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はち
回想
本当に突然だった 。
知らない人が 、 無差別とかで放火したんだよ 、 家に 。
そのときは夜で 、 火以外は真っ暗だった 。
俺と翔太と康二とラウールが家にいて 、 親が「早く逃げろ」って叫んでた 。
俺が一番そういう時まとめる?性格だったから 、 遊んでた翔太と康二とラウールに早くって大声で叫んだ 。
なかなか来なかったから 、 二人のところに戻ったら 、 康二が火事で割れた窓ガラスで怪我してて 。
翔太はずっと泣き叫んでた 。
ラウールはおろおろして 、 顔が真っ青だった 。
すごく痛そうで 、 俺はどうしたらいいかわかんなかった 。
なにしろ7歳くらいだしね 。
とりあえず俺は翔太の手をつないで 、 康二を連れてこうとした 。
でももう火がどんどん迫ってきてた 。
俺はどうしたらいいんだろうって悩んでたら 、 康二が叫んだ 。
康二「 はよ行け! 」
「 なんで!? 康二を置いてくわけないじゃん! 」
俺は理解できなくて叫び返した 。
康二「 俺よりしょっぴーの方が小さいやろ! 」
康二「 逃げて大人呼んできたらええねん! 」
「 んなことできるわけないでしょ! 」
ラウ「 そうだよ! 」
康二「 早よ行け! 」
「 いやだ! 」
行け 、 やだ 、 って繰り返してた 。
そしたら 、 康二はいきなり立ち上がって俺とラウールのことを突然突き飛ばした 。
ラウールはバランスを取ったけど 、 俺はしりもちをついた 。
そしたら 、 さっきまで俺がいたところに建物の柱?が倒れてきて 、 康二のところに行けなくなった 。
柱が落ちてくる時に 、 足が痛かったからか康二が顔をしかめたのが見えた 。
康二「 もうこれで 、 っこっち来れへんなぁ 、 舘 、 ラウ 」
「 何言って 、 !! 」
ラウ「 … っ 、 」
康二「 早よ行け!! 」
康二「 ふっかさんとか照にぃ呼んで来ぃ!! 」
思えば 、 その時の康二は俺よりしっかりしてた 。
もう火は本当にすぐ近くまで迫ってきてて 、 翔太は泣いてた 。
「 … すぐ呼ぶから! 」
康二「 当たり前やろ! 」
声がちゃんと届くように 、 大声で叫んだ 。
そして 、 俺は泣いている翔太を抱っこして 、 走り出した 。
ラウールはすぐついてきてくれた 。
でも 、 ラウールは転んで 、 腕を火傷した 。
その時はもう俺もラウールも泣いてて 、 どうにか燃えている家を脱出できた 。
すぐに親が駆け寄ってきた 。
『 康二は!? 』
ラウ「 怪我して歩けなくて 、 ! 」
「 ひかるっ 、 ふっか 、 どうしよう 、 康二が … ! 」
深澤「 中にいんの!? 」
岩本「 ふっか行くぞ! 」
そして 、 照とふっかは康二を助けられたらしい 。
でも 、 会うことはできなかった 。
俺は 、 なぜか悪者になってたんだよね 。
親によると 、 『 康二を置いていって自分だけ逃げるなんて 』 『 ラウールにも火傷を負わせたのに自分は無傷で逃げた 』 『 翔太くんたちの親も死んだのに無傷 』 って感じらしい 。
おかしいよね 。
俺は 、 康二のことを置いて行きたくなかったの 。
翔太にとって大事な『本物のお兄ちゃん』だし 、 俺にとっては大事な友達 … いや 、 『親友』だった 。
ラウールは 、 一緒に遊びに来てた今でも仲良くしてる親友だし 。
ラウールに火傷負わせたのも 、 康二を置いてっちゃったのも 、 苦しかった 。
今でも見るんだ 、 あの夢 。
それで 、 親とか康二 、 翔太にまでお前が怪我すればよかった 、 死ねばよかったって言うんだよ 。
康二は 、 俺が親に責められてる間に気づいたらいなくなってた 。
そのあとしばらくして 、 康二がどこかに引っ越したことを知った 。
そのあと 、 翔太を一人にするのはよくないってことで 、 俺が渡辺家に《《入る》》ことになった 。
翔太は事件のショックで事件のことは何も覚えてないし 、 結局俺は色んな人にいじめられて 、 今の学校に転校までしたの 。
それで今に至る 、 って感じかな 。
〜〜〜〜
「 … これでおしまい 」
翔太「 ちょっと待てよ 」
翔太「 色々わかんねえよ 」
翔太「 康二?って人が怪我したとか 、 そういうのはわかる 」
「 … じゃあ終わりだよ 、 翔太 」
「 ただ俺が悪者になったの 」
「 それ以上何が … 」
翔太「 うっせえよ!! 」
いきなり翔太は怒鳴った 。
翔太「 … 康二さんが俺の 、 兄ってどういうことだよ 」
翔太「 涼太は親友ってどういうことだよ 」
翔太「 涼太は俺の兄だろ? 」
「 … ふっか 、 」
深澤「 いいんだよ 、 涼太 」
深澤「 言って大丈夫 」
「 … 」
「 … 俺は 、 翔太のお兄ちゃんじゃない 」
「 俺と翔太は 、 血が繋がってない 」
翔太「 … は 、 ? 」
「 … 俺は 、 翔太のお母さんと不倫相手の間に生まれた子供なの 」
「 康二は翔太のお兄ちゃん 」
「 … 俺は汚いから 、 あそこで死ねばよかったって翔太の親が言ってたよ 」
翔太「 … 涼太は 、 俺の兄じゃねえの 、 ? 」
「 … うん 、 俺は義兄だよ 」
翔太「 … なんで 」
「 え? 」
翔太「 なんで涼太が悪いんだよ! 」
翔太はそう叫んで 、 俺のほっぺを叩いた 。
俺はびっくりして 、 床に尻餅をついた 。
「 … しょ 、 ぅた … ? 」
翔太「 お前が悪いわけないだろ! 」
翔太「 誰がなんと言おうと涼太は俺のお兄ちゃんだろ! 」
「 … 翔太 、 」
翔太「 … ごめん 」
深澤「 ほら仲直り!! 」
岩本「 涼太 、 翔太は怒んないって言ったでしょ 笑 」
「 … うん 」(ポロッ