらく墓夫窓から外を見ていると4の鐘が鳴った音がして、それからまもなく誰かが教室内に入ってきた。
「やあ、少年少女諸君。私は、今日から君たちの担任を務めることになったマーヒだ。よろしくな。」
後ろで一括りにまとめた明るい水色の髪を腰までたらした、高身長の女性の先生だった。凛とした顔立ちで、目は意思がはっきりとしたような深い緑色をしていた。
「担当教科は武術を担当している。属性は土。好きなものは戦いで、嫌いなものは特にない!」
なんとも脳筋⋯⋯ではなく、勇敢な先生のようだ。マーヒ先生をよく見ると、体つきががっしりとしていて、筋肉が程よくついている。
「これから君たちには自己紹介を行ってもらう。とりあえず名前と属性を言う事。席順に左前から右後ろへ、紹介していってくれ」
そう言うと、端から自己紹介を始めていく。
自己紹介をしている人を見ていくと、おそらく平民は、私を含め三人のようだ。
一人はもちろん私で、二人目は濃紺色髪の少年、三人目と四人目は濃赤茶色髪の少女で、おそらく姉妹なのだろう。
顔は後ろからなので見えないが、年齢は少女が13で同じくらいだが、少年が15か16くらいだった。
名前は濃赤茶髪の少女がイルアとミルアで濃紺髪の少年はオットーというようだ。平民仲間としてぜひ仲良くしたい。
その他は多分貴族で、三人の自己紹介の時に近くで誰かがフッと鼻で笑ったした音が聞こえた・
(やっぱり平民を差別している人が多いんだなあ。めんどくさい。)
私は一番真後ろの窓側、つまり一番右後ろにいるため、私が自己紹介が最後だ。とりあえず名前と属性を言えばいいのでそれだけ言っとけばいいだろう。私の番が回ってきた。
「ルリアです。属性は水。よろしくお願いします。」
それだけ言うと座った。なんとも短すぎる自己紹介だが、まあそんなもんだろう。
マーヒ先生はその短さに苦笑いしているが、気お取り直したように、
「とりあえず全員自己紹介が終わったようだな。今から、簡単な授業の仕方を説明する。」
今日は授業はなく、簡単な説明だけで、明日から授業が始まる。
「まず、授業は主に、魔術の中で基礎知識、魔法陣、実践訓練それから私の担当する武術が必須科目で全員が受けることになる。その他には、選択科目と言って受ける設けないも自由な授業がある、選択科目は、薬学、魔術陣学、魔導学、応用魔術、魔術制御、魔法史、魔生物学そして各魔術の専門学だ。選択科目の授業は寮の各階と、各食堂に張り出されている。」
クラスごとの食堂に、選択科目の時間割があるそうだ。たぶん今朝使った食堂にも張り出されているのだろう。
「選択科目は、いくつでも取ることができるし、1つも取らなくてもいい。ただし、重なった時間のときはどちらを選ぶかよく考えるようにすると良い」
その後は、明日の授業の受け方や、授業の持ち物、場所などの説明だった。
それを、なんとなく聞きながらなんの選択科目を選ぶか考えていた。
第七話、完です
次回 緊張の自己紹介です
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ルリアの嘘 更新停止のお知らせ
諸事情でルリアの嘘の更新を停止させていただきます