始めは気まぐれで書いた○系男子。
ありがたいことに人気があるのでシリーズ化することにしました。
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目次
犬系男子
なんかふわーっとかいた物語です。
現在、自分でも何書こうかわかってないです。
「次の理科って実験?」
「あー、多分実験だと思うよ。」
「そっか、ありがとう。」
何気ない日常会話。
別にそんな楽しく会話しているわけでもないのにやたらと視線を感じる。
くるりと振り向く。
あ、やっぱりこっちみてる。
可愛い。
私に近づいてくる君。
「あいつと仲いいの?最近よく話してるよね。」
やっぱり嫉妬。素直じゃないところが可愛い。
「えー、席となりだから話してるだけだよ。」
何てことないようにそう答える。
実際、今の会話はただの確認。
近くに別の人がいたらそっちに聞いたし。
嫉妬することでもないんだけどなぁ……
「嘘つき。」
ぷくっと頬を膨らましているような顔が安易に想像できるような声で言う君。
あー本当に可愛いなぁ……
「嘘じゃないよ。さ、理科室一緒に行こっか。」
私がそう提案するとぱあぁっと顔を明るくする君。
しっぽを振ってるわんちゃんみたい。
確かに君は犬系男子だけどね。
「行こ~!」
らんらん、と鼻歌を歌い出す。
もう、いちいち可愛いなぁ……
あ、そういえば、
「あ、今日、小テストだよ?」
言ってから自分の発言を撤回したくなった。
君はうわぁぁとうなだれてしゃがみこんでしまったから。
今言ったって、もう遅いからいわなきゃよかったなぁ……
「終わった……ノー勉だよ……」
完全にネガティブモードの君。
本当に勉強になるといつもそうなんだから。
サッカーはいいけど、勉強もしないとね。
「まあ、大丈夫でしょ。いけるって。」
そう言って励ますと、
「そうかな……?いけるかな……?」
そう言って無自覚上目遣いでこっちを見る君。
はぁ……かわいい……
「うん。いけるよ。」
最後の一押しをすると完全にポジティブモードに返り咲く君。
オンオフ簡単だな。ちょろい。
でも、かわいい。
---
「あんたって本当に可愛いよね。」
帰り道、思いきって伝えてみた。
すると、複雑そうな表情を見せる君。
どうしたんだろ……
「かわいいも嬉しいけどさぁ……」
私の髪をさらりと手に取る。
今まで髪を触るときは許可取ってきたのに。
なんかいつもと違う。
「俺だって……彼女にはかっこいいって言われたいよ?」
そう言っていつもの可愛さ満点スマイルじゃなくて、少し意地悪そうな笑みを浮かべた。
「っ……」
何それ、反則。
かっこ、よすぎ……
自分でも顔が真っ赤なことがわかる。
「ふふっ……俺はその顔が見たかった。」
そう言って顔を近づけてくる君。
優しいキスが降ってくる。
優しくて、暖かくて私が大好きな君。
可愛いとかかっこいいとか、私にはあんまり関係ないと思うけど、
君が望むなら。
「可愛いのと同じくらい。かっこいいね!」
私は笑顔でそういった。
思いがけずラブラブストーリーになりましたね。
多分私史上初のラブラブさだったと思います。
感想待ってます!
猫系男子
まーたそっぽ向いて。
でも、ちゃんと優しくて。
そんな君は本当に、猫系男子だね。
悠希のコンテストに参加させてもらいまーす!
なにも変わらなかったらつまらないので少し書き足しました。
「ねー、ぎゅってしてよー!」
朝、登校している途中、あんまりにも話さない君にじれったくなってそう言った。
「は?ここ道路だよ?しないって。」
そっぽを向いたまま、そう答えてきた。
そんなことしたってわざわざ学校と反対方向のうちまで迎えにきてくれてるんだから「別に好きじゃない」なんて言わせないよ。
「そんなこと言って、私のこと好きなくせに。」
私より頭ひとつ分高いところにあるあなたの頬をぷにぷにと押す。
からかわれているのがわかったのか、彼はうざったそうな顔をして、
「ん……」
私の手を繋いで自分のポケットにいれた!?
……本当に遠回しなことするなぁ
「今はちょっと、人がいるからこれで我慢して。」
ふふっ、ぎゅってしたくない訳じゃないんだねやっぱり。
本当、やることが遠回しで可愛いなぁ。
「ねー、大好きだよ?」
もう少しからかってみたくてそう言った。
すると、思いのほか、ヒットしたみたいで、君の顔が真っ赤に染まる。
へへっ……うぶだな……可愛い。
「俺だって……好き。」
待って、今好きって言った!?
付き合うときも私から告白したから初めてちゃんと言われたかも。
……言葉にされるって……嬉しいなぁ……
「だーいすき!」
我慢できなくなって後ろからぎゅっとしてしまった。
あんなに嫌がってたのにやっちゃった。
怒ってるかな……
「っ……ここは人が見てるからやめて。……後でならいいから。」
ぼそぼそっと言った君。
顔が真っ赤だなぁ……私も人のこと言えないと思うけどさ。
でも、この光景を回りから見たらカップルだって思われるだろうな。
……ちょっと嬉しいな。
「じゃあ、今日は帰りに放課後デートしようね。約束だよ。」
そう言って無理矢理指切りをする。
そして、私より一回り大きい手を握って学校に向かった。
---
「ねー、今日デートじゃなかったの?」
ドリンクの入ったバケツ?みたいな物をもって私は愚痴る。
隣の監督に苦笑いを返された。
今日はサッカー部の活動日だったのだ。
ボールを蹴ってシュートを決める君。
私がなにもしなければ一日話さないことも珍しくない君と話すために私はサッカー部のマネージャーをやっている。
そんな下心満載な理由で始めたけれど、中途半端にやったら部員の皆さんに申し訳ないから結構真面目に頑張っている。
「頑張ってーーー!!!」
応援を叫ぶ。始めたばかりの時はずいぶん喉が痛かったけれど、今はもう慣れた。
部活全体に向けた応援だったけど振り向いてくれたのは君一人。
私が好き好きオーラ出しすぎたのか誰も私の応援がじぶんに向けたものだとは思ってくれない。
別にいいけど、なんか悲しいよね。
---
「ねえ、何で私が応援したりドリンク配ったりしてるとき、目を合わせてくれないんですか?」
後片付けの時間、部長に聞いてみた。
「え、いや、それは……あいつに、目を合わせないでくださいって言われちゃってさ……」
え……?
今なんて?
そんなこと言ってたの……?
か、かわいい……
今すぐぎゅっとしたくなって校門で待っている君のところへ走った。
「ねー、だーいすき!」
そう言って目一杯の力で抱き締める。
「……俺も。」
ぼそっと、でも聞こえるように君はそう言ってくれた。
---
あれから8年。
24歳になった私たちは今日、結婚する。
早く寝たいと言う君の希望でなんかわからないけど朝9時から式が始まった。
初めは午後3時から始まる予定だったんだけど牧師さんに相談したら「あ、いいですよー」って軽いノリでこの時間になったんだ。
おかげで新婦である私は朝四時に起きて準備にしないといけなくてもう眠い。
今はバージンロードをお父さんと歩いている。
親バカで涙もろい私の両親はもうボロ泣き。
君のお義母さんたちはさすが君のお義母さんたちであると思うぐらいクールな表情でたたずんでいるのにな……
そんなことを考えながらゆっくりと歩いていくと君のもとへたどり着いた。
あれ?お父さん?
手、離して?
なかなか手を離してくれないお父さんを不思議に思い顔を上げるとそこには泣きじゃくっているのにかっこつけて君を見つめているお父さんが。
「お前ぇぇ……この子をなかぜだらっ……ゆるざないがらなあ……」
ひっくひっくと声をあげながら謎に絡むお父さん。
もう、恥ずかしいからやめてよ。
それに対して君はすーんと澄ました顔でお父さんの方を見ている。
なにも言ってくれないよね……そうだよね……
そう思っていじけていたら急に君の声がした。
急いで顔を上げて君を見る。
「……お義父さん。娘さんを必ず幸せにするので
……僕に、娘さんの隣を歩かせてください。」
今までにないぐらい真面目な顔の君。
……そんな君がたまらなく愛おしく感じた。
「お義父さん。私……この人と歩いていきたい。」
私はそんなことを口にしていた。
するとお父さんは何かを飲み込んで
「娘を、よろしくお願いします。」
そういって手を離してくれた。
「それでは……誓いのキスを。」
牧師さんの言葉を合図に君がわたしのヘッドドレスのベールをめくる。
優しくてかっこよくて……わたしの大好きな君の顔が近づいてくる。
「……絶対幸せにするから」
みんなに見守られるなかで私と君はとびきり素敵なキスを交わした。
カッコいい猫系男子?になりましたね。
個人的には主人公の女の子が好きです。
皆さん、犬系男子と猫系男子、どっちが好きでしたか?
コメントで教えてくださいね♪
追加の結婚式エピソードはどうでしたか?
よかったら教えてほしいです。
それではまた!
狼系男子
狼系男子って初めて聞きました。
みなさんは聞いたことありましたか?
私の彼氏はザ・一匹狼。
グループワーク、ペア活動、学校行事……
人と関わることを絶対に嫌う君。
そんなに人が嫌いならと最低限しか話していなかったはずなのに。
私、どうしてこんなに愛されてるの!?
---
「なぁなぁ、今日の放課後空いてるか?」
朝7時半。君と電車に揺られているとき毎日恒例のように聞かれる言葉がふってきた。
スケジュール管理が超絶苦手な私はスマホを鞄から取り出して確認する。
今日は……委員会がある。気付いてよかった、すっぽがすところだった。
「今日は委員会があるよ。」
顔を上げてそう言うと君はあからさまに顔をしかめた。
「えぇ……待ってるけどさ……いつ終わんの?」
嫌そうな声で聞く君。待っててくれるんだ、と少し嬉しくなった。
「うーん、三十分ぐらいだと思うよ。」
前回の委員会が三十分だったから多分今日も同じだと思う。
「ん、わかった。教室で待ってるから終わったら来て。」
「うん。わかった。待っててね。」
嫌な顔をするけど、結局待っていてくれる、私とは関わろうとしてくれる君のことが私は大好きだ。
---
電車から降りて少し歩くと学校が見えてきた。
「ねぇ、今日の数学って小テストだっけ?」
学校が近づいてきて思い出した私はそう聞いた。
「多分ね。」
それだけ!?と思って君の方を見ると、君はいつもの一匹狼になっていた。
このモードに入ったら、いくら私でも一言返してくれるぐらいしか話せない。
もちろんクラスメイトには一言も喋らないのでクラスメイトからは「感じ悪い」と言われてしまっている。
まあ、君はそんなこと気にもとめていないし心配はしてないけど。
「おはよう。」
ふいに後ろから声をかけられた。
同じクラスで席が隣の山田くんだ。
「おはよう。」
そう返すと、後ろから妙な視線を感じた。
振り向かなくてもわかる。貴方だ。
「……俺の彼女だから。」
案の定視線は君のものだったようで私は君に腕を引っ張られ抱き締められるような姿勢になった。
「ちょっと!ここ学校だよ!?」
先生にみられていたらどうしようと不安になりきみにそう伝える。
「大丈夫。見せつけるぐらいでちょうどいいさ。」
余裕の表情で君はそう言った。
私は諦めて一分ほど抱き締められ続けた。
---
放課後。
委員会の仕事が終わり、教室で待っている君のところへ向かった。
君は窓側の一番後ろにある私の席で突っ伏していた。
「おわったよ~お待たせ……」
いつもなら振り向いてくれるのに振り向かないや。
ささっと君の前に言って君のかおを覗き込む。
……寝てる。
珍しいな。ショートスリーパーの君はほとんど人前で寝ることはないのに。
きのう徹夜でもしたのかな?
ちょうどいいきかいだと思い、君をつんつんしたりなでたりしていると、
「なにしてんの?」
君が突然起きた。
とたんに起きていたという事実を知り自分の行動が恥ずかしくなった。
「もう、そんなことして。可愛いんだから。」
半分呆れ、半分愛情の声でそう言うきみに私はまた抱き締められた。
兎系男子
久しぶりの小説です!
読んでくれたら嬉しいです!
兎系男子、私は好きです!
どうぞ、お楽しみください。
朝7:50私は隣にいる彼氏の方を見て頭を抱えていた。
「こーら、またネクタイ曲がってる!!」
「えっ!?直すっ!」
不自然に曲がったネクタイを不自然なやり方で直そうとする君を見てられるほど私は辛抱強くない。
というか、どちらかと言うと私はせっかちで短気な方だ。
ああもうっ、じれったいな!!
「貸して!直す!」
きゅきゅきゅっと私は自分で言うのもなんだけど、慣れた手付きで君のネクタイを直した。
「はいっ、これで完璧!」
ネクタイから手を離して少し遠くから見てみる。……よし、大丈夫そう。
「ありがと!これで今日も頑張れる!」
ネクタイ結んでくれた……!と横で謎に喜ぶ君。
ほとんど毎日やってるからもう、そんなに特別感もないし、そんな反応しなくてもいいのに……
「ねえねえ。」
真横から君の声がしたのでそっちを向くと、上目遣いで私を見つめる君がいた。
わっ、びっくりした。
「もう、上目遣いやめてってば。」
少し前から上目遣いをやめてほしいと彼には伝えていた。
だって、その瞳で見つめられると何も考えられなくなるから……
「はーい、ごめんね。」
しゅんと、落ち込んでしまった君。
わわっ、ごめんよ……
「ごめんね。その……あのね、君の上目遣いかわいすぎて無理って言うか……その目で見つめられると私……何も考えられなくなっちゃうから……」
ううっ、恥ずかしい……こう言うこと言うの慣れてないんだよな……
たどたどしくなってしまったけど、言えた……と思う。
そっと、君の方を見ると、わなわなと手を震わせてこっちをみていた。
「……ごめんね、ちょっとぎゅってさせて。」
そう耳元で囁いて君はわたしの肩を抱き寄せた。
え、ちょ、ちょっと~!!
ここもう、通学路でクラスメイトいるんですが!?
「……大好き、可愛い、愛してる。」
噛み締めるようにそう呟く君。
ちょっと、誰かに聞かれたらどうすんの……ってあ、
「お前らなにしてんの?ここ校門まであと数メートルだよ?」
クラスの男子の一人が私たちに気づいて話しかけてきた。
「……」
すっと、私を離した君。あーあ、『警戒モード』になっちゃったー……
こうなったら、もう、口聞いてくれないんだよなぁ……
「……いこ」
すたすたと前を歩いて行ってしまう君にあわてて着いていった。
---
「ねー、お前さ、朝椎名のこと抱き締めてたよな?」
「……うん」
休み時間、聞こえてきた会話。
椎名というのは私の名字。
「お前椎名のこと好きすぎんだろ。」
「……当たり前じゃん」
え、え、ええ!!
当たり前!?
そんなに思ってくれてるんだ……
愛しさが溢れて私は君のもとへ駆け寄って抱きついた。
今ぐらいは先生も見て見ぬふりしてくれるよね。
「私もだいすき!!」
「……俺も好きだよ」
はい!楽しんでもらえましたかね?
結構急ピッチで書き上げました!
久しぶりにかくとやっぱり楽しいな!
感想お待ちしております。