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なんとか物語その3
そ2すじ!
ブドウ拾った!なんか割れて赤子出てきた!!その赤子の名は「シャブリリ太郎」!!!
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少年と褪せ人は、それはそれはだいじにしてシャブリリ太郎を育てました。
シャブリリ太郎はだんだん成長するにつれて、あたりまえの子供にくらべては、ずっと体も大きいし、力がばかに強くって、すもうをとっても近所の村じゅうで、かなうものは一人もないくらいでしたが、そのくせ気だてはごくやさしくって、少年と褪せ人によく孝行をしました。
シャブリリ太郎は十五になりました。
もうそのじぶんには、|惑星《ほし》の国中で、シャブリリ太郎ほど強いものはないようになりました。シャブリリ太郎はどこか別の地へ出かけて、腕いっぱい、力だめしをしてみたくなりました。
するとそのころ、ほうぼう外国がいこくの島々しまじまをめぐって帰かえって来きた人があって、いろいろめずらしい、ふしぎなお話はなしをした末すえに、
「もう何年も何年も船をこいで行くと、遠い遠い海のはてに、ゴドリックヶ島しまという所ところがある。悪い鬼どもが、いかめしいストームヴィル城の中に住んで、ほうぼうの国からかすめ取った貴い宝を守っている。」
と言いました。
シャブリリ太郎はこの話をきくと、そのゴドリックヶ島へ行ってみたくって、もう居も立ってもいられなくなりました。そこでうちへ帰るとさっそく、褪せ人の前へ出て、
「俺にしばらくひまをくれ。」
と言いいました。
褪せ人はびっくりして、
「お前どこへ行く気だ。」
と聞ききました。
「ゴドリックヶ島へ鬼殺しに行こうと思う。」
とシャブリリ太郎はこたえました。
「ほう、そいつァいさましいことだ。行きな。」
と褪せ人は言いました。
「そんな遠くへ行くッつうんなら、さぞ腹が減るだろう。よし、弁当をこしらえてやろうじゃァないか。」
と少年も言いました。
そこで、褪せ人と少年は、お庭のまん中に、大きな臼を持ち出して、褪せ人がきねを取ると、少年はこねどりをして、
「グシャッ、グチャッ、ベチャッ。」
と、弁当の生肉団子をつきはじめました。
生肉団子がうまそうにでき上あがると、シャブリリ太郎のしたくもすっかりでき上がりました。
シャブリリ太郎は葦の地のサムライが着用するような軽くて硬い鎧を着て、打刀と屍山血河を腰にさして、生肉団子と聖杯瓶と勇者の肉塊と茹でエビをカバンに放り込みました。
そしてエルデンリングの絵のかいてある赤茨の木盾を手に持もって、
「では褪せ人さん、兄上行ってまいります。」
と言って、ていねいに頭を下げました。
「鬼どもを血祭りに上げてやれ」
と褪せ人は言いました。
「貴公の無事を祈る。」
と少年も言いました。
「なに、大丈夫だ、惑星一の生肉団子を持っているから。」とシャブリリ太郎は言って、
「では、ごきげんよう。」
と元気な声をのこして、出ていきました。褪せ人と少年は、転送門の外に立って、いつまでも、いつまでも見送っていました。
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--- その3、終 ---
元ネタ:桃太郎