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第十六話
前回の続きぃーですよぉ〜!
「あ、兵衛督殿。昨日ぶりですね。何用で?」
「宮様。御簾をお下げになってください。御姿が見えてしまいます」
「そうね、でも貴方はもう私の顔見てるでしょうに。今更じゃないかしら?それに私の顔くらい光る君が言いふらしてるんじゃなくて?」
「そ、それはそうですが…この辺りは人通りも多うございますので…」
久々に言い争ってるかも。大したものじゃないけど。
「…とりあえず用件は?」
「兄から文を預かっております。」
「私への恋文ってこと?それはいらないわ。」
「わかりました。あとで捨てておきます。では。」
あっ、早っ。もう帰っていっちゃったー。昨日もだったわね。そういえば。
「若狭〜」
「はい、宮様。」
「さっきまで昨日の兵衛督殿がいらしてたわ。もう帰ったけど。」
「そうですか。ありがとうございます。」
私は自分の御座所に戻った。
「宮様。恋文が届いております。」
「いらないって。捨てておきましょうよ。ねぇ、濃。」
「はい、宮さま。あっ、この方、私が最近狙ってる方なんです。」
「そうなの?じゃあ好きにしていいわよ。」
濃がこの…左衛門尉を狙っているとは知らなかったわ。前まで濃の姉の実里が狙ってたような気がするのだけど…一応実里に言っておこうかな。
「美濃!ちょっと!」
「はーい!何かご用ですか?」
濃より実里の方が明るいんだよなぁ…濃は濃で浮き名が多すぎるけれど…
「濃が左衛門尉を狙っているそうだけど、貴女はやめたの?」
「えっ!?そうなのですか?紅里は左衛門尉様を狙ってるのですか。私はもう諦めました。」
よかった。男をめぐって争ったりしたら嫌だからね、私は。
「じゃあ、紅里を応援してあげなさいね。」
「はーいっっ!」
うん、やっぱり人の恋愛事情は興味ないわ〜。でもまあ、話はする。よし、お姉さまに会いに行こう。
「お姉さま!おはようございます」
「ご、五の宮…おはよう」
お姉さまは身支度をしている最中だった。まあ、気にすることないけど。
「光る君はもうお帰りに?」
「え、ええ…」
光る君のことになるとはっきり答えれないのよね。お姉さまは。何故だろう。
「五の宮。貴女は結婚しないのですか?」
「お母様!もちろん私は結婚するつもりはありませんが?」
お母様は苦笑いする。
「そうですか…先ほど聞いた噂だと貴女と兵衛督様が恋仲だと…」
「ありえません!なんでそういうことになってるのですか?」
「御簾を隔てず話していたと。」
「それは確かにそうなのですけど、恋仲ではないですからね。」
「そうでしたか。」
はぁ…そんな程度で恋仲扱いされるのか。めんどくさいなぁ。
読んでくれてありがとー!
リア友はちょっと思うことあるかもね⭐︎あ、実里と紅里は美濃の国出身だよー!適当に考えて浮かんだから。で、美濃をモチーフにした名前のはずが脱線しまくってこうなった。あ、兵衛督くんと恋仲になるかもって恋愛小説よく読む人は思うかもだけど、今のところその予定はありません。