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第7話 「神の母親できました」
私は二日目の学校から帰ってきた。
神社に入り、自室の扉を開ける。
すると、草薙が真剣な顔で私を待っていた。
どうしたのかと聞くと、草薙が、
「いいか真芽。私は結婚することにした。」
と言い出した。
神同士で結婚するのかな?
そう考えていると、草薙が結婚の真相を語ってくれた。
理由は二つあり、一つ目は純粋に相手の神様に惹かれたこと。
二つ目は、私のことを考えて、血は繋がっていなくとも母親を用意したほうが良いのではと思ったから。
らしい。
私はそれを聞いて少し嬉しくなった。
だが、相手の神様はどんな人なんだろうと気になってきた。
どうやら、1時間後に顔合わせらしい。
私は急いで制服から私服へ着替え、身なりも綺麗にした。
私はただの人間だが、神の養女。
しかもこの辺りで有名な神の。
だから、せめて格好くらいはちゃんとしておかないとダメだと思った。
草薙は、『別にどんな格好でもいい』と言っていた。
だが私としては、なるべく綺麗な格好で草薙の結婚相手の方と会いたかったのだ。
……神って結婚式とか挙げたりするのかな…?
でも、神は籍を入れる必要ないだろうし楽だよね。
そしてあっという間に時間になった。
私と草薙は、少しの間だけ神社をお休みにして、隣町の神社へ訪れた。
そこには、ものすごく綺麗で優しそうな女性の神様がいた。
彼女はどうやら、この町の綺麗な水を保ち、生命を見守る神様だそうだ。
草薙の役目である、植物の成長を見守ること。
それと、この神様の生命を見守ることは確かに共通点があり、もしかしたら、あの水不足で食物が育たなくなってしまった時も協力したのだろうか。
……あれ、水不足……。
当時、この方に何かあったのだろうか。
といろいろな考えを張り巡らせていると、その神様が、
「初にお目にかかります、私は水歌命(スイカノミコト)と申します。これからは気軽に『水歌』とでもお呼びください。」
と丁寧にお辞儀をしていった。
また家族が1人増えたなぁ……。
それに、家族が全員神様の人って、私以外いないんじゃないかな……。