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幼馴染のツンデレくん ep.7 勉強会
夏休みって最高だね!
宿題あるけど…うぅ…
今日は夏休み終了1週間前。
私はある大問題を抱えている。
それは…数学が嫌いすぎて全然分からないということ!
つまり、課題が終わっていないということ!
「これは、大和ヘルプか…?」
幼馴染の大和は私が算数とか数学とかが苦手だってことを誰より知ってる。
頭のいい大和なら教えてくれるかな…?
迷惑がられないといいな…
自分の部屋の窓を開けて、向かいにある窓をコンコンと叩く。
すると、大和が出てきた。
「何…?起こさないでよ、寝てたのに…」
え、何?ん?何この開ききってない気だるげな目つきをしたイケメンは何!?
大和のことを最推しと思ってる私からしたら眩しすぎて消滅しそう…!
「え、あ、えっと…数学教えて欲しくて…」
「その感じだと、まだ課題も終わってなさそうだな。」
「そうなんだよ…だから、教えていただいてもよろしいでしょうか!」
大和の時間を使わせちゃうのは申し訳ないけど、私にはこうするしかできない!
「いいよ、いつどこで教えりゃいい?」
よし!あっさりと許可をしてくれた。
「明日の昼からとかどう?私の部屋で!」
「分かった。昨日寝不足だったから二度寝するわ、じゃあまた。」
「明日はよろしくー!」
なんかすごくテンポよく会話が進んで日程とか色々決めちゃったけど…
私の部屋か!ヤバい!片付けなければ!
次の日。
大和が私の部屋にやってきた。
「大和が私の部屋に来るの、小2くらい?ぶりかなぁ。
でも窓から話してて部屋の中は見えてたよね?」
「一部は見えてたな。…懐かしいな。
部屋の中身結構変わってるけど、この時計はずっと変わってない。」
大和は壁にかけられた木のフレームの時計を指差した。
「小さい時は地味な時計だなとしか思ってなかったけど、今は結構愛着湧いてる!
この時計が変わっちゃったら違和感しかないかもね。」
小さい頃はプリンセスとかアイドルのアニメが好きで
キャラクターだらけのごちゃごちゃした部屋になってたっけ。
「って、私の部屋の話はいいから!本題!」
「はーい。」
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〈Side 大和〉
「基本は分かってるっぽいけど、応用はまだ全然だな…」
今、好きな人の部屋に勉強を教えるって理由でお邪魔してる。
嬉しいっちゃ嬉しいけどさ、恥ずかしいんだよな…
もちろん女子の部屋だからっていうのもあってなんか可愛いし。
俺の部屋ってめちゃくちゃシンプルな部類なのかなって思った。
「疲れたから休憩にしない?理解しようと頑張ったからもう何も考えられない…w」
「俺も教えるの疲れた…」
実際、胡桃はまあまあ要領良かったから思ってたほど疲れてもないけど。
胡桃が飲み物を取りに行ってくれている間に、胡桃のノートを見てみた。
胡桃って丸い字を書くんだな…なんか、女子って感じ。
「…はは、」
ちょっと嬉しいなと思いつつ、自分ってキモいなとも思った。
知っているはずなのに、もっと知りたいと思ってしまう。
部屋を見ていると、胡桃のベッドの横に抱き枕っぽい?ひよこのぬいぐるみが
置かれているのを見つけた。
俺が中2の時に誕プレであげたやつ…
ベッドの上に他の物は何も置かれていなかった。
「胡桃がひよこを抱きしめて寝てる絵面とか最高かもな。」
俺の勝手な妄想が本当だったら絶対可愛い。
「私の部屋の何がそんなに面白かったの?」
急に俺の視界に本人の顔が現れた。
「…!」
全然気づかなかった。
「そしてそんなに驚く?w私そんなに気配消すの上手かったっけな…w」
「…ごめん。」
「全然気にしないよwはい、オレンジジュース。甘すぎないやつ選んできた。」
「俺の好みに合わせてくれてありがとう。」
「私の勉強に付き合ってもらってるからそのお礼だと思ってよ。」
「じゃあ遠慮なくいただきます。」
気分の問題だろうけど、オレンジジュースがいつもより甘く感じた。
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〈Side 胡桃〉
なんとか数学の勉強会が終わって、さっき大和が帰っていった。
「きっ、緊張したぁ…」
男子を家に呼ぶとか、いつぶりか分からなくて…
「何も変じゃなかったよね…?」
部屋を見ていると、カレンダーが目に入った。
夏休みももうすぐ終わりだ。2学期がやってくる。
2学期は体育祭に、文化祭。楽しみなことがたくさんある!
そんなイベントの時に、大和や美結…桑原くんもかな?一緒にいられたらいいな。