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第七話 魔王様、どうかご無事で
神社で「なにか」の領域に入ってしまったフローライト。
でもファーンは今何を、、、?
冷たい風が頬を撫でる。魔界ではいつもの冷たさだけど、なぜか今日は刺さるように痛い。
魔王様のノート。魔王様の少し雑だけど丸い文字、インクを飛ばしてしまった跡、端っこにある落書き、、、。
すべてが愛おしくて、守るべきもの。
でも今は守りたかったもの。
貴方様は今、何をしているのですか。どこに居るのですか。無事なのですか。
私の腕の中で育ってきた貴方は、何故どこかに行くのですか。何故誰かのもとに行くのですか。私は貴方に尽くしてきて、愛も注いできた。なのに。なのに何故。
「ファーン、顔が怖いふご」
「え?あぁ。そうか。」
「それに、負の魔力臭い。オレに移る。近づくな。」
「はは、そうかもしれないな。」
ふっと笑った。完璧な執事に戻るように。感情を押し込めるように。
「魔王様回収には、私一人で十分だ。他の皆は無事を祈っていてくれ。」
フローライト様、貴方が数日前に立った場所に、私は居ます。転移の条件が満月なら、星の形を変えてでも貴方に会いに行きます。魔猫の毛が必要なら、魔界中の魔猫を集めてまいります。
なので、、なので、、、
どうかそれまで。
待っていてくださいね。フローライトちゃん。