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もう一度(小説バージョン)
目的地へと辿り着いた。
ビル先に暫くただ、佇んでいた。
廃ビルとなり、人っ子1人もいないここは死ぬのにはちょうどいいだろう。
私は廃ビルの戸を叩き、そこへと足を踏み入れた。
埃まみれ、剥がれ落ちた壁の塗装、錆びついた剥き出しの柱、長くそこには居たくなくて、空いていた非常階段の扉を乱暴に開き、屋上へと駆け上がった。
ギシギシと足音だけが鳴り響いていた。
たどり着いた屋上はここまでの道なりと同じようにボロかった。
少し(?)ボロい柵を乗り越えて住み慣れた街を見下ろした。
バランスを崩すと落ちそうなくらいの強い風が、今の私には心地いい。
覚悟を決めて、一歩先へと進むだけだ。
後悔も、懺悔も、怖さすらもなんもないよ。
後は、一歩、進むだけ。
人間の生存本能的にちょっと足がすくむけど。
辛さもないよ。
後一歩を進んで。
ねぇ、手を引かないでよ。
~~死にたい~~とかさ辛いとかさ、なんもないよ。
なんもないからさ、ダメな私をさ~~消して~~よ。
~~消して~~しまってよ。
ねぇ、お願いだからさ、止めないでよ。
病院に連れて行かれて、診察されて、入院が決定した。
消毒の匂いがきつい部屋の中で医者が話しかけてくる。
話しかけられるたびに口をつぐむ。
好きなものは?親は?
そんなことを聞かれていながら妄想の世界に入り込んで、右から左へと流すだけ。
最近投稿めっちゃサボってるね。