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第一話 私
私の名前はルリア
《《魔族》》の少女だ
宿の窓に写った自分を見る。お世辞にも可愛いとは言えない顔立ちだが、物静かな印象を受ける茶髪の前髪が目にかかっていて目があまり見えないが隙間から、青目が覗いている。
そして茶髪青目の少女は学校の制服を着ている。
私は今日からマグナウィス王国のカーミラ魔術学院に入学する。
魔術学院に入学できるのは13歳からだ。13歳以上も入学することはできるが、基本的に13歳の子供が入学してくる。そのため、あまりにも身長が違うととても目立ってしまう。誤魔化しは簡単にできる。私は魔族で、魔族は基本的に身体年齢を操作できる。これは魔族の体が魔力でできているからできることだ。体の魔力を操作し13歳ほどの体にする。
また、魔族は基本的に人族に嫌われている。なぜなら確か1500年くらい前の人間と魔族の大戦の人魔大戦で人間も魔族もたくさん死んだ。だから魔族も人族を嫌っている。
だが人族は魔族を魔物と同じような感覚で恐れているのに対し、魔族は人間を憎むべきものと見ている。魔族の中でも長命のものは人魔大戦に参加したものは、今でも人族を憎んでいる。魔族は人間よりも最近のものとして覚えているため憎んでいる魔族が多い。
まぁ
私は気にしていないが
そして魔術学院は一応魔族の人も入学してもいいということにはなっているけれど基本的に魔族であることを隠していたり、そもそも入学しない。魔族は名前の通り、魔に適した生物だからだ。魔族は魔術をいちいちこちらで学ばなくとも自力で覚えることができるからだ。
だから一応私も魔族だから隠す事になっている。
そして今日は入学式だ。
魔術学院はほとんどが貴族だが平民の入学者も毎年数十人いる。
そしてその平民の入学者のうちの一人が私だ。
まぁそんなことはどうでも良くてなぜ私が魔術学院に入学することになったかというと⋯⋯
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遡ること半年前
私の師匠はSSランク冒険者で急用ができて、
『これから私は数年間、何年になるかはまだわからないが出かけてくる』
といったからだ。
もちろん私は着いて行くといったが師匠は許してくれなかった。
理由を聞いても答えてはくれなかった。詮索はしない。どうせ教えてくれないから。
というかまぁ、SSランク冒険者っていうのは大陸に数人しかいない。詳しい数はわかっていないから数人という表現になるがとにかく少ない。何でもSSランク冒険者は本人が望めば秘匿されるし、情報があまり表に出ない。これは、強すぎるあまり暗殺者が送り込まれる場合が多いからだ。
SSランク冒険者は一つの国にとどまることは許されても国や地域に、もちろん戦争なんかには協力することは許されていない。
それでも、強大すぎるために暗殺者が送り込まれる。いくらSSランク冒険者といえども、不意打ちに弱いものもいるため、何度も送り込まれる。
もともとSSランク冒険者は強すぎるため他者から恐れられていた。そのため冒険者ギルドが英雄や人類の守り手として利用したためSSランク冒険者も普通に生活できている。
とにかくその|SSランク冒険者《師匠》の弟子をやってる私はなにげにすごい。
なぜ弟子をやっているかというと2年半くらい前に師匠に拾われて以来弟子をやっている。
そしてその師匠は
『何年になるかわからないが、とりあえず7年以内には戻る』
といっていた。
時間の感覚バグってんじゃないの?
と思わず言おうとしたが寸前でやめた。一応師匠は魔族で魔族は人間の20倍から30倍は生きる。そのため時間の感覚が人間とは違う。まぁそういう私も魔族なのだが。つまり私が時間の感覚バグっているということだろうか?
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そして今に至る。
「ルリア」
と透き通るような水色の猫が話しかけてきた。
この子は私が契約している精霊だ。魔法を使用するには精霊との契約が必要で私もこの子、ウォレルと契約している。
「もう出発したほうがいいんじゃないの?」
ちなみに入学試験は2付き前に終わり無事合格している。確か学院の入場は|4の鐘《8時》が鳴るまでで入学式がその20分後だ。そして今は|3の鐘《6時》から大体1時間半ほどたっている。
「うん、そうだね。もう7時半だし、そろそろ行こうか。」
私は頷きながら荷物をまとめた。準備ができたことを確認すると、私は荷物を持ち、宿を出る。
第一話、完です
次回 カーミラ魔術学院へです
誤字脱字があったら教えてください
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