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イマジナリーわたしフレンド! #3
「お名前は?」「わかんない!」「…」
女の子に速攻わかんない攻撃されてフリーズ!
…でも、この女の子、身なりとかも汚いし…。もしかしたら捨てられちゃったりとか、したのかな…?
ちょっとしんみりしていると、「かのん様、もうすぐお祈りでございます」と、メイドさんの声がする。か、かのんじゃなくて舞だよ…!とは言わないでおいた。
さっき、メイドさんがガタガタ震えて「あのかのん様が……、投獄、されない…!?」って言われたときは、少し引いちゃったけどね…。なんか私のイメージでは、優しいっていうのがつよいから…
あああっ、まだ話が終わってないのにっ…!「ねえ、メイドさん、」この子も連れて行っていいですか!?
メイドさんは私の質問には答えてくれなかった。
…正確には、「メイドさん…さん付け…?敬語…?」と、正気を失って呆然としてたんだ。
えっと、よっぽどひどい呼ばれ方してたんだね…
パンダとか…「いつもはパンだとおっしゃられるのに…」当たってた……
「あのっ、この子、名前、ないみたいで…。」「そうですね、では、かのん様がお決めにーー」「無理無理無理無理っ〜!」
私、名付けのセンスないですから!ねっ…!?
私が怖くないと気づいたのか、お行儀よく私のベッドに腰かける。あ、急に遠慮なしになった…。(いくらなんでもベッドに__腰かけるのは失礼じゃないかなと思わなくもないけどまあそこは………ね………__)
「ねえ、舞…」「は!?うっさいわよ!」
私は胡桃舞の母、胡桃美里。
…ところで、何で舞は過剰な反抗期になってるのかしら…?
学校で悩みでもあったら、いじめられてたりしたら…。「舞、学校で何かあったの?話聞こうか?」「うっさいわねあんた誰よ!」やっぱり反抗期かしら…?それとも………、
その時私の旦那さん、胡桃賢也が起きてくる。「舞〜?どうしたんだ?今日はドライブだぞ〜!」「馬車じゃないと気に食わないわ!」「え」
馬車なんて、夢でも見たのかしらねぇ…。「舞、」「はぁ、知られたくないことも舞にはあるのよ」「え?美里さん?」「ホルモンバランスよ〜…」
「……?」
もうお父さん、少しは察しなさ〜い!
「じゃあ、名前、マイちゃんでいい?」「わたし、マイって、いうの?」「そうだよ」
ようやく名前、決められたよ……!
私の名前、『舞』を忘れちゃいそうだから、覚えておけるように、ね。わたしは、舞だよって。
「かのん様、行きましょう…。お祈りの時間ですよ」
「服に急いで着替えてきますっ…!」このパジャマ、可愛いけど着ていったら大問題や話題だからねっ!「召使いが…」「自分でやるよっ!」そして部屋を出ようとしたら、ハッと我に返った。
「クローゼット、どこですか…!?」
「わたし、マイっていうの〜!」
女の子…、ううん、マイちゃんの可愛い声が私の頭をいっぱいにする。
「クローゼットは…」
メイドさんが話す前に、私はメロメロになって倒れちゃったんだ。