永久機関の戴冠式
編集者:KanonLOVE
#ダークファンタジー #バッドエンド #ディストピア #ループもの #伏線⋯? #鬱展開
「ねえシオン。僕たちのこの絆は、本物(リアル)だと思う?」
人類最後の砦『隔離都市アジール』。
他人の傷を自分の身体に転移させる異能を持つ少年・シオンは、二人の親友、
アルトやルークと共に、街を襲う異形『魔獣』と戦う日々を送っていた。
誰も傷つかない完璧な勝利、優しい仲間、穏やかな宿舎。
閉ざされた世界の中で、少年たちは確かに固い絆で結ばれていた。
だが、都市の最前線に、中央軍から冷酷なエリート執行官・キルヒが派遣されたことで、
完璧に調律されていた美しき日常の皮が、一枚ずつ剥がれ落ちていく。
昨日、戦場で即死レベルの重傷を負って運ばれたはずの親友が、
翌朝には傷一つない『新品のブレスレット』を巻いて、いつも通りに笑いかけてくる違和感。
魔獣を倒し、誰かを「救う」たびに、
都市の中央にそびえ立つ大時計塔の針が――なぜか【逆さに巻き戻る】恐怖。
そして、シオン自身の肉体から流れた、人間のものではない『漆黒の泥の血』。
「さあ、今日もいつも通りの日常をはじめよう」
優しく僕を呼ぶ親友の声は、本物か、それとも僕を騙すためのプログラミングか。
登場人物たちの全ての『癖』や『セリフ』が、中盤から怒濤の勢いで裏返る。
仕組まれた破滅のレールを正義と信じて突き進む、少年たちの30日間の全滅記録。
――誰も救われない、完璧なるバッドエンドが、今幕を開ける。
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