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もう一度家族と呼んで 10巻
黒鳥
ーピンポーンー
インターホンがなった。私は玄関に行った。
「お届け物です。佐々木りささん。」
りさちゃんのものなのね。
「りさちゃん、荷物届いたよ」
りさちゃんは喜んで玄関に行った。そして私はリビングに戻るとりさちゃんは大きな花束を持っていた。 神楽家の長男のさくお兄ちゃんが
「その花束どうした?」
「今届いたんです。」
りさちゃんが答えた。
「誰からですか?」
そうれいお兄ちゃんが聞いたら、りさちゃんが語り始めた。
「この花は…私のお父さんとお母さんからです。」
私のお父さんとお母さんは私が5歳の時に離婚した。
ある日お父さんとお母さんが夜2人で話しているのを聞いたので私はお父さんとお母さんが離婚することを知った。理由はお父さんが病気で余命が一年というところでした。お母さんにその話をしたら自分が死んだ後にお母さんを支えてくれる人を作るには自分が離婚し、お母さんが他の人と結婚できるようにしておかなくてはと離婚しました。
ですが私は2人を離れ離れにしたくないので「また3人でどこかに出かけたいな」「記念写真撮ろうよ!」などと色々お願いをして3人でいる時間が1秒でも長くなればいいと思った。一つのお願いをするとお父さんとお母さんは一度顔を見合わせてから「いいよ」といったきりでした。
そして一週間経ちました。その夜お母さんが「りさにいつ話すの?」とお父さんに聞くとお父さんが「明日ちゃんと話す」そういった時2人はすごく苦しそうな声で話していました。私はその空気に耐えきれなく廊下で隠れて聞いていたけどリビングに入り2人に言いました。「知ってるよ、理由も。」と、2人の前に出ていった。
だけどお父さんとお母さんは離婚届を出したけれどもよくお互いの家へいってお泊まりもしたりしてた。
お母さんのお腹が日に日に大きくなっていた。お母さんが私に「りさ、あなたに弟がいるの。」そう告げられた。お母さんは陣痛がきてお父さんと家でお母さんの入院の準備をしていた。そしてその家から出る時お父さんが「りさ、お母さんのことよろしくな。元気でな。弟を大切にしてな。約束だぞ。」といって2人で家を出た。そして私をお母さんの病室に置いてった。お父さんはでてく時に「お母さん、頑張ってな。りさ、さっきのお約束は忘れるな。また会いに来るよ。お母さんによろしくな。」と私の頭を撫でて出ていった。そうしてお父さんが病室を出るとバタンと大きな音がなった。廊下が騒がしかった。私は様子を見に行こうとするが看護師さんに止められた。そのとき何が起きたかは分かっていた気がしたけどそんなふうにはなってほしくなかったから知らないフリをした。その音と同時に赤ちゃんがちょうど産まれた。赤ちゃんは元気だったけどそれと同時にお父さんが死んでしまったことをお母さんから教えてもらった。「お母さん、お父さんがねお母さんによろしくっていってたよ。」というとお母さんはポロポロ涙を流していた。私も苦しかった。私も涙目になりながらお母さんに語った。「お父さんとねお約束したの。りさがこれからお母さんおことをよろしくって言われたの。元気でなって言われたの…それで…それで…」話しているうちに目に溜まっていた涙が転がった。「それでね…弟を大切にしてって言われたの…お母さんにね頑張ってっていったんだよ…!このお約束は忘れないでっていったの。最後にねいった言葉がね、お母さんによろしくなっていったの…」お父さんは弟と立場を入れ替えたかのように亡くなった。お父さんが毎年誕生日に花束を届けてくれた。お花屋さんにこの歳のこの日にちに花束を届けてくださいってお願いしたらしい。お母さんが私を孤児院に置いていく時に教えてくれた。私が孤児院に置いていかれたのはちょうど3年前。弟の誕生日はお父さんの亡くなった日だった。お母さんの陣痛が来る前の日にちょうど家族写真を撮ったそれが最後の写真だった。
そういってりさちゃんが語り終わった。
私はそんな感じに家族に祝ってもらったことはない。
りさちゃんの花は見せびらかのように堂々と咲いていた。亡くなっちゃった方からの贈り物。いいなぁ〜
書いている最中で涙が出てきました。