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8話「違うはずなんだ」
「嘘だろ…」
スバルは決めた。
いきなりEMTを展開する!さっきの茶番を全部撤回する!
また、声を張り上げて光のことを伝える。
「ベア子!」
「その呼び方やめろって何回言ったと思ってるのよ!」
「わかってるって!EMT」
「かしら!」
スバルたちの周辺に紫色の円が展開される。
絶対無効化魔法・EMT。
このフィールド内では、どんな魔法も…
「来たぞ!」
光の針は、フィールドに入ると、急に速度を落として、ただの針へととなる
それでもやっぱり__
時空の歪みは、ほつれる。
「やっぱりこれは絶対条件か…!でも攻略法がわかってんだ!速攻で終わらせる!」
地面に揺れは、次第に激しくなっていき__
スバルたちは地下へと落ちる。
「っはぁ…やっぱりこれは必須イベントか…さて、今回のメンバーは?」
スバルが後ろを見ると、そのスバルを心配そうに見つめているエミリア。そしてベアトリスだった。
「当たりだな」
「何が当たりなのか説明してほしいのよ」
スバルはそんなベアトリスを軽くあしらう。
「このまま進もう。いずれ別れ道が来るはずだ」
少し進むと右か左かの選択肢が出てきた。
「よし、左に進もう」
瘴気が漂っている方向は__
スバルの記憶が正しければ右だ。
「っはぁ…はぁ…なんだ…?これ…動きにくすぎるだろ…」
この感覚…
どこかで…
まさか…
「予定変更だ!引き返すぞ!」
「引き返す?今更すぎるのよ」
そう言われて、スバルは少し言い淀んでしまう
「あぁ…瘴気だ!瘴気を感じる!」
「……ミーニャ」
それはスバルへ当たって。
急所を避けるように。
逃げ道を塞ぐように。
なん…だ…?足に…
違和感が……ッ!!!!
「…インヴィジブル・プロビデンス…」
ベアトリスの小さな体が吹き飛ばされる。
「ちょっと!二人とも今ここで喧嘩しても__」
スバル冷徹に言い放つ。
「コル・レオニス」
足の怪我は…
エミリアへと…
肩代わりされた。
「んがぁ!?」
「ス…スバル…やっぱりお前は…信用…できないのよ…一体…なんの…つもり…かしら…」
スバルは何か思いついたように喋る
「なぁベア子。少し我慢してくれよ?」
「何を__」
「コル・ヒドラエ v2」
そう喋るとベアトリスは眠った。
「エミリア」
「な…なに?」
スバルは立ち上がって
「コル・ヒドラエ v2」
「え?」
エミリアも眠った。
「よし。先に進もう」
先に進んで数分が経った頃。
後ろから聞き覚えのある声が響き渡る。
「ミーニャ」
「アイスブランド・アーツ」
それは、スバルを正確に狙っていて。
「ここで攻撃しちゃってもいいの。だってあなたは死に戻れるんだから。ね?スバル」
「本当にベティーたちの知り合いだったとは思わなかったのよ。死に戻りを持つ英雄?」
「…もしかして…」
俺があの時見せた死者の記憶が…
俺の記憶…?
これは…うん。名前を取り戻すのに使えそうだ…
ここは潔く死を__
「俺が悪かった。降参だ。煮るなり焼くなり好きにしてくれ。できれば殺して欲しい」
「?」
「?」
2人とも不思議そうな表情を浮かべて
「殺したら意味ないでしょ?」
「どうせ殺してもすぐ戻っちゃうのよ」
やばい…知らない展開だ…
もしかして…
殺される寸前で…
止められる…?
「ミーニャ。出力30%」
その頭に当たって、血が出る。
「あぁ!?いた……っ!やめ……っ…」
「かわいそうだね。スバル。死にたいのに死ねないなんて。でも大丈夫。もっと苦しくなるから」
「エル・ヒューマ」
氷も。
スバルへ直撃して。
__痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。痛い。
「やめ……」
死なせてくれ。殺してくれ。俺を救ってくれ。頼むから。俺を殺してくれ__
「シャマク」
何も見えない。何も感じない。いやだ。やめろ。それ以上俺を苦しめるな。俺は…
「そろそろ殺そうかな?ベアトリス?」
「そうね。そろそろ殺していいと思うよ」
「ミーニャ。出力100%」
「アイスブランド・アーツ」
どっちもスバルの頭に直撃して__
時間が戻る。
「何が当たりなのか説明してほしいのよ」
「あ?」
スバルはベアトリストとエミリアを見て。
「あ?あぁ…あああああああああ!?!?!?」
「…急にどうしたのかしら…」
違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う__
そうじゃない!そんなつもりじゃないんだ!俺は!!!!
違うはずなんだ……!!!!
9話次回予告
「次回予告が俺にとっての癒しの空間となってきたぜ!」
「そうッスか?お師様の癒しとなる存在になれて、何よりッス!」
「お、おう」
「てことで、次回!9話!「忘れ去られたら何もない」!お楽しみにするッスよ〜!」
「前も似たようなこと言ってなかったか?デジャブを感じるのは俺だけ?」
「そうッス!一回言ったッス!デジャブはあーしも感じてるッス!」
「デジャブの意味をどこで教わったんだよ…」
「お師様ッス!」
「俺英語なんて教えた覚えないけどな!?」
「あとあと〜『あいうえお。かきくけこ。さしすせそ。なにぬねの。はひふへほ。まみむめも。やゆよ。らりるれろ。わをん』っていうのもお師様に教わったッス!」
「俺日本語なんて教えた覚えないけどな!?そして俺の言ったセリフにすごい既視感!!」
「デジャブッスね!じゃああーしが前回の次回予告のデジャブを__」
「やめろぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」