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花火の形3
初流
夕方、君はまた家に戻ってきた。 家に着いた後すぐ、君は「周りを散歩してきます」と言い残し、飛び出していった。ざっと4時間くらい散歩をしていたのだろう。
その間、僕は自分の部屋に篭ってゲームをしていた。
君が家に戻ってきたのとほぼ同じタイミングで、母さんが帰ってきた。 母さんは君を見た途端、走り寄って「大きくなったね! この間までこんな小さかったのに」とおばさんみたいなことを言い出した。僕はもう呆れるしかない。
「母さん、そんなことより早く晩飯にしよーぜ」 「あ、そうだったね。晩飯にしようか」
しばらくして晩飯ができ、机に全員が揃う。 「「いただきます」」
久々に三人で机を囲む。お父さんは仕事が忙しく泊まり込みが多いから、三人で飯を食べることはあまりない。
「どうよ、志喜ちゃんと仲良くなった?」 母さんが聞いてくる。 「まだ、ほぼ話してすらない」 僕が答えると、母さんは「せっかく女の子が来たんだから、仲良くなりなさいよー」と言った。
……気のせいか、君が顔を俯かせている気がした。
ご飯を食べ終わったので、母さんに「風呂行ってくるわ」と言い残し、風呂場へと颯爽に向かった。