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噓つき
『噓つきは泥棒の始まりだよ!』
『噓をつくと嫌われるよ』
『あいつ、うそつきだぜ~wwww』
そんな言葉を毎日聞いてる、でも、噓を吐かずにはいられない
がらがらがら
教室のドアを開ける
その瞬間、ざわざわして少しうるさかったクラスが急にしん...とする。
「....」
(何かしたかな)
胸がざわざわする。
「ねぇ、"%&'さん」
「はい。」
「__後で校舎裏来てよ__」
「...はい、」
どうして呼ばれたのか。
もしかして"あれ"がばれたのか。
いや、ばれてない。
ばれたらいけないんだ。
自分に言い聞かせるようにその言葉を小さくつぶやいた。
---
<校舎裏>
「ねぇ、$$#"#$%&さんってさ、そ、その.....『人殺し』、してる?」
写真を見せられる。
「あの、本当だったら、私も警察に、付き添うから....」
私だ。
「.....」
「ね~...なんか言ってくれない?」
冷や汗が出る
あの時、きちんとしたはず、誰もいなかったって。確認したのに
どうして見つかったのか
そうだ、こいつも殺してしまおう。
私はポケットに入っている血がこびりついたカッターを
相手の腹に刺した
ぐしゃ
どうせ噓を付けばいい
だからなんだ
殺したって見つからなければいいんだ。
独特の匂いが鼻をツンと刺激する。
刺した個所からはどくどくと、血が流れ出ていて、生暖かい。
そのままグッと奥に差し込む。
「ッ、いた、ぃ、」
どさッ
馬乗りになる。
相手の腹からカッターを抜く。
血の水たまりができる。
私はなにも知らない。
そんな風を漂わせて校舎裏から出て行った。
気付けば夜だった。
---
「きゃぁぁぁぁぁ!」
校舎裏から悲鳴が聞こえる
人だかりができる。
それはそうだ。
相手が、神崎優奈が死んでいるのだから。
警察に聞かれたけど噓を付いた。
『君は神崎さんと昨日の夜何をしてたのかな?』
「そ、その....私、優奈ちゃんと校舎を散歩してて、ッ、そしたら急に、優奈ちゃんが、ッう、ッッぅ...」
真っ赤な噓。
噓に決まってるじゃん、
全部噓。
これも、あれも、ぜんぶ、ぜ~~~んぶ嘘。
これが本当の噓つき
あいつも、無能な警察も
全員この涙を信じてる。
優奈を殺したのは紛れもなく私なのに。
一番近くにいるのに。
警察の事情聴取が終わったと同時に、携帯から通知が来る。
『大丈夫?』
『悲しいよね』
『何時でも話を聞くからね』
クラスメイトから無数の通知が来る。
全部労りのメッセージだった。
口元が自然と緩んでしまう。
余りにも可笑しくて腹がよじれそうだ。
『私は大丈夫、でも、まだ...信じれられなくて...』
そんなテンプレートのメッセージを被害者の友達ぶって送る。
噓を息を吐くようにつく。
本当の姿がどんどん削られていっても、それでいい。
外側だけ綺麗な状態でいれば問題はないし。
『噓つきは泥棒の始まりだよ!』
小さい頃友達に言ってもらった言葉を思い出す。
こんなのは始まりでも何でもない。
人の人生を、命を、すべて奪って盗んだ泥棒だ。
誰も居ない夜道を、うその笑顔を張り付けて
家へと私は帰った。
なんだこれ
変なの。
じゃ、あざした