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猫系男子
まーたそっぽ向いて。
でも、ちゃんと優しくて。
そんな君は本当に、猫系男子だね。
悠希のコンテストに参加させてもらいまーす!
なにも変わらなかったらつまらないので少し書き足しました。
「ねー、ぎゅってしてよー!」
朝、登校している途中、あんまりにも話さない君にじれったくなってそう言った。
「は?ここ道路だよ?しないって。」
そっぽを向いたまま、そう答えてきた。
そんなことしたってわざわざ学校と反対方向のうちまで迎えにきてくれてるんだから「別に好きじゃない」なんて言わせないよ。
「そんなこと言って、私のこと好きなくせに。」
私より頭ひとつ分高いところにあるあなたの頬をぷにぷにと押す。
からかわれているのがわかったのか、彼はうざったそうな顔をして、
「ん……」
私の手を繋いで自分のポケットにいれた!?
……本当に遠回しなことするなぁ
「今はちょっと、人がいるからこれで我慢して。」
ふふっ、ぎゅってしたくない訳じゃないんだねやっぱり。
本当、やることが遠回しで可愛いなぁ。
「ねー、大好きだよ?」
もう少しからかってみたくてそう言った。
すると、思いのほか、ヒットしたみたいで、君の顔が真っ赤に染まる。
へへっ……うぶだな……可愛い。
「俺だって……好き。」
待って、今好きって言った!?
付き合うときも私から告白したから初めてちゃんと言われたかも。
……言葉にされるって……嬉しいなぁ……
「だーいすき!」
我慢できなくなって後ろからぎゅっとしてしまった。
あんなに嫌がってたのにやっちゃった。
怒ってるかな……
「っ……ここは人が見てるからやめて。……後でならいいから。」
ぼそぼそっと言った君。
顔が真っ赤だなぁ……私も人のこと言えないと思うけどさ。
でも、この光景を回りから見たらカップルだって思われるだろうな。
……ちょっと嬉しいな。
「じゃあ、今日は帰りに放課後デートしようね。約束だよ。」
そう言って無理矢理指切りをする。
そして、私より一回り大きい手を握って学校に向かった。
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「ねー、今日デートじゃなかったの?」
ドリンクの入ったバケツ?みたいな物をもって私は愚痴る。
隣の監督に苦笑いを返された。
今日はサッカー部の活動日だったのだ。
ボールを蹴ってシュートを決める君。
私がなにもしなければ一日話さないことも珍しくない君と話すために私はサッカー部のマネージャーをやっている。
そんな下心満載な理由で始めたけれど、中途半端にやったら部員の皆さんに申し訳ないから結構真面目に頑張っている。
「頑張ってーーー!!!」
応援を叫ぶ。始めたばかりの時はずいぶん喉が痛かったけれど、今はもう慣れた。
部活全体に向けた応援だったけど振り向いてくれたのは君一人。
私が好き好きオーラ出しすぎたのか誰も私の応援がじぶんに向けたものだとは思ってくれない。
別にいいけど、なんか悲しいよね。
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「ねえ、何で私が応援したりドリンク配ったりしてるとき、目を合わせてくれないんですか?」
後片付けの時間、部長に聞いてみた。
「え、いや、それは……あいつに、目を合わせないでくださいって言われちゃってさ……」
え……?
今なんて?
そんなこと言ってたの……?
か、かわいい……
今すぐぎゅっとしたくなって校門で待っている君のところへ走った。
「ねー、だーいすき!」
そう言って目一杯の力で抱き締める。
「……俺も。」
ぼそっと、でも聞こえるように君はそう言ってくれた。
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あれから8年。
24歳になった私たちは今日、結婚する。
早く寝たいと言う君の希望でなんかわからないけど朝9時から式が始まった。
初めは午後3時から始まる予定だったんだけど牧師さんに相談したら「あ、いいですよー」って軽いノリでこの時間になったんだ。
おかげで新婦である私は朝四時に起きて準備にしないといけなくてもう眠い。
今はバージンロードをお父さんと歩いている。
親バカで涙もろい私の両親はもうボロ泣き。
君のお義母さんたちはさすが君のお義母さんたちであると思うぐらいクールな表情でたたずんでいるのにな……
そんなことを考えながらゆっくりと歩いていくと君のもとへたどり着いた。
あれ?お父さん?
手、離して?
なかなか手を離してくれないお父さんを不思議に思い顔を上げるとそこには泣きじゃくっているのにかっこつけて君を見つめているお父さんが。
「お前ぇぇ……この子をなかぜだらっ……ゆるざないがらなあ……」
ひっくひっくと声をあげながら謎に絡むお父さん。
もう、恥ずかしいからやめてよ。
それに対して君はすーんと澄ました顔でお父さんの方を見ている。
なにも言ってくれないよね……そうだよね……
そう思っていじけていたら急に君の声がした。
急いで顔を上げて君を見る。
「……お義父さん。娘さんを必ず幸せにするので
……僕に、娘さんの隣を歩かせてください。」
今までにないぐらい真面目な顔の君。
……そんな君がたまらなく愛おしく感じた。
「お義父さん。私……この人と歩いていきたい。」
私はそんなことを口にしていた。
するとお父さんは何かを飲み込んで
「娘を、よろしくお願いします。」
そういって手を離してくれた。
「それでは……誓いのキスを。」
牧師さんの言葉を合図に君がわたしのヘッドドレスのベールをめくる。
優しくてかっこよくて……わたしの大好きな君の顔が近づいてくる。
「……絶対幸せにするから」
みんなに見守られるなかで私と君はとびきり素敵なキスを交わした。
カッコいい猫系男子?になりましたね。
個人的には主人公の女の子が好きです。
皆さん、犬系男子と猫系男子、どっちが好きでしたか?
コメントで教えてくださいね♪
追加の結婚式エピソードはどうでしたか?
よかったら教えてほしいです。
それではまた!