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7話「砂の塔」
「っし!それじゃ、アグリア砂丘へ!しゅっぱーつ!」
少し時間が経つと、ベアトリスが顔を出して
「そろそろ砂時間かしら」
「もうそんな時間か。みんな砂時間の対策はしただろ?竜車を止めるぞ」
そんなことを繰り返していくうちに、数日が経つ。
「ナツキくんももう気づいてるやろ?うちら移動してるのに、あそこに全然近づいてへん」
「…ループしてるってことか?」
「どこかに時空の歪みがあるってことやね」
また、砂時間が来た。
その砂時間の中、空を飛んでいたのは、鳥。
白い鳥だった。
「スバル!鳥って…」
「ああ!ラム!あの鳥と視界を繋げれるか?」
「わかったわ!」
鳥は砂時間の途中も飛び続けていた。
「…鳥に続け!砂時間がどうとか関係ねぇ!」
そして、追いかけていくうちに開けた場所へたどり着く。
「なんだここは…?1面花畑…花って…!」
地面から花魁熊が出てくる!
「メィリィ!」
「わかったわ!お兄さん!」
するとメィリィは人差し指を向けて
「__ちっちっちっちっちっちっちっちっちっちっちっちっちっちっちっちっちぃー」
花魁熊がその場を退くが…
ヨーゼフが花魁熊を威嚇した。
「っまず!?あー!走れー!!!!」
「上の2人!振り落とされないように!」
ラムたちが乗ってる竜車が方向を急に転換する。
いろんな人たちが花魁熊を倒していって__
「よし!このまま塔に突っ込めば!」
すると不思議なことに塔が光って
「なん__」
それがスバルの頭に直撃して。
時間が戻る。
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「っはぁ!?兄弟…お前、こんな苦しい思いしてたのかよ…」
「今更驚くことでもねぇだろ」
今、スバルたちがいるのはプレアデス監視塔の3層『タイゲダ』
プレイアデス大図書館であった。
時は数日前にさかのぼる__
---
「え?これ俺が説明しなきゃいけないのかよ…兄弟」
「他の人たちがちゃんと覚えてくれてるからな。お前の事は。信頼できるから、お前から話したほうが絶対にいい」
アルは少しめんどくさそうに、みんなの前に立って。
「あー。なんだ。こいつの名前はナツキ・スバル。簡単に言えば、名前が失われたって話だ。で、その名前を取り返すために、俺たちは今からプレアデス監視塔へと向かう」
アルが説明すると、エミリアたちは
「いまだに実感はわかないけど…」
「ここで嘘をつく必要もないのよ」
「わかりました。その話信じます」
オットーがそうしゃべるとベアトリスは少し不満そうに
「それに…ベティーこいつにつながりを感じるかしら…前のベティーたちと関わっていたのは一目瞭然ってやつかしら」
「ベア子…」
「その不快な呼び方は何なのかしら…!」
2人の話を遮るようにアルがこうしゃべる
「出発は明日だ。各自準備しておけよ?」
そして、次の日。
「よし。そんじゃ行くとしますか!アウグリア砂丘!」
少し進んでプレアデス監視塔への道に入る。
「みんな忘れてなきゃいいけど、砂時間中も直行するからなー!」
そうスバルが叫ぶと
「…砂時間のことを知ってるって事は…本当に前まで私たちの仲間だったのね…」
エミリアが少し悲しそうに言葉をつなげる。
「あー。今はそういうしんみりした空気はいいってエミリアたん!」
「『たん』?それってなんだかすごーく変な感じがする愛称だわね…」
そして砂時間がやってきても、容赦なくスバルたちは進み続ける。
「花魁熊には要注意だぞ!」
「うん!わかったわ!」
そうやってリードしてスバルに対して、自然と仲間たちは信頼を置くようになってきた。
そして、ある程度塔に近づいた頃__
閃光が走る。
「シャウ__」
時間が戻る。
「うん!わかったわ!」
死んだのか?間違いない…あの塔が光って…
もしかして…
『ヘルズ・スナイプ』?
あの時と同じ回避ルートで行くしかないのか…
「みんな!塔が光ったのを見たことあるやつはいるか!?」
「…見てないけど…その光は何なの?」
「あれだ!覚えてるか?俺を狙った光」
覚えてるはずがない。
なぜなら__
「そんな光なんて…なかったよ?」
彼女たちの記憶からナツキ・スバルは既に消えているのだから。
「は?」
また塔が光って
「まず__」
時間が戻る。
「うん!わかったわ!」
「嘘だろ…」
8話次回予告
「さて!ついに砂の塔へと向かった俺たち!そこで待ち受けていたのは、かつてのあの監視塔の星番、シャウラが使っていたオリジナル魔法ヘルズ・スナイプ!スバルたちは、次回この能力をどのように攻略していくのか!次回8話「違うはずなんだ」お楽しみに!」
「… 1人で長々と急に喋り始めて一体どうしちゃったのよ…」
「こういうのは手短く終わらせたほうがいいって上の人が言ってたぜ」
「上の人って…普通に作者って言えばいいと思うのよ…スバルは本当に回りくどい言い方が好きかしら…」
「別に俺がどんな言い方したっていいだろ?俺とお前の仲だし。な?ベア子」
「うるさいのよ!!」