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スパダリな同級生は魔眼なようで。
日替わりお題二度目!!!
最後まで見てくれると嬉しいです!
--- スパダリとは、スーパーダーリンの略しで、 ---
--- ルックス、学歴、収入などの条件が揃ったハイスペックで理想的な男性の事だ。 ---
あたしのクラスには、そんなやつがいる。
顔が良くて高身長で文武両道で親が医者。
大人の余裕があって、気遣いもできる性格も完璧なハイスペック。
漫画みたいだよね笑、だけど、事実なんだ。
ちょっとムカつくよね、だからあたしは、
--- そんなアイツの弱点を突き詰めてやるんだ。 ---
なくて七癖って言うじゃん?
だからアイツにも弱点はあると思うんだよね…
だからその弱点を突き詰めるのがあたしの役目。
--- 弱点を突き詰めて、アイツの弱みを握ってみたい_ ---
弱点突き詰めたら、その弱点はばらまきはしないけど、
ばらまかない代わりに私のゆーこと聞いてもらうんだっっ!
ばらまかないんだったら一つくらいはなんかやらせていいよね!
あたし家事無理なんだよねえ…
だけどアイツは確定で家事出来るじゃん?
だからアイツに一週間だけでもいいから家事をやらせたい。
そしてあたしは年齢=彼氏いない歴でリア充撲滅委員会。
だから表面だけで付き合って気分だけリア充になってみたい!!!
表面だから実質リア充ではないんだけどね…
あと、リア充撲滅委員会からは抜けないけどねえ…
こんなハイスペックな彼氏いたら表面だけだったとしても神だよねえ…
だからあたしはアイツに近づく!
モテすぎてて誰も近寄れないアイツに!
あ、ちなみにアイツは男子にも女子にもモテすぎてて
誰も近づけないんだ…近づいたり三秒でも目があったら
即キュン死だからね…だけどあたし、大丈夫!
リア充撲滅委員会だから!!!
え?理由になってない?ま、いいや。
あたし皆がときめくようなやつときめかないんだよね…
だからアイツはハイスペックだとは思うけど、
微塵も惚れたこともときめいたこともない!
だから、弱みを握れるのはあたしだけなんだ。
あたしが、アイツの弱みを握る_!
ペアワークの時間だ。
今日はやりたい人とペアを組める。
だけど、アイツはモテすぎてて誰も近寄れないから、
多分最後まで残る。だから、あたしは誰かに誘われる前に、
--- アイツを誘う_ ---
「ね、!一緒にペア組まない…?」
「だ、だめ…?」
お願い、ペア組ませて…!
「いいよ!一緒にやろ!ニコッ」
わー笑顔カッコいー(棒読み)
「わ、あの子いいなあ…」
「勇気ありすぎ…うちもああやって誘えたらなあ…」
「えーずるーいまあ誘えなかった私が悪いんだけどね」
そんな女子たちの声が聞こえる。
「えアイツやべえ勇気ありすぎ」
「俺ら男子でも無理なのになー」
「すげえわアイツの勇気逆に尊敬する」
男子たちの声も。
今、ペアワーク中なんだけど、
正直、ちょっと視線が痛い。
まあ、当然だよね…
でも、ペアワークだよ???!!!
ちゃんと話させてほしいんですけど…
そんなこんなでペアワークは終わった。
「|藤堂《とうどう》さん、ありがとねニコッ」
わー笑顔カッコ良すぎー全人類惚れる理由が分かるわー(棒読み)
「エヘヘっ!こちらこそありがと!」
いい人のふりをする。純粋な子のふりをする。
そんなのは大嫌いなことだ。だけど、やるしかない。
だって、
--- ミッションのためだから_! ---
正直こんなことはやりたくない。
だけど、目的が定まっている以上は、
やれるべきことをひたすらやるしかないんだよっ_!
--- お昼休み ---
「藤堂さん、一緒にお昼、食べない?」
誘われた。え?展開早くない?
「えいいの!一緒に食べよ~っ!」
アイツと2人で食べるために、
いつも一緒に食べている子の誘いは断った。
というか、アイツもいること言ったら多分
「やっぱさっきの取り消し!」
て恥ずかしがりながら断ってくる気しかしないけどね…
「なんで、誘ってくれたの?」
まずはここからだ。
ここであたしに興味を示してくれているかどうかが分かる。
「今日ペアワークで俺の事誘ってくれたから。」
「へー…てかいつも誰と食べてるの?」
「いつも一人で食べてるんだ…」
……え?こんなモテ男が??ぼっちでお昼食べてんの???
状況が把握できてないんだけど…
「えっ!そうなの?モテそうなのに~」
「全然そんなことないよ…」
「俺いつもクラスの男子誘っても断られるんだよね…」
……多分、それは
「こんな俺がハイスペック男子と一緒に食べる資格ねえよ…」
的な思考…?じゃない…?
状況が理解出来てきた。そうか。そういう事か。
「……それはね、君がモテすぎてるからだよ…」
状況をちゃんと説明しないと…
あまりにも勘違いしすぎてる…
「?!?!そ、うなのか…?」
そうとしか考えられないんだけど。
「いや、それ以外の可能性は多分ないよ。」
「……よかったぁぁぁ…俺嫌われてなかったんだ…」
いや、嫌われているわけないでしょ鈍感なの??
「いや、そんなわけないじゃんむしろ好かれてるよ???」
「藤堂さんの言う事なら本当だよね…!!ニコッ」
なんでそんなに簡単に信用すんの……?
--- これだからハイスペックは……!/// ---
今のはちょっと来たよ。ときめき?みたいなの。
だけど、まだ皆みたいなのは……分かんないや。
「良かったら、メッセージ繋がない?」
今度は私が誘う番。
「……いいの?こんな俺で。」
半信半疑みたいだ。じゃあ、ちゃんと言葉で伝えないと。
「君でいいんじゃなくて、君がいいんだよ!」
「……ありがとニコッ」
--- 放課後 ---
<「ねえ、放課後今日遊ばない?」
!!!アイツからメッセージだ。
ちょっと待って展開早すぎない?頭が追い付かない…
まあでも展開は早い方がいい!!とりま遊ぼう!!
「いいよ!一緒に遊ぼーっ!」>
明るめな文章で返信する方が好印象を持たせる気がするから、
あえて明るめな感じの文章にした。
その後、メッセージが続いた。
<「じゃ、近くの公園集合で。」
「了解!急いでいくねーっ!」>
よし、急いで行かないと。
……てかこれって…
--- デートじゃ… ---
いやっっ!でもこれはミッションだから!
デートなんかじゃっっっ!!ないっっっ!
--- 近くの公園で ---
「てか…|狩十《かると》って秘密とかあるの?」
アイツの名前は狩十だ。名前までカッコいい。
放課後のメッセージで名前でお互い呼ぶっていう約束したから。
もう『君』とは呼ばない。
「誰にも…言わないなら言うよ。」
「言うわけないよ。」
狩十が最後まで言う前に、狩十の言葉を上書きした。
別にあたしはばらまいたり誰かに言おうとは微塵も思ってないから。
よし、これで弱みが掴める。
「……なら、いいよ。」
「俺ね、魔眼なんだ…」
?!?!なんか重そうな内容なのか…?
とは思っていたけど、魔眼だとは思わなかった…
「だから、嫌なことばっかり見える。」
「『死』だったり、『呪い』だったり、『良くない未来』だったり…」
「…そ、そうなんだ…」
……まさかそうだとは思わなかった。
「親にも言ったことない。」
よほどなんだな…
てかだんだん狩十側によってるんだけど自分…
ヤバい目を覚ませあくまでこれはミッションだ…!
「……そっか。そんなに苦しかったんだね。言ってくれてありがとう。」
模範解答みたいな堅苦しい答えでありきたりだ。
こんなのAIみたい…
だけど、これはミッションだ。
ミッションのためには模範解答のような答えも
AIみたいな答えも、ミッションのためには必要だ。
「|魔莉《まり》こそ聞いてくれてありがと。ニコッ」
今の笑顔はさっきまでとは少し違った。
メッセージを交換した時もだけど。
……なんだろ、変な感じ。
ミッションなんかじゃなくても狩十に近づきたい。
そう思ってしまう。変なの。あたし。
リア充撲滅委員会じゃなかったの?あたし。
もう、自分の感情が分かんないや。
--- あたしの感情、ぐしゃぐしゃにしなでよ_ ---
ほんと、狩十は、変なやつだ。
こんなあたしの感情を、ぐしゃぐしゃにした。
教科書にない、この感情。
上手く表せない、この感情。
君の魔眼だったら、見えるかな_?
正直に言うと、これ長すぎるから連載にしたかった。
あと、結末タイトルからちょっとズレちゃった。
てか気づいた?あえて名前に『狩』『魔』みたいな言葉使ったんだ…!