閲覧設定
名前変換設定
この小説には名前変換が設定されています。以下の単語を変換することができます。空白の場合は変換されません。入力した単語はブラウザに保存され次回から選択できるようになります
1 /
目次
letter 第一話
エドおじさんへ
無事日本へ到着することができました。
そちらは大丈夫でしょうか?僕はこれからの生活が心配でたまりません。
明日は初めて学校のみんなと授業を受ける日です。
新しい学校は小さな学校で、生徒全員あわせても20人もいないのです。
その上クラスは歳で分かれているので、僕らのクラスは6人しかいません。
エドおじさん、僕はいつになったら帰れるのでしょうか。
いつになったら僕の故郷は平和になりますか。
---
「今日は転校生が来ています。さ、入って」
「ハ、ハートランドから、来ました、レイニー・ギャラガー、です」
レイニー黒板の前に立つと、慣れない日本語で自己紹介をした。
「今日からここがあなたの席です。じゃあ、挨拶して授業を始めましょう」
担任の相田先生が授業を始める。最初は数学らしい。
「ねえねえ」
隣の席の女子生徒がレイニーに話しかける。
「頭のやつ、後で触っていい?」
レイニーの頭には毛に覆われた犬の耳がついている。
ハートランドの地方ではそのような種族が独自の文化を築いている。しかし、差別の種となっているのも事実である。
それを触りたいなんていう人間はいなかった。レイニーはそれに困惑した。
「え?」
「なんか、かわいいからっ」