公開中
2話「商業国家カララギ」
「で、ユリウス。そっちにも協力仰ぎたいんやけど__」
「鉄の牙はこっちの陣営の仰せのままに動くと」
「うん、わかったわ。ありがとな。ユリウス」
「いえ、これぐらい当然の事です」
---
ロズワール邸にて
「さーて!カララギ行きメンバーを決める!」
「まず確定が俺とセッシー。そしてアル」
「兄弟!なん__」
「あー、あー説明は後だ」
話を遮るスバルに対してアルは「そりゃねえよ、兄弟」と不満を口にするがスバルには届かなかった。
「次にベア子。カララギでは戦う、俺が前線に出る。だからお前が必要だ」
「ふん、ベティーが必要なのはいつものことなのよ」
「次にエミリアたん、俺の癒しだ」
「私、それだけ?」
「次にレム。同じ境遇のセッシーを分かるものとしてついていかせる」
「あなたにとやかく言われる筋合いはないです」
「最後にオットー、ガーフィール。オットーはこれから行くのが商業国家だから商人として必要。ガーフィールはvs.暴食の最強の盾だ」
「初めて必要とされたかもしれません…」
「よっしゃ!俺様にまかせッとけ!大将!」
「で、そっちの陣営は?」
「アナスタシア様一の騎士、ユリウス・ユークリウス」
「うげ…」
「鉄の牙団長リカード・ウェルキンや!」
「鉄の牙副団長!ミミ・パールバトン!よろしく!」
「ボクはへータロー・パールバトンだよ」
「ティビー・パールバトンです」
「他にも鉄の牙のみんながついてるで」
「…頼もしい!」
---
移動中
「さて、移動中暇ですし王選について少し…」
「うん。わかったわ」
「まず、今の現状は我が陣営が圧倒的有利です。騎士であるナツキさんは皇帝閣下。なのでその主であるエミリア様はそれより上の立場に繰り上がります。そのため、王という意味では我が陣営が圧倒的有利かと」
「うん」
「プリシラ陣営ですが…変わりはありません。しかし、カララギにアルさんのみ連れて行くということであっちの騎士が__」
「心配いらないぜ。兄ちゃん」
「アルさんがいうなら。アナスタシア陣営は監視塔での戦いでアナスタシアさんが記憶を失いましたが、最近は商人としての勘も磨いてきてます。なので厄介目ですね」
「お嬢は強いから!」
「フェルト陣営は騎士にラインハルトさんがいるという大きなアドバンテージで上の方に立っています。貧民街は完全にここの陣営を支持するムーブですね。なので盤上から転がり落ちた陣営はいません」
「うん。分かったわ」
「まぁ僕たちはこうやってえっちらおっちらと旅を進めていくんですよ」
「今の言い方、スバルみたい」
「えぇ〜やだなぁ〜」
手綱の方から声が聞こえてくる
「何が嫌だって〜?」
「なななナツキさん!?いや〜なんでもないですよ〜?ねーエミリア様?」
「なんかあるだろ〜!」
「わわわ、あ、見てください!プリステラですよ!」
「__あ。復興も進んでんだな。よーし、少しプリステラに寄るぞ!国境沿いなんだっけ?カララギの」
「うん、そのはずや」
---
プリステラにて
「よー!お前ら元気してたか?」
「あ…スバル様!」
「え?」
「あなたのあの演説で__」
「ストップです!ナツキさんは今は皇帝です。容易に触れることは__」
「大丈夫だオットー。ここの奴らは俺を信用してる。みんな、あの戦いからどうなった?」
この空気に取り残されるのはプリステラでの戦い以降に生まれた子供だけだった
「あ、ゴージャスタイガー!」
「ん?おお!フレドじゃねえか!」
「また来てくれたのですね、ガーフ」
「…おうよ!もう泣いたりはしねえけどよ!」
「あれだけ情けない姿を披露しといてよくも__」
「こら、ラフィール。この街の恩人にそんなこと言ってはいけません」
リアラがラフィールの耳を引っ張る。
「__ってて!」
その光景を、スバルは微笑みながら見届ける
「よし、全員集合したことだしカララギへの旅路に戻ろう。短い間だったけどありがとな」
---
少し移動すると、カララギの町並みが見えてきた
「兄弟、これって…」
「あぁ…完全に日本じゃねえかぁぁぁぁ!!!!」
街並みは、木造建築を主とした瓦の家や神社のような鳥居まで立っている、完全に日本の街並みだった。
「さすが商業国家。人の数が尋常じゃねぇ。全部商人って考えると恐ろしいぜ」
帝国の尋常じゃないなと思いながら進み続ける。
そしてつく。
「…日本だな」
「兄弟、腹減らねぇか?」
実際お腹は減っていないのだが…ただこの2人は__
「別に…ん?あぁ…今腹減った」
日本食が食べたいだけである
「あそこの店とかどうよ?」
「ラーメン?よし、決まりだ」
目の前に出されたのは日本で食べ慣れていた麺にスープ。そして箸。ナルトや、もやし、チャーシューなどの食材。
味噌ラーメンだ。
「うまそ…」
2人のゴクリと唾を飲む音が聞こえる
「いただきます」
ズルルルル!
「__うまっ!!」
麺を啜った瞬間に現れるのはスープで温められた麺の熱さ。そしてそのスープが麺に絡んで、口の中にも入る。そしてそれでわかるスープの濃厚さ。全てが日本で食べたものと同じ一級品だった。
「ホーシン、最高かよっ!」
「兄弟!塩ラーメンもうまいぜ!」
麺を全部啜り終わってスープと具材を一気に飲むその瞬間、具材に染み渡った塩気が優しく口を包み込む。さらにスープの塩気で自分を満足させてくれる。これも日本で食べたものと同じだ一級品だった。
3話次回予告
「さて、今回も全年齢対象だけど…」
「妾が今日は全年齢対象じゃ。と思ったから、全年齢対象なのじゃ」
「今日の相手は姫さんか」
「何か不満か?アル」
「いや、今回カララギについて来れなくてかわいそうだなって」
「妾がついて行きたくないと思ったから、今回ついてきていないのだ」
「そういうことにしといてやるよ。姫さん」
「アル、雑談はいいから、早くタイトルコールをするがよい」
「あいよ、次回3話「暴食対策会議」お楽しみに」