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第三話 魔王様、どこへ行かれたんですか
転移によって日本に来てしまった魔王様。おいしすぎる唐揚げをもらって喜んでいるが、魔界では、、、?今回はファーン視点です。
、、、どこにいるんだ。
魔王が消えてもう4日が経った。静かだ。静かすぎる。いつものうるささも、面倒事も消えた。悪い意味で。最初の一日は最高だった。でも、、、、、
**「ああああああフローライト!!!!!会いたい!!!!!!」**
枕を投げそうになった。私としたことが。
こんな大声など、執事たるもの出してはいけない。常にエリートに、常に美しく、、、、、
枕に微かに残るフローライト様の匂い。昨日、眠れないと私の部屋に来てくれた時の、、、、もし見られたら変態だと殴られるかもしれないな。
まぁ、変態でも何でも構わん!フローライト様が居てくれるのならば!はーっはっは!
、、、にしてもおかしい。誘拐などどんなに遅くても2日で帰ってくるはずなのに。誘拐犯を返り討ちにして、アクセサリーを奪う未来がみえるのに。それに、内側から割れたガラス、、、まさか内通者か!?
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緊急会議。魔王様についてだということは皆、薄々気付いている。
「それでは、第79回、魔王様失踪緊急会議を始めます。」
いつもと違って、皆真剣だった。
魔王の失踪、、、つまり、魔界が崩壊しかねない。
「また勇者の陰謀か!」
「内通者の説が濃いかと、、、」
「もしや森で迷子に!?いやでもそれは、、、、」
机の上で一人、いや一匹、寝ていた猫がそっと口開けると、その場が凍った。
**「家出じゃねえの?ふごごご、、、、」**
息を呑む者、否定する者、険しい表情になる者など、反応は様々だった。ただ、家出したのではと言った本人は二度寝を始めようとしている。
でも魔王のペットが言ったことだ。悔しいことにラベンダーは魔王と一番距離が近い。無駄に説得力があった。
「、、、総員、出動準備。すべての力を尽くし、魔王様を探せ。」
魔界が崩壊する、、、それに結界が薄くなってしまう。市民たちが危険にさらされる!
そ、それにフローライト様のことをよしよしできないなど、、、あってはならない!!!
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まだ、ファーンは日本という異世界の存在すら知らないのであった。