完全な一次創作です。本編とか過去編とかほんわか編とか色々な編を何も考えずに出すので、ぐちゃぐちゃしてますがご了承ください・・・
異世界ものストーリーになっています。
勇者パーティー4人のストーリーです!たぶん完結しません笑 パーティーが完成してから魔王討伐までいきません!魔王討伐までの楽しい回とか、覚醒回も書く、かもしれません
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目次
キャラクター紹介
初小説です!まずはキャラクター紹介させてもらいますね
**ノア**
二つ名 蒼剣の勇者
勇者の力を受け継いだ少年。明るく前向きな性格で困ってる人を放っておけない。抜群の行動力と身体能力。
年齢 18歳
役職 勇者
**キナコ**
二つ名 星雷の魔法使い
魔法を愛する穏やかな少年。全属性魔法、空間魔法、神聖魔法、さらには失われた古代魔法「星魔法」の使い手。人生を魔法に費やしている。空間魔法は荷物が重いからという理由で。神聖魔法は魔法の研究、実験をして失敗すれば怪我をするので自分で回復してすぐに次に取り掛かれるように!
年齢 18歳
役職 魔法使い
**レオ**
二つ名 金獅子の戦斧
頼れる戦士。冷静沈着で面倒見が良く、パーティーのまとめ役。実際は仲間の世話を焼くことのほうが多い。
年齢 24歳
役職 タンク(斧)
**ユイト**
二つ名 聖弓の神宮
神聖魔法と弓術を扱う心優しい神宮。回復役としてパーティーを支える。優しく穏やかだが、仲間の無茶振りに振り回される苦労人でもある。
年齢 17歳
役職 神宮
**明星の旅路**
まだ無名だった4人のパーティー。やがて彼らは大陸最強のSランクパーティーとしてその名を世界へ轟かせる。
物語にはいると矛盾してんじゃない?みたいなところがでてくるかもしれませんが許してください……
キナコだけがすごいとは思わないでくださいね〜。ユイトはキナコの影に隠れてるだけで結構すごい回復力してますので!
私がキナコ好きすぎて設定モリモリにしちゃってるのは許して…
第一話 勇者と魔法使い
初小説緊張する〜!!
頑張るので見てくださいねーー
キナコ 🪄
ノア ⚔️
レオ 🪓
ユイト 🏹
**第一話 勇者と魔法使い**
王都で一人の少年が歩いていた。
大きなカバン。腕には何冊もの本。
🪄「重い……」
キナコは本を抱えながら歩いていた。
珍しい魔法書があったのだ。えー、買いすぎ。
🪄「一冊にすれば良かった。さすがに空間魔法容量が…」
そういいながらも、顔は少し嬉しそうだった。
魔法が大好きなのだ。
今日はギルドに行く予定だった。冒険者になるつもりはない、資料が見たかった。
その時、遠くから声が聞こえた。
⚔️「逃げろー!!」
🪄「…?」
キナコが顔を上げる。
街道の向こうから誰かが全速力で走ってきた。
⚔️「どいてぇぇ!」
そしてその後ろ。巨大なイノシシ型の魔物。
🪄「あ〜」
状況を理解した。
⚔️「危ないぞ!」
だが、キナコは動かない。
イノシシが突進する。
あと数秒。そして。
🪄「雷よ」
ドォォォォン!
轟音。閃光。
⚔️「……」
⚔️「え……?」
🪄「大丈夫?」
⚔️「大丈夫だけど……何したの?!」
🪄「雷」
⚔️「見ればわかるよ!」
**勇者 ノア**
⚔️「俺が命懸けで逃げてた魔物なんですけどー…」
🪄「ふ〜ん」
⚔️(え…反応薄)
🪄「強かった?」
⚔️「強かった!」
少年はとにかく元気だった。
⚔️「俺はノア!勇者だ!」
🪄「勇者か〜」
⚔️「君は?」
🪄「キナコ。魔法使い」
**ギルド**
二人はそのまま王都へ向かった。
⚔️「着いた!」
王都冒険者ギルド
キナコは周りを見渡した。
🪄「大きい」
⚔️「だろ!」
自分の建物じゃないのに自慢げに。
ギルドに入る。
すぐに受付に向かった。
「いらっしゃいませ」
⚔️「こんにちは!」
「あ、こんにちは〜!」
顔見知りらしい
「今日はどうしたの?」
⚔️「パーティーメンバー見つけた!」
「え?」
キナコも固まる。
⚔️「すごい魔法使い!!」
🪄「嫌だ」
即答!
⚔️「なんで!」
🪄「忙しい」
⚔️「なにが?!」
🪄「本読む」
「ふふ」
受付さんが笑う
ノアは諦めなかった。
⚔️「依頼行こう!」
🪄「嫌」
⚔️「飯奢る!」
🪄「本買いたい」
⚔️「買う!」
🪄「……」
少し迷う
⚔️「頼む!」
🪄「1回だけなら」
⚔️「よし!!」
ノアが飛び上がる。
🪄「元気だね…」
⚔️「よく言われる!」
まだ2人は知らない。
大切な仲間たちとの出会い。伝説になることを。
キナコが好きすぎる…!最初は塩対応っぽいけど、ちょっとずつ変わっていくからそこも見てほしい!!
第二話 金獅子の戦斧
今回はレオが出てきます!
ノア ⚔️
キナコ 🪄
レオ 🪓
ユイト 🏹
**第二話 金獅子の戦斧**
キナコがパーティーへ加入してから数日。
ノアは上機嫌だった。
⚔️「よーし!」
🪄「なに?」
⚔️「今日も依頼だ!」
🪄「本屋は」
⚔️「帰りに行く!」
🪄「ならいい」
ノアは最近気付いていた。
キナコは割と簡単だった。
本を餌にするとついてくる。
🪄「餌みたいな言い方しないで」
⚔️「聞こえてた!?」
**依頼**
今回の依頼は魔物討伐。
王都近郊の森だ。
⚔️「簡単な依頼らしいぞ!」
🪄「そう」
森へ入る。すると。
ガサッ
魔物が現れた。狼型。3体。
⚔️「来た!」
ノアが剣を抜く。
🪄「雷」
⚡️
ドォォォォン
3体消滅。
沈黙。
⚔️「俺の出番は?!」
🪄「終わったよ」
⚔️「終わらせるな!!」
**さらに奥**
しかし。
ガァァァァァァ!
巨大なクマ型魔物が現れた。
⚔️「今度こそ!」
ノアが飛び出す。
ガキン!!
⚔️「硬っ!」
予想以上の強敵。
ノアが吹き飛ばされる。
⚔️「うわっ!」
🪄「あっ」
間に合わない。そう思った瞬間。
ドン。誰かがノアを受け止めた。
⚔️「え?」
大きな手。鍛えられた腕。
そして。
🪓「前だけ見て突っ込むな」
低い声。茶髪の男だった。
**レオ**
⚔️「誰だ?」
🪓「通りすがりの冒険者だ」
絶対違う。
🪓「レオだ」
そう名乗った。
⚔️「俺はノア」
🪄「キナコ」
🪓「知ってる」
2人が固まる。
⚔️「知ってるのか?」
🪓「最近有名だからな」
⚔️「俺!?」
🪓「そっちじゃない」
レオの視線。
🪄「?」
キナコだった。
🪓「茶髪の魔法使い」
🪓「噂くらい聞く」
キナコは首を傾げた。
**共闘**
クマ型魔物が再び突撃する。
ガァァァ!!
⚔️「来るぞ!」
ノアが構える。しかし。
🪓「下がってろ」
レオが前へ出た。戦斧を握る。次の瞬間。
ドゴォォン!!
一撃。たった一撃だった。
クマ型魔物が吹き飛ぶ。
⚔️「えっ」
🪄「強い」
🪓「普通だ」
普通ではなかった。
**帰り道**
討伐終了
⚔️「レオ!」
🪓「なんだ」
⚔️「パーティー入らないか!?」
🪄「早い…」
🪓「…一つだけ条件がある」
🪓「勝手に死にかけるな」
ノアを見る。
🪓「無茶するな」
キナコを見る。
🪓「飯を食え」
⚔️「はい!」
🪄「はい」
素直だった。
レオはため息を吐く。そして。
🪓「なら組んでやる」
静寂。
⚔️「本当か!」
🪓「ああ」
⚔️「よっしゃああああああ!!!」
🪄「うるさい」
でも。少しだけ嬉しそうだった。
⚔️勇者 ノア
🪄魔法使い キナコ
🪓戦士 レオ
白い髪の神宮。その優しい少年との出会いが、もうすぐ訪れようとしていた。
ノア 黒髪、青目
キナコ 薄茶髪(ミルクティーみたいな)、はちみつ色の目
レオ 茶髪、金目
ユイト 白髪、緑目
です!キナコの髪色は「薄茶色」ですが物語上で「薄茶色」とするとなんか、締まりが悪いな〜と思って茶髪にしてます!
第三話 聖弓の神宮
本日2回目の投稿でございます!!
では本編どうぞ〜
ノア ⚔️
キナコ 🪄
レオ 🪓
ユイト 🏹
**第三話 聖弓の神宮**
レオが仲間になってから1週間。
⚔️「よし!」
🪓「なんだ」
⚔️「次は神宮だ!!」
🪄「また始まった」
レオは深いため息を吐く。
🪓「お前は仲間を集めることしか考えてないのか」
⚔️「大事だろ!」
それは正論だった。現在の明星の旅路は 勇者 戦士 魔法使い。後1人足りない。キナコも神聖魔法は使えるので、回復はできるのだが・・・
🪄「別に専門じゃないし〜」
とのこと。
**ギルド**
三人は依頼を探していた。
「ちょうどいい依頼があるわ」
受付さんが一枚の紙を渡す。
王都北部街道護衛任務
⚔️「おっ!」
「神宮付きよ」
三人が顔を上げる。
⚔️「神宮?!」
「かなり優秀な子」
🪄「へぇ」
🪓(珍しいな)
翌日。
待ち合わせ場所。1人の少年が立っていた。白い髪。緑色の目。落ち着いた雰囲気。そして背中には弓。
🏹「こんにちは」
優しい声だった。
⚔️「あっ!」
ノアが走る。
⚔️「君が神宮か!」
🏹「うん」
⚔️「俺はノア!」
🏹「ユイトです」
⚔️「よろしく!!」
勢いがすごい。ユイトは少し驚いた。
🏹「こちらは?」
⚔️「キナコ!」
🪄「こんにちは」
🏹「こんにちは」
🪓「レオだ」
🏹「よろしくお願いします」
礼儀正しい。
**護衛依頼**
商人の馬車と共に出発。
⚔️「ユイトって何歳?」
🏹「17歳」
⚔️「近いな!」
🏹「そうだね」
(ノア18歳 キナコ18歳 レオ24歳 ユイト17歳)
⚔️「趣味は?」
🏹「読書」
⚔️「キナコと同じだ!」
🏹「そうなの?」
🪄「本好き」
🏹「へえ」
初めて少し会話をした。
**魔物襲撃**
旅は順調だった。しかし。
ガァァァァァ!!
森から魔物が飛び出す。商人たちが悲鳴をあげる。
⚔️「きたな!」
🪓「右はまかせろ」
🪄「雷」
⚡️
轟音。数体消し飛ぶ。
🏹「すごい・・・」
ユイトが少し目を見開いた。
しかしその時。
商人「うわぁっ!」
魔物が一体商人へ向かった。
⚔️「まずいっ!」
距離がある。間に合わない。その瞬間。
🏹「祈りよ」
光が走る。一筋の矢。
魔物の動きが止まる。同時に。商人を守る光の壁。
攻撃を防ぎ切った。
静寂。
⚔️「おおおおお!」
目を輝かせる。
⚔️「すげぇ!!」
🏹「ありがとう///」
🪄「上手い」
珍しくキナコが口を開く。
🏹「え・・?」
🪄「魔法」
🏹「そう?///」
少し照れた。
夜
護衛は無事終了。
焚き火を囲む。
⚔️「ユイト」
🏹「何?」
⚔️「パーティー入らないか?!」
🪓「早いな」
🪄「いつものだ」
🏹「え?」
⚔️「仲間になろう!」
🏹「・・・」
少し困った顔。
神宮は色々なパーティーから勧誘されている。
だから。断るつもりだった。
その時。
🪄「どうぞ」
キナコが本を差し出した。
🏹「?」
🪄「暇だったから」
貸してくれた。
大切そうな本を。
🏹「いいの?」
🪄「うん」
ノアを見る。
⚔️「楽しいぞ!」
レオを見る。
🪓「無茶は多いがな」
キナコを見る。
🪄「・・・」
少しだけ考えて。
🪄「優しい人たちだよ」
ユイトは少し驚いていた。
その言葉が。なんだか嬉しかった。
**翌日**
ギルド。
⚔️「返事は!」
🏹「急かさないで!」
⚔️「ごめん!」
少しの沈黙。そして。
🏹「僕でよければ」
🏹「よろしく」
大歓声。
⚔️「やったぁぁぁ!」
ギルド中に響く声。
🪓「決まりだな」
🪄「よろしく」
🏹「こちらこそ」
その瞬間。
4人が揃った。
ここが《明星の旅路》の始まりだ。
次は間に挟むほんわか回かな〜と思ってます!
皆さんはノア、キナコ、レオ、ユイト誰が好きでしょうかね〜。
また、時間ができたらイラストも描いて、イラスト集に載せておこうかなと思っております!
第四話 便利な魔法
今回はほんわか回です!
キナコの便利な魔法を見ることができます。
**第四話 便利な魔法**
結成して数日。
明星の旅路は依頼を終え、王都へ戻っていた。
⚔️「疲れたー!!」
🏹「お疲れ様」
🪓「今回は長かったな」
🪄「そうだね」
森の奥での薬草採取依頼。戦闘は少ないが、採取した薬草や素材を運ぶのが大変だった。
ふとノアが思い出したように口を開く。
⚔️「そういえばさ」
🪄「?」
⚔️「キナコって普段何に魔法使ってるんだ?」
🪄「色々」
⚔️「戦闘以外で」
🪄「色々」
🪓「具体的に・・・」
キナコは少し考えた。
**水魔法**
🪄「まず水」
手のひらから綺麗な水が湧き出る。
⚔️「おお!」
🪄「喉乾いた時便利」
🏹「便利だね」
⚔️「俺も欲しい!」
**火魔法**
🪄「火」
小さな火が灯る。
🪄「料理」
🪓「なるほど」
⚔️「焚き火いらないじゃん!」
🪄「いるよ」
⚔️「いるの?」
🪄「雰囲気」
**風魔法**
🪄「風」
優しい風が吹く。
⚔️「涼しい!」
🏹「夏は助かりそう」
🪄「洗濯物も乾く」
🏹「発想が生活魔法なんだよね」
**土魔法**
🪄「土」
歩いていた道のくぼみが綺麗に埋まる。
⚔️「すげぇ!」
🪓「意外と助かるな」
🪄「転ばない」
⚔️「・・・・・・・」
⚔️「待て、お前の魔法ってもっと世界を救う感じじゃないのか」
🪄「穴埋めるのにも使うよ」
🏹「平和だね」
**空間魔法**
しばらく歩く。
⚔️「重いぃぃ!!」
ノアが荷物を抱えて悲鳴を上げた。
薬草。魔物素材。保存食。水袋。かなりの量だった。
🏹「だから持てる分だけにしようって言ったのに」
⚔️「だって全部必要だと思ったんだもん」
🪓「子供か」
すると。
🪄「貸して」
⚔️「ん?」
キナコが荷物を受け取る。
⚔️「持てるのか?」
🪄「持たない」
⚔️「え?」
キナコが指を鳴らす。
荷物が消えた。
⚔️「荷物どこいった?!」
🪄「倉庫」
⚔️「倉庫????」
🪄「空間魔法」
⚔️「そんな使い方できるの?」
🪄「便利だよ」
平然と答える。
🏹「どれくらい入るの?」
🪄「本なら三千冊くらい」
🏹「本が基準だ」
🪓「本基準で話すな」
しばらく歩く。
⚔️「荷物がないだけでここまで違うのか!!」
🪄「そうだね」
⚔️「帰り全部お願い!」
🪄「いいよ」
⚔️「やったー!」
**光魔法**
日が傾き始めた。
🏹「暗くなってきたね」
🪄「光」
✨
柔らかな光球が浮かぶ。
森の中が明るくなる。
⚔️「便利!」
🪄「本読める」
やはりそこだった。
**氷魔法**
商人の持つ食料の日持ち。
**闇魔法**
実験の失敗した後始末ができる。
**毒魔法**
植物や動物の毒を除去できる!(食べれるものを増やす)
🪄「とかとか〜いっぱいある」
**後日**
新人冒険者「空間魔法って伝説級ですよね」
ベテラン冒険者「そうだな」
新人「じゃあ、星雷の魔法使いは」
ベテラン「荷物運びに使ってる」
新人「え?」
ベテラン「本を運ぶためにな」
新人「えぇ・・・」
世界を揺るがす星魔法も使える。
空を雷で染めることもできる。
それでも。
キナコが1番よく使う魔法は。
本を読むための明かり。
喉を潤す水。
そして、重い本を運ぶための空間魔法だった。
🪄「便利だから〜」
それがキナコらしかった。
キナコの魔法の使い方が異常すぎて笑
全属性魔法を普通に使ってしまうので、魔法の貴重さがどんどん薄れているのですよ。
これでも私はキナコを推します♡
過去編 キナコ
キナコの過去編です。
途中で出てくる「アマネ」という人物の詳細は次書く小説に。
**過去編 キナコ**
母の本棚
森の奥。小さな家。
朝の日差しが窓から差し込む。
🪄「ん・・・」
少年が目を覚ました。キナコ。まだノアたちと出会う前。1人で暮らしていた頃の話。
家の中は静かだった。静かすぎるほどに。
誰もいない。もう何年も。
それでも。
🪄「おはよう」
誰もいない部屋へ言う。
返事はない。それでも毎日そうしていた。
**アマネ**
家の奥。そこには大きな本棚があった。
キナコが最も大切にしている場所。
母の本棚。アマネ。
王国でも名の知れた魔法使いだった女性。雷魔法を得意とし、多くの村や街を助けて回っていた。
だが。キナコにとっては違う。
英雄でも。偉大な魔法使いでもない。
ただの母親だった。
⚡️「キナコ、本は好き?」
🪄(幼い頃)「好き!」
⚡️「ならいっぱい読もうね」
⚡️「魔法は人を傷つけるためのものじゃないの」
⚡️「人を助けるために使うの」
優しい人だった。厳しいよりも優しい思い出の方が多い。
**本棚**
キナコは本棚の前に座る。
一冊。もう一冊。
本を取り出して読む。
魔法理論。古代史。神話。魔法陣学。様々な本が並んでいる。
🪄「・・・・・・・」
ページをめくる。どの本にも。端の方に小さな文字があった。
アマネの書き込み。「ここは間違っている」「別の説もある」「面白い」
その文字を見るだけで少しだけ母が隣にいるような気がした。
**村**
キナコは村へ向かう。
「あら、キナコちゃん」
🪄「こんにちは」
「いつもありがとうね」
背の低いお婆さんが笑う。
「アマネさんにそっくりになったねぇ」
キナコは少しだけ目を丸くした。
🪄「そうかな」
「うん、優しいところなんて特に」
キナコは黙る。自分ではわからない。
優しいのか。ちゃんと母みたいになれているのか。わからなかった。
**星の本**
夜。いつものように本棚を眺める。
その時。一冊の古い本が目に入った。
表紙は擦り切れている。題名も読めない。古代文字だ。
その本だけは不思議だった。なぜか何度も手に取ってしまう。
開く。そこには無数の星。夜空いっぱいの星が描かれていた。
綺麗だった。思わず見入るほどに。
すると。ほんの最後のページにアマネの文字を見つけた。
「いつか読めるようになったら教えてね」
🪄「・・・・・」
小さく笑う。
🪄「じゃあ読むしかないね」
その日からだった。キナコが古代文字を学び始めたのは。
キナコが星魔法へたどり着くずっと前の話。
ただ。母が残した本を読みたかった。
それだけだった。
窓の外を見る。夜空。無数の星。
そして1番明るく輝く星。
🪄「母さん」
小さく呟く。返事はない。それでも。
どこかで見守られている気がした。
次はアマネのストーリーになります。
どんな人だったのか、キナコに教えたこととは。
アマネ編
アマネさんです!私の愛するキナコのお母様です。
**アマネ編**
まだキナコが生まれる前。
王国には1人の魔法使いがいた。
⚡️アマネ
金色の髪。穏やかな瞳。そして王国屈指の雷魔法の使い手。
しかし。本人は英雄扱いを嫌っていた。
⚡️「大袈裟だなぁ〜」
「大袈裟じゃないですよ」
魔物討伐。災害救助。護衛依頼。
どんな依頼でも引き受けた。
理由は単純。困っている人を放って置けなかった。
**優しい魔法使い**
ある年。大雨で村が孤立した。
橋が流される。食料が届かない。
みんな諦めかけていた。そこへ。
⚡️「大丈夫?」
村人たちは驚いた。
翌日
壊れた橋は仮復旧。道も整備。食料も届いた。
村人たちが礼を言う。
⚡️「気にしないで」
笑うだけだった。
だから王国では有名だった。
雷の魔女。だけど優しい魔女。
**家族**
その後。アマネは旅を続けた。
そしてある日1人の青年と出会う。
詳細は誰にも語らなかった。
ただ。しばらくして。
森の近くに家を建てた。そして。
1人の男の子が生まれた。
キナコだった。
**母と子**
キナコは幼い頃から本が好きだった。
⚡️「また読んでるの?」
🪄「面白い!」
⚡️「そう」
アマネは笑う。
魔法も教えた。でも、強くなれとは言わなかった。
⚡️「優しい人になってね」
そればかりだ。
🪄「魔法使いになれる?」
⚡️「なれるよ」
🪄「母さんみたいに?」
⚡️「それより凄くなれる」
頭を撫でる。キナコは嬉しそうだった。
**違和感**
キナコが10歳になった頃。
少しずつ異変が始まる。時々。アマネが苦しそうに咳をする。
⚡️「ごほっ」
🪄「大丈夫?」
⚡️「大丈夫」
笑う。でも。本当は違った。
昔の依頼だった。
王国北方。災害級魔物との戦い。
そこで受けた傷が残っていた。治ったと思われていた。
しかし。身体の中には魔力障害が残っていた。
少しずつ。確実に。命を削っていた。
**最後の旅**
ある日。アマネは1人で旅立った。
🪄「依頼?」
⚡️「すぐ帰るよ」
嘘だった。帰れないことを。少しだけわかっていた。
その依頼は。王国最北部で発生した大規模魔力災害。
放置すれば多くの人が死ぬ。だから行った。
守れないのが嫌だったから。
**帰宅**
アマネは帰ってきた。生きて。帰ってきた。
でも。以前よりずっと痩せていた。
🪄「母さん!」
⚡️「ただいま」
笑う。その笑顔は変わらなかった。
**最後の夜**
ある夜。キナコは本を読んでいた。アマネは窓の外を眺めていた。
星空。
⚡️「綺麗だね」
🪄「うん」
静かな時間。しばらくして。
⚡️「キナコ」
🪄「何?」
⚡️「人を傷つけるためじゃなくて」
⚡️「人を守るために魔法を使ってね」
🪄「うん」
⚡️「いっぱい本を読んで」
🪄「読む」
⚡️「優しい人になってね」
🪄「うん」
その返事を聞いて、アマネは笑った。安心したように。
**別れ**
翌朝。家は静かだった。あまりにも。静かすぎる。
🪄「母さん?」
返事はない。
🪄「母さん!」
もう一度呼ぶ。返事はない。
窓から朝日が差し込む。机の上には一冊の本。
そして。最後のメモ。
「たくさん読んでね」
小さな手で紙を握る。
理解できなかった。理解したくなかった。それでも。
家の中から聞こえてくる声はもうなかった。
**その後**
キナコは1人になった。寂しかった。苦しかった。泣いた。
いっぱい泣いた。それでも。本だけは読み続けた。
母が残した本。母が愛した魔法。母が見た星空。
全部知りたかったから。
そして。いつか。星魔法へ辿り着く。
勇者と出会う。
仲間と出会う。
笑えるようになる。
でも。その始まりは。
優しい雷の魔法使い。アマネだった。
アマネさん。キナコをここまで育ててくれてありがとうございます!おかげで全属性魔法使えて、魔法バカになっています。
付け足し:もうキナコは母の魔法の威力や範囲を超えています。ですが、何か足りません。母にあって自分にないものはなんなのか、わかりません。キナコ自身は母にはまだまだ追いついていないと思っています、ですが実際に足らないのは技術なんかではありません。
仲間を全力で守ろうとする心です。キナコはこれに気づけるのでしょうかね〜。
アマネの雷は温かく、綺麗。キナコには威力や範囲があっても暖かさや綺麗さが足りないのです。
第五話 ようやく気づいたこと
今回はまぁ、超絶簡単な自己紹介っていう感じですかね〜
**第五話 ようやく気づいたこと**
パーティー結成から数日。
《明星の旅路》は少しずつ王都で名前を知られ始めていた。
もちろん。
良い意味だけではない。
⚔️「腹減った!」
🪄📚
🏹「聞いてる?」
🪓「聞いてないな」
相変わらずだった。
**ギルド**
昼。
依頼を終えた四人は食堂にいた。
⚔️「順調だな!」
🏹「怪我も少ないしね」
🪓「無茶はしてるがな」
⚔️「え」
🪓「お前のことだ」
当然だった。
その時。
隣の席から声が聞こえる。
🍺「あの連中か」
🍺「最近噂の」
🍺「ちぐはぐなパーティー」
ノアが反応する。
⚔️「ちぐはぐ?」
🍺「そうだ」
ベテラン冒険者は笑った。
🍺「勇者」
🍺「魔法使い」
🍺「戦士」
🍺「神官」
🍺「役職は完璧だ」
🍺「だが」
🍺「連携はまだまだだな」
図星だった。
ノアも。
レオも。
ユイトも。
何も言い返せない。
帰り道
⚔️「悔しいな」
🏹「まぁ本当のことだし」
🪓「事実だ」
🪄「そうだね」
まだ四人は出会って間もない。
戦える。
でも。
信頼し切れているわけではない。
息が合うわけでもない。
しばらく沈黙が続く。
すると。
⚔️「なぁ」
🏹「ん?」
⚔️「俺達さ」
少し珍しく。
真面目な顔だった。
⚔️「お互いのこと知らなくないか?」
全員止まる。
🪓「......確かに」
🏹「言われてみれば」
🪄「?」
⚔️「好きなものとか」
⚔️「嫌いなものとか」
⚔️「なんで冒険者やってるとか」
⚔️「全然知らない」
確かにそうだった。
パーティーなのに。
お互いのことをほとんど知らない。
**自己紹介その二**
四人はベンチへ座った。
⚔️「よし!」
⚔️「改めて自己紹介だ!」
🏹「今さら?」
🪓「今さらだな」
🪄「本」
⚔️「読むな!」
**ノア**
⚔️「まず俺!」
元気よく手を挙げる。
⚔️「好きなものは肉!」
🪓「知ってる」
🏹「知ってる」
🪄「知ってる」
⚔️「強くなりたい!」
🏹「うん」
⚔️「人助けしたい!」
🪓「分かる」
⚔️「だから勇者になった!」
単純だった。
でも。
嘘のない言葉だった。
**レオ**
🪓「次は俺か」
🪓「好きなものは酒」
⚔️「知ってる」
🪓「昼寝」
🏹「知ってる」
🪓「平和」
少しだけ。
みんなが静かになる。
🪓「争いは嫌いだ」
🪓「だから守る」
短かった。
でもレオらしい言葉だった。
**ユイト**
🏹「僕か」
🏹「好きなのは本かな」
🪄✨
反応した。
🏹「薬草も好き」
🏹「人を助けるのも好き」
少し迷う。
🏹「仲間が笑ってると安心する」
レオが少し笑った。
ノアもうなずく。
キナコも黙って聞いていた。
**キナコ**
そして。
全員の視線が集まる。
🪄「……」
⚔️「キナコ!」
🏹「順番だよ」
🪓「諦めろ」
キナコは少し考える。
空を見る。
🪄「本が好き」
全員
「知ってる」
🪄「星も好き」
🪄「魔法も好き」
そこまではいつも通り。
しかし。
少しだけ沈黙する。
🪄「母さんも好きだった」
全員が黙った。
キナコは滅多に自分の話をしない。
🪄「母さんが教えてくれたから」
🪄「本も」
🪄「魔法も」
🪄「好きになった」
笑う。
少しだけ寂しそうな笑顔だった。
🪄「だから大事」
ノアは何も言わなかった。
レオも。
ユイトも。
ただ聞いていた。
**帰り道**
夕日が差す。
四人で歩く。
⚔️「なんかさ」
🏹「ん?」
⚔️「ちょっと仲良くなった気がする」
🪓「気のせいじゃないな」
🏹「そうだね」
キナコも少し考える。
そして。
🪄「そうかも」
初めて会った時なら。
絶対に言わなかった言葉だった。
夕日が四人を照らす。
まだ完璧じゃない。
まだ最強でもない。
それでも。
少しずつ。
本当に少しずつ。
《明星の旅路》は仲間になっていく。
いや〜、長い・・・
長い長い。すごく長いですこと。疲れちゃいますわ〜。
え〜、ユイト推しかもしれないと言っていた方がいるので次回はユイトの過去回にしようかと思ってます。
過去編 ユイト
ユイト推しかもしれない方のために✨
気に入ってくれるかな〜
**過去編 ユイト**
まだノア達と出会う前。
小さな教会。
王都から遠く離れた村。
そこがユイトの故郷だった。
🏹(幼い頃)
ユイトは身体があまり強くなかった。
走るのも苦手。
剣も苦手。
力も弱い。
村の子供達は冒険者ごっこをしていた。
⚔️「勇者やるぞー!」
⚔️「魔王倒すぞー!」
みんな楽しそうだった。
でも。
🏹「......」
ユイトは少し離れた場所にいた。
参加したかった。
でも。転ぶ。
息が切れる。
すぐ足を引っ張る。
だから遠くから見ていた。
教会の神父
⛪「ユイト」
🏹「はい」
優しい神父だった。
⛪「焦らなくていい」
🏹「でも」
⛪「できることは人それぞれだ」
**ある日**
教会で回復魔法を見た。
✨
怪我が治る。
苦しそうだった人が笑う。
幼いユイトは驚いた。
🏹「すごい」
⛪「神聖魔法だよ」
🏹「僕にもできる?」
⛪「努力すればね」
その日からだった。
ユイトが神官を目指したのは。
初めての挫折
数年後。
回復魔法も覚えた。
勉強もした。
少しずつ神官見習いとして認められ始める。
**そんな時**
村で流行病が起きた。
多くの人が倒れた。
教会も総出で治療する。
ユイトも必死だった。
✨
✨
✨
回復魔法を使う。
何度も使う。
何度も。
何度も。
でも。
全員は救えなかった。
**雨の日。その日。**
少女がいた。
ユイトより少し年下。
よく教会へ遊びに来ていた子だった。
👧「ありがとう」
最後まで笑っていた。
🏹「待って」
必死に魔法を使う。
魔力が尽きる。
それでも使う。
✨
使う。
✨
使う。
助けられなかった。
雨の音だけが聞こえていた。
🏹「なんで......」
初めてだった。
無力さを知ったのは。
**決意**
それから数ヶ月。
ユイトは以前より勉強した。
以前より鍛えた。
以前より祈った。
⛪「無理をしているね」
神父が言う。
🏹「助けたいんです」
⛪「誰を?」
少し考える。
そして。
🏹「みんなを」
神父は笑った。
⛪「君らしいね」
**弓**
しかし。
神官だけでは限界があった。
傷付いてから治す。
それも大切。
でも。
傷付く前に守れたら。
そこで弓を学び始めた。
遠くから仲間を守るため。
仲間へ近付く敵を止めるため。
神官でありながら弓を使う。
少し珍しい戦い方だった。
でも。
ユイトらしい戦い方だった。
**旅立ち**
十七歳。
故郷を出る日。
⛪「行くのかい」
🏹「はい」
⛪「寂しくなるね」
🏹「また帰ってきます」
⛪「うん」
ユイトは笑った。
でも。
少しだけ不安だった。
自分に何ができるのか。
本当に誰かを救えるのか。
分からなかった。
それでも。
歩き始めた。
いつか。
助けられなかった誰かの分まで。
誰かを守れるように。
そして。
その旅路の途中で。
騒がしい勇者と。
頼れる戦士と。
少し不思議な魔法使いに出会う。
その時ユイトはまだ知らない。
自分が初めて、
「守りたい」と思える仲間達と出会うことを。
ユイトもいい子ですよね〜。ユイト推しかもしれない方は本が好きなのが同じだからと言ってました〜。
やっぱり私可愛らしい子が好きなんでしょうかね〜。今後のほんわかストーリー(本編とは少し逸れるかな〜っていう感じ。ちゃんと題名に「ほんわか」って入れます)の方はキナコとユイト中心になるかもしれません
第六話 森の主
やっと戦わせます!
初めて連携の取れる回になっています!!
**第六話 森の主**
朝。
王都冒険者ギルド。
⚔️「依頼探すぞー!」
🏹「朝から元気だね」
🪓「少し分けてほしいくらいだ」
🪄📚
⚔️「本を閉じろ!」
いつもの光景だった。
その時。
「ちょうどいい依頼があるわ」
受付さんが一枚の依頼書を差し出した。
【森で発生した魔物被害の調査 王都南部 ミストの森】
🏹「調査依頼?」
「最近妙なのよ」
「森の魔物達が急に凶暴化してるの」
🪓「原因不明か」
「ええ」
⚔️「面白そう!」
🪄「大変そう」
全員の反応が違った。
**ミストの森**
昼。
森は静かだった。
静かすぎるほどに。
🏹「変だね」
🪓「気配が少ない」
⚔️「魔物いないな!」
🪄「いる」
⚔️「え?」
🪄「逃げてる」
よく見ると。
小動物。
鳥。
魔物までも。
森の奥から逃げていた。
🏹「本当だ」
🪓「嫌な予感がするな」
その時。
ドォォォン!!
地面が揺れた。
⚔️「来た!」
木々の間から現れたのは。
巨大な熊型の魔物。
通常の三倍近い体格。
赤く光る目。
圧倒的な威圧感。
⚔️「でかっ!?」
🏹「上位種だ!」
🪓「いや」
レオの顔が険しくなる。
🪓「もっと上だ」
ガァァァァァァァ!!
咆哮。
森が震えた。
**戦闘開始**
⚔️「行くぞ!」
ノアが飛び出した。
ガキィィン!!
剣と爪がぶつかる。
⚔️「重っ!?」
押し返される。
想像以上だった。
🪓「無理に受けるな!」
レオが割って入る。
戦斧。
ドォン!!
魔物を押し返す。
🏹「支援する!」
✨
神聖魔法。
ノアとレオを包む光。
身体が軽くなる。
⚔️「力が出る!」
🪓「助かる」
そして後方。
🪄「......」
キナコは魔物を見ていた。
何かがおかしい。
🪄「あ」
気付く。
🪄「魔力暴走」
🏹「え?」
魔物の体に。
異常な量の魔力が流れていた。
自然な状態ではない。
🪄「だから暴れてるんだ」
**苦戦**
ガァァァ!!
魔物が突進する。
⚔️「来るぞ!!」
ドゴォォォン!!
衝撃。
ノアが吹き飛ばされる。
⚔️「うわっ!」
しかし。
🪓「通さん」
レオが受け止める。
🏹「回復!」
✨
傷が治る。
⚔️「助かった!」
だが。
魔物はまだ元気だった。
🪓「硬いな」
🏹「普通じゃない」
ノアが歯を食いしばる。
⚔️「どうする!」
初めてだった。
四人が。
同じ敵に苦戦している。
その時。
キナコが口を開く。
🪄「ノア」
⚔️「ん?」
🪄「三秒」
⚔️「何がだ?」
🪄「止める」
何をするか分からない。
だが。
ノアは笑った。
⚔️「分かった!」
迷いはない。
🪓「俺も出る」
🏹「援護するよ!」
全員が動く。
**連携**
⚔️「おおおおお!!」
ノアが正面へ。
ガキィィィン!!
剣で受ける。
無茶だった。
それでも耐える。
⚔️「レオ!」
🪓「任せろ」
戦斧が振り下ろされる。
ドォォォン!!
魔物がわずかによろめく。
🏹「今!」
光の矢。
✨🏹
魔物の動きが止まる。
ほんの一瞬。
そして。
🪄「ありがとう」
キナコが杖を構える。
空気が震える。
雷が集まる。
⚡
⚡⚡
⚡⚡⚡
⚔️「うわ」
🏹「大きいね」
🪓「離れろ」
キナコが静かに呟く。
🪄「雷よ」
轟音。
そして。
⚡⚡⚡⚡⚡
天空から黄金の雷が落ちた。
ドォォォォォォォォン!!!
森全体が光に包まれる。
静寂。
魔物は倒れていた。
動かない。
完全に気絶している。
**戦闘終了**
⚔️「勝ったぁぁぁ!!」
ノアが飛び跳ねる。
🏹「結構危なかったね」
🪓「ああ」
初めてだった。
四人全員が。
ちゃんと一つの敵と戦ったのは。
⚔️「でもさ!」
⚔️「なんかよかったな!」
🏹「うん」
🪓「ようやく形になってきた」
キナコも少し考える。
そして。
🪄「みんな強いね」
三人が止まる。
⚔️「今褒めた!?」
🏹「褒めたね」
🪓「珍しいな」
🪄「事実だよ」
少しだけ。
本当に少しだけ。
キナコは笑っていた。
帰還
ギルド。
「おかえり」
⚔️「倒してきたぞ!」
「森の主を?」
⚔️「森の主?」
「昔からいた上位魔物よ」
全員が顔を見合わせる。
🏹「あれ有名だったんだ」
🪓「知らなかったな」
「普通はAランクパーティー案件なんだけど」
沈黙。
⚔️「勝ったから良し!」
「まぁ良し!」
その日。
王都では少しだけ話題になった。
若い四人組が。
森の主を討伐したらしい。
まだ誰も知らない。
このパーティーが。
これから数え切れない冒険を重ね、
伝説になっていくことを。
ただ一つ確かなのは。
この日初めて。
《明星の旅路》は、
本当の意味でパーティーらしくなったのだった。
いやぁ〜、いいですね。途中の「三秒」「何が」「止める」「わかった」っていう感じのくだりがあったじゃないですか。あそこお気に入りです・・・!!
ノアキナ、ユイキナが好きですね〜。
第七話 噂の4人組
今日も私のキナコをみてください!
**第七話 噂の4人組**
森の主を討伐してから数日後。
王都冒険者ギルド。
⚔️「おはよう!」
ノアが元気よく扉を開ける。
すると。
ざわっ
ギルド中の視線が集まった。
⚔️「?」
🏹「なんか見られてない?」
🪓「見られてるな」
🪄📚
気にしていない。
森の主
新人冒険者A
「あの人達だ……!」
新人冒険者B
「森の主を倒したって……」
新人冒険者C
「本当に若い……」
⚔️✨
ノアの目が輝く。
⚔️「聞いたか!?」
🏹「聞こえるように話してるからね」
🪓「調子に乗るな」
その時。
新人冒険者が近付いてきた。
少し緊張した様子だった。
👦「あ、あの!」
⚔️「おう!」
👦「森の主を倒したって本当ですか!?」
⚔️「本当だぞ!」
🪓「少し盛るな」
🏹「みんなで倒したんだよ」
👦「すごい……!」
新人達の目が輝く。
ノアの場合
⚔️「分からないことがあったら聞け!」
👦「はい!」
👧「勇者様!」
⚔️「ん?」
👧「握手してください!」
⚔️「いいぞ!」
握手。
👧✨
⚔️✨
🏹「人気だね」
🪓「犬みたいな奴だからな」
⚔️「聞こえてるぞ!」
**ユイトの場合**
🏹「こんにちは」
新人達
「こんにちは!」
なぜか。
子供達も集まっていた。
👦
「お兄ちゃん!」
👧
「見て見て!」
🏹
「うんうん」
⚔️
「なんであんな懐かれるんだ?」
🪓
「才能だろ」
ユイトは自然だった。
相手が子供でも。
新人でも。
同じように話す。
だから好かれる。
**レオの場合**
新人達
「......」
🪓
「......」
新人達
「......」
🪓
「なんだ」
新人達
「ひっ」
🪓
「なんでだ」
怖がられていた。
⚔️
「顔じゃないか?」
🪓
「殴るぞ」
しかし。
荷物を運んでいた新人が転びそうになる。
🪓
「危ない」
ひょい。
荷物を持つ。
新人
「ありがとうございます!」
🪓
「気を付けろ」
新人達
「あれ?」
新人達
「優しい」
🪓
「普通だ」
後ろ。
⚔️
「照れてる」
🏹
「照れてるね」
**キナコの場合**
新人達
「......」
🪄📚
新人達
「......」
🪄📚
新人達
「......」
🪄📚
誰も話しかけない。
⚔️
「なんでだ?」
🏹
「緊張するんじゃない?」
🪓
「だろうな」
そこへ。
一人の新人が勇気を振り絞る。
👦
「あ、あの!」
🪄
「こんにちは」
新人フリーズ。
👦
「こ、こんにちは!」
🪄
「どうしたの?」
👦
「星雷の魔法使い様ですよね!」
🪄
「キナコだよ」
👦
「えっ」
🪄
「その方が呼びやすい」
新人が固まる。
想像より普通だった。
👦
「魔法を見せてください!」
🪄
「いいよ」
全員注目。
新人達の期待は最高潮。
🪄
✨
新人の泥だらけの靴が綺麗になる。
沈黙。
👦
「......」
🪄
「便利」
⚔️
「もっとあるだろ!」
🏹
「キナコらしいね」
🪓
「らしいな」
**ランチタイム**
食堂。
四人で昼食を食べていた。
⚔️
「有名人になったな!」
🏹
「少しだけね」
🪓
「実感はないな」
🪄
「そうだね」
その時。
近くの席から声が聞こえる。
👦
「やっぱりすごかったなぁ」
👧
「うん!」
👦
「でも思ってたのと違った」
👧
「優しかったね!」
四人は顔を見合わせる。
少し照れくさい。
⚔️
「へへっ」
🏹
「嬉しいね」
🪓
「そうだな」
🪄
「......うん」
まだ有名ではない。
まだ伝説でもない。
だけど。
少しずつ。
《明星の旅路》という名前は王都へ広がり始めていた。
ただし。
ギルド内で最も有名になったのは。
"星雷の魔法使いは意外と普通だった"
という噂だったらしい。
🪄📚
「そう?」
どうでしたか?
違う小説も始めたので、投稿頻度は落ちますが一生懸命最悪1週間に2回くらいは投稿できるよう頑張ります。
第八話 報酬の使い道
愛しのキナコが本を買います笑(それだけかよ・・・)
もちろん、他の子達も色々買ってますけどね?ね?!
**第八話 報酬の使い道**
森の主討伐から数日後。
王都冒険者ギルド。
⚔️「よしっ!」
ノアが勢いよく立ち上がる。
🏹「どうしたの?」
🪓「またか」
🪄📚
⚔️「報酬が入っただろ!」
⚔️「今日は使う日だ!!」
🏹「貯金って知ってる?」
⚔️「知らん!」
🪓「終わってるな」
**臨時報酬**
森の主の討伐報酬は予想以上だった。
通常報酬。
特別報酬。
討伐ボーナス。
かなりの金額。
⚔️✨
「金持ちだ!」
🏹
「そこまでじゃないよ」
🪓
「一回の依頼で浮かれるな」
すると。
🪄
「本買う」
即答だった。
⚔️
「聞いてない」
**解散**
⚔️
「じゃあ夕方集合な!」
🏹
「またバラバラ?」
⚔️
「買いたい物違うし!」
確かにそうだった。
ノア。
肉。
レオ。
酒。
ユイト。
薬草や治療道具。
キナコ。
本。
全員方向が違う。
🏹
「迷子にならないでね」
⚔️
「ならない!」
🪓
「なるな」
🪄
「なるね」
⚔️
「なんで信用ないんだよ!」
**ノア**
肉屋。
🍖🍖🍖
⚔️✨
天国だった。
店主
「兄ちゃん嬉しそうだな」
⚔️
「肉だからな!」
大量購入。
店主
「食べきれるか?」
⚔️
「多分!」
駄目そうだった。
**レオ**
酒場。
🍺
🪓
「これだな」
高級酒を一本購入。
店主
「祝い事か?」
🪓
「まぁそんなところだ」
少しだけ笑った。
珍しかった。
**ユイト**
薬草店。
🌿
🏹
「これと」
🏹
「これも」
店主
「勉強熱心だねぇ」
🏹
「覚えたいことがいっぱいあるので」
相変わらず真面目だった。
**キナコ**
📚📚📚📚📚
本屋。
🪄✨
目が輝いている。
店員
「いらっしゃいませ」
🪄
「新刊ありますか」
店員
「ありますよ」
🪄✨✨
さらに輝いた。
数時間後。
📚📚📚📚📚📚📚📚📚
店員
「お買い上げありがとうございます」
🪄
「ありがとう」
全部持とうとする。
当然。
重い。
🪄
「......」
🌟
空間魔法。
本が消える。
店員
「!?」
🪄
「便利」
店員
「今の何!?」
**夕方**
待ち合わせ場所。
まずユイト到着。
🏹
「早かったかな」
レオ到着。
🪓
「いや」
そして。
キナコ到着。
🏹
「凄い量買ったね」
🪄
「普通」
🪓
「普通じゃない」
最後。
ノア。
来ない。
🏹
「あれ」
🪓
「やっぱりな」
🪄
「迷った?」
その時。
遠くから声。
⚔️
「いたぁぁぁ!!」
全力疾走。
🏹
「迷ったんだ」
🪓
「迷ったな」
🪄
「迷ったね」
⚔️
「迷ってない!」
🏹
「どこにいたの?」
⚔️
「東地区」
沈黙。
西地区集合だった。
🪓
「迷子だな」
⚔️
「ぐっ」
🪄
「やっぱり」
**帰り道**
四人で歩く。
⚔️
「今日は良い買い物した!」
🏹
「満足そうだね」
🪓
「そうだな」
🪄
「うん」
特別なことは何もない。
魔物との戦いもない。
世界を救う話でもない。
ただ。
仲間と過ごした一日。
だけど。
そんな日が少しずつ増えていく。
それはきっと悪いことじゃなかった。
⚔️
「なぁ!」
🏹
「ん?」
⚔️
「明日も頑張ろうぜ!」
🪓
「仕事だからな」
🪄
「本読む時間は欲しい」
⚔️
「働け!」
笑い声が王都の夕暮れに響く。
《明星の旅路》は今日も平和だった。
夜明けへ続く旅路の方が先に始めたが、約束の旅路に話数を越されてその上約束の旅路は第一部が完結しました・・・(第二部の同じシリーズで出すので、見るところは変わりません)
第九話 採取依頼は平和じゃない
薬草採取のお話です!!
みんな楽しそうでなにより
**第九話 採取依頼は平和じゃない**
朝。
王都冒険者ギルド。
⚔️「今日は楽な依頼がいい!」
🏹「珍しいね」
🪓「いつもそう言ってるだろ」
🪄📚
⚔️「聞いてるか!」
🪄「聞いてる」
聞いていなかった。
その時。
👩「ちょうどいい依頼があるわよ」
受付嬢が依頼書を差し出す。
薬草採取依頼
報酬:普通危険度:低
⚔️✨
「これだ!」
🏹「平和そうだね」
🪓「悪くない」
🪄「薬草か」
こうして四人は森へ向かった。
森
昼。
王都近郊の森。
小鳥が鳴いている。
風も穏やか。
⚔️「平和だなー!」
🏹「薬草取るだけだからね」
🪓「油断するな」
🪄📚
⚔️「働け!!」
**薬草探し**
依頼の薬草を探す。
🏹「えっと...この辺かな」
🌿
🏹「あった」
⚔️「おぉ!」
順調だった。
しかし。
🪄
「それより」
🏹「ん?」
🪄
「こっち」
少し奥へ進む。
そこには。
🌙🌿
🏹「えっ」
ユイトが固まる。
⚔️「どうした?」
🏹「月光草だ」
⚔️「月?」
🏹「高級薬草」
⚔️「高級!?」
🪄✨
⚔️✨
目の色が変わった。
さらに
🏹「滅多に見つからないはずなのに...」
すると。
🪄
「向こうにもあるよ」
🏹
「え?」
🪄
「あとあっち」
🏹
「え?」
🪄
「そっちにも」
🏹
「えぇ?」
気付けば。
🌿🌿🌿🌿🌿
🌿🌿🌿🌿🌿
🌿🌿🌿🌿🌿
レア薬草だらけだった。
⚔️
「なんで分かるんだ?」
🪄
「本に載ってた」
🪓
「またそれか」
🪄
「生息環境も」
🪄
「育つ条件も」
🪄
「だいたい覚えてる」
🏹
「全部?」
🪄
「全部」
当然みたいに言った。
**欲望**
⚔️✨
「つまり!」
⚔️✨
「金になる!」
🏹
「その発想なの?」
🪄✨
「本代」
🪓
「隠す気もないな」
結果。
四人は黙々と採取した。
特に。
⚔️✨
🪄✨
やる気が凄かった。
**問題**
数時間後。
袋。
🌿🌿🌿🌿🌿
大量。
⚔️
「重いぃぃぃ!!」
🏹
「採りすぎたかな」
🪓
「腰がやられる」
そして。
全員が同時にキナコを見る。
🪄
「?」
⚔️
「頼む」
🏹
「お願い」
🪓
「頼む」
満場一致だった。
**空間魔法**
🪄
「いいよ」
🌟
大量の薬草が消える。
⚔️✨
「すげぇ!」
🏹
「便利だね」
🪓
「本運びの副産物だが」
🪄
「本は大事」
⚔️
「薬草も大事だ!」
**帰還**
夕方。
ギルド。
👩
「おかえり」
🏹
「依頼達成です」
🌟
ドサドサドサドサッ!!
大量の薬草出現。
👩
「多くない?」
沈黙。
👩
「多くない?」
⚔️
「いっぱいあった!」
🏹
「僕も驚いてます」
🪓
「俺もだ」
👩
「採取依頼よね?」
🪄
「採取した」
正しかった。
**報酬**
結果。
通常報酬に加え。
高級薬草の買い取り。
特別報酬。
臨時報酬。
色々付いた。
⚔️✨
「金持ちだ!!」
🏹
「だからそこまでじゃないって」
🪓
「一日で使うなよ」
全員の視線。
🪄
🪄
「......」
⚔️
「今使おうとしたな」
🪄
「本買える」
🪓
「使う気だな」
🏹
「一冊だけにしようね」
🪄
「十冊」
🏹
「増えてる」
帰り道。
夕暮れの王都。
四人で歩く。
⚔️
「今日は楽しかったな!」
🏹
「依頼というより遠足だったね」
🪓
「まぁ悪くなかった」
🪄
「うん」
戦いはなかった。
大冒険でもなかった。
でも。
笑いながら歩く帰り道は。
案外悪くないものだった。
そして翌日。
王都最大の本屋から
大量の本が消えたという噂が流れた。
🪄📚✨
犯人は。
言うまでもなかった。
こっちのキナコもちょい無愛想な感じが可愛いです!!
本に目がないのも!全て!!
第十話 模擬戦
約束の続きが個人的にめっちゃ好きすぎて夜明けへ続く旅路が疎かになってます(自覚あり)
1週間に2、3回出したらいい方だと思っといてください
**第十話 模擬戦**
王都冒険者ギルド。
朝。
⚔️「模擬戦大会!?」
掲示板の前でノアが叫んだ。
大きな張り紙。
🏆 ギルド交流模擬戦
新人からベテランまで参加可能。
優勝賞金あり。
⚔️✨
「出る!!」
🏹
「言うと思った」
🪓
「まだ何も読んでないだろ」
🪄📚
⚔️
「お前も出るぞ」
🪄
「出ない」
十分後。
⚔️
「エントリーした」
🏹
「僕ら全員?」
⚔️
「もちろん!」
🪄
「酷い」
開会式
会場は大盛況だった。
新人冒険者
「森の主を倒した人達だ!」
新人冒険者
「どれくらい強いんだろ」
新人冒険者
「見てみたい!」
⚔️
「人気者だな!」
🏹
「少しね」
🪓
「調子に乗るな」
**第一回戦**
ノア VS 槍使い
開始直後。
⚔️「おおおおお!!」
突撃。
相手
「早い!?」
ドゴォン!!
**試合終了**
⚔️✨
「勝った!!」
🏹
「シンプル」
🪓
「脳筋だな」
⚔️
「褒めるなよ!」
**第二回戦**
ユイト VS 双剣使い
🏹
「よろしくお願いします」
相手
「手加減しませんよ」
開始。
✨🏹
神聖魔法。
光の矢。
相手の足元を正確に撃ち抜く。
相手
「えっ」
🏹
「そこです」
**勝利**
⚔️
「ユイト強くない!?」
🪓
「今さらだな」
🪄
「知ってる」
**第三回戦**
レオ VS 大盾戦士
開始。
🪓
「来い」
五分後。
まだ終わらない。
⚔️
「地味だ」
🏹
「地味だね」
🪄
「地味」
🪓
「後で覚えてろ」
**次の瞬間**
ドゴォォォォン!!
大盾ごと吹き飛ぶ。
試合終了。
新人達
「強っ!?」
⚔️
「今のは派手だ!」
🪓
「満足か」
**第四回戦**
キナコ VS 炎の魔法使い
観客席。
新人達
「来た!」
新人達
「星雷の魔法使い!」
相手
🔥
「本気で行きます」
🪄📚
「うん」
相手
「聞いてます!?」
開始。
🔥🔥🔥
大量の火球。
観客席が盛り上がる。
しかし。
🪄
「水」
💧
全部消えた。
相手
「は?」
🪄
「風」
🌪️
相手場外。
**試合終了**
⚔️
「終わった!」
🏹
「早かったね」
🪓
「三秒くらいか」
🪄
「本読みたい」
⚔️
「読むな!」
**準決勝**
トーナメント表。
⚔️
VS
🪄
沈黙。
⚔️
「終わった」
🏹
「終わったね」
🪓
「終わったな」
🪄
「?」
⚔️
「なんで本人だけ分かってないんだ!」
ノア VS キナコ
開始。
⚔️
「今日は負けない!」
全力突撃。
🪄
「風」
🌪️
⚔️
「うわぁぁぁ!?」
吹っ飛ぶ。
**試合終了**
静寂。
司会
「勝者キナコ選手!!」
⚔️💀
🏹
「お疲れ様」
🪓
「よく頑張った」
⚔️
「慰めるな!」
**決勝**
レオ VS キナコ
会場全体が静かになる。
誰もが注目していた。
前衛最強。
後衛最強。
⚔️✨
「うおおおお!!」
🏹
「ノアが一番楽しそう」
開始。
⚡
🪓
ドォォォォォン!!
戦斧。
雷。
土煙。
衝撃。
激しい攻防。
そして。
勝負あり。
🥇 レオ
🥈 キナコ
会場大歓声。
⚔️
「優勝おめでとう!!」
🏹
「強かったね」
🪓
「まだまだだ」
🪄
「負けた」
🪓
「慢心するな」
🪄
「うん」
少しだけ。
レオが笑った。
閉会後
新人冒険者
「あの人達すごい・・・」
新人冒険者
「強すぎる・・・」
新人冒険者
「憧れるなぁ」
その頃。
⚔️
「賞金で肉だ!」
🏹
「また?」
🪄
「本」
🪓
「予想通りだな」
どれだけ強くても。
どれだけ有名になっても。
《明星の旅路》はいつも通りだった。
私はどんなきなこでも推す。どんなきなこでもかわいいしかっこいい!!!!!!!!!!
オリキャラにこんな情が入ったのははじめてです笑
第十一話 指名依頼
**第十一話 指名依頼**
王都冒険者ギルド。
朝。
⚔️「おはよう!」
🏹「おはよう」
🪓「眠い」
🪄📚
⚔️「本閉じろ!」
いつものだった。
しかし。
👩受付嬢
「ちょうどよかった」
珍しく真面目な顔だった。
👩
「あなた達に指名依頼が来てるわ」
全員が止まる。
🏹
「指名依頼?」
⚔️
「俺達に!?」
🪓
「早くないか」
🪄
「変な本の回収?」
⚔️
「なんでだよ」
**指名**
受付嬢が依頼書を渡す。
依頼主。
王都郊外
ルナ村
👩
「最近村の近くに魔物が出るの」
👩
「森の主討伐の噂を聞いて」
👩
「ぜひ来てほしいって」
沈黙。
⚔️✨
「すげぇ!!」
初めてだった。
誰かに頼られたのは。
🏹
「嬉しいね」
🪓
「責任も増えるがな」
🪄
「行こう」
⚔️
「おっ」
珍しく。
キナコが即答した。
**ルナ村**
昼。
小さな村だった。
畑。
風車。
のどかな景色。
👧
「あっ!」
村人達が集まってくる。
👦
「冒険者さんだ!」
⚔️✨
また目が輝いた。
🪓
「分かりやすいな」
村長
「来てくださってありがとうございます」
村長が頭を下げる。
⚔️
「任せてください!」
🏹
「状況を聞いてもいいですか?」
🪄
「どこで出るの?」
仕事モードだった。
**被害**
話を聞く。
魔物は夜に現れる。
畑を荒らす。
村人を襲うことはない。
しかし。
被害は増えている。
🪓
「知能があるな」
🏹
「目的があるのかも」
🪄
「見に行こう」
全員で現場へ向かった。
**足跡**
畑の近く。
🪄
「……」
キナコがしゃがむ。
⚔️
「分かるのか?」
🪄
「少し」
足跡。
折れた草。
削れた木。
しばらく見た後。
🪄
「狼」
🏹
「魔狼?」
🪄
「たぶん群れ」
🪓
「なら夜だな」
日が暮れるのを待つ。
**夜**
静かな畑。
月明かりだけ。
⚔️
「まだかな」
🏹
「静かに」
🪄📚
⚔️
「なんで読むんだ」
その時。
ガサッ。
全員の顔が変わる。
影。
一つ。
二つ。
三つ。
魔狼だった。
赤い目。
鋭い牙。
⚔️
「来た!」
飛び出す。
**戦闘**
ガァッ!!
⚔️
「遅い!」
剣が閃く。
一体撃破。
別の魔狼が回り込む。
🏹
「右!」
光の矢。
✨🏹
牽制。
🪓
「そこだ」
戦斧。
ドォン!!
二体目撃破。
しかし。
まだいる。
しかも。
群れの奥から。
一際大きな影。
🪓
「親玉か」
ガァァァァ!!
他より大きい。
魔力も強い。
⚔️
「俺が行く!」
🪄
「ノア」
⚔️
「ん?」
🪄
「三歩左」
⚔️
「分かった!」
即答だった。
もう迷わない。
ノアが左へ動く。
その瞬間。
⚡
雷が落ちる。
親玉の足元へ直撃。
ガァッ!?
🏹
「今!」
光の矢。
🪓
「終わりだ」
戦斧が振り下ろされる。
ドォォォン!!
静寂。
群れは逃げ出していった。
**翌朝**
👦
「すごーい!」
👧
「ありがとう!」
子供達が集まる。
⚔️✨
完全に喜んでいた。
🏹
「よかったね」
🪓
「悪くない依頼だった」
🪄
「うん」
村長が頭を下げる。
村長
「本当にありがとうございました」
その時。
小さな女の子が近付いてくる。
👧
「これ!」
キナコへ花を差し出した。
🪄
「?」
👧
「ありがとう!」
キナコが固まる。
⚔️
「もらっとけ」
🏹
「せっかくだし」
🪓
「受け取れ」
キナコは少し考えて。
花を受け取る。
🪄
「ありがとう」
小さく笑った。
その日。
《明星の旅路》は初めての指名依頼を無事に終えた。
まだ大きな英雄ではない。
でも。
誰かの役に立てた。
それが少しだけ誇らしかった。
第十二話 迷子事件再び
**第十二話 迷子事件再び**
王都冒険者ギルド。
朝。
⚔️「今回は採集依頼か!」
🏹「平和そうでいいね」
🪓「油断するな」
🪄📚
⚔️「本閉じろ!」
🪄
「閉じた」
閉じた。
珍しかった。
**採集依頼**
依頼内容は簡単だった。
『月花草の採集』
王都から少し離れた森。
特に危険な魔物もいない。
報酬も普通。
平和そのもの。
⚔️
「楽勝!」
🏹
「そういう時ほど危ないんだよ」
🪓
「同感だ」
**森**
昼頃。
四人は順調に採集を進めていた。
🏹
「あった」
🌿
🪄
「こっちにも」
🌿🌿
⚔️
「俺も見つけた!」
🌿
珍しく順調だった。
🪓
「依頼達成だな」
袋もいっぱい。
帰るだけ。
そのはずだった。
**事件発生**
⚔️
「あれ?」
🏹
「どうしたの?」
⚔️
「キナコどこ?」
沈黙。
🪓
「......」
🏹
「......」
三人で辺りを見る。
いない。
🪓
「本当にいないな」
🏹
「さっきまでいたのに」
同時に思う。
⚔️
「迷子?」
🏹
「迷子だね」
🪓
「迷子だな」
キナコ視点
🪄📚
本を読んでいた。
歩きながら。
当然。
道を間違えた。
🪄
「......」
周囲を見る。
知らない場所だった。
🪄
「迷った」
本人は落ち着いていた。
その時。
ガサッ。
魔狼。
二体。
ガルルルル...
🪄
「邪魔」
雷が走る。
⚡
神雷。
ドォォォン!!
消滅。
🪄📚
読書再開。
魔狼
可哀想。
**捜索隊**
⚔️
「探すぞ!」
🏹
「どっち行ったんだろう」
🪓
「足跡もない」
⚔️
「やばいな!」
🏹
「やばいね」
🪓
「やばいな」
その時。
遠く。
ドォォォォン!!
地面が揺れた。
沈黙。
⚔️
「......」
🏹
「......」
🪓
「......」
全員同じことを考えた。
⚔️
「キナコだな」
🏹
「キナコだね」
🪓
「キナコだな」
全力で向かう。
**発見**
数分後。
開けた場所。
そこには。
⚡⚡⚡
倒れた魔物達。
🪄📚
本を読むキナコ。
⚔️
「あーーーー!!」
🏹
「いたー!!」
🪓
「見つかったな」
🪄
「みんな」
⚔️
「みんなじゃないんだよ!」
🪄
「どうしたの?」
🏹
「どうしたのはこっちだよ」
⚔️
「どこ行ってた!?」
🪄
「散歩」
🪓
「迷子だな」
🪄
「違う」
⚔️
「違わない!」
**帰還**
ギルド。
👩
「おかえり」
🏹
「依頼達成です」
👩
「何かあった?」
三人が同時にキナコを見る。
⚔️
「迷子」
🏹
「迷子」
🪓
「迷子」
🪄
「違う」
👩
「迷子ね」
🪄
「違う」
誰も信じなかった。
その夜。
《明星の旅路》に新たなルールができた。
『読書しながら移動禁止』
🪄
「理不尽」
⚔️
「理不尽じゃない!」
🏹
「当然だね」
🪓
「当然だ」
こうして。
キナコの迷子事件は、
王都でまた一つ伝説となったのだった。
第十三話 依頼の落とし穴
**第十三話 依頼の落とし穴**
王都冒険者ギルド。
朝。
⚔️「今日はどんな依頼だ!?」
🏹「元気だね」
🪓「朝だからな」
🪄📚
⚔️
「本読んでるな」
🪄
「読んでる」
隠す気はない。
その時。
👩受付嬢
「ちょうどいい依頼があるわ」
依頼書を渡される。
**討伐依頼**
『森の調査及び魔物討伐』
危険度。
Bランク。
⚔️
「普通だな!」
🏹
「普通だね」
🪓
「行くか」
こうして四人は森へ向かった。
**森**
昼。
静かだった。
🏹
「魔物の気配は?」
🪓
「少ないな」
⚔️
「楽勝か?」
その時。
🪄
「静かすぎる」
全員が止まる。
🪄
「普通じゃない」
珍しく真面目な声だった。
⚔️
「何かいる?」
🪄
「多分」
直後。
ガァァァァ!!
森全体に響く咆哮。
⚔️
「うるさっ!?」
🏹
「大きいね!?」
🪓
「来るぞ」
木々が揺れる。
地面が震える。
現れたのは。
巨大な熊型魔物。
通常の熊の二倍はあった。
⚔️
「聞いてないぞ!?」
🏹
「依頼書には書いてなかったね!」
🪓
「後だ」
魔物が突進する。
ドォォォン!!
⚔️
「危なっ!」
地面が砕ける。
🪓
「かなり強い」
キナコも本を閉じた。
これは本気で戦う相手だった。
**戦闘**
⚔️
「行くぞ!」
飛燕。
ノアが跳び上がる。
しかし。
ガァッ!!
熊の腕。
迎撃。
⚔️
「硬っ!?」
吹き飛ばされる。
🏹
「ノア!」
**光の矢**
✨
魔物の目を狙う。
しかし。
弾かれる。
🏹
「防御も高い!」
🪓
「なら力で割る」
**崩山撃**
ドォォォォン!!
魔物がよろめく。
⚔️✨
「今だ!」
**連閃**
斬撃が重なる。
だが。
まだ倒れない。
⚔️
「しぶとい!」
🪄
「ノア」
⚔️
「ん?」
🪄
「左」
⚔️
「了解!」
即座に移動。
もう慣れていた。
🪄
「雷よ」
**神雷**
⚡⚡⚡
黄金の雷が大地を裂く。
ガァァァッ!?
魔物が悲鳴を上げる。
🏹
「合わせる!」
**光雨**
✨✨✨
無数の光が降り注ぐ。
🪓
「終わりだ」
戦斧を構える。
**不動**
全身の力が膨れ上がる。
🪓
**「崩山撃」**
ドォォォォォォン!!
森が揺れた。
静寂。
巨大な魔物が倒れる。
⚔️
「勝ったぁぁぁ!!」
**問題発生**
ギルド帰還。
👩受付嬢
「お疲れ様」
⚔️
「依頼達成!」
🏹
「でも聞きたいことがあります」
👩
「?」
🪓
「あの熊」
🪄
「Bランクじゃない」
沈黙。
👩
「......え?」
しばらく後。
ギルド中が大騒ぎになった。
調査の結果。
その魔物。
Aランク相当。
⚔️
「危なかったな!」
🏹
「笑い事じゃないよ」
🪓
「本当にな」
🪄
「本読めなくなるところだった」
⚔️
「心配そこ!?」
結局。
特別報酬が支払われることになった。
⚔️✨
「やった!」
🏹
「よかったね」
🪄✨
「本」
🪓
「またか」
《明星の旅路》の財布は潤い。
王都の本屋も少し潤ったらしい。
第十四話 ユイトの休日
**第十四話 ユイトの休日**
王都。
久しぶりの完全休養日。
⚔️
「休みだぁぁぁ!!」
ギルドの前で叫ぶノア。
🏹
「元気だね」
🪓
「うるさい」
🪄📚
⚔️
「本捨てろ」
🪄
「嫌」
即答だった。
**解散**
⚔️
「じゃあ夕方集合な!」
🏹
「またバラバラ?」
⚔️
「休みだからな!」
🪓
「好きにしろ」
🪄
「本屋」
⚔️
「聞いてない」
いつも通りだった。
そして三人はそれぞれの目的地へ向かう。
ユイトも歩き出した。
**薬草店**
🏹
「こんにちは」
店主
「おや、ユイト君」
馴染みの薬草店だった。
店主
「今日は依頼休みかい?」
🏹
「はい」
店主
「珍しいね」
🏹
「そうですね」
笑顔で答える。
今日は買い物だった。
🌿
乾燥薬草。
回復草。
解毒草。
色々見て回る。
店主
「冒険者なのに詳しいねぇ」
🏹
「好きなんです」
店主
「ははは」
本当に好きだった。
**子供達**
買い物を終えた帰り道。
👦
「あっ!」
👧
「ユイトお兄ちゃん!」
子供達だった。
🏹
「こんにちは」
👦
「遊ぼう!」
🏹
「えっ」
気付けば。
公園。
⚔️
なら喜んでいた。
しかし。
ユイトだった。
👦
「鬼ごっこ!」
👧
「鬼ね!」
🏹
「僕が?」
決定だった。
数分後。
🏃💨
🏃💨
🏃💨
🏹
「待ってー」
全然追いつけない。
👦
「遅いー!」
👧
「頑張れー!」
頑張っていた。
**偶然**
その様子を。
⚔️
「何やってるんだ?」
ノアが発見した。
🏹
「あっ」
⚔️
「遊んでるじゃん!」
👦
「ノアお兄ちゃんだ!」
⚔️✨
即参加。
🏹
「早い」
⚔️
「捕まえたー!!」
👦
「うわぁぁぁ!?」
完全に楽しんでいた。
**さらに**
🪄📚
🏹
「キナコ?」
⚔️
「なんでいるんだ?」
🪄
「本屋帰り」
袋。
📚📚📚📚📚
🏹
「何冊買ったの?」
🪄
「普通」
⚔️
「答えになってない」
👦
「お兄ちゃんも遊ぼ!」
🪄
「無理」
👦
「お願い!」
🪄
「......」
押しに弱い。
数分後。
鬼ごっこ参加。
⚔️
「捕まえろー!」
🏹
「走ってる」
🪄
「......」
走っていた。
珍しい。
**最後の1人**
🪓
⚔️
「あ」
🏹
「あ」
🪄
「あ」
遠くを歩いていた。
⚔️
「レオー!!」
🪓
「なんだ」
👦
「遊ぼー!」
🪓
「断る」
即答。
十分後。
🪓
鬼ごっこ参加。
🏹
「押し切られた」
⚔️
「レオ優しいからな」
子供達は大喜びだった。
**夕方**
遊びは終わり。
子供達は帰っていく。
👦
「またね!」
👧
「ありがとう!」
⚔️
「おう!」
🏹
「またね」
🪄
「うん」
🪓
「ああ」
静かになる。
⚔️
「楽しかったな!」
🏹
「そうだね」
🪓
「悪くない」
🪄
「本読む時間減った」
⚔️
「そこかよ!」
笑い声が響く。
依頼も戦闘もない一日。
だけど。
そんな休日も悪くなかった。