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向けてみた、
すいかとめろん
また朝が来た。
もちろん練習日だ。
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めずらしく、#いけめん#よりも、はやく着いてしまった。
ぼーっと立っていると、見覚えのある車が見えた。
コートは自転車で来るには遠い。
#いけめん#が見えたそのときに、心が和らいでいくのを感じていた。
#いけめん#がこちらに向かってくる。
いつもとは違う顔つきだった。
足に根が張っている。
逃げる事はできなかった。
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俺の前に立った#いけめん#は、いつもと同じように余裕がある笑顔を作った。
『#くず?#、おはよう。』
「あぁ、おはよう。」
ただの挨拶だ。
初めての空気だった。
集合がかかった。
#いけめん#がさりげなく、俺の隣に並んだ。
いくつかのグループに分かれて行う練習だ。
#いけめん#は、俺と同じグループだった。
『アウト?』
#いけめん#が聞いてきた。
いつもはこんなことしないのに。
「入ってる!」
顔はいつもと変わってないのに。
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『ありがとうございました!』
練習が終わった。
#いけめん#はいつも、支度ができたらすぐに帰る。
他校の奴らと話していると、もうすでにいないんだ。
#いけめん#がコートから出ていった。
本能に従った。
他校の奴らを置いて、#いけめん#を追うようにコートを出た。
自転車に乗ると、丁度#いけめん#が駐車場からこちらを見ていた。
今日の#いけめん#からの愛情表現?は確かなものだ。
手を振ってみた。
「じゃあな。」
『ばいばい。』
いつもと同じ笑顔で言った。
どうせ明日も会うのに
なんて、この前の俺だったら考えてた。
今日の練習は久しぶりに、息が合っていた。
あの#いけめん#に大切にされてる。
そう思えるだけで、肩がすっと軽くなった気がした。
俺だって信頼されていいんだ、って
信頼してもいいんだ、って。