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第九話
「…寝れない。」
暗い部屋の中、私は眠りにつけずにいた。
なんで…なんで寝れないんだろう…
考えることが多すぎるのかな?今もこうやって考えてしまってるし…。
とりあえず、あったかいお茶でも飲もう。
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あー、眠くなってきた…
…それでも寝れない。なんで?
…まるで、体が寝るのを拒絶してるみたい。
眠たいのに寝れないって、拷問でしょ…。
あーもうこうなったら意地でも寝てやる。
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…何かが、聞こえた気がした。
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「…__ぅ__…ふわぁ…ねっむ。」
いつものように着替えて、私、宇惠うえは学校へ向かおうと、扉を開けた。
「んぇ?」
そこには、いつものように都会なマンションがそびえ立つ景色があったのではなく、異世界だった。
ドアを開けると、異世界でした☆🌌🏞️
後ろを振り返ると、家。
前を見ると、異世界。
左右を見ると、境界線。
ここを出たら、異世界に行ってしまうのでは????
学校に事情を話し、今日は学校を休もう。
宇惠『すみません。実はちょっと体調が悪くて…。ちょっとお休みさせていただいてもよろしいですか?』
担任『えぇ!?だ、大丈夫?全然いいよー!お大事にねー!』
言い忘れていたが、私は一人暮らしだ。
「よーし!せっかく学校休めたんだから二度寝しちゃお☆」
…なぜか、この時はスッと眠れた。そうなる運命だったかのように。
そして、目が覚めた時…
完全に異世界だった。
「えーと…?」
『目が覚めたのね。そういえば、あなたの名前はなんだったかしら?』
見知らぬよくわからない人間のような生物が話しかけてくる。名前わすれるって、まぁまぁひどくない?
そして、『名前を入力してね☆』という文字とともに、キーボードが出てくる」
「え、えーと…宇惠、と。」
私は混乱しながらも入力する。でも、入力する時の感覚は、実態はあるけど、実態がない、幽霊を触っているようだった。
『目が覚めたのね、宇惠。さぁ、下でみんな待ってるわよ。』
「え…えっと…え、あの、ここは…?」
いつの間にか聞いていた。
…思わず、この質問をしていた。
そういえば、あのメモは…。
あのメモを開く。開こうとした。
でも私は先に階段を下りた。
わかってる。この先に先生がいることは。
でも、なんでだろう。
「えぇ、先生!?!?!?!?」
驚いてしまった。
『宇惠ちゃん、やっほー!』
「え、あの、先生…?」
わかってるはずなのに、わからない。
『先生って、なに?ここは異世界始まりタウン!』
「そのまんま…」
あれ?先生に言葉が通じてる…?
「先生、私の家は…」
『宇惠ちゃんの家はこっちだよ!私とのシェアハウスになるけどね!』
「え、あの、その…」
まぁ、私は言われるがままについていく。すると…
『ちょっとニニ、誰を連れてきたの?』
え、誰だっけ、この人…?????????????
頭にはてなマークがいっぱい浮かんだ。
ちなみに担任の名前はニニ。え?私の名前と先生の名前の感じが違う?気にすんな!
『いいじゃんリッカ!』
そういえば、この人はリッカだったな…
そういえば…?
『この子は宇惠ちゃんだよ!』
「こ、こんにちは、宇惠です。」
『…そう。ま、ゆっくりしていくといいわ。』
「は、はい!!!!」
『それじゃ、自分の部屋に戻ってゆっくりしたら?』
「はい、ありがとうございます!!!」
ま、まさかこんなことになるなんて…。
…。わかってた。わかってたよ。
わかっ…てた。
…。永遠…。