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第二話 カーミラ魔術学院へ
宿を出た私は歩いて魔術学院に向かう竜車乗り場へ向かう。ウォレルはそこが自分の定位置と言わんばかりに頭に乗っかている。まだあと30分ほどあり、竜車乗り場へは10分ほどでつく。昨日のうちに宿魔術学院行きの竜車乗り場に近い宿に泊まったからだ。
魔術学院には高度な結界が張ってあるため特定の条件を達成しなけれな入ることはできない。この場合は竜車でなければ入れない。学生になれば専用のカードが貰えるため出入りは自由になる。(といってもある程度許可は必要だが。)
途中の屋台で串焼肉を買いながら向かう。
「うまっ」
(この串焼肉味付けが絶妙だ。塩味と甘味のバランス、それに辛さの塩梅がちょうどいい)
「一口ちょうだい。」
ウォレルが羨ましそうに見てきた。一度道の脇道にそれしゃがむ。ウォレルが頭から降り、一口かじった。
「んっ」
美味しかったらしくまた一口、また一口と食べていった。
「ちょっと、食べ過ぎ。」
もうすで半分ほど食べていた。
「そんなに食べる必要ないでしょ。」
精霊は一応食べ物は食べることはできるが食事は必要ない。敷いて言えば魔力を吸収する必要があるが、空気中の魔素で十分足りる。
「美味しいものは食べたほうがいいんだよ。精霊だって楽しみは必要なんだよ。」
よほど気に入ったようだった。
まぁ本当に美味しかったのでまた来てみたい。立ち上がり道に戻ったそしてまた竜車乗り場へ向かう。
しばらく歩いていると竜車乗り場についたようだ。
乗り場では貴族用と平民用に竜車が分けられている。貴族用の竜車は箱型の竜車になっていて。平民用の竜車は幌馬車いや幌竜車の乗り合い型になっていてもうすでに少し平民の人達が来ているようだ。
竜車に乗るにはお金がかかるため代金を払う。また、学院域の竜車に乗るには前日に渡されていた、カードを渡す。これは、事前に魔力登録を行っているため、偽造ができなくなっている。
ちなみに一応お金はそこそこ持っているため貴族用の竜車にも乗れるがめんどくさいし、高いので平民用の竜車に乗る。
平民用の竜車は7時15分と7時半と7時45分の三回に分けて出発するそうだ。
最後の便に乗り込むともう中には3人いた。濃紅色の長髪の少女に深緑の短髪の少年、そしてひときわ目立つ明るい金髪の少女だ。私も濃い茶髪の色をしている。髪の色の濃さは魔力量に直結する。別に色は関係ないが色が暗いほうが魔力が少なく明るいほうが魔力が多い。つまり金髪の女の子は魔力がとても多いということだ。
(間違えて貴族がこの竜車に乗った?)
しかし、どこからどう見ても平民だ。仕草や座り方が平民でどこからどう見ても貴族ではなさそうだ。おそらく魔力が突発的に多い平民の子なのだろう。
濃紅髪の目付きが悪く、気の強そうな少女は静かに竜車の右隅で本を読んでいる。
深緑髪の少年は目を閉じて自分のバッグを枕にして小さくなり左の手前側で寝ている。
金髪の活発そうな少女は左前側から外をキョロキョロと眺め、行き交う人々を眺めている。
他の人はもう他の便で魔術学院に早めに行ったのだろう。あまり人数はいない。
そして空いていた右側に腰を下ろし出発を待つ。
あと1分程で出発するだろうというところで誰かが走って竜車に向かってきた。桃髪の少女だ。しかも明るい桃色。さらにどこからどう見ても貴族だ。走って入るが貴族らしい振る舞いをしている。御者のひとも気づいてらしくひどく動揺していた。
なぜ貴族が平民の竜車に来ているのかとても驚いているようだ。その女の子は竜車の前まで来ると、。
「この竜車の代金はおいくらですか?」
と聞いてきた。
御者は動揺しながらも答えていたが、どうしても気になったようで、
「お嬢さん、こちらの馬車は平民用ですが、お間違えないでしょうか?」
と聞いていた。
「えぇ、大丈夫ですよ」
と言いニコッと微笑み、お金払った。
そして桃髪の女の子はすっと竜車に乗り込み金髪の少女と深緑髪の少年の間にに座った。
時間になり、竜者は進みだした。
学院には10分ほどでつくそうだ。
また、学院は街の外の南側にあり、森を一度抜けつくそうだ。
その間も御者は後ろが気になるようでチラチラと覗き込んでいた。
私は竜者から周りを眺めていたがしばらくするとついたらしく竜車が止まった。
御者が前から声をかけてきた。
「ようこそ」
そして間を一拍あけ。
「カーミラ魔術学院へ。」
第二話、完です
次回 入学式です
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