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目次
愛がなければ生きられない。
ー渋谷
「ねえ、キミすっごく可愛いネ!!俺と一緒に来ない?」
「…僕に言ってる?ごめんね、僕キミみたいなヒト、世界で一番キョーミないんだ。」
「なッ…、しかも僕っ娘か…。じゃあまたの機会ネ♡」
「キッツ…。なにあのオジサン。」
街を歩けば、一日何人もに話しかけられるこの始末。
みんな上辺だけの愛。
僕を愛してくれるヒトなんて、どこにもいないくせに。
『××ちゃんは可愛いんだから、』
『もっと愛想よく、』
「あーあ、僕ってカワイイのかなー。」
「可愛いやろ、キミ。」
「…誰。独り言に入ってくるとか、アンタどんだけ物好き?」
「物好きとちゃうで。ほんまに思ったから言っとるだけやん。キミ、塩加減エグいなー。」
「塩とか…。どうでもいいからどっか行ってくんない?…今、超絶機嫌悪いんだよね。」
「あー、オッサンに絡まれてたもんな。キミ、意外と短気?」
「うるさ。じゃーね、チャラピアス。」
「ほいほーい。」
ー翌日
「がっこー…だる。」
愛想もない僕の行き先なんか、渋谷くらい。
渋谷でさえ、最近は居心地悪いのに。
「あっれー!?昨日のカワイー子ちゃんやーん。」
「…最悪。」
関西弁おかしかったらすいません。
愛がなければ生きられない ②
『あっれー!?昨日のカワイー子ちゃんやーん。』
『…最悪。』
出会いたくないヒトと出会ってしまった…。
最悪すぎる、ついてない。
「あれ、|斗亜《とあ》くん知り合い?」
「おー、昨日渋谷行って会ったんよ。」
「あ、ウチらとはぐれたとき?」
「そそ〜。」
…陽キャはこれだから嫌だ。
(今のうちに退散しよ…。)
「待てって言っとるやん、」
「…何か用?」
「自分は|明夏羽 斗亜《あげは とあ》!ソッチは?」
「…|音羽 凛子《おとばね りんこ》。それじゃ。」
そういって私は立ち去る。
意味ない会話は無駄。
そうわかっていたのに、あの明夏羽とかいうヒトに惹かれてしまった。
(あんなヤツ、だいっきらいなんだから。)
そういって、記憶から排除した。
「凛子!オハヨ、元気?」
「いつもどーり。|美優香《みゆか》こそ大丈夫なの?家、とか。」
「あー、お父さんなら大丈夫。昨日、買い出し行ってくれてありがとね!弟も居てあんまり買い出し行けなかったから、助かっちゃった。」
「別に幼馴染のよしみ。またなんかあったらいつでも言ってね。」
「ありがと!…ところで、小テストの勉強した?今日、いつもより範囲広いらしいよ。」
「え、そうなの?…聞いてなかった。」
「やっぱり?昨日言おうと思ったんだけど、凛子機嫌悪そうだったし…。」
「別に家となりだから言ってくれればよかったのに。」
「そうもいかないでしょ、マジで昨日機嫌悪そうだったし、怖かったし。」
「ゴメンって。」
ー昼休み
「マジでさっき助かった、ギリ赤点回避!」
「良かったね〜!」
昼休み、屋上でお昼ご飯を食べながら他愛もない話をするのが私の唯一の癒やし。
なのに…
「ていうか、明夏羽くんと仲良かったんだね、凛子!私以外のヒトと関わるのも良い勉強だよ〜!」
「…うるさい…。」
なんでコイツついてくるのよ〜!!
雑な終わり方で申し訳ないです。
愛がなければ生きられない。③
ヒロイン…音羽 凛子
モテ男…明夏羽 斗亜
凛子の友達…美優香
もう本当に嫌…。
「なあなあ、凛子ちゃんってどこ住みなん??」
「なあなあ、凛子ちゃんって姉ちゃんいるん?」
最近、ずっとつきまとってくる|明夏羽 斗亜《あげは とあ》。
「嫌だよ、美優香ぁ〜!!」
「あら。でも、凛子も凛子でギャラリー多いじゃない?」
「ギャラリーって…。多くしたくてしてるわけじゃないもん。不可抗力!」
「いいなあ、凛子。私も凛子みたいにモテたいな。」
「…美優香がモテないの不思議だよね。」
「可愛い子の隣に居たら、私の存在が薄れるのは自然のことだよぉ〜。」
「うう…。」
「そーそ、凛子は可愛いよ。」
「ふぇ、明夏羽さん…。」
「斗亜で良いっていっつも言ってるよね??」
短くてスイマセン。
愛がなければ生きられない。④
ヒロイン…音羽 凛子
モテ男…明夏羽 斗亜
凛子の友達…美優香
「最悪…。」
「まあまあ、|凛子《りんこ》。落ち着いて、ね?」
「うぅ〜…最悪すぎる。」
「どしたの、凛子。」
「|明夏羽《あげは》くん。それがね…。」
◆
《|美優香《みゆか》side》
「今日は、来月六月頃に行われる体育祭の個人種目決めを行います。」
「私達が参加する競技は学年種目や部活対抗リレーを除き、短距離走・長距離走・借り人リレー・障害物競走・二人三脚などです。やりたいものがある人は是非立候補して下さい。」
凛子は走るのが得意ではない方だったから、立候補しないと元々私に言ってて。
それに美女と囁かれていても通称名は『高嶺の花』とか近寄りがたいイメージのものだったから推薦とかはない、とも言ってたんだ。
私もクラスでは凛子とつるんでるのもあって普通に目立つ、って感じだったから悪ノリが起きない限り、個人種目に出場なんてなるわけがないって思ってた。
「はいはーい!俺、短距離走と借り人リレー、音羽さんが良いと思います!」
「え」
クラスで良い意味でも悪い意味でも目立つ、佐藤くんがそういった。
そのせいか、佐藤くんの取り巻きたちもだんだん協調し始めて…。
「私あんまり走るの早くないし…。足引っ張っちゃうだけだから、他の人が良いと思うんだけど…。」
「えー。でもさ、音羽さん、8秒とか9秒前半でしょ?大丈夫だって!」
そういって、勝手に凛子を出場させたんだ。
◇
「佐藤、ってヤツ、あれだよな。なんか彼女取っ替え引っ替えしてるとか、そういうウワサあるヤツ。」
「うん…。」
「ごめんね、凛子。私ももう少し走るの早かったら、短距離走とか肩代わり出来たんだけど…。」
「全然大丈夫…といってもあんまり大丈夫じゃないんだけど。美優香あんまり走るの好きじゃないでしょ?無理しなくても大丈夫だよ。」
「ほんとにごめんね…。」
「大丈夫だから。でも、体育祭準備とかで美優香の代わりに買い出しとか出来なくなっちゃうかも、それはごめんね。出来る限り、そっちも手伝う。」
「ありがと…。」
そういってチャイムが鳴り、次の授業が始まる。
ーキーンコーンカーンコーン
「それでは、また明日。」
「さようなら!」
(ふぅ…、今日はもう疲れた。明日から土日だし…。一日中寝てよっと。)
「なあ、音羽サン。ちょっと良い?」
「佐藤くん…。いいけど。」
「大事な話があってさ。」
次回から体育祭編です!!
佐藤くんは凛子に何を伝えたいのか、そして斗亜は競技何に出るのか…!
ぜひ、次の話も読んで下さい♬
ファンレターお待ちしてます!
愛がなければ生きられない。⑤
主人公…音羽 凛子
モテ男…明夏羽 斗亜
凛子の友達…美優香
『大事な話があってさ。』
そう呼び出された束の間、連れて行かれたのは校舎裏。
「俺さ、実は|丹羽《にわ》さんが好きなんだッ!」
「…え?」
丹羽っていうのは、|美優香《みゆか》の苗字。
「美優香?別に好きでも良いと思うんだけど…。」
「でさ、体育祭で一緒になりたいんだ。機会、作ってくれない?」
(機会…かぁ。別にいいんだけど、美優香結構にぶそうだし。)
「いいよ、別に。」
「マジ!?サンキュー!!!夜、LINEで詳細送るわ。」
その日、送られてきたのは大量の美優香の好きなところだった。
◇
「やぁっと、土曜だよ…。」
辛かった学校も今週は終わり、来週から体育祭練習期間が始まる。
それも辛いけど、私の至福の時間はなんといっても土日の渋谷に行けること。
ワラワラしててうるさい学校からも逃れられ、沈黙しかない家からも逃げられる最高の日。
(バイトに行く途中になんか買おっかな〜!)
そういって家を出た瞬間。
「よ。」
「…なんでいるの。」
別に居てもいいやろ?と言ってきたのは、|明夏羽 斗亜《あげは とあ》。
「別に居ても良い、とかそういうのじゃなくてさあ…。まあいいや、私バイト行ってくるから。」
「…うちの高校、バイト禁止だけど。」
「『特別な理由がない限り』ね?」
「なに、特別な理由、って。」
「別になんでもいいでしょ。っていうかついてこないでよ!!」
「俺暇なんだもん。凛子、土日渋谷行くって知ってるから家の前で待ってても全然出てこねーし!」
「そりゃそうでしょ…。私行くの夕方からだもん。そうじゃないと、変な人達がたむろってるし。」
「ふーん。」
っていうか…。
「なんで家知ってるのよ!!」
「え?美優香に教えてもらった。」
「美優香ぁ…。」
別に家は好きじゃない。家に来てほしくないとは思わない。
家はくつろげるはくつろげるけど、不可侵!!ってわけでもないから、別にいい。
でも、コイツに来られるのは本当に嫌!!
「で、バイトだっけ。俺も着いてく!」
「ついてこないでいい!!」
ーバイト先
「じゃ〜ね!」
「ハイハイ、さっさといなくなりなさいよ…。」
「はぁ。」
「凛子ちゃん、今日はお疲れ?」
「わ、先輩。」
|柚莉《ゆずり》先輩はバイトの先輩でとってもいい人。
「ていうかさっき一緒にいたの、斗亜?」
「え?なんで知ってるんですか…?」
まさか元カノ!?と思ったけど、流石に違うと思った。
「ああ、弟だもん。」
「え…。」
まさかまさか、今まで明夏羽のこと愚痴ってた先の人がお姉ちゃん!?
きまずぅ…。
愚痴り話は今度番外編でも作ってそこでやろうと思います。
ファンレター待ってます☆
愛がなければ生きられない。⑥
主人公…音羽 凛子
モテ男…明夏羽 斗亜
凛子の友達…丹羽 美優香
斗亜の??…璃月 星凪
「いっちにーさんしー!」
__「いっちにーさんしー…。」__
(…だる、)
「では、今日は各種目の走順確認、そして実際に1走者から順で慣らしで走っていきます。とはいっても、今回集まっているのは短距離走と長距離走、そして部活対抗リレー前半の人たちなのですぐ練習は終わると思いますが、気を抜かずに頑張りましょう!」
体育祭実行委員長がそういうと、みんなは元気に答えた。
「では、次の走順は、1レース目〜〜(名前)・2レース目〜〜(名前)・3レース目音羽 凛子!」
ーザワッ
__「はーい…。」__
そりゃそうだろうな。
告白の返事も有耶無耶に済ませて、なんなら体育の授業もサボりばかりで何もろくに活動を行っていないヤツが出るんだもんなぁ…。
「4レース目、|璃月 星凪《あきづき せいな 》!」
「ふぁーい。」
そう言って隣りに立ったのは、赤髪と茶髪の間の髪色の人。
それに、集合の服とはまるっきり違う、着崩しが多い制服。
この人よく校則違反で怒られてるよな。
「お、隣美女ってゆーめー(有名)の音羽サンやん。よろぴ〜。」
「…よろしく。」
そのとき。
「え、星凪?」
そういったのは明夏羽だった。
「わ、斗亜やん。やふ〜。」
「…ヤホ。じゃね。」
(あの明夏羽が、あんなに塩なの珍し…。)
ていうか、明夏羽も短距離走出るの…?
ふつーに嫌なんだけど。
あの人最近謎に絡んでこないし。
「璃月さん、だっけ。明夏羽と仲良いの?」
「星凪でいーよ。斗亜はね…ウーンなんて関係なんだろ?逆にそっちはどーなの?」
「私…?渋谷で初めて会って、高校一緒で謎に絡んできたけど最近は絡んでこない関係かな…。」
「それを友達って言うんだろ。」
(…頭の上に顔乗せんな…。)
「私と明夏羽くん?はまだ友達じゃないです。」
「ていうか『明夏羽くん』のあとにハテナマークつけんな。れっきとした友達だろ。」
「え〜?それ、ただの斗亜の勘違いじゃない?」
「うるせえ。星凪こそ男友達いないんじゃねーの。」
「こっちは玲緒とかいるし〜。そっちこそいないんじゃないの?(笑)」
「いるわ!」
ーズキッ
何故か胸が痛んで、二人の仲良くしてる姿をこれ以上見ることが出来なかった。
なんでだろう。
友達じゃ、ないのに。
そう思うと、また胸が痛んだ。
話しかけてもらえなくなって数日、別に寂しいとかじゃない。
どちらかといえば、せいせいする。
迷惑だったし、話しかけられるの本望じゃなかったし…。
話しかけられると注目をさらに浴びてしまうから、違う女子の所行ってよとは思ったけど…。
「…っ。」
「どした?凛子。」
明夏羽がそういう。
(こーいうときだけヤサシーのずる…。)
「なんでもないよ、斗亜。」
後日。
斗亜って意地悪な顔で呼んだのが斗亜以外の男子には好評だったらしく、また謎に告白ブームが始まった。
私のリアルはどちらかというと星凪タイプかも。
ここにきて、主人公の名前変えるか悩んでます。
変えても良いよ! and 新名前案をファンレター送ってくれたらその名前にするかも!!
ファンレター待ってます☆