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水を。
すいかとめろん
あの日から#いけめん#は変わった。
「おはよう」
は当たり前。
『#くず?#!おはよう。』
「まじで暑いな。」
『うん。でも、練習できない方がやだわ。』
口角が上がるのが、自分でも分かる。
「俺も。」
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集合がかかると、必ずと言っていいほど隣同士だ。
どちらかがついていっているわけではない。
自然に2人、近づいていく。
心なしか、#いけめん#の顔も綻んでいる。
「俺楽しーわ。」
『ふぅん。』
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練習が始まる。
#いけめん#のボールについ反応してしまう。
「おしいっ!」
俺の声が響く。
#いけめん#は変わらない。
また#いけめん#の番が来ると、目が離せなくなる。
お手本のような振りから放たれたボールは、誰がどう見ても、美しかった。
周りから歓声が上がる。
やっぱり俺の相方はそうでなくちゃな。
俺は#いけめん#の顔を見て笑った。
#いけめん#はいつもと変わらない顔だった。
気づいているかとか、どうでも良かった。
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試合練習に入った。
「ごめん、お願い」
とか
『大丈夫』
とか
「がんばれ」
とかね。
その言葉たちが息をしている。
俺たちを結んでる。
素直に謝ることも、#いけめん#を励ますことも、悪くないと知った。
「#いけめん#、やってやろうぜ。」
次の相手が決まった時、俺はそう言った。
同時に、手を差し出した。
#いけめん#は静かに俺の手に重ねた。
初めて感じる#いけめん#の体温が、うちに秘めた情熱を感じさせた。
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『ありがとうございました!』
練習が終わると、いつも通り#いけめん#は真っ先に駐車場に向かう。
俺も時間差でコートを出る。
今日は少し早かったか。
#いけめん#が駐車場から自転車置き場が見えるところまで行くのに、少し時間がかかった。
カバンに入れたスポーツドリンクを飲もうとガサゴソしていると、いつもの声が聞こえた。
『ばいばい』
そこには手を振る#いけめん#の姿があった。
#いけめん#を真似て、
「ばいばい」
と、手を振り返す。
俺の生活の中で何より大切で、何より俺たちを強くする時間だった。
きっかけをくれたのは、いつだって#いけめん#だった。