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鈴
チリンチリン。
軽い音が響いてるね。
おしゃれだね。
「〜♪」
機嫌が良さそうな女の子が
暗い暗い深夜に、歩いている。
リュックを見ると、猫型の鈴がついていた。
チリン、チリンと、可愛らしい音がなっている。
「|否杏《あんず》ちゃん、早く来ないかな〜!」
よく耳を澄ましてみれば、リュックの中からも同じ音が聞こえる。
少し重めの鈴だ。
「おーい!|幽香《ゆうか》ちゃ〜ん!」
「あ!否杏ちゃん!やっほー!」
「ごめんね!遅れちゃって。それで、...持ってきた?」
「もちのろん!」
「!✨️じゃ、見せて!」
あぁ、平和だな。
この日常に、この世界に入るための鍵が必要なのが残念だ。
だが、彼女たちは知る由もないだろう。
鈴は、道しるべとしても使われているんだって。
やたらと鳴らせちゃ、逝けないよ。