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稲妻
3話です☺
土日も終わり、冬も終わりに近づく頃
僕が住んでいる地域は比較的暖かい地域で、世間的にはまだ冬と呼べる時期でも雪解けが始まり、もうすでに道路の薄暗い灰色が見える
ぼやーっと歩いているとスイらしき人影が見える
よし、勇気を出すぞ
「あ、ナギー!!」
「あ、えっと、」
露骨に緊張してしまう自分が憎い
「ん?どしたの?」
「あ、あのな、一緒に学校いかんか…?」
「いいよ?なんでそんなに緊張してるの」
スイはによによしていてなぜか少し悔しい
「ふふ、行こ!」
バッと手を引かれ手を引かれたまま小走りで学校へ向かう
少し手首が痛かったのはきっと気のせいだ
「ねぇ、あの2人って付き合ってないの?」
「あ?付き合ってねぇよ」
「なんでわかるの?あんなに距離近いし仲いいのに」
「おねーちゃん、あの隣のノンデリ野郎のこと好きって言ってて毎日俺に恋バナしてくるけど、まだ付き合ったとまでは聞いてない」
「へー、アンタってたしかに聞き上手だもんね、相談したくもなるわー」
中休み、図書室へ向かってから教室に戻るとスイに昼休み西階段へ呼び出された
奇しくも高鳴る胸を抑えながら西階段へ向かった
「ねぇ、話したいことがあるんだ?」
「…何?」
「私ね?転校するんだ」
その衝撃の告白に稲妻が走ったようだった
離れていってしまうなんて
「…そうなんや」
ここで想いを伝えるのも場違いな気がして、そっけない返事しか返すことができなかった
「さみしくなっちゃうね、本当は私もまだここに居たいんだけど」
「うん…」
3話でした☺