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「最期の彼からナースコール。」
こんにちは!藍葉塁です!今回は「余命」をテーマに書いてみました!もうネタが無さすぎて、、、☆もしこういうの書いて欲しいとかあったら教えてください!今回も楽しく読んでくれると嬉しいです☺️
このナースステーションでは、いつもナースコールが鳴り響いている。
そのおかげで私たち医者と看護師は大忙し。
私は、ある一人の患者を担当するプライマリーナーシング。
今日も、病室を声をかけながら入るとそこには彼がいた。
「あ、今日も来た〜。いらっしゃい」
「あなたの家じゃないんだから笑朝ご飯、ここに置いておくね。」
「うん。ありがとー。」
この少年は翠というそうで、重病を患ってここに来ただとか。
でも、本人は気楽そうな顔をしている。
聞き出そうと思った、、、死ぬのは怖くないのかと。
地雷を踏みそうな気もしたからやめたのだけれど。
彼の病室にはよく人が来る。
楽しそうに喋っている彼をみていると、あと2ヶ月で死ぬなんて嘘のようだった。
2ヶ月なんて、やりたいことをやるには、短すぎる。
少年は、そうは思わないのだろうか。
たまに誰も来ない時があった。
その時は、窓を開けて風を感じながら何かをずっと眺めていた。
何を眺めていたのかは、わからなかった。
木なのか、子供なのか、鳥なのか、、、。
わからないところがとにかく多い彼とはご飯を持って行く時以外喋らない。
だから誕生日も、好きな食べ物も、好きな女の子も、何にも知らない。
そこから1ヶ月経ったある日、少年が死ぬまであと半分をきった日だった。
いつも通りお昼ご飯を持ってくると、なぜか今日は珍しく
「オネーサン、ちょっと話し相手なってくんない?」
と謎のお誘いを受けた。なんで私なのかもわからないし、なんで今日なのかもわからない。
けれど、なぜか聞かなきゃいけないような気がした。
「何?どうしたの?」
「、、、オネーサンってさ。毎日たのしー?」
「うーん。楽しいってことばかりではないけれど、まあ楽しいよ。」
「僕はね〜、、、毎日に飽きたんだ。」
「、、、え?」
「だってさ?毎日同じことしかしない。食べて寝て食べて寝ての繰り返し。どうせ死ぬんだったらご飯なんて食べたくないと思うし、どうせ死ぬんだったら外行って、寝ないでずっと思いっきりはしゃぎたい。」
「でも、治る可能性がある。」
「でもそれもほんの数%でしょ?自分でわかってて僕は言ってるの。、、、ねえオネーサン。」
「何?」
「連れて行って欲しいところがあるんだけど、、、。」
そう言って次の日、来たのは公園だった。
「うわー!懐かしーね。ブランコのろーっと。」
キーキーと金属が擦れ合う音を聞きながら私はベンチに座り、少年をただみていた。
本当に、何回も思うけれどあと少しで死んでしまうなんて嘘のようだった。
精一杯遊んで帰ったあとはスヤスヤと眠っていた。
「、、、これで満足できたのかなぁ、、、。」
私はボソリと口にしながら仕事を続けた。
そこからさらに1ヶ月後、、、。
今日はほぼ喋ってなかった。
ご飯もほぼ食べなかった。
窓の景色ばかり眺めていた。
今日が少年の命日だと現実を突きつけられているような、そんな気がした。
そして深夜。
静かなナースステーションに1通。弱々しいナースコールが響いた。
それが、少年からの死を知らせる最後のナースコールだった。
私はその二週間後、墓参りに行ってきた。
そして願う。
「どうか来世では、懸命に生きてね。」と。
はい!ということで!恋愛ものではございませんが患者と看護師のお話でした!結局聞き出せないことが山ほどあった彼女の気持ちはどうだったんでしょうね。次回も楽しく読んでくれると嬉しいです☺️それでは!