公開中
第一話 幽霊の君と死にたい私
皆さんは、幽霊ってどうゆう存在だと思いますか?
私は、人を呪ったり、殺したりする悪いものだと思ってました。
でも、中にはこんな幽霊も居るんです。
未練があって成仏出来ないもの、大切な人の危ないところを助ける、守護霊のようなもの。
未練や大切な人はバラバラだけど、少なくとも、悪い幽霊ばかりじゃない
友達と喧嘩して、仲直りも出来ないまま死んでしまった幽霊もいる。
そう
一歌(私のように…)
???「…」
生きてて楽しい事なんてないし…
???「それなら、今」
???「ここで」
???「飛び降りるの?」
???「っ!誰?」
急に背後から声がして、反射的に身構える
???「昔ここから飛び降りて死んだ人でーす♪」
???「…」
???「あからさまに『なんだコイツ』みたいな顔してるね〜」
そんな顔をするのも無理はないだろう。
え?今なんて?ここから飛び降りて死んだ?
???「…つまり貴方は幽霊ってこと?」
???「肯定したとして信じてくれるの?」
嫌な聞き方をする
???「…信じるか信じないかは置いといて、もし本当に幽霊なのだとしたら、なんで私に話しかけたの?」
???「別に話しかけたっていいじゃない。幽霊だって人に害を与える者ばかりじゃないからね」
これから自分がやろうとしていることを考えると、その飄々とした言葉にムカついた
???「とにかく邪魔しないで。話したいならあの世で一緒に話しましょう」
???「え〜?死んじゃうのー?」
???「…死ぬのは辛いよ?」
体がピタリと止まった
心の中にはナニカが渦巻いている
全身が熱い
???「__…そんな事、簡単に言わないでよ__」
???「私は生きてる方が何倍も辛いの!貴方に私の何が分かるってゆうのよ!」
???「……」
つい怒鳴ってしまった。
こんなのただの八つ当たりだと分かっている
でも、私は悪くない
悪くないと思い込む
これでどこかに行ってくれるかな
…どこかに行ってしまうのかな
???「…そうだね。知ったようなこと言ってごめん」
???「だから、私は何も知らないから。教えてくれる?」
???「…っ」
彼女の回答は私の考えていたものとは違った
私の目を真剣に見つめて、話を聞こうとしてくれている
その目から生気は感じられなかったが
今までの誰よりも輝いた目をしていた
…本当に幽霊は悪霊ばかりじゃないんだな
???「まずは名前からだね」
???「…結月(ゆづき)」
???「私は一歌(いちか)。よろしくね、結月」
始まり方結構気に入ってます