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両思う 3
すいかとめろん
俺のせいで負けたんだ。
#いけめん#に釣り合った前衛じゃない。
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#くず?#が大会の日から、ずっと浮かない顔をしている。
俺がどうにかできるものでもないけど。
『沈んでるな。あいつ。』
#くず?#の元ペアだった。
『俺、ずっとあいつと組んできたけど、あんな顔見たことねぇよ。』
『ずっとヘラヘラしてたのに…。』
『#いけめん#と組むってなってすげぇ張り切ってたんだよ。』
『あの日の試合も、感動したんだ。』
『ちょっとミスしたら落ち込むあいつ、なんかちゃんと向き合ってんだなって感じで』
『お前らのこと応援してるぞ。』
元ペアの目は赤くなっていた。
『やべぇ、こんなとこ見られたら馬鹿にされちまう。』
『じゃあな。』
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#いけめん#と元ペアが話している。
#いけめん#が、取られる?
それとも、俺のこと悪く言ってるとか?
そんなわけない。
いや、でも。
#いけめん#が俺のこと話してるの、見たことねぇぞ。
もしかしたら、俺と組むの…。
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#くず?#、愛されてたんだな。
同級生の、年頃の男を泣かせるなんて相当だぞ。
そういや、#くず?#って後衛だったっけ。
なのに、あんなに前衛できるのか。
すげぇな。
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柄にもないことを考えてしまった。
#いけめん#は誰がどう見てもいいやつだ。
大丈夫。
集合がかかった。
試合練習をするみたいだ。
コートに入る。
練習なのに、心臓がうるさい。
隣を見ると、いつも通りの#いけめん#がいた。
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力抜けー!#くず?#!
コーチが#くず?#に声をかける
それでも、顔は曇っている。
無茶なボールを決めようとする。
大会前の練習とは違った。
ポイント間のコミュニケーションもなくなっていた。
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『ごめん。#いけめん#。』
声を出せなかった。
顔を見ると、少し怯えているように見える。
大きく息を吸う。
「あのっ。もっと、俺を信じて欲しい。」
顔は見えない。
沈黙が続いた。
コーチがこちらに気づいた。
『お前たちは、自分のことしか考えてない。』
「いや、でも」
#くず?#が言う。
『実際にはそうでも、お互いに伝わってないと意味がないんだ。』
『相手が自分のことを、どう思っているか、考えているか知っているのか?』
やっぱり、#くず?#の顔は見えなかった。
『お前らならやれると思ってるぞ。』