公開中
第六話 森の主
やっと戦わせます!
初めて連携の取れる回になっています!!
**第六話 森の主**
朝。
王都冒険者ギルド。
⚔️「依頼探すぞー!」
🏹「朝から元気だね」
🪓「少し分けてほしいくらいだ」
🪄📚
⚔️「本を閉じろ!」
いつもの光景だった。
その時。
「ちょうどいい依頼があるわ」
受付さんが一枚の依頼書を差し出した。
【森で発生した魔物被害の調査 王都南部 ミストの森】
🏹「調査依頼?」
「最近妙なのよ」
「森の魔物達が急に凶暴化してるの」
🪓「原因不明か」
「ええ」
⚔️「面白そう!」
🪄「大変そう」
全員の反応が違った。
**ミストの森**
昼。
森は静かだった。
静かすぎるほどに。
🏹「変だね」
🪓「気配が少ない」
⚔️「魔物いないな!」
🪄「いる」
⚔️「え?」
🪄「逃げてる」
よく見ると。
小動物。
鳥。
魔物までも。
森の奥から逃げていた。
🏹「本当だ」
🪓「嫌な予感がするな」
その時。
ドォォォン!!
地面が揺れた。
⚔️「来た!」
木々の間から現れたのは。
巨大な熊型の魔物。
通常の三倍近い体格。
赤く光る目。
圧倒的な威圧感。
⚔️「でかっ!?」
🏹「上位種だ!」
🪓「いや」
レオの顔が険しくなる。
🪓「もっと上だ」
ガァァァァァァァ!!
咆哮。
森が震えた。
**戦闘開始**
⚔️「行くぞ!」
ノアが飛び出した。
ガキィィン!!
剣と爪がぶつかる。
⚔️「重っ!?」
押し返される。
想像以上だった。
🪓「無理に受けるな!」
レオが割って入る。
戦斧。
ドォン!!
魔物を押し返す。
🏹「支援する!」
✨
神聖魔法。
ノアとレオを包む光。
身体が軽くなる。
⚔️「力が出る!」
🪓「助かる」
そして後方。
🪄「......」
キナコは魔物を見ていた。
何かがおかしい。
🪄「あ」
気付く。
🪄「魔力暴走」
🏹「え?」
魔物の体に。
異常な量の魔力が流れていた。
自然な状態ではない。
🪄「だから暴れてるんだ」
**苦戦**
ガァァァ!!
魔物が突進する。
⚔️「来るぞ!!」
ドゴォォォン!!
衝撃。
ノアが吹き飛ばされる。
⚔️「うわっ!」
しかし。
🪓「通さん」
レオが受け止める。
🏹「回復!」
✨
傷が治る。
⚔️「助かった!」
だが。
魔物はまだ元気だった。
🪓「硬いな」
🏹「普通じゃない」
ノアが歯を食いしばる。
⚔️「どうする!」
初めてだった。
四人が。
同じ敵に苦戦している。
その時。
キナコが口を開く。
🪄「ノア」
⚔️「ん?」
🪄「三秒」
⚔️「何がだ?」
🪄「止める」
何をするか分からない。
だが。
ノアは笑った。
⚔️「分かった!」
迷いはない。
🪓「俺も出る」
🏹「援護するよ!」
全員が動く。
**連携**
⚔️「おおおおお!!」
ノアが正面へ。
ガキィィィン!!
剣で受ける。
無茶だった。
それでも耐える。
⚔️「レオ!」
🪓「任せろ」
戦斧が振り下ろされる。
ドォォォン!!
魔物がわずかによろめく。
🏹「今!」
光の矢。
✨🏹
魔物の動きが止まる。
ほんの一瞬。
そして。
🪄「ありがとう」
キナコが杖を構える。
空気が震える。
雷が集まる。
⚡
⚡⚡
⚡⚡⚡
⚔️「うわ」
🏹「大きいね」
🪓「離れろ」
キナコが静かに呟く。
🪄「雷よ」
轟音。
そして。
⚡⚡⚡⚡⚡
天空から黄金の雷が落ちた。
ドォォォォォォォォン!!!
森全体が光に包まれる。
静寂。
魔物は倒れていた。
動かない。
完全に気絶している。
**戦闘終了**
⚔️「勝ったぁぁぁ!!」
ノアが飛び跳ねる。
🏹「結構危なかったね」
🪓「ああ」
初めてだった。
四人全員が。
ちゃんと一つの敵と戦ったのは。
⚔️「でもさ!」
⚔️「なんかよかったな!」
🏹「うん」
🪓「ようやく形になってきた」
キナコも少し考える。
そして。
🪄「みんな強いね」
三人が止まる。
⚔️「今褒めた!?」
🏹「褒めたね」
🪓「珍しいな」
🪄「事実だよ」
少しだけ。
本当に少しだけ。
キナコは笑っていた。
帰還
ギルド。
「おかえり」
⚔️「倒してきたぞ!」
「森の主を?」
⚔️「森の主?」
「昔からいた上位魔物よ」
全員が顔を見合わせる。
🏹「あれ有名だったんだ」
🪓「知らなかったな」
「普通はAランクパーティー案件なんだけど」
沈黙。
⚔️「勝ったから良し!」
「まぁ良し!」
その日。
王都では少しだけ話題になった。
若い四人組が。
森の主を討伐したらしい。
まだ誰も知らない。
このパーティーが。
これから数え切れない冒険を重ね、
伝説になっていくことを。
ただ一つ確かなのは。
この日初めて。
《明星の旅路》は、
本当の意味でパーティーらしくなったのだった。
いやぁ〜、いいですね。途中の「三秒」「何が」「止める」「わかった」っていう感じのくだりがあったじゃないですか。あそこお気に入りです・・・!!
ノアキナ、ユイキナが好きですね〜。